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marikunさんのレビュー一覧

投稿者:marikun

300 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本ロウフィールド館の惨劇

2002/07/31 01:59

読みごたえ十二分!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

久しぶりに重量感たっぷりの作品を読みました。レンデル作品は当
たり外れが大きいイメージがあるのですが、代表作と言われる作品
だけあって、どっぷり世界にひたることが出来て大満足の1冊。

一応ジャンルではミステリと書きましたが、冒頭一行目で犯人とそ
の動機が明かされます。「ユーニス・パーチマンがカヴァデイル一
家を殺したのは、読み書きができなかったためである。」なんとも
興味をそそられる、オープニングじゃないですか!殺されてしまう
カヴァデイル一家は、典型的なアッパーミドルの人の良い一家。そ
こに、召使いとしてやってきたユーニスが、いかにして殺人を犯す
心理状態に追い込まれていくのかというのを、読者は時間の推移と
もに見守ることになります。

この時代のイギリス小説には、かかすことの出来ない要素なのです
が、この絶対的な階級の差というのは日本で生活していると、あま
りリアルではないですよね。しかしこの作品では、犯人のユーニス
が文盲であり、そういう人々がいることすらを理解しないがために
殺されることになる、知的階級という人々の対比がものすごく鮮や
かです。もちろんそんな難しい背景は考えなくても、十二分に楽し
む(というと語弊があるか?)ことが出来る作品です。自分の日常
から追いだされることへのものすごい恐怖から、感情を殺してしまっ
たユーニスがあまりにも哀しい存在です。

活字中毒の自分からしたら、「文盲」と言うことが一番恐ろしかっ
たりするのですが…。

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紙の本うまひゃひゃさぬきうどん

2002/07/31 01:23

はぁ〜、お腹空いてきた…(笑)

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

去年新潮OH!文庫で発行された「恐るべきさぬきうどんシリーズ」を
読んでから、個人的にとってもさぬきうどんブームです。行きたい
なあ…、さぬきうどんを食べまくるだけの旅♪というわけで、この
本を書店で見つけたときは、久々の即買いでした。

著者のさとなおさんは東京で育ち、大阪で働いていた蕎麦好き人間。
しかし大阪の駅前で日本一のうどんやに出会ってしまい、とうとう
家族を巻き込んで、香川へさぬきうどん巡礼への旅へと出掛けるこ
とになるのです。

この本の中でも、やはり「恐るべきさぬきうどん」が紹介されてい
るのですが、あの本は本当に罪ですねえ〜(笑)。あの1冊で、どれ
だけの人が香川まで足を運んだのかを考えると恐ろしいばかりです。
著者のさとなおさんは、もちろん「恐るべき〜」を参考にしてはい
るのですが、そこは素人(失礼!)の強み。あくまで自分の好みが
優先なので、決して「恐るべき〜」と同じ評価になっているわけで
はないのも面白いところ。そしてやはり県外の人が、製麺所で打た
れている極上うどんを食べるのには勇気が入りますよね。その辺り
もきっちりレポートされていて、店の立地のわかりづらさとともに
読者はその旅を楽しむことが出来ます。

もともとはこの本は、著者が運営している「さとなお.com」のコー
ナーが、単行本化されたもの。う〜ん、やはりただただ好きという
思いは、パワーの度合いが違いますね。

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紙の本極大射程 上巻

2002/07/29 00:44

大傑作!!!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

読了するのが、もったいなかった本は久しぶり!!!!!
まだ読んでいない貴方はラッキーです。これから、こんなに
面白い本を読む事が出来るなんて…。う、うらやましいぞ!
とは言うものの、2000年版このミスの1位作品なので
読んでいる人が多いかも知れませんね(^^; ランキング作品を
敬遠する人も、騙されたと思って読んでみて下さい♪

ベトナム戦争で数々の武勲を打ち立てた、伝説のスナイパー、
ボブ・リー・スワガーは、今はアーカンソー州の山の中に
ライフルと犬だけを友として暮らしている。そんなボブの元に
ある仕事の依頼が舞い込む。新開発の308口径弾を試射して
欲しいと言うものだった。その依頼を成功させたボブは、次第に
大きな陰謀に巻き込まれていく…。

ハッキリ言って、あらすじはさわりのさわりでしかありません。
どんでん返しにつぐ、どんでん返しが続くので、これ以上書くと
ネタバレになるのです…(^^; また、そのどんでん返しの
タイミングが絶妙!う〜ん、十分にどころか、十二分に読書の
楽しみを味わう事が出来ます♪ また海外のエンターテイメント
作品にしては、メインの登場人物が少ないので(これ、個人的には
重要(笑)!)ストーリーが頭の中で???な状態になる事も
ありません(笑) とにかく、問答無用で読むべし!の傑作です!!!

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紙の本世界は密室でできている

2002/07/31 02:05

新刊が待ち遠しい…

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ああ、とうとう最新刊を読了してしまった…。新刊が待ち遠しい!
今回は奈津川血族サーガの番外編?微妙に本編とリンクしているよ
うな、していないような…。

主人公は15歳の西村友紀夫と、名探偵ルンババこと番場潤二郎。
福井の中学生の二人が、修学旅行で東京に出てきたときに、都庁前
で不倫のトラブルから、男をボコボコにしていた綺麗なお姉さん井
上椿と、その妹エノキと知りあったことから事件に巻き込まれて…。

というのがオープニングだけど、舞城節には、ストーリー関係なし!
(誉め言葉です♪)次から次へと起こる事件と、その解決に読者は、
ただ身をまかせるべし!例によって、ショッキングな事件もてんこ
盛りだし、満足度は120%!一応(じゃないよな(^ ^;)、講談社ノ
ベルス20周年企画の「密室本」なので、もちろん密室が何回も出
てきます。が、どの密室もストーリの中でさらっと語られてしまっ
ているのが、もったいないほどの純正密室! とくに後半の4コマ
マンガ密室(!)なんて、某巨匠のある作品では(自主的に伏せま
す(笑))ものすごい厚さで、ひっぱって「このオチ?!」と違う意
味でショックを受けた密室…。

依然正体不明の舞城王太郎ですが、作品中で触れられる音楽、映画
本の幅広さから、かなりの趣味人だと思われます。でもまだ20代
…。あなどれないなあ…。

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紙の本スタジアム虹の事件簿

2002/07/31 01:34

新しい安楽椅子探偵登場!

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久々に新人のデビュー作でのヒットです。去年、出版されたときに
ネット上で結構話題になっていました。あちこちで誉められている
と、へそ曲がりな自分としてはなかなか手が伸びないのですが、反
省!

「去年ネット上で〜」のところと、紹介している発行年のところを
見比べて「???」と思う方がいるかもしれないので、内容紹介の
前に、データの補足を…。もともとはこの本、なんと500部あま
りの自費出版で発行されたもの(紹介しているデータ)。それが、
本好きの間で噂になり、去年の4月に創元推理文庫でメジャーデビ
ューを果たした作品なのです。いやいや噂にたがわぬ面白さです。

で、内容の紹介です。登場する球団は、今年快進撃を見せている某
球団を彷彿とさせる「東海レインボーズ」。毎年圧倒的な弱さで、
6年連続最下位を誇りながら、真実野球を愛する通の中の通のファ
ンが少なからずいる。その球団のオーナーが急死したことにより、
オーナーの座を受け継いだのが、野球音痴の多佳子。おっとりした
性格にパーティにでも出掛けるような服装で、球場に登場しては、
その周りで起こる事件を野球と結びつけて見事に解決してしまう。

収録されているのは、シーズンの始めから、ほぼ終わりまでを追っ
た5話。どれもなかなかの見ごたえのある試合とともに、事件の解
決が多佳子流の解釈で語られます。ちょっと多佳子の人物像が、弱
いところもあるかもしれませんが(安楽椅子探偵の宿命?)、これ
が、デビュー作とは思えないほどの鮮やかな話の展開で、かなりは
まりました。レインボーズの順位とともに、ぜひ楽しんで欲しいで
す。北村薫・若竹七海・加納朋子あたりがお好きな人はストライク
ゾーンのはずです。

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紙の本殺人鬼

2002/07/31 00:56

スプラッタなだけじゃない!!!

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私の中の『ナンバー1』綾辻作品の紹介です。しかし、好きな作品
であれば、あるほど感想文って書くのが難しいものですね。

この作品は、いわゆる新本格系の作品ではなく、綾辻さんの趣味で
ある「スプラッタ」が、これでもかこれでもかと反映された作品。
しかしただのスプラッタものではありません。ラストでは綾辻さん
らしい大どんでん返しが楽しめます。

TCメンバーズという団体が親睦の一環として、双葉山へキャンプ
にやってきた。そこで起こる惨劇の一夜。帯にありますが、まさに
「手足が切断され、生首が飛ぶ…!」のオンパレードです。読んで
いてあまりにモノスゴイ描写が続くので、気分が悪くなった人が、
出たというのも深く納得なのです。

一部の人には、このような本を勧めると眉をひそめられるかも知れ
ませんが、あくまでこの作品はエンターテイメント。綾辻行人と言
う神の手を持つ作家が作り上げた、虚構の世界での出来事なのです
から、ここはその世界に頭までどっぷりとつかって素直に楽しむべ
き作品だと思います。ちょうどM事件があったあとのことで、ホラー
バッシングがあったあとに、この作品を発表した綾辻さんは、すご
いと思います。そういうわけで、この作品のあとがきも必見だと思
います。今、私がもっとも続編を読みたいシリーズの1つです。

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紙の本停電の夜に

2002/07/30 15:00

重厚で読みごたえのある本!

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インド系の新人作家のデビュー短編集。
ピュリツァー賞、О・ヘンリー賞、ヘミングウェイ賞などを受賞
しているモノスゴイ作品なのです。

収録されているのは9つの短編。どれも文化的背景などの違いを
乗り越えて、人間の本質を鋭く書きだしている作品ばかりです。
では、例によって特に印象に残った作品を…。

「停電の夜に」
徐々に生活がすれ違いはじめている若い夫婦の住む地域が、5日間
夜の8時から1時間だけ停電になる。思い掛けない停電のおかげで
ふたりは、久しぶりにロウソクの光の元、向かい合って食事をし、
少しずつ打ち明け話を重ねていく。そして最後の5日目の夜の
打ち明け話とは…。
1度壊れてしまった人間関係の修復というのは、とても難しいです
よね。少しづつ距離を縮めていくように見える二人の間には、やは
り目には見えないけれど、深い溝が出来てしまっているものです。
これって男の人が読むと「女って怖いなあ…」と思うお話しかも、
知れませんね。

「病気の通訳」
この短編集の中で、いちばん心に残った作品です。アメリカで出版
されたときには、この作品が表題作になっていたそうです。
アメリカからインドに観光旅行にやって来た家族を、ガイドする事
になった男のモノローグ。年を重ねるごとに徐々に若かったころの
夢を忘れかけていた男が、観光客の夫人のたった一言で、自分を
見つめ直し、新しいささやかな夢を見るが、やはりいつもの日常へ
と、生活は続いていくのです。かなり切ないお話しなのですが、
その分とっても胸に迫ります。年を重ねていくごとに、諦めなくて
はいけないことが、増えていくのは当たり前のことですが(もちろ
んその逆もある)こう言うふうに現実を突きつけられるとねえ…。

著者がインド系ということもあって、インドや他国で暮らすインド
系の人びとの話ばかりなのですが、どんな国の人でも、人間の根源
的な所は似ているんだなあ…、としみじみ思いました。女性が主人
公になっている作品が多いので、余計に共感するところが多いのか
もしれません。文章を、味わいながらジックリ読みたい作品です。
まったくの余談なのですが、著者の写真を見ると、かなりの美人で
す。才色兼備ですなあ…。もっともアメリカでは、著者の写真が、
本の売上に影響することが多いと聞いたことがありますから(日本
も?)、選びに選び抜いた写真なのでしょうか…(笑)?

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紙の本迷路館の殺人

2002/07/30 14:58

館シリーズの最高峰!!!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

シリーズを重ねるごとに、テンションを維持するのが難しいのは
シリーズ物を読む人には、良く分かっていることですよね。
その意味で、館シリーズはスゴイです!シリーズが進むごとに
ますます面白くなります!

今回の館はなんと「迷路館」。地下に広がる迷路の館で行われる、
筆を折ると決めた推理小説の大家、宮垣葉太郎の還暦祝い。
集められたのは弟子之作家達と担当編集者、そしてファン代表の
島田潔。そこでいきなり、集まった人びとは、宮垣の自殺を
知らされる。それにともない発表された、巨額の遺産の行方を
決める遺言書。なんと館の中で作者自らが殺されるという小説を
競作し(参加者中作家が4人いる)、もっとも優秀な作品に
遺産を送るというのだ。しかし作品を書き始めた作家達が次々と
作品通りに殺されていくという、惨劇の夜が始まる。

このくらい思い切った舞台設定の作品だと、引き込まれますね〜。
この作品もクリスティへの一種のオマージュととれますが、
実際のところはどうなのかな? 何やら実在の人物を彷彿とさせる
登場人物がいたり(笑)、作中作の作中作が登場したり、手を変え、
品を変え、読者を楽しませてくれます。

そう、この作品は「鹿谷門実」という作家が書いた「迷路館の殺人」
という体裁をとっているのです。そういう意味では装丁も凝りに
凝っていますね。私はたまたま講談社文庫版で読んでしまったのですが、
出来れば、「講談社ノベルス」版で読むのが正解でしょう!

そうそう「迷路館の殺人・鹿谷門実」は稀譚社の発行作品という設定。
稀譚社と来れば、当然京極作品を思い浮かべますが、京極さんは
ここからとったのでしょうか?それとも、綾辻作品以前に「稀譚社」を
使用している作品があるのかな?う〜ん、気になるぞ!

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こ、恐すぎる〜!!!

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うえ〜ん、本気でかなり怖かったです、この本。
夜中に一人で読むのは、絶対に止めたほうがいいと思います。

およそ200年前の文献「耳袋」に感化された著者が、自分の周りや
友人達から聞いた、怖い話、不思議な話を集めたものです。
当然、本人やその知人が体験した「???」な話が、もとなので
オチなどはありませんが、そこがまたリアルで怖いのです。
真剣に夜に一人で読んだら、トイレやお風呂に行けませんよ〜!

また、装丁がものすごく凝っています、表紙カバーを外すと
そこには、本文中で語られていた、ある写真が…。
うえ〜、怖いよお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!

帯は、怪談と言えばこの人でしょうね(笑)。京極夏彦氏。
「この本は、私だけの秘密にしておきたかった。」
いや、わかります。その気持ち!

しかも、本文を読み終えて、さらに怖くなる話があとがきに
書かれています。「リング・鈴木光司」的な…と言ったら
ちょっとネタバレかな? いや、もうとにかく怖いんですよ!

怖い怖いを連発するなら、読まなければいいんですけどね(笑)
(しかも、こんな怪談には時期外れな季節に…)
しかし繰り返しますが、本当に怖い本なので、気の弱い人は
読まないで下さい!私は責任持ちませんよ〜(笑)。

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紙の本アジアパー伝

2002/07/30 14:53

これもひとつの夫婦の形

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この本はちょっとジャンル分けが難しいですね。
ちょっと紀行エッセイの様でもあるけれど、やはり人間観察記が
一番近い表現でしょうか?というか、サイバラ画伯(笑)にかかると、
本文と挿し絵がどんどん離れて行ってしまいますからねえ(笑)。

挿し絵エッセイは、西原画伯が担当。この部分では、主に西原・
鴨志田の日常生活や鴨志田さんの駄目っぷりが書かれています。
これが例によって、本当なのか創作なのかのギリギリの線。
大丈夫か?西原夫妻(笑)!

対して鴨志田さんこと、ご主人の鴨ちゃんの担当部分は、日本に
居られなくなってしまって(?)、アジアを徘徊し続けるちょっと
ダメな人たちのレポートになっています。最初は真面目な?レポート
だったのが、徐々に自分の若き日の駄目っぷりにシフトして行くのは
西原の影響か(笑)?

それでも結果的に二人は出会って幸せな結婚生活を送っている
わけですから、ちゃんと人間の人生はバランスがとれるように
なっていると言うわけですね。人間生きていれば、いい事は必ず
あるものだ!と感じさせるエッセイなのでした(笑)。

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紙の本三谷幸喜のありふれた生活 1

2002/07/30 14:49

爆笑の連続!

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くくくくく、お待ちかねの三谷さんの最新エッセイ集です。
これは朝日新聞に連載されているエッセイをまとめたもの。
あちこちの書店のベストセラーにもランクインしているので
目にした人も多いかも知れませんね。

しかし三谷さんのエッセイは、本当に面白いです!電車の中で
なんかは絶対に読めません。絶対に笑ってしまいますからね(*^ ^*)。
脚本家としては、出たがりな三谷さんですが(笑)、あの一見
生真面目そうで、その実なにを考えているか良く分からない外見で
こんな面白い事を考えているんですね〜。きっとドラマやお芝居の
台本と一緒で、頭の中でオチを考えながら、一生懸命書いて
いるんだろうなあ…(笑)。三谷さんの隠された?家庭生活も
微笑ましいです♪

部分だけを抜き出して、このエッセイの面白さが伝わるかどうかは
分かりませんが、ちょっと引用してみましょう。
(ペットのしつけ教室での最終試験での事)
「妻はさすがに女優だった。彼女の「伏せ」は気持ちが入っていて、
僕ですら思わずその場で伏せたくなった。もちろんとびも1度で
言う事を聞いた。」

う〜ん、オチだけ引用しても面白さが半減だなあ…(オイ(^^;<自分)

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紙の本殺人鬼の放課後

2002/07/30 13:04

とってもお買い得!

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いやいや、文庫のレーベル(?)で本を選んではいけませんね。
普段はなかなか手が伸びない、ジュニア小説の文庫ですが
読まないのはもったいない!ハイレベルのアンソロジーです。
この値段で、このレベルは買わねば損です!!!

執筆陣は、恩田陸、小林泰三、新津きよみ、乙一という
豪華なもの。これだけでも読みたくなって来ませんか?
ではそれぞれの内容をちょっと紹介…。

「水晶の夜、翡翠の朝/恩田陸」
舞台を全寮制の学園にした正統なミステリ。シリーズモノ
らしいのですが、本編を読んでいなくてもOK。主人公は絶世の
美少年と言うところが、スニーカー文庫らしいのですが(笑)、
全寮制の学校と言う舞台と、主人公の雰囲気を上手く生かした作品。
しかも、最後には主人公の背景が明らかにされるのも○。

「攫われて/小林泰三」
やっぱり好きだなあ…、小林作品♪ 間違って誘拐されてしまった
少女3人と、犯人の対話、そこで加えられて暴行…。と書くと
陰惨な感じがしますが、そこは小林作品。頭の中が、なんだか
奇妙な世界にシフトさせられます。ちょっと、デビュー作の「
玩具修理者」に似ているかも知れません。

「帰って来た少女/新津きよみ」
これも学生の少女を中心にした作品。教生としてある学校で実習を
した生徒が死亡してしまい、教師になる自信をなくした綾子先生は
塾で教師をしている。その綾子の前に、死亡した生徒にそっくりな
生徒が現れる。学校と言う枠の仕組みを、巧妙に利用した作品。
ホラーか?と思いながら読んでいくと、最後に見事ミステリに!

「SEVEN ROOMS/乙一」
今度は直球のホラー作品。状況も謎も不明のまま、ある日突然、
誘拐されてしまった姉弟。外から施錠された部屋に、閉じ込められた
二人はなんとか脱出しようとするが、それは叶わない。身体の小さな
弟は、唯一外界と繋がっていると思われる水路を通ってみると、
そこには全部で7つの部屋が…。う〜ん、乙一らしい、スプラッタな
世界が繰り広げられます。

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紙の本煙か土か食い物

2002/07/30 12:59

天才登場!

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ネット上で評判になっていた「舞城王太郎」作品、初挑戦!
メフィスト賞だし、吉とでるか凶と出るか!と思っていたら…。
大当たりです!ただし好みは、別れるでしょうね(笑)。

3代続く政治家一家の三代目は、一郎、二郎、三郎、四郎の四人兄弟。
みんな身長が高く、才能に恵まれ、しかもケンカが強い!という
とんでもない兄弟なのですが、その兄弟の父親がもっと
パワフル。小さい頃からの徹底的な暴力で一家に君臨しています。
主人公は、サンディエゴで外科医として働く四男の四郎。ある日、
四郎の元に母親(清楚な美人)が連続撲殺事件に巻き込まれたとの
連絡が入り、急きょ帰国して事件を自分で解決しようとします。

この話もストーリーは、あまり関係ないお話ですね〜。もちろん
メフィスト賞を意識してということもあるのでしょうが、数式や
図表を使った、見事な新本格式ミステリにも仕上がっています。
が!それより魅力的なのは、圧倒的な文体とそこで語られる
「奈津川家サーガー」とも言うべき家族の物語でしょう。とにかく
パワフルです。エルロイが日本人だったなら、こんな物語を
書いたかも知れません。一気に引き込まれました!舞城王太郎…。
天才かも知れません!

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紙の本異邦の騎士 改訂完全版

2002/07/29 00:36

センチメンタル全開なのがいい!

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御手洗潔最初の事件でもあります。オープニングは、
記憶喪失になってしまったらしい、男のモノローグから。
この辺の描写、すごく上手ですよね〜。もちろん、自分が実際に
記憶喪失になった事があるわけではないのですが、もし体験したら
こうなのかも…と、言う気がします。記憶を無くした男は、偶然
街で出逢った良子に拾われ、そのまま二人で暮らしはじめる。
ささやかな幸せを満喫する男は、失われた記憶を取り戻すために
動き出すが、そこには驚くべき過去が…。

最後の良子の手紙がメチャメチャいいですよね〜。
心に沁みます。そういう経験があったわりには、石岡さん、
色々な事に懲りていない気はしますが…(笑) 
若き日の御手洗さんも素敵♪(と、書くとミーハーだなあ…(^^;)
貧しさから脱出しようとする人間の哀しさを描いた作品でも
あります。こういう風にセンチメンタルな作品好きだなあ…。

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紙の本グランドホテル

2002/07/29 00:29

これぞまさにアンソロジー!!!

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廣済堂文庫バージョンの、異形コレクションでは、
この作品がピカイチにイイと思うのです!!!
まさに「書き下ろしホラーアンソロジー」と言う事を生かした
素晴らしい作品だと思います。定期的に刊行されるアンソロジーで
この水準を維持するのはとても大変な事だと思いますが、
このレベルのアンソロジーが続々と出されたらすごく幸せ♪

ものすごく好きな1冊なので、収録されている作品の解説は
しませんが(オイ<自分)、作品の設定の解説を。
ひとつの特殊な設定に基づいて、多くの作家が競作する方式を
「モザイクノベル」というそうですが、まさにこれがそれ(笑)!
まず編者である井上さんが、「グランドホテル」という
ある高原にあるホテルを設定し、そこを舞台に各作家が作品を
書いたというアンソロジーです。設定されている条件は、
グランドホテルのバレンタインの夜。それからホテルに付属してる
3件のレストラン。これだけの縛りの条件で、次々と魅力的な
舞台が幕を明けます。

舞台が一つのなので、途中「インターミッション」が挟まれ
時間、場所とも明らかでない「グランドホテル」の日常の断片も
挿入され、遊び心が満載です。(ちなみに編者の井上さんも、
作品中にちらちらと登場(笑))
こういう風に、遊んでいる作品、本当に大好きです♪

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