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レビューアーランキング
先月(2017年4月)

ほまれさんのレビュー一覧

投稿者:ほまれ

7 件中 1 件~ 7 件を表示

恋のバイブル

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 平安時代の恋多き女といえば、和泉式部か小野小町。この本は、親王(宮さま)という高い身分のご兄弟と立て続けに恋愛してしまった、和泉式部の生涯の中から、親王兄弟の弟‥‥師宮(そちのみや)様との恋が燃え上がっている最中(兄である為尊親王は、この時点で既に亡くなっています)から、和泉式部が五十代になるまでを描いた小説です。
 お話は冒頭の部分からキャ〜とう状態。なんと、許子(もとこ)が恋人である師宮(そちのみや)様に埒され、狭苦しい牛車の中でエッチしてしまう場面からのスタ-トします。
 かつて、伝記小説の中で、こんな冒頭から進む話があったでしょうか?‥‥たぶん無かったと思います。
 同じ宮中で使える紫式部にも『男にだらしがない』という陰口を叩かれてしまった和泉式部ですが、彼女はただの遊び女ではありません。恋の数だけ苦悩もしっかり抱えているのです。
 小説の中の和泉式部は、男の独占欲に対する「喜びの心」と「逆らいたい感情」と言うように、愛欲に対する二面性を常に持っています。それは、彼女が『自分』という存在を如何なる場合にも見失っていないからではないでしょうか。
 いつの時代でも、苦しいけど諦められない恋いが確かに存在します。恋愛には苦悩が付き物だと言えるのかもしれませんが、恋に悩む現代女性にも合い通じるものがあると思うので、恋愛白書として読んでみても良いかもしれない。

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史実に近い小野小町か?

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 小野小町と言えば美女。そう、彼女は他の女達から抜きん出て美しい人だった。
 物語は小野小町こと吉子が、五節の舞姫に選ばれた所から始まります。時代は八三三年〜八五0年に第54代天皇として君臨された仁明天皇の頃…承和の変により、政治体制が大きく変貌をとげようとしていた頃のお話です。
 文化的にも、前代の漢詩から和歌への転換が訪れ、後に六歌仙と呼ばれる「在原業平、僧正遍昭、小野小町、大伴黒主、文屋康秀、喜撰法師」が活躍した時期でもあります。
 そんな変貌の時代に生きる吉子は、舞姫の大役を無事に勤めた後、望まれて東宮の更衣となります。部屋を頂いた后町の場所から、小町という愛称で呼ばれるようになったのです。しかし、絶世の美女である吉子の後宮生活は、あまり幸せなものではありません。吉子は人知れず、帝との不倫の恋に身を窶していたのです。吉子は様々な恋いの遍歴を辿っていきます。そして、その時々の思いを和歌に託し、素晴らしい恋いの歌を数多く詠んでいったのでした。
 よく世間で語られる小野小町像と言えば、美人を鼻にかけた嫌な女で、最後は醜く老いて寂しい最後を迎えたと話されますが、この物語では違います。吉子は、最後の最後まで輝いています。
 小町が零落したという史実は、現時点では確認されていないことから、この、生涯輝き通した吉子の姿こそ、本物の小野小町像に近かったのかもしれません。

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修学旅行のお寺巡りに。

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 日本に伝わる密教と言えば『空海が伝えた東密…高野山』か『最澄が伝えた台密…比叡山』ですけど、こちらの本は、タイトルからも解るとおり、『台密』について書かれた本です。
 内容的には『天台密教のガイドブック』になっているため、『最澄/さいちょう』『円仁/えんにん』と言った天台密教の歴史に登場するお坊さんの話から、『延暦寺/えんりゃくじ』『寛永寺/かんえいじ』という天台寺院マップ、そして『天台の秘史秘伝』まで多才なラインナップになっているのが特徴です。
 もちろん、天台密教の思想的な解説やら、『薬師如来法』のような修法も簡単に説明されているので、この本を読めば、大雑把にではありますが、密教なるもののイメ-ジを掴むことができるでしょう。
 お寺回りなどの旅行を計画している方や、修学旅行でお寺巡りをする予定の方などが、基礎知識としてこの本を手にとってみると良いかもしれない。

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紙の本悪魔の話

2001/04/22 19:20

時代の流れと悪魔のイメージ

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 東京大学文学部の教授らしく、古くから伝わる書物を切り口にした視点から、悪魔の存在について書かれています。
 参考資料の一覧は出ていませんでしたが、著者がこの本を執筆するにあたり、膨大な書物を検証したことが本文の中から伺える。 とにかく引用が多い。もちろん、原文のまま紹介されても、一般人であるわたしたちには何を言われているのか解らないので、著者がそれらの文献を自身の中で消化し、理解しやすい形で読者に紹介してくれます。
 世界に数多ある悪魔が登場してくる書物や伝記。それは紀元前のものから、昭和時代に入ってのものまで幅広いものですが、本書を読むと、時代と共に変化してゆく悪魔のイメ-ジが浮かんできます。
 悪魔に関するエピソ-ドには事欠かない本であるため、読み物として大変満足できますし、次に読んでみたい悪魔系の本を探すのにも、この本はなかなか使える。

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風説も交えた本

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 日本各地に残る「魔」と「人」とが出会う場所を、日本史に基づいてわかりやすく解説。
 一般に「魔」が集う場所、と言えば「下北半島の恐山」ですが、この本でも「恐山」はトップで特集されています。もちろん、「イタコ」の口寄せは本当か? という疑問についても述べられている。
 本書は、日本に残る「魔の信仰」を頭から、賛成するでも否定するでもなく、その地方にはこんな史実があったので、それに基づいてる信仰でしょう、だとか、この土地からは縄文時代の土偶が発掘されていて、その「魔」の分布図はうんぬん…という調子で、「恐山」から「安東氏の居城=白鳥城」、「黄金の魔都=平泉古墳」、「平城京」などなどに至るまで、風説も交えて楽しく紹介しています。

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恋愛小説というよりは?

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 浮気性な夫への恨みつらみを書き綴った『かげろう日記』。この小説は、主人公の寧子(やすこ)が、藤原兼家と出会う直前あたりから始まります。
 原典が恨み節なだけあり、やはり小説になっても、中身は嫉妬や邪推の話題が中心になっており、本朝三美人と名高い美女の話しにしては、全体的に花がありません。王朝絵巻的な甘い恋愛小説を期待して読むなら、止めておいた方が良いかもしれない。
 私が面白かった点は、中流貴族たちの生活の様子が伺えること。寧子は受領階級の出自ですから、物語りの中には、頻繁に「染め物」だの「縫い物」だのという当時の女性の仕事が出てきます。上級貴族の姫君たちが、女房らに仕事を命じるのと違い、本編の主人公は、女房らに率先して染め物などをするのです。
 また、寧子は外出もよくします。病に伏している兼家の家へ見舞いに行ったり、突然思い立って琵琶湖畔の唐崎へ行ったりというように、寧子は活動的な女性です。内面は気性が激しく嫉妬深い、されど外見は美人で才気溢れる寧子の物語り。
 平安生活の垣間見本として読んでみると面白いです。

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紙の本悪魔の事典

2001/04/22 19:25

便利です。

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 様々な文献に登場する悪魔、悪霊の類いをズラ〜リ3000超という莫大な数で紹介しているという、その名の通りの『悪魔の事典』です。
 収容されている悪魔たちに関連する人名や地名及び独特の用語など、1つ1つがかなり細かく解説されているため、充実した内容になっているのが嬉しい所です。悪魔学系の文献はもちろん、シェイクスピアなどの文学方面の資料も詳しく掲載されているので、読み物としても楽しめます。
 使い勝手のよい索引付きなので、悪魔そのものに興味のある方から、SFジュニア小説家志望の方、ファンタジー系のゲーム作家志望の方まで、1冊持っていると便利かと思われます。

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