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    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

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    中野 ジェームズ修一 (講師),日本放送協会 (編集),NHK出版 (編集)

    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

miho_tokeshiさんのレビュー一覧

投稿者:miho_tokeshi

41 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本星野道夫の仕事 4巻セット

2001/07/14 21:47

みんな、生きている

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 私が星野氏を知ったのは、高校に入ってからだった。 だから、まだ二年くらいのものです。 しかし、彼を知る前と今では、考え方もそれに伴う行動も全く変わってしまいました。
 それは、彼に言わせれば、
 「遠いアラスカの森の中で、今この瞬間、自分と同じように熊も生きていると感じる」(うろ覚え…)ことなのだと思う。

 彼の写真を見るまでは、動物写真というと『残酷』なものか『かわいい』ものしかないのだと勝手に決めてかかっていました。 しかし、彼の撮った多くの動物たち(カリブー、ムース、熊、鯨等)は、みなとても穏やかな表情をしています。生きることの意味を知っていて、それをありのままに受け入れているような。 神々しささえ感じられる表情。
 彼の出会った多くの魅力的な人々も、静かにでもしっかりと、生きることを見つめていた。 そして彼自身も。

 現在、インターネットや交通の便利さで「世界は小さくなった」といわれています。しかし実際には、ただ小さな箱の中をウロウロ彷徨っているだけなのかもしれない。その一歩先にはとてつもなく広い未知の世界が広がっているはずなのに。
 星野道夫は、その世界に一人飛び出して、私達に『永遠に解けることのない神秘』を、少しだけのぞかせてくれました。 そこにまた飛び込むのかどうかは、私たち自身の選択なのです。

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紙の本桜の園

2001/07/20 22:55

(元)少女だから描ける漫画

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この文庫の巻末解説にて「作者は男だと思った」と、ある映画監督がコメントしている。私は何度読んでもそうは思えない。逆に、「女性だから描ける漫画であって、男性には到底描けるはずのない漫画だろう」と思えて仕方がない。

 作者の代表作である『BANANA FISH』も、当初少女漫画には珍しい絵柄やアクションシーンから「作者男性説」が起こったらしい。そう思われる部分も確かにある。バイオレンスで重く、苦しい場面も多い。しかしそれ以上に、全てを包み込み浄化させる「救い」の様な何か、女性的ともいえる何かが、彼女の作品には溢れているのだ。

 本書は、女子高に通う女子高生達それぞれの、ある「成長」の時期を描いている。ストーリーも、どこか静かで寂しいような、それでいて清々しい印象だ。今現在女子高生である私には、本当に自然に受け入れられるエピソードばかり。決して彼女達と同じ経験をしているわけではない。それでも、あの何とも言い難い「感情」は、確かに私の中にも潜んでいると思う。それは少女達だけが経験するある「段階」(?)のような気がするから。

 男性がこの本をどう読むのかは分からない。たぶん永遠に分からない。ただ一つ言えるのは、こんなにも赤裸々に淡々と美化することなく少女の感情を描いた作品を、私は他に知らないということだ。

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紙の本チョコレートのように

2002/04/01 19:59

典型的「お約束」の成功

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ちょっと読み始めたら止まらなくなり、朝までかけて一気に読んでしまった(笑)。それくらいの「勢い」と夢中にさせる「おいしさ」を持ったたまらない一冊です。

 内容は単純。あとがきにあるようにBL系「お約束」の典型とも言えるのですが、主人公が少しずつ自分に自信を持ち周囲へ優しくなってゆく過程や、一癖二癖あるキャラクターたちの個性によってかなり楽しいエンターテイメント(?)に仕上がっています。
 特に謎の男・梶本のおかしいくらいの子供っぽさには呆れと笑いが入り混じり。チョコとアニメとピザが好きな30半ば男性…。面白すぎる…。彼の結婚生活がぜひとも見てみたい(どんなんじゃい)。また、梶本の分かるようで分からない本心に京一じゃなくともジリジリ(笑)し、京一の考えすぎなところには「ぶつからんかい!」とイライラ。読者も一緒に振り回しつつ、最後、嬉しいハッピーエンドへと辿り着きます。「お約束」ながら他に埋もれない、しっかり個性を持った傑作ですね。

 更にもう一つ重要なのが、かなり濃厚なH描写の数々。凄いなと感心するほど濃いです。特に言葉攻めが…(爆)。これは同時収録の「ギルティ」にも言えますね(こちらは鬼畜度高し)。直接描写が苦手な方はご注意を。

 ひちわ先生はシリーズものというイメージがあって今までなかなか手にする機会がありませんでしたが、こういう一冊ものも味があってお上手だと実感しました。皆さんもぜひぜひ読んでください。

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紙の本君は僕の太陽だ!

2001/09/29 22:32

文句のつけようがない1冊

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 新人編集者・高城は、ある日突然、憧れだった少女小説家・津森(P.N.夢野織人/笑)の担当になる。作品と全くイメージの違う津森に驚きつつもどんどん惹かれてゆく高城だが、津森の元に幼い赤ん坊がやってきたのをキッカケに同居して面倒を見ることになってしまう。
 「好きになっちゃいけない…!!」と自分を抑えようとしていた高城には、嬉しいような苦しいような。そして共に暮らすうち、津森の持つ謎の部分が姿を現し始めて…。

 初の火崎先生本。いやー、面白い。構成も上手く会話も楽しく、事件性もしっかりあって、なおかつ感動。本当にどこに文句をつければいいのか全くわからない(別につけなくてもいいけど)。
 凄いです。お見事!!

 主人公の高城は、羨ましいほどの真っ直ぐ人間。好きになったらトコトンLOVE!!(?)が信条の超突進型おチビさんです。津森に対しても、最初こそ抑えるものの吹っ切れたが最後、怖い位の真っ直ぐさで愛を伝えようとする。大切なものを守るためなら、自分の体を張ってでも守ろうとする強さをも持っている。

 それとは反対に、一見きつそうな外見で人をからかったり毒づいたりする津森が、本当は、優しかったり子供好きだったり人を信じることに臆病だったり。

 憧れとは全く異なる津森の内面を知れば知るほど好きになる、真っ直ぐ目を見つめることのできる高城って、かっこいいなぁー、と思いました。良いぞ、高城。“突き放しつつ良い友人”な井沢もかなり好きですが。津森はもうちょっと頑張れ。きっと子煩悩パパになってくれると信じているぞ。

 なんとも上手く言えませんが、文章も読みやすい読んで価値ある一冊でしょう。太鼓判押します。皆さんもぜひお読みくださいー!

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やさしい風景とゆかいな人々

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 前作『猫の遊ぶ庭』その後のお話、短・中編集。

 前作のどこか浮世離れした、ノスタルジックで独特な雰囲気を受け継ぎつつ、また一風違ったコミカルな面も垣間見え、個人的には笑いの絶えない一冊でした(笑)。

 大学の学生寮が舞台なので、その時期の自由で楽しい感じも面白いし、また「いつかはここを出て行くのだ」という現実も暗に示されている所がどこかふわふわと現実味のなかったストーリーがしっかり地面へ足をつけた印象で、とても良かったです。

 本書の注目点。主役カップルの一人、年下で優しく爽やか好青年だった「織田」が、寮での生活に慣れていくにつれ、どんどん口も性格も極悪になっていく様子が、本当におかしくてたまりません(笑)。これじゃあただのノロケ男…の直前。ただの聖人君主な織田より、ずっと人間味があって良いです。
 もう一人の年上「杜氏」も、怒ったり照れたり嫉妬したり、表情豊かになって魅力増。あまりの可愛さにこっちが照れました…。

 他のキャラクター達も魅力満載、文も内容も素晴らしいので、読んで損のないシリーズだと思います。おすすめ。

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紙の本黒羽と鵙目 4

2001/08/01 02:28

切ない男心

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 切ない。とにかく鵙目が切ない。2人きりの姉弟である姉を守ろう、まともに生きようと必死にやっていたのに、いつしか逆らえない流れに飲まれ、抜け出せない裏道を歩くことになってしまった青年。真面目で芯の通った優しい性格の彼は、多くの者に慕われ頼られ求められる。しかし、彼自身にも、常に己に対する自嘲・不安で揺れるという弱い面も確かにある。そんな不安を、誰に晒すこともしない。そこが男らしくカッコ良い部分でもあり、悲しい性でもある。弱さを抱えながら凛として地に立つ、それが鵙目なのだ。

 そんな鵙目が全てのしがらみを忘れ、唯一全てを曝け出せるのが、黒羽の腕の中なのだろう。誰よりも強引で、身勝手で、誰の指図も影響も受けない唯我独尊男、黒羽斉彬。鵙目に対する異常なまでの執愛。独占欲。優しさ。抱擁。現実から強引に視界を奪う黒羽の愛に包まれる時、鵙目はやっと開放された自分を晒せるのかもしれない。悪態をつきながら、どこかで黒羽を求める鵙目が、可愛く、愛しく、切ない。一人で立ち続ける強い人にも、きっと誰かの腕が必要なのだ。

 だから、だから…お願いだから、「子供欲しい」とか嘘でも言わないでよ、黒羽(泣)。あまりにも鵙目が切なくて泣けてくるから…。あんたの腕だけが安らぎ(?)なんだから、鵙目を悲しませないでー…。それだけが願いです。

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紙の本猫の遊ぶ庭

2001/07/26 23:14

心地よい世界

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 作者の本を読むのは本書が初めてなので、硬質な文章にはじめは戸惑った。しかし読み進んでいくにつれ、的確に場面を描写しつつ独特の空気を醸し出す上手さが(いやみなく)感じられ、作品にのめり込みながらその文自体にも感嘆した。

 作者自身が関西の出身だそうで、京都や奈良に関する記述も細かく丁寧。全然知らない私にも分かりやすく、楽しめた。登場人物も寮に住む学生や風呂屋の老人、犬や猫など好感が持てる人(?)物ばかり。心に残るエピソードが満載だ。二人の主人公が惹かれあいながらもすれ違うところなど、「現実ってこういう感じだよなぁ」と思わず感じ入ってしまったり。
 小説の中のフィクションというより、どこかで本当にありそうな一つの恋物語として、派手ではないけれどいつまでも心に残るような作品だと思います。

 本気でお勧め。挿絵も本文に合っていて、最高です。

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一生心に生き続ける本

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 作者のデビュー作『AGE』と、それを元に生まれた人気シリーズ『グラスハート』のアナザーサイド的4短編をまとめた結構マニアック(?)な一冊。
 しかし。ハッキリ言って、この本が私の若木作品No.1!!だ。墓場まで持って行きたいと思った本は、これが初めて。それくらい、素晴らしい。
 『グラスハート』シリーズは、作者の数多い作品の中でも特にムキ出しの言葉・ムキ出しの感情が詰め込まれた、(ヘタすれば一文で心臓貫かれて死んでしまいそうなほどの)痛みと熱と輝きを放つシリーズである。
 ten blankというバンドの音楽活動を中心に、様々な人の様々な感情が渦巻き、まさにカオス寸前、小説と散文のギリギリの線を常に走り抜けていく。大部分が雑誌連載のため、作者の文体もどんどん変化し、後半などほとんど装飾を削ぎ落とした、狂気(凶器)ともいえる一文が並び始める。
 この気持ちを、空気を、音を伝えたいと叫びながら、読者の目前に迫ってくる。こんな文章を書ける作家は、そうはいない。強い想いがあるから、色褪せない言葉になるのだ。
 高校生の視点、ギタリストの視点、漫画家の視点、様々な方向からそれぞれのキャラクターが「光」を目指す。
それはあまりにも眩しく、妬ましいほど羨ましい光景。
 最後に同時収録のエッセイですら、言葉は私たちを貫く。

 作者の想いが一番ストレートに刺さってくる一冊。多くの人に読んでほしい作品集です。

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紙の本最速ラヴァーズ

2002/05/09 21:16

愛と夢ある男たち

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

う〜。面白い!
剛先生好きな私ですが、これは本当に楽しい作品でした。
先生独特の「車にたとえたエロ描写」が笑いを誘いますが(笑)

主人公の速見が良いです。ちょっと抜けてるけど、男らしい。
金持ちに惚れられて「一緒に来てくれ」と言われても、頷いたりしないのが特に良し。
俺には俺の夢がある、「欲しかったらお前が来いよ」って…かっこいいじゃあないですか(笑)
実家を継いでスイカ作ってるのも何か似合いそう(笑)
ここでついてくようならただの受。だけどやっぱり、レーサーですから。男ですから。うんうん。
美形変人・礼一郎もただ顔が良い金持ちではなく、辛い傷を抱えていたり強くて優しい一面を持っていたりと多面性があって面白い。
大人なのか子供なのかわからなくなるときも多いですが…。

執事の草薙さん、かわいいライバル・日比生(ヒビキ)も好きです。

キャラの魅力と夢のあるストーリーが上手くかみ合って、とても良い作品が生まれてると思います。本当に。
個人の好みはあると思うけれど、エロもエロエロでかなりあるけれど(笑)、剛先生らしく、ラヴだけじゃない・甘いだけじゃない書き方が私にはとてもツボでした。

皆さんもぜひぜひご一読ください。

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「読者を選ぶ」傑作

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正津×進藤(小学生ショタ)『なぞなぞ不思議』『ハートコンタクト』『メロメロのしくみ』『一緒にいようね』
忠×三宮(暴走年下攻×冷静オレ様受け)『恋をするならワンルーム』『愛しあうならワンルーム』
以上2シリーズ6作品収録。

最近の門地作品は、非常に「読者を選ぶ」内容になりつつある、と思います。つまりマニアック。前作『花のある生活』もそうでしたが、今回はより、さらに色んな意味でマニアックなのです。

まずエロい。タイトル作の小学生カップルでさえ、怖いくらいラブラブ。
同時収録の大学野球部先輩・後輩カップルなんてほとんど下ネタ(爆)なラブエロ。後輩の頭の中は常に、混乱と欲望の大洪水…。はっきり言ってこんなに!情けない攻めキャラを見たのは初めてです。一歩間違えれば本当にただの変態、性欲魔人。「ボーイズラブでここまで変でいいのか」とこちらが心配になるくらい(爆)。顔もそんなに良くないし、性格はボケボケ、いつでもどこでも欲情中。そんな彼を受け入れられるかどうかが本書最大のネックといっても過言ではないです。
またショタ系門地作品に多い、性に対する「欲望」と変わりゆく体への「恐怖」「不安」、支えを求める一種の「病的な愛」。それをかなり生々しく描くところも、読者を選んでしまう原因かもしれません。時折にじみ出てくる微妙な「暗さ」。それを独特の味と取るか鬱陶しいと取るか、ハマるか拒否反応示すかどうかは、本当に人それぞれなのでしょう。この作品に関してはラブラブなので暗さはそんなに感じられないですが。
エロが苦手な方、変態要素に引く方は読まないほうが無難かも。作者のファンにこそオススメの一冊かもしれません。

私は本っ当に大好き!なんですけど。大爆笑しながら楽しめましたし。
特にさんざん言った変態な後輩君がムチャクチャ好きです。登場するキラキラ系脇キャラ・習志野(しゅうしの)よりもずっと好み。
門地先生の描く変な人たちは私にはなぜかもろツボで、憎めず愛しく感じてしまう。なんだかんだいって愛があるからでしょうか(病的だとしても)。自分に近いものを感じるからでしょうか(…)。
とにかく、万人にお勧めはできないけれど個人的には最高の一品でした。
気になる方はぜひぜひ読んでみてください。

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まっすぐ素直な同棲?物語

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 漫画家になりたくて家を飛び出した高校生・清水。転がり込んだ先は、バイトをしながら一人生計を立てている後輩・梅谷が住む築30年のボロアパート。おまけに食費もない2人は毎日「マヨネーズご飯」等の貧食ばかり。始めこそそんな暮らしに戸惑っていた清水だが、次第に共同生活の楽しみを実感、更には梅谷自身にまで淡い恋心を抱くようになる…!?

 ルチル誌上にて約5年間連載された『男子高校生ほのぼの同棲(?)物語』。作者自身が言うとおり、1話と最終話では絵柄がかなり違います(笑)。それでも、ユギ先生の持つ独特なほのぼの加減は変わらず、内容もちゃんと一貫しているので「5年かかった」という古さ・チグハグさは全く感じられません。出てくるどのキャラクターも個性的で憎めない、愛しくカワイイ人ばかり。ただのドタバタコメディーに終わらないのは、キャラ達の人格・感情がうわべだけでなくしっかり奥底まで描かれているからでしょう。

 恋愛モノとしては比較的王道なストーリーながら、最初から最後まで飽きず楽しく読むことが出来る素晴らしい作品です。ユギ作品初心者にも手に取りやすい、オススメの一作。

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紙の本スイマー

2001/11/25 19:53

初恋からの旅立ち

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 高校2年の夏、中辻健二は恋をした。それまでの自分を根底から変えられてしまうほど、衝撃的な恋だった。あれから10年、心は今もあの夏に囚われたままで…。

 主人公の初恋相手がカッパ(!!)というのには驚きだが、それとは関係なく真面目な恋愛として描かれているので、素直に切なく感じる。また、忘れたくないという気持ちと会社の後輩によってもたらされる困惑・期待・予感の葛藤も良い。私的には希望のある終わり方だと思います。

 現在から過去へと遡る構成のため、ハッピーエンド派の人には辛いかも。しかし、恋愛が本来上手くいくことばかりではないように、こういう切なさ・やりきれなさもまた、ボーイズラブというジャンルにあるべき話の一つなのではないでしょうか。

 痛くても辛くても歩き続ける、そんな肌身のリアルさを感じさせる作品です。

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妄想人のための爆笑妄想漫画

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 ちょっと(?)人よりボケ気味の五百川は、高校時代からスキー部の先輩・倉橋に狙われていた。過剰なスキンシップと優しさに馴らされてゆく日々。そんな倉橋の行動に、純粋に尊敬していたはずの五百川もさすがに意識し始めて…。表題作シリーズほか、とてつもなく痛い「褪せる」「密室」「ねじ」の3短編を収録。
 
 表題作はとにかく! 倉橋の妄想ぐあいに尽きます!! 元来は遊び人のくせに、鈍すぎる五百川に惚れてしまったため、必死で欲望を抑圧・優しい先輩の皮をかぶる彼の姿には感動すら覚えます。代わりに異常な妄想へ浸るとこなんて、妄想キャラ好きの私には久々のストライク変態(なんじゃそりゃ)。「五百川受け入れてあげろよー」と説得までする始末。

 そんな変人倉橋をなぜ嫌えないのか?何故いつの間にやら同情してしまうのか? (私だけ?)それは、彼がひたすら葛藤しているからでしょう。このジャンルに多い罪を罪とも思わない強姦攻と違い、彼は本気で五百川を気遣うあまり、彼の信頼を失いたくないあまりになかなか一歩を踏み出せないでいる(イタズラはかなりしているが)。人を人とも思わないくせに、五百川へ被害が及ぶとなったら速攻で泣いて反省する。五百川の素晴らしさを両手広げて力説する(爆笑)。倉橋こそ五百川と同じくらいかわいい奴じゃあないですか! マジで! 私は心から、彼の恋愛成熟を祈らずにはいられないです。五百川、どうか優しくしてあげてください。ね。
 とにかくとにかく続編希望。

 同時収録の「褪せる」「密室」は、雑誌掲載時からとても印象に残っていた作品。痛くも切ない感情の揺れ。門地先生のこういうところがまた素晴らしいと思うのですが。このシリーズも、続編凄く読みたい。どうなるのなかなぁ。
 「ねじ」は途中でなんとなく展開が分かっていたのに痛かった。いたたたた…。

 買っても損はしない、良い作品集だと思います。皆さんぜひぜひ読んでみてください。おすすめいたします。

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紙の本やろうぜ! 1

2001/09/29 23:03

本気の青春マンガ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 2人の高校生・草薙と不破が、一生懸命金を稼ぎレースに挑む、ほのかなラヴ(?)と笑いと青春のバイク・ストーリー。

 読んでいると、石原先生が本当に楽しんで描かれてるんだろうなぁーというのが、画面越しにひしひしと伝わって来ます。
やはり相当バイク、お好きなんでしょうね、先生。
   
 真っ直ぐ背筋を伸ばし、真っ直ぐ前を見てレースのために頑張る草薙は、不破だけでなく私までも羨望の目で見ずにはいられない、眩しい気持ち良いおサルです(笑)。
そんな草薙につられ、今まで散々遊び人でいい加減な奴だった不破が熱い青春を歩き始める姿が、また羨ましいというかなんというか…。眩しいなぁ(ジジイか)。
   
 私のように何に対してもいい加減でだらけバカで弱腰の甘ったれには(爆死)、こんなにもキラキラ輝いて一生懸命に走っている人たちは眩しすぎて、「自分何やってるんだろうな・・・(苦笑プラス溜息)」と思わず自分のたった18年の短い人生をうつろな目で振り返ってしまいそうになります(恥)。
 
 私みたいなダメ人間(笑)にまで青春の気持ち良さ・カッコ良さを感じさせてしまう、BLかつ本物の青春マンガであるこの作品。
最近の石原作品の特徴である”すっきり洗練された線・内容”が上手い具合に表された好作品でしょう。自信を持ってお勧めします。

 青春モノが好きな方も、苦手な方も、きっと楽しんで読めるマンガ。皆様も一緒に爽やかで熱い風に吹かれましょう。

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明るく愛しい王道ホモ

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 文句なしに傑作でしょう!!マイ・ユギ・ランキング(なんじゃそりゃ)ベスト3に入るほどすんばらしい作品です!!!! 私のように毎回ユギ熱に浮かされているファンも、ユギ作品初心者の方も、必読の1冊。

 個人的には、この本『永井と本田のラブラブストーリー』って気がするんですけど…。斎藤君は抜きで(ぶっ!)。私が本田好きだから都合良く読んでるのかもしれませんが(…)、それを差し引いても、永井の斎藤と本田に対する感情は明らかに別物のように感じます。
   
 「女のように可愛い・愛しい」という斎藤への思いは、恋愛というよりは一種の憧れ(?)みたい。今まで永井が女性たちとしてきた恋愛と同じ種類の、異性との恋愛の延長線上の恋(?)のような気がする(好きだと自覚しても「男同士」についてほとんど悩んでいなかったところが特に)。
 けれど、本田への思いは簡単に名づけられるような種類のものじゃあなく、自分達が自覚する間もなく、知らず 知らずに惹きつけられ、関わり合う。傷つけ合って、会えない日々に戸惑いながらも、心を痛める。
傍から見ればこれもやっぱり恋愛なのだけど、「女のように」可愛い斎藤とは全然違う、まるっきりの「男」である本田に惹かれる、イコール自分が本当に「男」を好きになり始めている、と自覚した永井は、もう引き返せないにもかかわらず足掻いてしまう(笑)。
 『酔い』と理由をつけながら体を合わせるうち「ずっと酔っていられたらどんなに楽だろう」と思ってるなんて、もう完全に惚れてるのに…(笑)。
 そして結局土壇場逆転ホームランで「本田、良かったね〜」という結末に・・・(笑)。

 決¥してうじうじ「俺はホモなのか…」と悩むのではなく、それでいて簡単に開き直るのでもない、ノンケ同士が恋愛に至る過程を本当に自然に面白く描いた、凄い本だなぁーと私は思いました。一見楽しいマンガながら、読み込もうとすればかなりの深さまで読み込める。
 ユギ先生のマンガは、そんな深みを持っているマンガだなぁ、と思います。

 とにかく、切なさも愛しさもおかしさも山ほど詰まったこの作品、読まなきゃ絶対損!ですので、皆様ぜひとも、読んでください!!

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