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彬兄さんのレビュー一覧

投稿者:彬兄

43 件中 1 件~ 15 件を表示

熱血スポコンロボット学園バトルアクション百合風味みたいな

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この人の作品は、受賞&デビュー作を含め閉鎖師シリーズ二冊が出ていますが、それとは別の新シリーズです。本を買うときの個人的なポリシーで、新人賞受賞系の人の作品は受賞作、受賞作シリーズの第二シリーズまでは読むようにしています。なぜかというと、受賞作とそれに続くシリーズがいまいちぱっとしなくても、次のシリーズで化けることがあるからです。とまあ、要するに何が言いたかったというと、あたりだったのですよ、面白かったのですよ。いやー、チェックしておいて良かった。
内容を端的に表現すると、熱血スポコンロボット学園バトルアクション百合風味みたいな。角川スニーカー文庫の月巫女シリーズに似た部分もあります。主人公は侵略宇宙人と戦う巨大ロボ部隊士官学校の新入生。さらに特殊なことに、ワルキューレと呼ばれる女性だけで構成されるエリート部隊を育成する学校であるため、生徒は全員が女子。まあ、平たく言うとトップを狙えから色気要素の抜いてマリみてとハイブリッドさせた感じ。
何がよいかって、とにかくキャラクターが熱い。マリみてで言うと祥子さまにあたる先輩がいるのですが、この人がまたすごい。能力的容姿家柄その他もろもろがなんというか完璧超人なのですが、抱えてる志も果てしなく高い。志というより革命に近い……いやこれはまあネタバレだからおいといて。
 そんな先輩に素質を見初められ、厳しい指導を受ける主人公。苛烈なまでの訓練に一度は打ちひしがれ自信を喪失しかけるが……。色気に走らずひたすらストイックに熱血しているところがいいです。プロローグでシリーズのラストシーンらしい描写がカットインされていて、なにやら壮大な物語の幕明けを予感させる演出になってます。つまり、シリーズがこれからも続きます。この先がすごく楽しみです。

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正しくデモンベインであり、同時に正しく古橋秀之である

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 古橋秀之ファン待望の新作は、なんとデモンベインの外伝。クトゥルー+巨大ロボというカルトで豪快な世界を、あのブラックロッドシリーズの作者、古橋秀之が描いたら……。両方知ってる人からすればまさに夢のような組み合わせ。
 舞台は、本編からさかのぼること数十年、覇道鋼造と何代か前のマスター・オブ・ネクロノミコンが主人公。豪快で奇怪で魅力的なキャラクター、人外の魔物がぶつかり合う戦闘シーンの迫力の描写、そしてある種退廃的な空気を漂わせる世界。デモンベインの世界においても古橋テイストは衰えることを知らず、どっぷり濃厚な世界を味わうことができます。
 ゲーム本編を未プレイなのですが、とりあえず原作に関する予備知識なしでも読めました。どこが古橋オリジナルでどこが原作の設定なのかというところについては詳しいことはわかりませんが、原作者自らが「正しくデモンベインである」とあとがきにて宣言しているところを見ると、凄いものですが違うものではないようです。同様に「正しく古橋秀之である」ともありましたが、こちらについては彬兄も異存ありませんです、はい。

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紙の本涼宮ハルヒの憂鬱

2003/06/13 18:32

第8回スニーカー小説大賞大賞受賞作

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 唯我独尊を地で行くスーパー女子高生涼宮ハルヒに、どういうわけか気にいられてしまったらしい主人公。そして彼女の元に集った宇宙情報体(メガネっ娘?)あり、未来人(巨乳ロリ?)あり、超能力者(へらへら男?)が、非日常の世界を遺憾なく再現してくれてもう大変。しかも、キーを握っているのが他ならぬ一般人の主人公だと言うから……。
 変則的に10日発売になっていたので、見逃してる人もいるかもしれません。なぜ10日発売になっていたかと言うと、同作者の「学校を出よう(電撃文庫)」が同月に発売になっていたため、発売日をずらしたという事情があるようです。電撃の方は厳密には受賞作ではないみたいですが、複数のレーベルの同時受賞は三雲さん以来かも。というわけで、角川編集部もかなり力入れてるようです。
 強いてジャンルを上げれば学園ラブコメでしょうか。ネタとして仕込んであるのが古典SF。正直なところ、特に目新しいなぁと思える点は特にありません。が、視点やシチュエーション、キャラクター描写、構成や仕掛けの配置の仕方等のバランスが(ライトノベル的に)非常に良く出来てます。

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紙の本Last kiss

2002/08/16 08:21

恥ずかしながら、泣いてしまいました

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 すいません、まいりました。小説を読んで本気で泣かされたのってめっちゃ久しぶりです。天国に涙はいらないの佐藤ケイさんというからもっとギャグメインの話かと思ってたら、かなり本気に泣きを狙ったシリアス寄りのストーリーでした。
 このお話にメインで登場するキャラクターは三人。一人は主人公。すこしにぶちん気味の男の子です。物語は彼の視点で語られます。もう一人はおさななじみの女の子。主人公や妹のためにいろいろ世話を焼いてくれます。最後の一人は物語のキーでもある主人公の妹。不治の病に侵され入院しています。実は血はつながっていません。主人公を家族以上に慕っています。
 え? キャラクターだけでストーリーだいたい読めた? そう、これは実にひねりのないストーリーです。正直、最初の1/3で大体の結末が見えます。けど、途中で読むのをやめる気にはなりませんでした。テンポが良くて、引きずり込まれるように最後まで読める、いや読まされます。
 ラスト近くになると、狙ってるのがわかってて涙を我慢できませんでした。泣ける話が好きな人、これはかなりおすすめです。ひねりがない分ストレートにぐっときます。
 そうそう、読むときの注意ですが、あとがきは本篇を読み終わってもすぐに読むのはやめましょう。事前に読むなど持ってのほかです。余韻に十分に抜けるまで、あとがきは封印しておきましょう。

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紙の本サンダーガール!

2005/12/08 14:47

正統派現代異能学園シリーズ、開始

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

吸血鬼のおしごとの鈴木鈴さんの新シリーズ、サンダーガール略してサンダガ(今考えた)です。カタカナのタイトルこそついてますが、内容はというといたって純和風の異能アクション。舞台設定も現代日本なので、その気になれば吸血鬼のおしごととも共存できそうです。
主人公は父親の転勤で古い田舎町に引っ越してきた高校一年生の少女。この町には土着信仰に近い古いしきたりの残る街で、自然を司る意思ある力である天魂[まがたま]を身に宿す(とり憑かれた)依巫[よりまし]と呼ばれる人間が存在した。依巫は、天魂の属性の力を操ることが出来るという異能力者で、地元では尊敬と畏怖の対象になっている。物語は、偶然と必然が重なって引っ越してきたばかりの主人公に、雷の天魂、タケミカヅチが取り付いたところから始まります。
あとがきには「吸血鬼のおしごとがああだったので、このシリーズはアクション:ギャグ:シリアスを1:9:0くらいでいきたいです」みたいなことが書いてあります。で、1巻の時点では、強大な能力に戸惑い、価値観の違いからくる他の依巫との対立があったり、挙句の果てには力が暴走して人を傷つけてしまったり、と受け入れがたい現実に悩む主人公……という感じで比率が3:1:6というか、かなりピーキーにシリアスよりなんすけど。それもちょっと気を抜けばたちまちダーク展開にいっちゃいそうな危うさが……いや実績あるしこの人。
まあ、そういうリスク(笑)さえ気にしなければかなり面白そうでな現代異能学園ものです。能力者は他にもいるみたいだし、敵にももっともっと大物が控えてそうだし、ラブコメ分がまだ出てきてないし、まだまだこれからですね。

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泣きゲー好き必見

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

感想を一言で表すと、いい感じに泣けます、でしょうか。中学三年の夏に死んでしまうことが分かっている少女と、少女を見守る若い教師の悲しい恋の物語。設定もシチュエーションもベタですが、それだけにぐっとくるものがあります。期待を裏切らないできでした。
もうすぐ死ぬ、それが分かっているからこそ今を文字通り必死に生きる、自分が本当に大事だと思うことを大切にして一日一日を過ごす。いいですねぇ、けなげです。
一見エゴイスティックに聞こえてしまう台詞に秘められた優しさ、残り幾ばくもない人生ならせめて想いをかなえたい残したい。そしてそれに答えたい。たとえすべてに逆らってでも……。エピローグ前のラストシーンはかなり感動しました。これはいいもです。泣かせ系純愛ストーリーが好きなら読んで損はないです。

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やっぱり貴子潤一郎は本物だ!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

帯に「日本一ライトノベルを売る男 秋葉原書泉ブックタワー店員大塚氏 大絶賛!」とあります。なんでも「やっぱり貴子潤一郎は本物だ!」だそうで。いやー、なかなか珍しい煽り文句です。
で、内容はというと……。なるほど、煽り文句で大見得切ってるだけのことはあるかも。なにしろ、作品の雰囲気、ストーリー展開、キャラクター、どれをとってもおざなりな部分が見あたらない真っ向勝負の正当派現代ファンタジー。
両親を目の前で魔族に殺され魔族を屠る剣の使い手に選ばれて幼い頃から剣術を習い育った少年、千年の長きにわたり歴代のレディ・キィを守り続けた謎の美女、魔界との扉を閉じるという重責を11歳にして背負った少女……。敵味方含めてほとんどすべてのキャラが活きてます。
似た作風、という意味では(小説ではないですが)シリアス系のCLAMP作品が近いでしょうか。数あるライトノベルの中でも屈指の完成度を誇る良作といってよいでしょう。比較的に寡作なのが唯一の難点ですが、続きにも期待したい作品です。

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紙の本奇蹟の表現

2005/02/16 20:28

無国籍任侠物語

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 第11回電撃小説大賞で銀賞を受賞した作品。
 元やくざだけど今は足を洗ったサイボーグのおっさんというおおよそライトノベルらしからぬ渋いキャラが主人公で、非合法な臓器売買を行っているマフィアから教会孤児院の子供たちを守るために戦うというこれまた渋めのストーリー。
 サイボーグやクローンなど、文明レベル的には近未来っぽいです。でも、ショットガン片手にマフィアの事務所に殴りこみかけたり、義理と人情が垣間見えたりと、任侠ものっぽい雰囲気があります。さらに、修道院のシスターや紙の奇跡を信じる少女、イエスの心臓という物語のキーに宗教色を加えることによって独創的かつ魅力的な雰囲気が作り出されています。
 恋愛要素が一切絡まないというとても硬派な物語ですが、読み終わってみると読みやすさはライトノベルそのもの。渋い良作です。

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紙の本殿がくる!

2004/09/25 16:15

みんなが殿を待っていた——!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

第3回スーパーダッシュ小説新人賞佳作受賞作。
うわー、うわー、これがうわさに聞く架空戦記かぁ。大まかなあらすじは、織田信長がタイムスリップしてきて、日本がアメリカの属州になるのを阻止するというもの。軍事的な話が少ないかわりに、政治的な話でトンデモをばしばしぶちかましてます。まさしく架空戦記でしょう、これは。
でも、もちろんライトノベルなので、主人公とヒロインは高校生。優柔不断で無気力を絵に描いたような一般高校生だった主人公、やんちゃというか古武術免許皆伝で実は先祖代々続く有力代議士の娘だったりするヒロイン。……なるほど、架空戦記をライトノベル的にアレンジするとこうなるわけだ。
まあ、キャラクターの練りこみとか、ストーリー展開とか強引なところは多々ありますが、なんと言っても勢いがあって楽しかった。けっこういいですよ。

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泣かせてくれます

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 受験会場でたまたま知り合った不思議な女性、ケイ。ひょんな事から彼女とメールの交換をするようになった主人公は、彼女がテレパシストであることを知らされます。と言っても、望む望まざるにかかわらず、聞きたくないことまで聞こえてしまう。直接触れたりしようものなら、流れてくる思考の渦に意識を失ってしまうことも。
 顔では笑顔を作り親切な言葉を並べながら、内心で罵詈雑言を並べる醜い人の心。そんなものを常に聞かされるのは想像を絶する苦痛となる。だから、ケイは人の心が読める事に対して、人に対して何かを感じると言うことに対して、厭世し諦観していた。
 そんなケイが「あなたは水晶色だから」そう言って、過去の事、受験でずるをしたこと、能力のせいで起きた悲しい事……どういう訳か主人公にだけはいろいろ話してくれた。
 そのわけは物語のラストで明らかになります。多分、泣くと思います。私は、泣きました。泣かせ話好きな人は、ぜひどうぞ。

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手のひらサイズの女王様

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 たまたま訪れた人形展で、古代王国アガルタの女王の魂が宿った人形を巡る騒動に巻き込まれ……って、てのひらにって「手のひらサイズ」ですかっ!? さらに、若すぎる母親に幼馴染みですよ。うーん、狙ってるなぁ。
 というわけで電撃初登場の三田さんです。SNEとしての活動でもよく名前を見かけますが、オリジナルの小説でも最近大躍進です。ゲーマーとしては、SNEメンバーというだけでも加点があるのですが、それを差し引いても三田さんの小説は面白いです。キャラクターやストーリー構成も王道一直線でよいと思うのですが、節々に見えるこだわりがよいです。
 今回テーマとなっているのは古代の秘宝。芭蕉扇、如意棒、ロンギヌスの槍、ソロモンの鍵etc……。宝貝からアーティファクトまで洋の東西を問わずいろいろなアイテムが出てきます。タイトルにもなっている古代都市アガルタも知る人ぞ知るキーワードですが、アイテムの数々もなかなかマニア心くすぐるラインナップ。普通に読んでもいいけど、このあたりの細かいネタまでかみしめるとさらに味が出る、そんな物語です。

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紙の本とある魔術の禁書目録 1

2004/04/14 18:30

注目の新人

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 超能力だろうが魔術だろうが神の奇跡だろうが、とりあえず特殊能力であれば問答無用にすべてを無効化してしまうと言う、非情に限られた環境で絶大な威力を発揮する能力を持った高校生と、完全記憶力で世界中のありとあらゆる禁書を暗記しているという少女とのボーイミーツガールストーリー。
 魔法だろうが超能力だろうが神の奇跡だろうがすべての能力を無効化するという設定はけっこう昔からあるようですが、異能力バトルがメインのストーリーでその能力を持つのが主人公、というパターンは珍しいかも。
 戦闘シーンはかなり迫力があったし、頭脳的な面もありけっこう面白く読めました。ストーリー自体もうまくまとまっています。ただ、物語上遊んでるキャラクターがいるのがちょっと残念。今のままでもけっこう面白いだけに、もったいないというか。 具体的にはびりびり中学生ですが、なまじいいキャラクターだけに彼女がメインストーリーに絡んでくれば、もっともっと面白くなったのではないかなぁ。
 ラストのオチも、ご都合主義を嫌ったのか、グッドエンドともバッドエンドともつかないしんみり系の幕引きになってます。悪くはないですが、キャラが余分に遊んでる分、ちょっと消化不良感が残るかも。全体的に面白いと思える話だっただけに、惜しいですが、将来有望株ということで今後注目したいです。

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紙の本陰からマモル! 1

2003/09/18 14:43

お隣を、守りつづけて400年

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 今まで電撃一筋だった阿知さんがいきなりMF文庫Jから本を出して驚いたという人も多いのではないでしょうか? かくいう自分もMF文庫Jの新刊情報で最初見たときはちょっとびっくりしました。
 忍者ものということで、電撃でシリーズ刊行中の忍2ニンジャとどう違うのかとみて見たら、忍2ニンジャはヒロインがくのいちでしたが、陰からマモルは主人公がニンジャでした。
 主人公は実にしょーもない経緯で出来た掟に従って先祖代々おとなりを守りつづける忍者一家の長男マモル。普段はだめだめだめ男のふりをしているけど、いざヒロインに危機が迫れば人知れず忍者装束になってこっそりきっちりボディガード。きめ台詞の「お隣を、守りつづけて400年!」「陰に名前はない」は、かっこよさ20%、間抜けさ80%、インパクト抜群です。
 表紙絵を見ると、ヒロインが萌え系美少女なラブコメなのかと思われそうですが、意外や意外、コメディはいつもの阿智太郎節ばりばり全開ですが、ラブコメ部分はあまり顔を出してきません。ヒロインのおぽんち加減が歴代阿智キャラの中でもトップクラスなせいでしょうか。扉絵のヒロインイラストにあるのーてんきスマイルがいろいろ物語ってくれます。
 まあ、結論を出せば「やっぱりいつもの阿智太郎作品だった」で締めくくってまったく問題ないです。いつも通り、かるーく読めて、さくっと楽しめるスーパーライト級エンターテイメントとなってます。

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紙の本神宮の森卓球場でサヨナラ

2003/05/29 14:43

あなたは、卓球の神さまを知っていますか?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 申し訳ないが、このシリーズに関しては、常識的な説明はしたくない。いや、できない。あらすじだけ説明したのでは、トンでも小説かバカ小説にしかならない。だが、違うのだ。だから、説明はしない。
 この小説を読んだのは電車の中だった。今、そのことを少し後悔している。もう少し静かな場所、人目を気にせずにお話に浸れる場所でじっくり読んだ方がよかったな、と思う。そうすれば、じんわりきた事を隠す必要もなかったし、時間を気にせず即座にもう一度読み返すこともできた。
 感動の友情物語、大団円……ありきたりな言葉で語ればそういう事になるのかもしれない。一通り読み終わってから扉絵を開いて見て、なんだかすがすがしい気分になった。そして、1巻の最初から読み直したくなった。これは、積み重ねられたエピソードをもう一度追いかけたくなる良い話だ。

 これから読もうと思っている人には、一度目はできるだけ素直に物語を受け入れる事をお勧めする。そうでないと、より純粋に感動を味わえる数少ないチャンスを逃すことになってしまうかもしれないからだ。斜に構えてツッコミを入れるのは、一通り読み終わってからでも遅くはない。
 最後に、シリーズ全体の締めくくりとして使われた言葉を紹介しておこう。これからこの話を読むあなた、読む前と、1巻を読んだ後、そして4巻まで読んだ後にそれぞれこの言葉を思い出して見て欲しい。そこには、きっと違う何かが潜んでいるはずだから。

 あなたは、卓球の神さまを知っていますか?
 あなたは、赤城山の卓球場を知っていますか?

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紙の本毛布おばけと金曜日の階段

2003/02/14 15:00

お姉ちゃんは毎週金曜日、階段の踊り場で“毛布お化け”になる——。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 お姉ちゃんは毎週金曜日、階段の踊り場で“毛布お化け”になる——。
 交通事故で父を亡くし、心労で床にふけってしまった母。そんな崩壊してしまった家庭を一人で支えて、無理をして、でも普段はそれを全く表に出さない完璧な姉が、唯一本当の自分を見せてくれているのかも知れない時間。そして、私が本当の意味で家族を感じることのできる時間。
 ちょっと影があって、悩みながらだけど前を向いて生きてて、なんだか暖かい。タイトルからはいまいち想像しづらいですが、とてもハートウォーミングな話です。個人的には非常に気に入っています。好きです、こういう話。

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