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    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

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    中野 ジェームズ修一 (講師),日本放送協会 (編集),NHK出版 (編集)

    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

touma_onlineさんのレビュー一覧

投稿者:touma_online

11 件中 1 件~ 11 件を表示

誇り高い死を選ぶために生きるということ

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

自殺したかったのでこの本を手に取りました。

「自殺はいけない」という説教は、この本には書いてありません。
「生は一切が苦であるから、奇跡を信じて生きろ」という宗教の事も、書いてありません。
「明日は良いことがある」というファンタジーも書いてないです。

死にたい人は、死ぬべきです。ただし、死ぬに値するのであれば。

この本は、自殺したいと思う人に対して、君の生は自殺して価値が高まるのか、と問いかけてきます。死について、ヒステリックに叫ぶ事無く、まるでショッピングで髪飾りを選ぶように、気軽に死ぬ事をもてあそぶ筆致は、本当にセクシーです。

そして、この本が優れているのは、親子関係の断絶について踏み込んで書いている事です。余談ですが、僕が自殺したいと思った最大の理由が、親を、善悪併せ持つ人間として見る事ができていなかったことでした。

こうした、親子の関係の難しさを知り、それを飲み込むための、物の考え方が、非常に良く整理して述べられてます。僕は、死にたい気持ちの何割かが、甘えであることを気づかされ、襟を正された次第です。

生きる苦しみに押しつぶされ、自殺したい人は、この本を読むべきです。汚泥にまみれた生に対する、人生最後の、ただ一度きりの慰めとして、死は誇り高く美しく飾り立てるべきなのだと、知る事が出来るでしょう。

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紙の本ポケット詩集

2006/11/03 00:09

ゲームやネットは、もういいやって人向け

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

詩は、大冒険です。迷宮の謎を解き、ドラゴンを倒し、宝物を獲得する大冒険です。
読み終えると、じんわりと切ない不思議な心の暗黒に、光があたって、
言いようのない快感が背筋を走ります。
この快感は、ゲームやネットではちょっと味わえないですよ。
しかも、一つの大冒険にかかる時間は、わずかに数分。
マニュアル不要の簡単さで、
冒険のクリア後には、『気持ちの暗さが、楽になる』という特典があります。
「ポケット詩集」シリーズは、どの本も30編程度の詩(=シナリオ)があります。
どれも、簡単な言葉で、大冒険につれてってくれます。中には、マジで恐ろしい
シナリオも含まれてます。注意。
その恐ろしさを見つけるということは、過去にその恐ろしさを見た人間が生きていたと知ることでもあります。「ああ、同じようにおびえた人が居たのだ」と知るときに感じる、ぞくりとした感覚が、たまりません。これが、詩の快楽です。おまけに、なぜか人生がちょっぴり楽になったりするかも。
特に、生きていく事の不快さにうんざりし始めて、ゲームもネットも飽きちゃって、どうするよオイって思っている人に強くおすすめです。

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紙の本ポケット詩集 3

2006/11/03 00:32

渇きを感じたら

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

仕事も遊びも、なぜかとても暗く、近親者も他人も、なぜかとても冷たく、生き続けるが、とても苦しいとき、心は渇きます。そうした渇きに良く効く本です。
むなしくてやるせない日々を過ごすための「潤い」は、浪費や暴力やセックスではない。それは、太古の昔から「諦めること」であり同時に「堕落しないこと」であった。
暗闇の中で、ともしびに、油をそそぎつづけなくてはならい。さもなくば、闇が訪れて人は渇き苦しむ。油をさぼらずに注ぎ続ける意思こそが「堕落しない事」であり、同時に、どんなにともしびを明るく輝かせていたとしても、別れる日に判れ、死ぬ日には死ぬしか無いのだと納得する事が「諦める事」だとすれば、「油」とは言葉であり、言葉とは詩なのだ。
この「ポケット詩集」シリーズは、日本の過去の名作を一堂に集めたもので、いずれも品質に優れます。かなづかいも簡単で読みやすいです。この「Ⅲ」は、とくに上述のような渇きに良く効く作品がそろっている印象があります。特に渇きが苦しい休日の午前なんかに読むと、渇きが癒されますよ。

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紙の本ちゃんと話すための敬語の本

2005/03/26 13:26

『喋る』の壁にぶつかるすべての人に

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

おしゃべりは大好きなのに、なんだか難しい。
友達同士でも難しいのに、ましてや年上や年下にはどうやって話せばいいんだろ。

という問題についての知恵がたっぷり詰まった一冊。

社会の中でこんがらがった「敬語の目的」を、歴史に沿って紐解きつつも、著者が語るのはあくまで、「人とおしゃべりしたいのは、なんでだと思う?」です。

###

敬語は、立場の強い人が弱い人に強要する奴隷言葉ではありません。ただ、それは、社会を漂う人と人との距離を、縮めたり離したりするための道具でしかありません。(時には「自分は立場が上なんだ」と思いたい人と会話するときの道具にもなりますが)

これは、敬語だけに限った事ではなくて、表情も、ジョークも、手振りも、みんな、人間関係の距離を伸び縮みさせる道具であって、言われてみれば当たり前だけど、実際にそれらの道具を使いこなせているのか、と考えると、それがとんでもなく難しいものだと気づくものでもあります。

だから、考えて、考えて、その上で使わなくてはなりません。それが、人間関係の難しさです。

でも、これほど難しいのに、わたしたちは、人間関係を求めてしまいます。

敬語の複雑さは、わたしたちのもつ欲望の強さのあらわれなんです。
人間は、人間関係に常に飢えていて、だからこそ、その飢えに苦しみます。人間関係をえさにする人のずるさに引き込まれやすくもあります。ではどうしたらいいのでしょうか。

それを問うのが、この本です。この問いに対するとびっきり辛口な解答が用意されております。目から鱗がぼろぼろおちることをお約束します。おすすめ。

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紙の本とうさんはタツノオトシゴ

2007/07/07 21:50

大人の癒しの一冊

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

彩色が美しいのです。
海の生き物達が、シンプルに虹色に彩られています。水彩の濃淡がちょうど水の揺らめきのような光の具合を連想させて、ホワイト一色の背景と相まって、透明度の高い海水のなかで涼しげに漂う彼らの姿が、とても癒されます。

お話は単純で文字数も少なめなものですが、ちゃんと心に響くストーリーになっています。

ページ数の割に価格も安くありませんが、大人の読む絵本としては、かなり質の良いものだと思います。ベッドに置いておくとちょっと可愛いのです。おすすめします。

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紙の本ねえ、マリモ

2005/05/07 00:59

ずるい。そりゃ泣いちゃうよ。

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

自分がいちばん愛情を注ぐ相手から、
不意にあたたかな優しさを手渡されたら、
きっとだれだって泣いてしまいます。
とても短いお話ですが、
現実を石ころのように転がっていくしか無い毎日では、
そんな優しさが沁みいるように感じられます。
だから、手元にいつまでも置いておきたくなります。
イラストも素敵です。線が柔らかく、表情豊か。
選び抜かれた少ない色調で、シンプルなのに慈愛を感じさせる絵柄は、
クレーの天使のよう。穏やかな雰囲気がよく伝わってきて、
短い物語に深い奥行きを与えています。
読めばわかりますが、「そりゃずるい、泣いちゃうよ」というお話になっていて、本を読み慣れた人なら、その「作者のずるさ」が気になるかもしれません。でも、ずるい、と考える事で冷静さを保とうとしながらも、あがらいきれずに、ついに感情のバランスを崩し、涙腺を緩める「何か」が、この小さな物語には含まれています。
その「何か」の正体は、おとなも子供も知っている、とても切なくて淡くて、とても優しいものです。
その優しさが自分の中にまだあったんだ、という感動が胸に迫ります。
ですから、優しいものが欲しい、と思うなら、この本をおすすめします。そして、読後に涙目になりながらも、ぜひ「ずるいなあ」と思っていただきたいです。

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手軽に読めて、ぐっとくる

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

1ページにも満たない、シンプルなメッセージがたくさん載っている本です。
言葉の選び方に揺らぐところがほとんどなく、仏教をベースとした著者の哲学がすんなりと心に入ってきます。宗教だけでなく、仕事の技術や社会との折り合い方といった世俗的な事もバランスよくおり込まれていて、実効性も高いように思いました。著者は本当は頭の良い人なのでしょう。

しあわせについて、という彼の歌がありますが、この本は、「しあわせ」を簡単な言葉で置き換えるような怠惰な事はしません。そのかわり、自分のあり方というものを、小石を積むように一つ一つ積み上げていくエッセイ集となっております。

すぐ読めます。短い文なのにぐっときます。だから、何回も読む本になるかと思いますので、忙しい人に、特におすすめです。

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紙の本ナ・バ・テア

2004/06/25 22:41

空気感

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

夢中である事、好きである事に対しては、自分勝手に触れていたい。
そればっかりをやっていると、生きていくのが難しくなる。
難しいのは、周りがごちゃごちゃいうから。ほっといてほしい。

でも、実は、自分自身こそが、楽なものに寄りかかって、生きやすいことにすがりつきたいと、
つい思ってしまうものだ。

その、すがりつきたい「自分自身」と、夢中が大好きな「自分自身」をどうやって折り合いをつけていこうか。

そんなお話です。意外なほど直球なテーマを、広範な物語世界を通じて描く豪腕さが見所です。

淡々とした心情描写で、あえてウエットな心理状態そのものから外れた周辺を描く事でそのウエットさを際立たせる森博嗣特有の文体は、本作の空気感によくマッチしていて、独特の寂寥感が味わい深くて良いです。(難解さも相変わらずですが)。冷静を装いつつもどこかヒステリックな主人公が魅力的です。

シリーズ物としての構成の妙を楽しむもよし、やたら現実的・現場的なメカ描写を楽しむもよし。
いろいろな切り口で楽しめる作品に仕上がっています。前作を読破できた人なら本作も楽しめるでしょう。

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ライトノベル風にあっさりと読んでも、どっぷり浸かって読んでも、どっちでも面白い。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

森博嗣の作品の魅力の一つは、ミステリ小説という道具を使って、新しいものの考え方を示してくれる事です。S&Mシリーズの最大の魅力は、犀川先生という冷徹な人物が、「認識とは何か」「世界とは何か」「学問とは何か」といった熱い考え方を教えてくれる事でした。

そして、本作でも、やはりその魅力は失われていません。

「φが壊れたね」の冒頭で引用されているのは、ある哲学者の言葉。「形而上」「現実」「主体」など、難しそうだけど、ちょっとミステリアスな言葉が並びます。これが、事件の真相とどう結びついてくるのか。「φが壊れたね」というのはどういう意味か。「PATH CONNECTED φ BROKE」という副題の意味は?。

こうした謎が解かれるとき、また新しい「考え方」が見えてくるかもしれない、という予感は、今回は裏切られません。読後には、楽しい思索の旅が待っています。

さらに、ディープなファンなら、犀川先生と萌絵の関係に注目してみたり、今後の展開につながる怪しげな伏線を探してみたりするのも楽しいです。もちろん、新シリーズの登場人物も、微妙に性格がヘンテコなところが、リアルで魅力的。過去の森作品では見られないような親しみやすさです。

以前のシリーズに比べて、事件の構造が明快なので、ライトノベル風にさらりと読んでも解りやすく、どきどきやビックリを楽しめます。一方、作品構造を解体したり分析したりして楽しむマニアックなファンにとっても、いろいろ突っ込みどころのある作品に仕上がっています(←ほめています)。

長年のファンから初めての人まで、幅広く楽しめる懐の深い一冊です。特に、Vシリーズの意味不明さ、先鋭さについていけなかった人にも、安心しておすすめできます。

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紙の本中原淳一の幸せな食卓

2006/11/03 01:14

根源的な料理論

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

可愛い料理のイラストの背後に、強烈な料理論が展開していくのが見所です。
戦後、物資が不足し、人々が飢えていたはずの時代に、高級フランス料理のレシピを少女向けの雑誌に載せたのはなぜか。それは、「こんな料理は素敵だな」と思う事が、「希望」そのものだったんですね。
いつか、おいしい物が食べたい。少しでも、おいしい物が食べたい。食べられなくても、雰囲気だけでも明るくしたい。「食」に関する生理的な欲求を高め、食事に夢と喜びを与える事が、荒廃した戦後の社会を生きる希望となると、作者は提案してるのです。
現代のように「食」が当然となった時代でも、この料理論は生きていると思います。荒廃した現代で、やはり我々には、希望が必要なのです。そのためには、日々の食事に、もっと夢と喜びが必要なのです。
ぶっちゃけた話、ここに載っているレシピを作るのはいずれも難易度が高く、実用には不向きですし、仮名遣いも難解で読みにくいです。ですが、このような根源的な料理論を知る事が出来るという点において、特に料理をする人には、読む価値は高いと思います。

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紙の本〈図解〉禅のすべて

2007/07/02 00:52

他の入門書と併読すると良いと思います。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

全体的にまとまりが薄く、ばらばらな印象を受ける本ですが、ストイックな禅の世界をいろんな切り口で面白く見せようと工夫されており好感は持てます。
禅の概念が投影された様々なキーワードがある程度解りやすく説明されているため、禅に関する理論的な背景が、曖昧なりとも理解できた気分になるのは嬉しいです。
ただ、禅の面白さの一つである公案について陳べている6章の文章の質が極端に悪く、何が書いてあるのかちっともわからないのが残念です。公案に関する記述はどの入門書でも苦心の跡がみてとれるものですが、これはひどいです。
こうした欠点はありますが、下線を引いた箇所も多数ありました。
他の入門書と併読すると良いと思います。

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