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さかなさんのレビュー一覧

投稿者:さかな

紙の本ステップ・バイ・ステップ

2001/06/12 22:30

大学生活に花を咲かそう

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

<あらすじ>
 大学に入学したての芳明は、ひょんなことから陶芸研究会に入ることになってしまった。けれど、だんだん陶芸に興味を持ち始め、サークルの先輩の花村森という男に惹かれていく。そんな芳明に森の姉・朝子は妙に意地悪で…。

 月村先生の書く主人公達はみんなどこかで自分を好きになれずに片意地張って生きていたり、人を信じられずに人知れず孤独に耐えていたりする。しかし、こんな部分は少なからず皆持っているのではないだろうか。月村作品はそんな部分を否定しない。無理に変えようとはしない。主人公達が周囲の助けを借りて自分で納得し、成長していく。それが男性同士の恋愛と言う形をとって描かれているだけなのだ。この作品を読んでいると自分の嫌なところも少しづつ受け入れていけるような気がしてくる。

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お手ごろな値段でどうぞ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 壮大なスケールでおくるスペースオペラ、と言ってしまえば簡単かもしれないが、こんなにも色々なことを含んだ作品をどう表現すればいいのだろう。ただのSF小説ではないのだ。
 私はこの作品で善悪とは表裏一体なのだということを教わった。一方から見た善はもう一方から見れば悪にもなる。簡単なことかもしれないが、気付くのはなかなかに難しい。この他にもこの作品の中には私を感動させた様々なことが入っている。全巻読む中で何回涙を流しただろうか。こんなに深い作品を語り尽くすことなど出来ない。是非是非一度読んで頂きたい。
 文庫化して一冊あたりの値段も安くなり、挿絵も可愛くなったことだし、「創竜伝」で田中芳樹先生を知ったお嬢さんがたもこれを機会に読んでみてはどうでしょうか。

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紙の本スティグマ

2001/05/12 00:53

空を探して

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 色を無くした空、同時に姿を消した鳥たち、記憶を無くした男はある日空から降ってきた少年と出会う。少年の名はティト、祖父に教えてもらった鳥というものを探しているという。ティトは男にストークという名前を付け、一緒に探し物をしようと誘い、二人は旅に出る。ストークは記憶を、ティトは鳥を追い歩き出す。

 色を無くした世界をオールカラーで描くという矛盾。
 峰倉かずやの感性が端々まで溢れている。1ページ1ページがまるでイラスト集のような美しい絵で溢れ、詩のような言葉たちによって心の奥が痛くなる。救われたのか救われないのか、ラストのページを見た瞬間涙が溢れてきた。
 値段は少し高めだが、絶対に損ではないと思う。

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紙の本黄金を抱いて翔べ

2001/05/11 23:38

福沢諭吉だったらやる気はない

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 銀行の地下深く眠る金塊、金色の光が六人の男達を動かした。
 豪気な男北川が持ち出したのは銀行強盗の話だった。しかも金塊を奪うという。<人のいない土地>に行くことを望みながらただひっそりと日々を送っていた幸田はその計画に乗った。強盗チームに集まったのは6人。それぞれの男達がそれぞれの理由を求めて計画を進めていく…。

 高村薫得意の「男の世界」が展開されている。後半の計画実行シーンはスピーディーに進み、臨場感満点。息も詰まる展開の後のラストシーンはどこか神々しさを感じる。
 しかし、私はこの作品の重点は計画準備段階での男達の関係にあると思う。特に幸田と、多くの謎を持つモモさんの間に生まれた絆は友情というには深すぎ、こんな愛情というのも在るのかと思わされた。こんな熱い世界にどっぷりハマって涙を流してみるのも良いのではないか。

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愛してないけど嫌いじゃない。それはとても不確かな感情

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 葵、遠志、珠生の三兄弟は9年前に死んだ母の命日にだけ父の史緒に会いに行くことになっている。浮世離れした父は今も母だけを思って生きていた。そんな父から昔「愛していない」と言われた兄弟は、愛してほしいと心の底で願いつつも自分達を見ていない父に反発してしまう。そしてまた母の命日がやってきた。嫌がりつつも来てしまった兄弟は父との間の不可思議な絆を知ることになる。それはとても不確かなものだけど、彼らにとってはとても大事なものなのだ。

 この表題作のほかに書下ろしを含む4編を収録している。どの作品も地味だけど心がちょっと柔らかくなる。疲れたときに是非読んでもらいたい。

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幸せをつくる人になりましょう

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 新撰組副長・土方歳三付き小姓、市村鉄之助。新撰組ファンなら一度は目にしたことがあるだろうこの名前。土方に最後の戦地函館までつきしたがうも、土方の命により土方の実家に手紙を届けるために東京に帰された彼がこの作品の主人公である。父親の敵を討つことを目標として新撰組に入隊した鉄之助が人を切ること、任務を遂行すること、鬼になるということの辛さを知り少しづつ成長していく。

 時代考証はおかしいし、鉄之助や沖田の年齢設定もめちゃくちゃ、でも気にならずに読めてしまう。どうしてなのか? 冷徹を装う土方、のんびりやの剣豪沖田、豪快な近藤、どれも使い古されたキャラ設定だが、作者の思い入れを感じる。主要キャラだけでなくファンには外せない山崎、原田、永倉など可愛い絵によって新しい魅力をひきだされている。一つ気になるのは斎藤一がまだ出てきていないこと。物語はまだ序盤、早期の出番を切に望む。

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美形な死神はいかがでしょう

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 死後の世界とされる「冥府」において死者を裁く「十王庁」。閻魔大王直属の機関「閻魔庁」。その中でも死んだ者たちをつれてくる役目を負う召喚課で勤務する者たちは「死神」と呼ばれている。その死神がこの話の主人公、都筑麻人と黒崎密だ。様々な事件を下敷きに、ミステリーなどの要素を含みつつ登場人物たちの過去の謎を少しづつ明かしながら話は進んでいく。

 書評のタイトルどおりこの話は笑っちゃうくらい美形な人たちが溢れている。主人公の二人は勿論のこと、周りを取りまく死神の仲間、敵であるドクター邑輝、それぞれの事件の関係者達など、8割のキャラが美形と言っていいだろう。それが作者の美麗な絵とあいまってうっとりとさせられる。
 また、シリアスな話に織り込まれる死神たちの漫才のような会話がとても面白い。おもわずクスリと笑ってしまうようなシーンがこの作品が重くなりすぎるのを救っている。
 ただ、話が進むにつれてどんど積み重なっていく登場人物の謎がまだ何一つ解明されていないことが少々じれったい。しかも作者が連載を休みがちなので遅々として話が進まないところが欠点といえる。

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