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先月(2017年4月)

竹柏さんのレビュー一覧

投稿者:竹柏

2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本20世紀少年 8

2002/07/26 18:14

2000年という過去

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 2000年が過去として描かれていることに、何度読んでも違和感を感じてしまいます。かつて『2001年宇宙の旅』とか21世紀の申し子『鉄腕アトム』における「2001年」や「21世紀」とかいうことばは未来の代名詞だったわけです。ところが現実は既に21世紀になってしまった。21世紀は未来ではなくなってしまった。いままで「21世紀」が未来の代名詞だった逆手を取って、「20世紀」を過去の代名詞のように敢えて使っているのでしょうね。言うまでもなく、現代に生きる我々にとって2000年とは現代です。だからこそ、でしょうか、この作品には二つの過去が登場します。「血の大みそか」の2000年と、もうひとつ、ケンヂたちの少年時代——昭和という過去です。そして多くの人は、こちらの方を懐かしく、過去の出来事と感じて読んでいることでしょう。
 2014年という「未来」を「現代」として描き、2000年という「現代」を「過去」として描く、そして昭和という「過去」を「過去」として描く。読んでいる人間が安心して立てる共有できる「現在」がこの漫画には描かれていないのです。それはサスペンスを盛り上げることにも効果を上げていますし、二つの過去のうち昭和という過去をいっそう懐かしいものにする効果もあるでしょう。それ以上に、現実に漠然と感じている現代への不安をうまくとらえているように思います。
 小泉響子が感じている「血の大みそか」への興味と不安。2014年という「現代」の人間が感じる不安は、2000年という「現代」のわたしたちが感じている不安を代弁しているのではないでしょうか。

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原点異星人編

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「初期SF三部作」なんて言い方があったり、代表作に『鉄腕アトム』があったりと、SFと手塚治虫は切っても切れない関係にあります。しかし本書に収録されている作品の多くは「初期SF三部作」や『鉄腕アトム』とは違い、暗くシリアスな大人向きものでした。だからこそ読み応えは十分です。バランス的にはもう少し『アトム』系のものがあった方がよかったとは思いますが、アニメ化されたような代表作でしか手塚治虫を知らない人間にとっては、大人向けの短篇は手塚のほかの面を知る絶好の機会でした。しかもそれが、SFという、手塚にとっての原点でもあるのですから。
 さて本書は「異星人編」。どんな異形の異星人が飛びだしてくるのか、というのも楽しみのひとつ。植物型、動物型、いかにもな宇宙人型から、何とも形容しようのないものまでさまざまです。人間なんてひとりも出てこない話もあります。「ファースト・コンタクト(第一種接近遭遇)」から「フォース・コンタクト(第四種接近遭遇)」までの四つに分けた章立てが秀逸。

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