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やまさんのレビュー一覧

投稿者:やま

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司法官僚を倒して、日本にも真の「司法改革」を実現したいと思った。

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 この本は本当に素晴らしく、重要な本です。泣けます。ぜひ多くの人に読んでもらいたいと思い、紹介します。

 著者は、在任中は優れた「庶民派」裁判官として知られていたが、裁判官人生のほとんどを家裁・地裁で過ごし、いわば「日の当たらない道」を歩んできた。三十六年間の裁判官人生を振りかえりつつ、裁判官・裁判所の知られざる実態を描く。それは、裁判官の「職権の独立」を人々の目に見えないところで骨抜きにする巧妙な司法官僚統制であった…。

 先ごろ司法改革審議会の意見書が出ましたが、最大の核心である裁判所の体制(最高裁も含め)、裁判官の養成・昇進のありかたに関しては、大きな変革は盛り込まれませんでした。この様子では、結局、「ロースクール」「合格者増加」「参審制」といった目新しい部分が一時的に注目されるだけに終わり、本質的な司法改革は何ら行われない可能性があります。このような状況下で読まれるべき本と思います。

 しかし、もし安倍氏のような裁判官が多数派であったならば、日本社会はもう少しましな状況になっていただろうに、と思います。こういう人が現実にいるのだから、そうでない裁判官・司法官僚が中枢を占め、「司法権の独立」に名を借りて「官益」維持に加担していることに深い怒りを覚えざるをえません。

 数年前公開された、映画『日独裁判官物語』と併読すると、日本の司法制度の何が問題であり、なぜ一般人にとって法が遠いものなのか、ポイントが理解できます。

 裁判官とは国民の法律上の権利・義務の存否を判断する仕事ですから、本来は「民益」のために仕事をしてくれなければ、困るのは国民であり、一般の人々なのです。

 惨状を何とかする努力を何もせずに、既得権に閉じこもり、あるいは国民と司法の乖離を歎くのみとすれば、それは法律家の驕りといえましょう。

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