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ナナさんのレビュー一覧

投稿者:ナナ

11 件中 1 件~ 11 件を表示

紙の本私の個人主義

2001/07/11 01:37

しゃべる、夏目漱石。

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 これは夏目漱石の講演録である。
 漱石の口調をそのまま文字に起こした本文を読んで真っ先に思ったことは、しゃべりがうまい、ということだった。
 身近なことから話に入り、冗談も交えて場をなごませる。ちょっとしたギャグを言って笑いを取る漱石なんてとても新鮮なのだ。そしてぐいぐい話に引き込まれる。引き込まれていくうちに、気が付けば、高いところにある漱石の思想まで導かれている。
 肝心の内容はというと、これもまた素晴らしい。明治・大正期の講演にもかかわらず、今読んでも十分に訴求力はある。平成の社会問題をそのまま予見しているような部分だってあるのだ。
 また私たちがよく知っている漱石の小説。これらの小説がどんな思想のもとで書かれたか。話を聞いていると、小説に昇華する一歩手前の思想が見えてくるようで興味深い。なにか小説の舞台裏を覗いているような気になってくるのである。夏目漱石のアイデンティティに少し触れることができる面白い一冊。

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この講義で千六百円は安い。

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 私は大学生である。もちろん東大生ではない。
 この本は、立花隆さんが東大で行った講義をベースに作られたものなのだが、これを読んで、正直こんな講義が聴けるなんて東大生は幸せだと思った。とにかく知的刺激に満ちあふれているのである。こんな講義はめずらしい。
 一般教養の講義など、大半の学生たちはハナから真面目に聴こうとしない。教師もそれを知っているから、どうしてもいい加減な授業で済ませてしまう。悪循環なのである。そして学生たちは自然と刺激を外に求めることになる。これが大学のよくあるパターンなのだ。
 脳というのは、ニューロンという神経単位が集まったものであり、そのニューロンは突起を出して互いに連絡している。これが人間の思考回路そのものなのだが、どうも脳の最終的な発達段階にある、二十歳前後という時期に良質な刺激をたくさん浴びると、この突起の数が増えるらしいのである。つまりそれだけ思考回路が密になる、脳が鍛えられるというわけだ。
 この講義は立花さんが、とにかく学生に刺激を与えてやろうと、脳の話から文学、哲学、そして現代物理学の最先端まで、縦横無尽に話題を飛躍させながら、圧倒的なパワーで話を展開していく。しかも語り口はあくまで易しい。ページを開くとエネルギーの熱風が顔面にふきつけてくるような気がした。
 勉強の本質は独学である。大学で教師から得るものは知的刺激だけでいい。知的刺激を与えられる先生が、いい先生なのだ。私のニューロンの突起の数は、この本で間違いなく増えたはずである。この講義で千六百円は文句なしに安い。

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知的で良質なリンク集だ。

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 いい本にはモノとしての魅力がある。これが電子メディアがいくら発達しても、紙の本に勝てない理由である。この本は、その「本というモノの魅力」をたっぷりと味わわせてくれる。そして、ありとあらゆるものを貪欲に飲み込む現代の怪物である立花さんが、独自の視点で選んだ三百冊の本の中身が濃密に詰めこんである。
 非常に多岐にわたるジャンルから選ばれた本たち。その随所でへぇーっと驚く知的快感が待っている。これはいっさいムダなものが入っていない、良質なリンク集なのである。

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紙の本青春漂流

2001/06/18 02:36

学校では落ちこぼれ。しかし好きなことでは誰にも負けない。こういう人が世界を引っ張る。

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 この本では十一人の若者が登場する。若者といっても三十代がほとんどだが、「自分の生き方を模索しているときが青春である」という意味において、彼らはみな青春のまっただ中にいるのだ。猿回しの調教師、精肉職人から鷹匠、コック、カメラマンなど様々な職に就いている十一人。彼らはみな、人並みの人生コースから外れて一度挫折し、その後大胆な方向転換を図った。やりたいことを追求するために自分の人生を賭けるのである。そしてそうと決めたら、がむしゃらに、それこそ気が狂うほど努力する。陰で静かに静かに力を蓄え、ひとたびチャンスが来ればそれを一気に吐き出す。爆発させる。そして「彗星のごとく」世に現れる。
 まだまだ自分の人生は守りに入っていない。そう思う人は絶対読めばいいと思う。きっと背中を押してくれるはずである。

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紙の本わしの眼は十年先が見える 大原孫三郎の生涯

2001/06/14 03:18

すばらしい散財をしたすさまじい人物

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 二〇〇一年四月、台湾の李登輝元総統が国際的な注目の中で来日した。目的は心臓の検査。報道によると、そのために訪れる病院が岡山県の倉敷市にあるという。私は、倉敷中央病院という名のこの病院がそんなにすごい病院なのか、と思ってインターネットでいろいろ調べた。そこでぶつかったのが大原孫三郎という人物なのである。大原美術館の創立者でもある彼は、倉敷随一の資産家、大原家の嫡流であるが、倉敷中央病院を設立したのも彼だったのだ。
 この本は大原孫三郎の生涯を経時的に追いながら、彼がどんなにすさまじい人物だったかを物語っていく。父から受け継いだ倉敷紡績という会社を日本でも有数の大会社へと成長させる傍ら、社会から得た財はすべて社会に返すという信念のもとで、美術館、病院をはじめ、孤児院、中国銀行、中国電力、そしてさまざまな学問の研究所の創設にかかわっていく。評価すべき散財。まったくすごい。
 「倉敷という街そのものが大原孫三郎の遺産」という解説者のことばにも頷くことができる。なにせ大原美術館のおかげで空襲まで免れているというのである。
 これを読んで、倉敷という街がすごく好きになった。

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紙の本Platonic sex

2002/06/11 06:46

つまらない先入観、捨てます。

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おもしろい本だった。これは売れるわと納得した。
こういうエッセーを読むと、私たちがふだん信じて疑わない「道徳」とはいったい何なのかと、足元を掬われるような気持ちになる。
毎日せっせと学校に行ったりすることが果たして「正しいこと」なのかどうか。そういう疑問が現れるのだ。
「どうせAV女優が書いたものなんか…」と先入観を持っている人も多いと思う。私も最初はそうだった。だからその作品に素直に感心したりしない。セーブしてしまう。AV女優が書いたものに感心してしまう自分が許せないのである。
しかし飯島愛は、あの危うい世界において頂点まで行った人だ。
ふつうの「善良な市民」よりも、よっぽど人間というものの本質に肉薄していることだろう。文学的なのだ。
私はそういうつまらない先入観は消そうと思う。

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和のうつくしさ

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 表紙にひかれて書店で手に取った。
 日本に昔から伝わるデザインの数々。その写真が素材別にずらっと並んでいるのである。たとえば「紙」という章には、障子をはじめ扇子、カルタ、本、のし袋などの写真が載っている。
 日本の造形のうつくしさを再発見できる。やはり時間を越えて伝わるものは洗練されているのだ。
 写真はすべて白黒である。カラーならもっとよかったのに、と思ったが、「かたち」の美しさを強調するためには白黒のほうが適しているかもしれない。

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紙の本爆笑問題の日本原論 2000

2001/08/01 00:04

笑ってしまいます。

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 爆笑問題の本を本屋で立ち読みすると、絶対に笑ってしまう。立ち読みして笑っているやつなんか、どう考えても怪しいやつである。それで、必死で笑いをこらえようとするのだが、数ページ開くだけでもう我慢できない。
 で、結局買って家で読もうという話になるのだ。
 もちろんこの本も、その中の一冊である。時事問題をネタに、太田と田中の掛け合いが続いていくのだが、到底笑えないような事件を次々と笑いにシフトさせていってしまう、そのセンスには恐れ入るばかりである。

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紙の本似顔絵 カラー版

2001/07/30 07:15

似顔絵の話。

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 この山藤章二という人は、なんともこう生き生きとした似顔絵を描く。朝日新聞に載っている政治家の似顔絵を見て、いつも感心してしまう。
 もうこの人は唯一無二の存在と云ってもいい。
 その山藤さんが、似顔絵の話、芸の話、そして過去に書いた似顔絵を存分に披露してくれるのがこの本だ。彼が主宰する「似顔絵塾」の生徒さんたちの作品もたくさん掲載してある。ボリュームたっぷりで楽しめる一冊である。

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紙の本中田語録

2001/07/30 07:08

スーパースター

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 三十分あれば読める。半分が写真で、あとは文字。
 この本は、題の通り中田選手のコトバを中心に編集されている。マスコミが勝手に作り上げようとする中田英寿の虚像があふれる中で、少しでも自分の真意をファンの人に伝えたい。そんな意図があってこの本がつくられている。
 スーパースターである。
 目を通すのは三十分で済んでしまうが、その印象は容易に頭を離れない。

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紙の本芸その世界

2001/07/30 07:01

天才と狂気

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 芸人のエピソードが無数に詰まっている。
 ここでいう芸人とは古今東西のスターたちである。そしてそのひとつひとつのエピソードが尋常ではない。まさに天才と狂気、その紙一重のところを綱渡りするような危なっかしさ。
 こんなエピソードを集め抜いた、永六輔さんもさすがである。
 財布を忘れたことに気づいた美空ひばりは、タクシーの中で一所懸命「柔」を歌った。こんな話が延々と続く。

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