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レビューアーランキング
先月(2017年5月)

くもざるさんのレビュー一覧

投稿者:くもざる

24 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本ダンス・ダンス・ダンス 上

2001/08/01 13:03

とにかく踊り続けねば

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 村上春樹の文体は年を追うごとに段々変わっていくのだが、これは前半の作品。まぁ、若いときも年を経た今でも、村上春樹の文章はリズムがあって軽快だが、この話は本当にノリ(ノリといっても軽いノリとかそういうのではなくて)が良くて、読みごたえがある。

 といっても、「あっはっは。これは楽しいや!」というものではない。リズムに誘われてスラスラスラと読めるのだけれど、調子に乗ってどんどん読み進めていると、途中で「はて?」と考え込まされることになる。別にストーリーが分からなくなったとか、話が難解だとかそういうこではないのだが。口当たりが良くて甘い飲み物だなーと思って飲んでいると、実はすんごくアルコール度数が高いカクテルだったというような感じ(うーん、ちょっと違うけど)。

 ストーリー自体は「羊をめぐる冒険」のその後の話。しかし、「羊をめぐる冒険」を読んでいなくても、特に問題はないと思う。自分は村上作品を読むと生き方とかポリシーとか考えてしまうのだが、何でだろう? 読む人によって感じ方が違うのではないかと思うけど。

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紙の本氷点 正 上

2001/07/13 15:17

人間の罪深さを考える

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 時代は昭和。病院の院長と美しいその妻。夫の留守中に、妻に言い寄る男がいて…。別に今の時代で考えると、それ程たいしたことはしていない。ただ、抱き寄せられてうなじにキスマークをつけられただけ。しかし、その言い寄られている間に、外に遊びに行っていた幼い娘が殺されたことから、事態は思わぬほうへどんどん転がり落ちていく。

 夫は妻のうなじにキスマークを発見して、娘が殺されていた時にこいつは何をしていたのか、と憤る。でも、問いたださない。ただ一言、聞いてみれば良いのに、それをしない。そのかわり、ある復讐を思いつくのだ。

 人間とは何か、許すということは何か。人間の心に潜む闇に光をあて、どんどん掘り下げていく。考え込まされる作品だ(それにしても、三浦綾子の本を読むと、「良い人になろう。人に優しくなろう」と固く心に誓ってしまう。ブルース・リーの映画を観た後にカンフーの真似をしてしまうように)。

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紙の本O・ヘンリ短編集 改版 1

2001/07/13 14:56

短編の長所、切れ味が抜群

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 「賢者の贈り物」や「一枚の木の葉」は、有名だから知っている人も多いはず。「賢者の贈り物」は、クリスマスのプレゼントのために、妻が髪を切り夫に金時計の鎖を、夫は金時計を売り妻にベッコウのくしを贈る、あれですあれ。

 「あーあれねー」と言わずに一度読んでみてください。どの短編も最後にはアッと驚く落ちがあり、切れ味も抜群だから。短編とはこういうものでしょう! と手が痛くなるくらい拍手を送りたくなる、名作揃い。これがストーリーテラーってもんでしょうよ。

 しかも、O・ヘンリーの作品の良いところは、どれも暖かい人間味があふれているということ。辛いこともあるし、悲しいこともあるけど、まぁそう捨てたものじゃないかも、と思わせてくれる。その上、皮肉がピリッときいたおかしみ・悲しみが漂ってくるのも良い。

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紙の本村上朝日堂の逆襲

2001/06/29 14:42

小説書いている人と同一人物??

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 村上春樹は、長編・短編・エッセイといろいろな種類の文を書く。エッセイを読んでいると「えっ!?あの小説を書いたのと同じ人??」と思いたくなるような、肩の力をぬいたばか話が面白い(ばか話といっても、やはり特殊な村上ワールドは広がっているが)。異空間の世界が広がっている村上小説は読まないけど、エッセイは大ファンという人も知っている。

 私は大体エッセイは大嫌いだ。よく「かっこうつけて何いってんの」という自分に酔っている人や、自分の回りの世界をきれいごとのように書く人、くだらない自分の日常をくだくだ書く人などが多くて辟易する。

 だが、そんな私も村上春樹のエッセイは大好きである(小説ももちろん好き。というよりも村上春樹の本は私の人生に浸透しきっていて、この人の本に出会う前と出会った後、かなり人生観が変わった)。村上春樹のエッセイを読んでいていつも思うのだが、この人は本当にきちんと自分の世界や基準というものをもっていて、それにしたがって生きている。こんなに整然と自分の「ものさし」をもっている人ってそんなにいないと思う。しかも、気負うこともなく、さらっと「当たり前でしょ」という感じで行動しているところが良い。
 好みにもよるだろうが、是非読んでみてもらいたいおすすめの一冊だ。

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紙の本風と共に去りぬ 1

2001/06/28 14:57

読めば読むほど味が出る。まるでするめ。

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 映画でも有名になったので、読んだことがなくてもこの小説のタイトルくらい聞いたことがある人は多いだろう。大体のあらすじを知っている人も多いかもしれない。

 私も映画版は好きだ。主演のヴィヴィアン・リーに非常にあこがれた。でも、この話の良さは、映画では出し切れない。南北戦争、情熱的な性格の主人公、メロドラマティックな話の展開。こういう要素は映画にも出ている。私も、中学校の頃は特にそういう要素に魅かれた。でも、この本の良さはそれだけでは語り尽くせない。小説では主人公の目線、準主人公の目線、黒人奴隷の目線、作者の目線と話は多角的に進んでいって、それぞれの感情が入り組んでいる。一人の人間が成長する過程において、何を考え、何を取捨選択し、どのように生きるのか、その半生がまるで実際に自分も見ているように体感できる。また読んでいる自分の年齢によって、感じたり思ったりすることが様々に変化していくことができる、という優れた本の一つだ。

 特に、多感な時期に一度は読んでいて欲しいな、と思う一冊である。

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紙の本シャーロック・ホームズの冒険

2001/06/14 16:10

これぞ理想

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 今なお「シャーロッキアン」という熱烈なファンがいる程人気の高いシャーロックホームズ。アニメになったり、子供向けの番組になったりするので、この名前を知らない人はいないとは思うが、本当のホームズを知っている人は何人いるだろうか。

 頑固だし、気難しいし、アヘン常用者でもある。退屈な事件は受けない、女は嫌い、とストイックな彼だが、犯人を捕まえても自分の判断で逃がしたりもする。…かっこよい。よく、「罪は罪だから」という理由で、良い人も逮捕して刑事に引き渡したりする探偵がいるが、ホームズはそんなことはしない。私が気に入っている理由の一つだ。

 そして、この作品を読むときの隠れた楽しみの一つは、よく作者のドイルが推理小説として致命的なミスをおかしていること。探してみると結構ある。読まれるときは是非探してみて欲しい。

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紙の本春にして君を離れ

2001/06/13 13:39

自分のことがホントに分かってる?

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 アガサクリスティ専門のミステリーではない。しかし、アガサクリスティ特有の人の心の中の微妙な揺れ動きが味わえる作品。
 自分で「自分」のことを分かっているのか? 自分が思っている「自分」は、そう思いたいと自分自身が願っているだけの想像の人物ではないのか? この本を読むと、そう自分自身に問いかけたくなる。「私は本当の私を理解しているのか?」と。そして、恐ろしくなって回りを見渡してしまう。まるで、天涯孤独になったような、砂漠に置き去りにされたような気分になる。

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紙の本チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷

2001/07/18 11:22

歴史が好きじゃなくても面白い

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 「ボルジア家」といえば、悪名高い歴史上の一族。ちょうどダ・ヴィンチと同時代だ。非情な策略を練るとか、毒をもって敵を殺したとか、兄チェーザレは妹ルクレチアと近親相姦だったとか、チェーザレは邪魔な弟を殺したとか、それはまぁ公私ともどもゴシップだらけの悪者一家だ(特にチェーザレ)。

 しかし、歴史とはもともとゴシップの集まりだし、嘘でも皆が噂をし出すと「事実」となる。確かにボルジア一族の人たちは野心が強く、人を操る術を心得ていたように思う。だけど、噂ほど心無い悪党というわけでもないと思う。ただ、自分の野心に忠実だっただけだ。

 それでは、ボルジア一族ってどんな人たちか? この本は、それを解き明かしてくれる。といっても、ただ史実を並べただけの退屈な歴史書ではなく、先に先にと読みたくなる小説になっている。チェーザレはどうしてこういう手段を選んだのか、何がしたかったのかということをチェーザレの気持ちになって読み進むことが出来る。はっきり言って面白い。これがまた、チェーザレが格好良いのだ! タイトル通り、まさに「優雅なる冷酷」。

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詩なんて嫌いだけど

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 はっきり言って、「詩」って何だか恥ずかしい。その上、銀色夏生の本を読んでいるところを人に見つかると、「やばい」と思ってしまう。いかにも女の子みたいで、ロマンティストみたいで。だって名前からして「銀色夏生」。綺麗すぎる。「涼風劉生」とか何とかそういう仲間みたいだ。

 でも、それにしても。この詩集は心に響いた。ちょうど、心が弱っている時でもあったから泣けてきた。誰かに言って欲しいこと、心の奥底で思っていたことなど、まさにジャストミート。「そうだ、本当にそう思う」ということが形になっていて、共感できるのは嬉しい。

 よく言葉遊びのような、きれいごとのような青臭い詩を見かけるが、銀色夏生の詩は心に語りかけてくる。

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紙の本新解さんの謎

2001/08/20 18:51

例文って面白い

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 「新解国語辞書」。学校に通ったことのある人なら、とてもなじみのある辞書ではあるまいか。私も自ら買った覚えはないが、家の中を探してみたら、ちゃんとこの辞書があった。きっと学校で買わされたのだろう。この本は、この辞書の風変わりな例文にスポットを当てて、解説しているもの。それにしても、こんなに身近にある辞書の説明文や例文が、こんなに変わったものだったとは、全然気付かなかった。

 だって、辞書というのは万民に通じる説明が書いてあるものだと思いこんでいた。まさか、自分の感じたことや個人的な考えが書いてあるなんてことは想像もしたことがなかった。小さいころは新聞に書いてあることは、全て本当だと信じたように。

 それなのに、この辞書の説明文はあまりにも編者の趣味嗜好があらわになっている。また、「どんな人がこの説明文を書いたのだろう?」と想像してしまうような人間味にあふれきっているのだ! 例えば、正確なものは今すぐ思い出せないが、「ハマグリはとても美味い。吸い物にすると特に味わい深い」とか平気で書いている。そんなの分からないではないか?あなたは美味いと思ったかもしれないが、ハマグリ嫌いの人には通用しないではないか。でも、それが、実に面白い。個人差があるだろうが。辞書を作る人も人間なんだなーとしみじみ思う。しかも、個人的だからこそ妙に説得力のある例文だったりね。

 ただ残念なのは、一緒に収録されているもう一つの話が全然面白くないこと。だから、★3つにしようかとも迷ったが、第1部は読んでみて欲しいので、おすすめということで★4つ。

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顔は悪いが、格好良い。それがシラノ

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 剣の腕もたち、明るく豪快で、仲間皆の間でも人気者の男、シラノ。頭も良く、女性がうっとりするような詩もすらすらと作ることが出来る(この時代の恋愛には、詩はなくてはならない存在なのだ。詩が上手く作れないと女性にもてない。平安時代の日本の短歌みたいなものだ)。それなのにそれなのに、顔が悪い!というよりも端的に言えば、鼻が大きすぎる。いつもは優しいシラノも鼻のことをからかわれると、カンカンに、理不尽なくらいに怒る。この鼻がシラノの大きな悩みで、女性と付き合ったこともない。

 そんなシラノにも好きな女性がいる。夜も眠れないほど、命を捨てても良いと思えるほど愛している女性だ。しかし、鼻のせいで打ち明けることが出来ない。そうこうする内に、その女性には好きな人がいることが分かり…。せつないけれど、言葉のかけひきや軽妙な言い回しが面白い。たまに、「何でこんなことでこんなに悩むの、とろとろするのか?」と思わないでもないが、そこをクリアすると楽しく読むことが出来るだろう。

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ビューティフル・ボーイ

2001/09/04 11:10

大人になるのは難しいね

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 大体粗筋は、前の書評に書いてある通り。それにしても、主人公は男性だけど、女性の私にも身につまされることは多い。本当に人を大事にすることができているのか、独りよがりになっていないか。主人公は「ロマンチストで汚い物は見たくない。妻はいつでも優しく家庭的でなおかつセクシーでいてほしい。そして自分のことをかまって欲しい」という、男性にありがちなタイプの人。この小説では、そんな主人公が成長していく過程が描かれているが、本を読みながら自分も一緒に成長しているような気持ちになる。本当に心にしみる良書だと思う。

 しかし、個人的な意見だが、主人公の妻も悪いと思う。だって家庭に入って、子供の世話を一日中するのが夢だったから、勝手にそうしてたんだろうに、全部が全部、夫のせいにするのもどんなものか。「あなたのために夢を捨てたのよ! 私の青春を返してよ!」みたいなことを言うのは反則だと思う。確かに、今でも断然、割り食うのは女性だけど、その台詞をいっちゃあお終いでしょ、男も女も。今まで我慢して我慢して夫と戦うのを拒否してたくせに、急に爆発して、はい終わり、というのはずるい。要求があるなら戦ってみなくては。そんなに仕事がしたかったのなら、破局して元々で言ってみれば良かったのに。人のせいにばかりするなよー、と思うのだけど、それは私がまだ人生を知らないから?

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河童が覗いたインド

2001/08/30 14:57

カメラよりも凄い精密画

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 妹尾河童の本職は、舞台美術などの仕事。だが、凝り性のこの方、何か面白い物を見つけては、スケッチしたり説明文を書いていたりしたらしい。それをテーマ毎に一冊の本にしたのが、この「河童が覗いた」シリーズなのだ。インド、ヨーロッパなど、時には家族の制止を振り切って旅を続け、その時に見た物を正確にそのままスケッチしている。これが、もうとてつもなく精密。「精密」と一言で言っているが、デッサンの狂いがまるでなく、実写よりも凄い。本職が舞台美術なだけにこういう絵はお手のものなのだろうが、横に添えられている字も判で押したように整然と並んでいるところを見ると、もともと細かいことが得意のようだ。

 文章も面白い。いろいろなものを興味津々で観て回っている河童氏の姿が目に浮かぶようだ。そこら辺のガイドブックを読むくらいなら(特に日本製のガイドブックは、高い割には約に立たず面白みがないし)、この本を讀んだ方が、その国の雰囲気がつかめると思う。旅行記など苦手、という人にもおすすめする。

 それにしても、「この河童が覗いた〜」シリーズはもともと人気だったが、「少年H」で小説も書けることを証明した妹尾河童。器用な人は器用だ。ちなみに、「妹尾河童」は、芸名ではなく本名なのだ。「河童が? 親がつけたのか?」と思ったあなた、凝り性の河童氏は後々苦労の末、改名したのだ。何で改名したのかは、河童氏のファンになって、他の著書を讀めば分るよ。

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紙の本ブラック・ティー

2001/08/01 13:20

他人ごとではないなー

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 「自分は警察のお世話になったこともないし、もちろん犯罪なんて犯したこともない、だから悪いこととか罪とかとは無縁だ」と思ってる人はいませんか? 「いえいえ、ちょっとした悪いことならしたことはある」と言っているあなたも、実はそのことをあまり深く考えたりしないし、心のどこかで皆やっていることだから大したことない、なんて考えてないですか?

 この本は、そのちょっとした悪いことにスポットライトを当てた短編小説集だ。ちょっとした悪いことでも、ライトを当ててじっくりみてみると、まーそれはえげつない。自分にも身に覚えのありそうなことが出てきて、背筋が冷たくなったり、考え込まされたりする。タイトルの「ブラックティー」とはよく言ったものだ。だからといって、「ほれごらんなさい。あなたも悪い人なんだから」と暗く意地悪に突きつけているわけではなく、その中にも救いがあったり暖かみがあったりする。

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唯一無二の愛を突き進む

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 違う星の7人の男女が地球で生まれ変わり、再会することから始まり出すストーリー。劇的、ドラマティック、スリル満点という言うことなしだ。しかし、7人の生まれ変わりやの背景や、入り組んだストーリー展開など見どころは山ほどあるが、一番魅かれるのは「輪くん」。それに尽きる。主人公の輪くん(小2)の冷酷さ、誠実さが良いのだ! もう一人の主人公(こっちの方が本当の主人公だ)ありすとの純愛にも非常にあこがれた。自分にも「唯一無二」と呼べる存在が欲しいと切実に願った。

 これを読んだのはまだ中学生くらいの時だったが、今でも夜中などに急に読みたくなって読み返すことがある。一度読んだら次に次にと読みたくなるので、結局21巻全て読破してしまう。マンガを読むのは好きだが、家にマンガ本を殆どおかない私にとって、特別な存在なのである。

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