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    中野 ジェームズ修一 (講師),日本放送協会 (編集),NHK出版 (編集)

    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

ナスケンさんのレビュー一覧

投稿者:ナスケン

3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本異質の光 糸賀一雄の魂と思想

2005/11/02 09:06

人間糸賀一雄の姿が浮かび上がる好著

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 かつて重症心身障害児施設第一びわこ学園の園長だった著者が、障害者福祉を切り拓き、「この子らを世の光に」という名言を残してこの世を去った糸賀一雄の生涯を、豊富な文献資料と関係者へのインタビューをもとに丹念に描き出した意欲作です。
 これまでほとんど体系的には論じられなかった糸賀の青春時代の苦悩、信仰、そして後年、「この子らを世の光に」や「発達保障」ということばに収斂してゆく糸賀の教育・福祉思想を、著者は、糸賀が学んだ京大の宗教哲学や木村素衛の教育哲学にまで辿り、その連関を明らかにするという木目の細かい作業を丁寧に行なっています。これまで糸賀を紹介した著作や論文の多くは、ほとんどがいわば糸賀を俯瞰して彼の偉業を称えたものだと言わざるをえません。ここまで詳細に資料をトレースし、多くの関係者のインタビューをあわせて糸賀一雄の全体像を構築して描ききった著作は本書が初めてではないでしょうか。
 その意味で、本書は糸賀一雄の全体像を知る上では貴重な資料としての価値をもちうるでしょう。但し、豊富な文献資料があがっているにもかかわらず、脚註が付けられていないことに若干の不満を覚えました。どこまでが資料的な裏づけのあることばで、どこまでが著者の想像なのかわからないのです。
 糸賀が亡くなって37年。近親者の多くがすでに鬼籍に入られたことから、全体像を描き出すのは至難の業であることはいうまでもありません。本書を歴史資料として扱うことができるかどうかは疑問が残ります。もとより著者がこの書を出した意図はそこにはないのでしょう。したがって、あくまでも人間糸賀一雄の生涯を描ききった伝記として読むならばとても面白い著作だといえます。ぜひご一読あれ。

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紙の本プロ論。 2

2006/01/04 17:59

腹立たしくもためになる本

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

B-ingが編集した『プロ論。』の第二弾。執筆者は名のある有名人。書かれてあるのは彼らが迷った末に探り当てた自分の道について。そしてその過程で彼らが学んだ人生の教訓について。
それだけならなんてことはないビジネス書が並ぶ本屋の片隅においてある自己啓発本となんら変わりはない。
では、この本はそんな自己啓発本とどこが違うのか。
それは執筆者すべてが一貫して自分のやってる仕事を楽しんでいるということ。こんなに楽しんでやってるんだということが文面から浮かび上がってくる。だから羨ましくも無性に腹立たしい。
ただし、彼らはノー天気に生きていたら突然幸運の女神にめぐりあうことができてプロになれたというわけではない。そんな話はいくら聞いても何のためにもならない。彼らはとことんまで自分の道を突き詰めて考え、行動し、真摯に生きてきた結果、自分が心底面白がることのできる仕事をみつけることができたのだ。
それだけに、彼らのことばには説得力があるしまた学ぶべきことがたくさんある。この本を一握りの有名人のサクセスストーリーと思うなかれ。「人生は一度。好きなように生きるがいい。楽しいぞ。でも自分のやったことの責任は自分でとれよ」という厳しいメッセージを私はこの本から受け取った。一方で、「苦しくても自分が面白がっていることにとことんまで向き合ってみると、自ずと未来が開けてくるよ」という大きな勇気をもらうことができた。
この本はそんな珠玉の論集である。

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糸賀一雄を読むときの手引きに。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 あっぱれである。京極髙宣という人は時代のニーズを読みとることにまことに長けた人である。
 彼独特の筆致で書かれた糸賀論は、まさに力でねじ伏せるような箇所も多々見られるが、糸賀再評価の先鞭をつけたという意味ではこの書が出版された意義は決して小さくはない。
 戦後まもなく糸賀は「近江学園」を設立し、戦災孤児と知的障害児の救済事業に乗り出す。戦後の混乱期に糸賀が何を考え、実践してきたのかを真摯に問うことは、今日という障害者福祉のあり方が根底から問われている混迷の時代にあって、ひじょうに大きな意味をもつ。
 さらにいえば、糸賀の思想は、障害者福祉という枠組みをはるかに超えて、「いったい福祉とはなにか」という大きな問題系へとわれわれを誘うのである。
 今まさに糸賀をわが国の知的障害児者福祉の歴史、ひいては社会福祉史という大きな流れのなかに位置づけ、彼の思想と実践をきちんと評価すべき時が来ている。
 その意味で、本書は糸賀一雄を知るためのイントロダクションとしてふさわしいだろう。
 ぜひ、2年前に復刊された糸賀一雄の『復刊 この子らを世の光に』、『福祉の思想』(ともに日本放送出版協会刊)などとあわせてお読みいただきたい一書である。

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