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レビューアーランキング
先月(2017年8月)

みいしゃさんのレビュー一覧

投稿者:みいしゃ

34 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本ドラゴン桜 1

2003/10/24 15:00

受験競争に一石を投じる問題作になるか?単なるインパクトを狙った泡沫作品で終るか?結果は次巻以降の出来次第

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

表紙に「教えてやる! 東大は簡単だ!」と断言する主人公の絵。
帯に「この国で勝つためには『東大』しかない」「常識破りの処世術」「東大入学の秘訣」とインパクトのあるフレーズを並べて教育費に悩む親世代なら思わず手にとってしまう作品だ。

不人気と少子化で生徒数が減り債務超過に陥った学校法人龍山学園に破産手続きを執行する為に弁護士桜木健二が贈りこまれる。
元ヤンキーという変わった経歴を持つ桜木は、世間の注目を集め一気に人気弁護士へステップアップする為に学校再建をする事にする。

常識破りの再建方法が落ちこぼれの集まる龍山高校から、「5年後に東大合格者を100人出す」という物。

漫画なので多少の誇張はあると思われるが、ここで語られる受験テクニックは実際に塾や予備校で伝授されている物を使用していると思われる。

桜木の言うテクニックは試験に合格するには有効だろうが、こういうテクニックを身につけた生徒がエリートとしてもてはやされるようでは日本の将来はどうなってしまうのだろうと不安になる。

「数学の問題6問の内、1問は必ず解き、あとはとにかく答案を埋めて部分点をかき集める。理科も同様にすべし」
文系志望の学生に試験直前のテクニックとして指導するのなら、批判するつもりはないが、理系を受けようという学生に始めから部分点狙いの指導をするのには疑問を感じる。

これからの時代に必要なのは「無理」と言われた青色LEDを開発機械を自分で調整しながら開発した中村修二さんや、沢山の試薬を少しずつ量を変えながら何度も実験を繰り返しほんの少しの変化を見逃さなかった田中耕一さんのような人材であり、「広く」「浅く」「確実に」必要最低点をとるテクニックを身につけた人物ではないと思う。

この漫画の真の評価は2巻以降を見てみないと何ともいえないが、今回は期待を込めて★5つをつけた。

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「あなたは私の夢」とすべての子供は言われたがっている。

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

北星学園余市高校と義家先生の事はテレビのドキュメンタリー番組で知りました。
テレビでは伝えきれなかった義家先生の半生と北星学園余市高校の先生軍団の取り組みの様子を書いた本です。

義家先生は複雑な家庭環境と強すぎる感受性から不良への道を歩み、ついには高校追放。
親からも見捨てられ児童相談所から里親の元へ身を寄せる事となる。
児童福祉の世界の重鎮の里親の元で自分を見つめ直し、「学校へ行きたい」と思い直し、全国で唯一中退者を中退した学年から受け入れている北星学園余市高校へ入学する。

この学校で義家先生の人生を大きく変える人と出会う。
正当化と問題のすり替えにだけ長けたズルイ大人の代表の先に生まれただけの「先生」でなく、教え導いてくれる師「教師」と呼べる安達俊子先生である。

高校中退者を受け入れるようになってまだ日が浅く、黎明期の北星学園余市高校ではトラブルが多発した。
さまざまな問題を汗まみれ、涙まみれになり、義家少年と級友は「約束の場所」卒業式へ一緒に立つ事が出来た。

大学で法律を勉強し弁護士という職業を得て、社会に挑戦状を叩きつける事を夢見て勉強と生活費の為のバイトに追われていた著者を思いがけない事故が襲う。
生死の境をさまよう著者の元へはるばる北海道から安達先生が駈け付け「死なないで、あなたは私の夢だから、死なないで…」涙を落としながら言った。
先生の言葉が義家先生を教師への道へ進む事を決心させる。

やがて母校の教壇に立つチャンスを手に入れ、麻薬汚染をはじめさまざまなトラブルと格闘しながらも、2003年3月ついに卒業生を送り出す喜びを手に入れる。
最後のホームルームで義家先生は卒業生に向かって言う。
「お前らは『俺の夢だ』。胸をはってしっかり生きていけ。」

毎年3月になると週刊誌の紙面を高校別・有名大学合格者数が賑わす。
今話題の「学力低下」問題を語る時に指針とされるのも「東大合格者数」の数字である。
北星学園余市高校のように中退者を受け入れ、社会へ送り出す手助けをしている学校が評価される事は少ない。
最近になってやっとフリーター増加が社会問題となりつつあるが、安易に中退させるのでは無く、真に社会で自立出きる人間に育てる教育にスポットライトが当たる事は少ない。
「東大合格者」だけでは社会は成り立たない。教育とは何かを改めて考えさせられた。

この本は、これから教師を目指す人・現役教師・すべての親御さんに読んでほしい本です。

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夫には絶対見られたくないタイトルです

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

交際期間中は一緒にいるとただそれだけで嬉しくて、ずっと一緒にいたくて結婚したはずなのに…
「こんなはずでは…」と思っている人は多いと思います。

やさしい、おもいやりがある……優柔不断
たくましい、頼りになる……横暴、亭主関白
繊細、よく気がつく……神経質
面倒がいい……おせっかい
冷静、客観的……冷たい
濃密な愛、溺愛する……独占欲が強い、束縛する
情熱的、激しい愛……移り気、浮気性

結婚前は美点だと思っていたものが欠点になる。
心当たりのある人は多いのではないのでしょうか?

「子犬と夫はしつけ方次第」とは名言。

しかし、大胆な題名ですね。
本屋で思わず手にとってしまったが、夫には絶対見られたくない題名です。

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一番読むべきは日本国政府かも

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

リストラ・賃金カットなど、今の時代収入が激減する事もめずらしくない。
誤算から年収100万円生活になってしまった著者が自らの体験を元に生活を見直し、正しい家計のあり方を指南する。

私達は「収入の多い家計」が良い家計で、「収入の少ない家計」が悪い家計と思いがちだが、収入より支出の少ない家計が「良い家計」で収入が多くても支出がより多くて赤字ならそれは「悪い家計」だと言える。

節約生活に切りかえる為のヒントが数多く書かれている。改めて見直してみると現代の日本の生活にはいかに無駄が多いか気付く。

年収100万円は独身の場合で夫婦二人なら200万円。夫婦・子供二人で300万円の1ヶ月の予算割が書かれているが、意外にも食費の予算が多い。健康が一番の節約という著者の持論から、高価な物を食べる事は厳禁だがバランスのとれた食生活が必要との観点からこうなっている。
今の日本にはもっと少ない食費でギリギリの生活をしながら、携帯代に月何万円も支払っている家庭が珍しくない。やはり、これは異常だと思う。

リストラされた人をターゲットにした新手の詐欺が紹介されている。収入が減ったら、好条件の職を探すより、まずは生活レベルを落とす事。収入の維持・確保より、支出の削減を優先すべきだと著者は力説する。

最近の節約本のブームを見ると、庶民は収入が減っても安易に借金をするのでは無く、生活を見直す必要性を感じているようだが、肝心の日本国政府は今だに収入減分を取り易い所から取るの安易な増税や国債発行など無計画な収入増ばかり考えていて、無駄な出費を見直す事はなおざりにされている。

この本を一番読んで欲しいのは「日本国政府」かも知れない。

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子供は社会の宝であり利潤追求のターゲットにしてはいけない

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「最近の子供達は何かおかしい」漠然と感じていた不安を長年テレビ報道に携わり、子供問題を含めてさまざまな社会現象と向き合ってきた著者が鋭く分析しています。

人間は生後すぐには自力で立つことはおろか母親のオッパイの所に行く事もできない哺乳類の中でも弱く生まれてくる生物です。
人間は食生活が十分でもそのままでは「人間」にならない。周りの環境によって左右される「人間になる」生き物だという著者の持論には納得させられました。

舗装された道路・いつでも快適な環境が保てるエアコン・携帯電話。パソコンなどなど成熟した大人にとっては便利な一見すばらしい生活環境が「人間になる」子供達にとっては人間としての発達を阻害する多くの落とし穴が隠されている。


テレビに長年携わっていた著者だが、テレビを含むメディアの目先の利益を追い求める姿勢には大変厳しい物があります。
子供の頃からテレビが家にあるのが当たり前だった世代が親になり、幼児番組やビデオに子守をさせて疑問に感じない親達。
メディアは視聴率を上げ、キャラクターグッズの売り上げを伸ばすためには何でもありで強すぎる刺激が子供の成長にどんな影響を与えるかをまじめに検証する気持ちは全く無い。

私たちの社会の後継ぎである子供達を金儲けのターゲットとしかとらえないメディア産業が子供達に襲い掛かっています。

便利で快適な生活に慣れ親しんだ私達が子供を「人間」に育てる環境を取り戻すのはたやすい事ではないと思います。
しかし、子供は社会の宝です。次世代を担う子供達に本当の意味での「最前の利益」を大人達は考える必要を感じました。


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ヤンキー、弁護士になる

2004/03/26 22:47

よくある不良の更正物語とは一味違う

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

不良から立ち直り猛勉強の末弁護士へ…というと、大平光代さんのベストセラー「だから、あなたも生きぬいて」が思い浮かびます。
出版社も同じ講談社。「な〜んだ、二番煎じじゃないか」と思うのは大間違いです。

人生はそれぞれ違います。不良となる道も更正するきっかけも人それぞれです。
金崎さんの人生を変えたターニングポイントの一つが偏差値38からの高校受験でしょう。「お前の行ける普通高校は無い」と言われ、奮起して猛勉強して都立高校へ無事合格。
せっかく合格した高校も怠学の為中退。
しかし、頑張れば成績は上がるという成功体験が大学受験・司法試験と諦めずに頑張る原動力となります。

「ごく稀にしか起きない凶悪かつ病的な特異的少年事件と、大多数の不良少年やヤンキーが起こす喧嘩沙汰や傷害事件を一緒くたにするな」と後書きに書いてあるが、金崎さんのワル時代の喧嘩沙汰や暴走行為は褒められないにしても思春期の少年なら少し間違えると誰でもおちいる可能性のあるワルの道だと思う。
道を踏み外した少年達がある程度の年齢になった時に自然に普通の生活ができる大人になる道をつけてあげる事が大人の義務だと思いました。

ひとつだけ気になったのは、金崎さんはシンナーからそれ程苦労しないで卒業できたようだが、薬物の作用は個人差が大きくシンナーから抜け出せない子供も多いという事も書き添えて欲しかった。

青少年の薬物問題と取り組んでいる水谷修さんの「薬物乱用」もぜひ読んで欲しい。

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紙の本夜回り先生

2004/03/05 22:55

子供はすべて未来に花咲く「花の種」

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「悩んだら電話しなさい。水谷はどこでも会いに行くよ」
12年間夜の街を回り、5000人の生徒と向き合った「夜回り先生」の激動の半生。
帯のキャッチコピーに惹かれて手に取りました。

「おれ、窃盗やってた」
「私、援助交際やっていた」
「私、シンナーやっていた」
「俺、暴走族やってた」
「私、リストカットやってた」
「俺、かつあげやっていた」
「私、家にひきこもってた」
すべてに「いいんだよ」と答え、優しく子供を包み込み相談に乗る水谷先生の行動には頭が下がります。

子供を助ける為なら暴走族の集会や暴力団事務所にも行く。
命の危険を感じた事も一度や二度ではない。
本業の高校の授業・数々の公演依頼の間に寸暇を惜しんで子供からの相談の電話やメールに答える。
なぜ水谷先生はそこまで身を削って子供達の相談にのるのか?
夜の街の子供達はなぜ水谷先生には心を開くのか?

水谷先生が出会った子供達の多くは大人社会の犠牲者と言える子供達ばかりでした。
貧困・暴力・薬物・溢れる情報に翻弄され、寂しさや苦しみを紛らわすため夜の街に沈んでいく子供達の姿は悲しく胸がしめつけられました。

水谷先生は子供はみんな「花の種」だと考えています。
どんな花の種でも植えた人間がキチンと育て、時期を待てば必ず花を咲かせます。子供も同じで親や学校の先生、地域の大人たちやマスコミを含む社会すべてが、慈しみ、愛し、丁寧に育てれば子供は必ず美しい花を咲かせてくれる。
もし花を咲かせることなく、しぼんだり枯れたりする子供がいれば、それは大人の責任であると言います。

「まずは今日から、水谷と一緒に考えよう」
先生が子供達の話を聞いてまず言う言葉。
この本を読んで大人も「水谷先生と一緒に未来の宝を慈しみ育てる事を考えよう」と思いました。

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紙の本ヤンキー母校に生きる

2003/11/11 18:29

北星余市高校。そこは全国の青少年問題を写す鏡のような学校である。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

TBS「ヤンキー母校に帰る」のモデルとなった義家弘介先生の母校での奮闘ぶりを描いた本。
「不良少年の夢」が義家先生の生い立ちから教師として母校に帰ってくるまでを中心に描かれているのに対し、こちらは題名の通り「母校で生きる」義家先生の汗と涙ととまどいを中心に描かれている。

ドラマの吉森真也は熱血で生徒と対等の不良言葉で怒鳴りあっている場面がクローズアップされているが、本を読むと義家先生の内面は冷静に生徒の将来を考えている事がよくわかる(まだまだ教師3年目で思わず熱くなって不良モードになってしまう事も多いらしいが…)。

子供達に「自由を保障したい」というのは一見理解があるように感じるが、現代社会で子供達が考えがちな「勝手気ままに振舞う」自由など受け入れられるはずが無い。もしそんな生き方をしたら、その先には「孤独」と「破滅」しか待ちうけていない。
子供達に「自由」の本質を教えることのないままに子供達の「自由」を保障する。その行為を「教育」とは呼ばない。(170ページより)

不良と呼ばれ親からも学校からも見放され、絶望から這い上がった義家流教育論は心に響く。

授業時間が保証され、精一杯伝えているにもかかわらず、生徒達にテストで点数を取らせる事ができないのは自分の授業の敗北を意味する。
仮に教えたレベル以上の問題を正解した生徒達を評価したとして、その生徒達が学校終了後、塾や予備校で学習しているとしたならば、ある意味それは学校の敗北を意味するとも言えるのではないだろうか?(38ページより)

「授業がわからない」というと暗に塾に行く事を進める教師達には耳が痛い言葉だろう。

教師全員に義家先生なみの情熱を持って授業に臨む事を希望する事は不可能だと思うが、「元ヤンキーだから」とか「若いから出来る」などと冷めた目で距離を持って見るのでなく、義家先生だからこそ見える現代教育の問題点を一緒に探して改善する事を目指すべきだと感じた。

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捨てればゴミ・分ければリサイクル・工夫次第でアートにもなる

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表紙の薔薇の花のブーケが何で出来ていると思いますか?
何と、台所で邪魔になっている卵パックなんです。

うっかりガスコンロのそばに置いてあって熱で変形させてしまった卵パックを見て、「花」に見えてきたのが誕生のきっかけだというのは驚きです。

「PET’al−art」(ペタルアート)と名づけられたこれらの作品はリサイクル工作の域を越えてまさにアート(芸術)です。

「これだけ綺麗な物を作るんじゃ、その他の材料を準備するのが大変なんじゃないの?」と思いがちだが、ペットボトルや卵パックの他に準備する物は、ハサミ・ガスコンロ・カッターナイフ・ライター・マジックなど家庭にある物ばかり。
もちろん少し上級クラスになると準備する材料は増えるが、それでもラッカースプレー・ビーズ・マニュキア・ワイヤーなど手に入れ易い材料でステップアップしていける。

「これをマスターしてちょっとしたプレゼントにつけたら人気者になれそう」と思うミニブーケやヘアアクセサリーなど小物から、表紙のブーケや絵付け花瓶などの豪華な物などバラエティに富んでいます。気軽にチャレンジ出来る作品から、工夫しがいのある大作まで全ページ素晴らしい作品ばかりです。

二度と同じ物が出来ないのがペタルアートの魅力。
「かさばる・収集日までストックしておくのが邪魔」と台所の厄介物だったプラスチックが芸術作品に生まれ変わりますよ。

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「ごまかし勉強」を止めて「正統派学習」へ意識の改革が必要

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学齢期の子供がいると、毎週のように各種教材の案内が郵送されてくる。
「テストで出る問題だけ、集中して勉強できるから、効率よく点がとれる」
「無駄な勉強をしなくて、良い」
そういったうたい文句で、頑張って勉強するけど要点を絞りきれなかったり、単語帳を作っただけで時間切れになりテストで良い点を取れなかった友人と、教材で効率よく勉強し、楽々良い点をとって鼻高々な主人公の漫画が同封されていたりする。
こういった案内書を見ると魅力的だと思う反面、何か違うのではないかと心にひっかかっていた。

学力低下が問題になっている。
「ゆとり教育」が原因だと言われているが、果たして原因はそれだけなのであろうか?
よく親が集まると話題になるのは、「自分の時代はこんなに塾や予備校に行かなかった。今の子供は塾や予備校でこんなに勉強しているのに、どうして学力が低下しているのだろうか?」
この本を読んでその原因がほんの少しだけわかったような気がした。
今の子供が塾や学習教材でしているのは、「正統派学習」でなく、「ごまかし勉強」だったのだ。
「ごまかし勉強」とは入試問題を教えて貰って、その部分だけ暗記して良い点をとる勉強法をいう。
「ゆとり教育」で内容の減らされた学校のテストは、ある程度予想問題が作りやすい。その部分だけ覚えてテストが終わると忘れてしまう。
新しい単元になると又覚え直す。その繰り返し。だから、勉強時間は長いのに真の学力がつかない。

「ごまかし勉強」でも「自分は勉強が出来る」と自信がついてやる気になればいいのではないか、との意見もあるが、「公立中学ルートへの影響」など恐ろしい副作用の方が大きくなっていると思う。

子供は未来の宝である。けっして、教育産業の企業の論理で金儲けの道具にしてはいけないと思う。
教材会社や学習塾は企業であるから、儲かるシステムを変えるはずはない。
意識を変えなければいけないのは、教師と保護者である。
教師と保護者が目先のテストの点でなく、子供に真の学力をつける事を希望すれば、教材会社や学習塾はそのように方針変換をする。
今こそ親は企業の宣伝にのらず、目を見開いてわが子をみるべきである。

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年金資金運用基金・議員年金をぶったぎって欲しい

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数年前、「専業主婦は税金も納めていない、年金も払っていない。経済的にダンナに養ってもらっている家畜のような存在だ」と主張して、テレビ・ラジオに出演しまくっていた石原里紗さんの暴言から、個人的にはマスメディアに反論できない専業主婦を応援するために書かれた本。

短いけれど、論理的でわかりやすい。社会保険の仕組みや問題点など実に的確である。
プロフィールを見たら、社会保険事務局に15年も勤務なされた方だそうだ。
さすが、餅は餅屋と感心した。

この論理的でわかり易い文章で、年金運用基金の愚行の数々や不公平極まりない議員年金の問題点をぶったぎっていただきたい。

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タイトル通り「もう一度、会いたい!」

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 六月に開催された日韓ワールドカップでゴールキーパーとして始めて大会MVPを獲得して日本に鮮烈な印象を残したオリバー・カーンの写真集。待ちに待った日本語版がとうとう発売されました。
 写真の選択から、対戦データの細かさまで編集者の愛が感じられます。カーンはやはりドイツで愛されているのですね。
 彼のサッカー人生は日の当たる時期ばかりでなく、下積みがあったり、戦犯扱いされたりしたり苦労の連続だったと知りました。それを乗り越えてきたからこそ下馬評の低かったドイツが横浜まで帰ってこれたのでしょう。
 日本語版のタイトル「もう一度、会いたい」に日本語版編集者の思いを感じます。
 最近は急に国民的英雄になってしまった戸惑いか、チャンピオンズリーグ不振のせいか「2006年ドイツ大会」現役出場にやや弱気な発言があったとのニュースもありますが、数々の苦難の乗り越えて来たカーンだけに弱気にならず、ドイツ大会でまた会いたいと願います。

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あなたは薬物について何をどのように知っていますか?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

12年間夜の街を回り、5000人の青少年と向き合った水谷先生の青少年薬物汚染の最前線レポートです。

戦後から現在に至るまでの薬物汚染の歴史や現在の青少年の間に「伝染病」のように広がる薬物禍。
なぜ薬物が青少年に急速に広まるようになったのか?
薬物の種類と人体に与える影響など薬物についての基礎知識。
薬物をめぐる危険な誤解。
薬物問題に対する対応の仕方。
など政府広報の「ダメ!絶対」のスローガンだけでは知りえない薬物の実態が詳しくレポートされています。

水谷先生は「夜回り先生」の中で、
「私、援助交際やっていた」「俺、かつあげやっていた」と相談にくる子供達に「いいんだよ」とすべてを受け入れる姿勢を見せています。

でも、この本の中では「『援助交際』というとんでもない名前のついた売春」と一刀両断に切り捨てています。
売春を「援助交際」。覚せい剤に「スピード」「S」「アイス」などなど名前をつけかえる事によって青少年から罪悪感や嫌悪感を薄れさせて、薬物汚染を広めさせている大人や社会を厳しく糾弾します。

青少年が事件を起こすと私たちは「今の子供達は…」と驚き、その背景に目を向けようとせず、少年法の改正などの強化で対応しようとします。

でも私達が今生きている社会は子供達が健全に育つ環境だと言えるでしょうか?
薬物問題や少年非行問題を扱う専門家の間では「決してイネイブラーになるな」とよく言われるそうです。
「イネイブラー」とは心理学用語で「援助者」「無意識の共犯者」と訳されます。
制服のまま堂々とタバコを吸う若者を注意しない。
ねだられてすぐゲーム機や携帯を買い与え、子供をゲームや携帯の世界に押しやっている大人。
書店に並ぶ一般紙にさえヌードが当たり前に掲載され、インターネットの世界ではさらに過激な情報を簡単に入手できる。
さまざまな悪の世界へと近づこうとする若者達へ、何の注意もしない・何の係わり合いも持とうとしない大人達。
それは「無意識の共犯者」となっている事に他ならないのです。

ある暴力団員が所属する組を抜けた理由をこう語りました。
「昔は親分が『ガキにシャブは売るな。ガキは日本の宝で、あいつらがキチンと育たなければ日本が危ない。そうなって困るのはうちらヤクザもんも同じだ』と言っていたのに今は『ガキは黙っていてもシャブを広めてくれる。ドンドンシャブに漬け込め』と言う。大人が自分の勝手でシャブに溺れるのは何とも思わないが、ガキはいけねぇよ」

「今の子供は…」と嘆く前に私達は未来の宝が健全に育つ社会を作っているかどうか自問自答する必要を感じました。

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道を迷っている人に読んで欲しい本

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複雑な家庭環境の幼少時代からプロ野球選手を夢見て野球漬けの中高校生時代。
野球部仲間の人間関係の疲れから暴力事件を起こし高校中退。暴走族へ入り2000名の総長として君臨。
総長を引退した後、100人以上が連行される大抗争の収集をつける為に当日現場にいなかったにもかかわらず逮捕され少年院に送られる。
少年院を退院後、高校の夜間部へ入学し勉強と役者修行の二束のわらじでがんばる。
大学推薦入学の話も出るほどバスケに打ち込んだが、役者を目指すために断る。
舞台・テレビと出演するが、人気が続かず親戚の会社で解体作業などの肉体労働を手伝う日々。
茶髪・特攻服姿の問題児達との議論する番組で、そこにいた「過去の自分」「自分の子供と同年代のワル」を見た時、テレビ番組である事を忘れ自分の過去を熱くなって話した話。

ジェットコースターのように激しい波のある人生をわかりやすい文章で書いてあってとても読みやすかったです。

少年院で出会った先生。息子との交流。
今の自分を既製品や優良品でない「不良品」と胸をはって言えるようになるまでの軌跡をじっくりと考えられる本です。

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紙の本クリスピン

2004/01/27 09:58

祝・2003年ニューベリー賞大賞受賞

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作者のアビィはボストングローブ・ホーンブック賞、ゴールデン・カイト賞、スコット・オデール賞など数々の賞を受賞しているアメリカを代表する児童文学・ヤングアダルト作家の一人です。
しかし、児童書・ヤングアダルト向けの本の最大の賞であるニューベリー賞は何度かオナー賞(大賞の次の賞)を受賞した事はあるが受賞を逃してきました。
作者待望のニューベリー賞大賞を本作品で受賞しました。相当嬉しかったらしく彼のホームページのトップで「ニューベリー賞受賞」のメダルと「AVI AWARDED THE NEWBERY AWARD!」の文字が輝いています。


権威ある児童文学の賞の受賞作とというと堅苦しい「良い子の為の本」を想像しがちですが、この作品はエンターティメンとしてもしっかりとした作りになっていて、追いつ追われつハラハラ・ドキドキ一気に読んでしまいます。

14世紀のイギリス、母と二人貧しい暮らしをしていた少年は名前も無く「アスタの息子」と呼ばれていた。母が死にひとりぼっちになった少年は泥棒の濡れ衣を着せられ命を狙われる。

旅の途中で出会う「熊」と呼ばれる旅芸人のキャラクターが立っています。
最初は少年の「主人」になり、次第に「師匠」になり、最後は対等な「自由な人間の一員」として迎える「熊」の姿は体も大きいが心も大きな魅力的な人物と感じました。

名前の無い子供が自ら「名前」を選び、自立の道を探すというストーリーは1996年ニューベリー賞受賞作「アリスの見習い物語」に相通じる物があります。

ストーリーも勿論素晴らしいのですが、加藤文章さんの中世のイメージを膨らませるファンタジックなカバー絵と扉絵。隅々まで凝った装丁。人気翻訳家金原瑞人さんの翻訳。ハードカバー。これで1200円(税別)は値段を考えると★6つでもいいと思うお買い得な値段設定だと思います。

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