サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. 木の虫さんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年8月)

木の虫さんのレビュー一覧

投稿者:木の虫

4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本進化とはなんだろうか

2002/07/09 23:31

最適な入門書

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書は、人文系の読者にも薦められるべき格好の進化生物学入門書である。適応、自然淘汰といった重要な概念を中心に、進化に関するさまざまなトピックスがちりばめられたお得な一冊。

岩波ジュニア新書は、その名の通り若者のためのラインアップではあるが、その中には若者向けとして収まってしまうにはもったいないような良書がいくつかある。そしてこと進化という、分かったようになっている人は非常に多いが、大体は間違った考え方を信じ込んでいたりすることが多いといわれる分野で、本書のような良書に読者が出会える意義は大きい。

[木の虫]

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本MD現代文/小論文

2002/07/09 14:49

一般辞書の棚に並ぶべき本

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

受験参考書の棚に並んでいるこの本をぼくが買ったのは受験生時代をとうにすぎた、大学生になってからだ。以来、本を読んでいて出てくるアカデミズム用語なんかを復習したり、理解のあやしい用語なんかを引く際に役立っている。普通の辞書には載っていないその言葉の細かな歴史的背景、対立概念、たくさんの用例…。かゆいところに手が届く、役に立つ一冊である。

大学受験生の小論文対策としてはもちろん、それ以外の方にも満足してもらえる辞書。辞書と銘打たれてはいるが非常にコンパクトで使い勝手も良い。

[木の虫]

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

鋭い分析と、共感を呼ぶメッセージ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

少々仰々しくも感じられるタイトルを冠せられたこの著書で、著者の見田さんは「自由」をキーワードに、その名のとおり「現代社会」を鋭く分析する。1950年代のアメリカで萌芽した「現代社会」は、われわれ人間の自由な欲望によって自己矛盾を克服し、前世紀末には冷戦に(相対的に)勝利した。第一章では、現代社会の光の部分に焦点を当て、その「基本的なダイナミズムの骨格」が提示される。

そして第二章、第三章では、現代社会の闇の部分、環境問題や南北問題も、同じ切り口で鋭く分析する。はじめの三章を読めば、現代社会の特質を理解できると共に、その光と闇が、まさにコインの表裏であることを理解できるだろう。

これらの闇の部分を、現代社会は解決することが出来るのだろうか? しかしながらこの本は、著者も言うとおり、「現代社会」を分析したものであって、そこで生じている問題群の解決策が示されているわけではない。これがこの本を少々物足りなくしていることは否めないだろう。

それでもぼくが著者の見田さんに共感できるのは、彼が、その解決の方向性として、「をその根本の理念としないような社会に」はっきりと「魅力を感じない」と言いきっているからだ。自由を制限するようなやり方でそれらの問題を解決したとしても、そんな社会にぼくらは魅力を感じない、それはぼくらが第一章で得た教訓だ。


環境問題というと、すぐに目くじらを立てて「あれはいけない」「これもいけない」という、「何かを制限する」ような方向性でしか物事を考えられない人たちがたくさんいる。多くの場合、そういった人たちは「自由な社会を捨てたくない」というメッセージに対して感情的に反発をする。曰く、「自分勝手だ」「我慢しろ」「もうちょっとまじめに考えろ」…。この本を読めば、見田さんが環境問題を軽視してなんかいないのは明らかだ。見田さんのスタンスですべてが解決しうるかといえば、それは多少楽観的過ぎるかもしれない。でも、それを完全に捨ててしまうような社会が受け入れられないのは、明らかだろう。

見田さんの意見に賛成するか、反対するかは読者の自由だけれど、分析の鋭さと、そこから出てくる彼のメッセージをじっくりと味わうべし。星1つ分は、彼の次の仕事に取っておこう。

[木の虫]

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本現場主義の知的生産法

2002/07/09 14:31

「現場」を「顧客」に読み替えて…

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本は著者の関さんのように地域調査関連の現場に携わる人にはもちろん、それ以外の「顧客を持つ」すべてのビジネスマンにも読まれるべき本だ。「現場」という言葉に馴染みのない向きは「顧客との対話の場」と読み替えるといいだろう。

現場との付き合い方はとても重要だ、というのはわかっていてもそう簡単に実行できるものではない。都合のいいときにだけ現場にいって頭を下げるのは誰だってできることだけれど、そういった真摯でないやり方は双方にとって不利益になるだけでなく、著者のように地に付いたやり方で仕事をする第三者にも迷惑をかけていることを本書は明らかにする。著者はそういったシンクタンク的その場しのぎビジネスを批判し、きちんとした現場との付き合い方を、自身の経験から余すところなく開示する。

著者の言葉が重く響くのは、「とにかく現場へ足を運べ」というメッセージの明快さのせいだけではない。著者はより大きなスケールで現場との付き合い方を捉えているのだ。長いスパンで見た自身の仕事の計画、その視点で見たときの現在の仕事のポジション、後進の育成と動機付け、商業としての出版…。「現場に足をはこべ」という著者のメッセージは、著者の仕事に対する真剣な考え方によってより説得力を増している。

[木の虫]

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

4 件中 1 件~ 4 件を表示