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  3. えんじゅさんのレビュー一覧

えんじゅさんのレビュー一覧

投稿者:えんじゅ

40 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本琥珀とボディガード

2002/06/08 15:22

愛とスリルと

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ジュンとグレイのボディガードシリーズ。

今回は、美しい森の中の別荘で展開されるテロリストとジュンの息詰るような心理戦が、見所。
愛と殺意が表裏一体になったテロリスト・シリルのジュンへの心情と、シリルの正体に不安を感じながら、シリルを信じたいと思い、孤独の中で葛藤するジュン。
自分の優しさが、そのまま自分の弱さになっていると苦しむジュンを前に、グレイは…。
このシリーズは、見事なストーリー展開と、ソフィスケートされた語り口が、魅力。たけうちさんの作品の中でも、特にオススメしたい一作です。

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紙の本真夜中の標的

2002/08/01 01:30

読み手の期待を裏切らない展開

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

神崎&那月シリーズ第1弾。
ウリ専門のすこぶる美形の高校生天野那月と、ある事件で那月に係わることになった刑事神崎史朗の物語。
二人の出会うきっかけとなる殺人事件から始まり、3篇が収録させているが、那月のまわりに起こる事件に絡めて、二人の関係が変化していく様子が、テンポのいい那月の一人称で語られ、グイグイ惹き込まれる。
那月や、神崎や、登場するキャラクター達が非常に魅力的。
親に捨てられ、男に体を売りながら生活しているのに、「買ってもらってるんじゃねえ、買わせてやってるんだ!」と言っちゃう性格。神崎に一目ぼれして、ひたすら押しまくる強気さ。でも、不幸すぎる過去のせいか、どうせ愛されない自分なら、死んでもかまわないと、生を簡単に放棄してしまったりする無鉄砲で、危なっかしくて、潔くて、いじらしい男の子。神崎さんにとことん愛されてる那月を見たい!と読者が思わず力んでしまうくらいけなげにがんばってる、この上なく魅力的な主人公。
かたや神崎は、超かたぶつで、男くさくて、ハードボイルドそのもの。BL系小説で、いい意味でも悪い意味でもこんなに刑事くさいキャラっていないじゃないかと思うくらいリアルな感じ。そして彼も、壮絶に暗い過去を持っている。その過去ゆえに、心が凍りついたような神崎は、那月のなりふりかまわずの積極攻勢にも、一向に動じる様子もない。
那月が係わることで神崎がどう変わっていくのか、那月の愛は報われるのか・・と、第2作めが絶対はずせない1冊。二人の間は、キスどまりだけど、作中には、ハードなシーンも多々ありなので、決してほんわかした展開ではありません(笑)。読者の期待を裏切らないエンターテインメントな小説。すごく楽しめます。

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紙の本葉月物語

2002/07/17 02:54

心映えの美しい人

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

江戸の下町、さくら長屋で暮らすよろず屋・瑠璃は、生まれは高貴でありながら、あまりの美貌ゆえの将軍の寵愛が災いを招き、城を追放された身。
「二度と城内へ上がらぬこと。仕官せぬこと。役者陰間にならぬこと。本名を名乗らぬこと。妻を娶らぬこと。」それを条件に死罪を免れたのだ。そんな瑠璃を女と間違い、人目で恋に落ちたのは侍・女池龍之進。純情一路、まっすぐな目で自分を見つめてくる龍之進に瑠璃の心は揺れる。だが、そんな時、瑠璃を狙う新たな陰謀が…。

主人公の瑠璃がいい。瑠璃を知るためだけにこの物語を読んでも損はないというくらいいい。出だしから実にテンポよく「瑠璃」というキャラクターが語られる。冴え冴えと美しく、才気に溢れ、気風が良くて、粋で愛嬌もある。訳あり風だが、質素な下町長屋に溶け込んで、己の才覚でよろず屋をして暮らしている。たった一つの道楽は、楓や松の鉢盆。
のっけから、江戸情緒溢れる語り口で、どんどん引き込まれていき、瑠璃たちのチャキチャキとした口調を楽しみながら物語に入っていくと、ふとした会話に胸を突かれるような思いをする。
夏枯れしかけた楓の鉢を見かねた客の女性が、預かって秋まで面倒を見ましょうかと言うのに答えて、「この楓は、たとえ長屋住まいに耐えきれず枯れて果てても最後まで俺の手元に置いておく」という瑠璃の言葉。
読み進めていくにつれ、この台詞の意味が段々分かってくる。卑怯な罠にかかり、理不尽な境遇に甘んじなければならなかった瑠璃の孤独と絶望、それでも一人で生きていくという矜持。それがどんなに辛いことなのか、それでも自分の生きる場所を見つけて、精一杯生きていこうとしている瑠璃の生き方の美しさとせつなさに打たれる。
そして、もうひとり瑠璃に一目ぼれする侍・龍之進。このキャラもいい。天然という言葉は彼のためにある?と思うくらい。声が大きく、がさつで、決して剣を抜くことのない侍。権威とか策略とかと無縁で、民のためにどれだけのことができるかと考える心根の優しい朴訥な男。
瑠璃に袖にされながらも、好きだという気持ちを曲げずにまっすぐに向かってくる龍之進は、瑠璃が決して人に見せなかった「寂しさ」を一目で知ってしまう。そして、瑠璃に、人として幸せを求めることを諦めてはいけないと言う。今まで瑠璃に、だれも言ったことのない言葉。
諦めるだけの人生を覚悟して生きてきた瑠璃の心が大きく揺れる。
龍之進との恋が、瑠璃の哀しみを癒し、生きていく喜びを与えていく。
「求めていた大樹はここにあった」
…二人の幸せな結末が、本当に嬉しくて涙が溢れそうになった。

非常に完成された作品で、何度でも読み返したくなる。
塩豆をほおばる龍之進や、瑠璃に川に放り投げられながらも「好きだー!」と叫んでいる龍之進やら、そして最後に瑠璃の幸せな顔がまた見たいから。

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かわいい涙

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ユギさんのマンガ、実はそんなに読んだことがなかったのですが、これを読んだあとは、今まで、一体何をみてたのさっ!て感じで、一気にユギさんワールドの住人になりました。もう、むちゃくちゃ面白くて、かわいくて、せつなくていいです!
サラリーマン3人の恋の三角関係のお話。
永井は、好きだった後輩斎藤が結婚してしまい、やけ酒のあげく、初対面の男本田(斎藤の結婚相手の昔の男…)とホテルへ行く羽目に…。そんな朝帰りの永井の前に現れたのは、新婚旅行に行ったはずの斎藤だった! ホモじゃないはずの男3人のとんでもない三角関係が始まって…。と、よくある話っぽいけど、これがほんとに一瞬たりとも気が抜けない面白さ! ユギさん独特の体温を感じさせるキャラで、ありそう! あるよね、こういう感じ! とグイグイ引きこまれてしまいます。
なんといっても、永井がかわいい。男なんかに惚れるわけないと思いつつ、本田に惹かれていく自分に戸惑い、かわいすぎる後輩斎藤の無邪気さに引きずられ…(かわいい顔してて、むちゃくちゃキスがうまい!ってところが笑えました)。
そんな永井の見せる涙のかわいいこと。ポロポロ落ちる涙、ほろりと流した涙、「どうして、あそこで泣くんだよ!」って本田に切羽詰ったセリフをはかせる涙。そして本田に抱かれて流す涙…。ユギさん、こんな涙は素敵すぎます…。
永遠に続いてほしいと思う三角関係です。ぜひ続編を!
ついでに、この3人、会うたびにとてもおいしそうにビールを飲みまくってくれるので、読後にビール飲みたくなること請け合いです。最高においしい作品でした!

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紙の本王朝春宵ロマンセ

2002/07/07 01:43

雅で華やかな王朝ロマン!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

秋月さんの書かれる男の子って、元気いっぱい少年らしさ全開で、危なっかしくて、まっすぐで、けなげで、とにかく抱きしめたくなるくらいかわいい! そんなかわいいキャラがまたひとり誕生!
時は平安時代。大寺で働く捨て子の稚児、千寿。でも実は高貴な家柄のご落胤?千寿の出自を巡り、彼を狙う僧達から逃れるため、寺を出奔するが、追っ手に追われ怪我を負ったところを、通りかかった藤原諸兄に拾われる。藤原一門の御曹司で、堅物だがやさしい諸兄の下で、家人として働くことになった千寿だが、彼を狙う者たちは、まだあきらめていなくて…。

“見目美しく、心映えは愛らしい”千寿の一生懸命なけなげさが、読んでいて本当に愛しく楽しい。
登場人物も、歴史上の有名人あり、自由闊達な傀儡達ありで、時代を十分に体感させながら、楽しませてくれる。特に諸兄の友人の在原業平の素敵なこと! はっきり言って主役を食ってしまうくらいの存在感。歴史上の超有名人だが、こんなに素敵に描かれると、改めて古典を紐解きたくなる(特に諸兄とのツーショットの挿絵のかっこよさ! この絵があれば、苦手だった古典も日本史も随分勉強しがいがあっただろうなあ!)。
圧巻は、やはり如意輪寺に囚われの慈円と百合丸を助け出しにいくシーン。こういう活劇的な面白さでは、秋月さんのうまさはさすがという感じ(出番は少ないけど、百合丸がすごく不憫な役回りなので、読み終わっても彼のことが気になってしまって。あの後、幸せになってくれたんでしょうか…)。
事件も大団円だし、千寿と諸兄は照れくさいほどアツアツだしと、存分に楽しめる一冊でした。

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紙の本最悪

2002/06/29 23:47

「最悪」で、「最高」の男

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

BL小説で、爆笑ってあんまりないけど、笑わせてもらいました。
ひちわゆかさん、お上手です。一筋縄ではいかない作家さんです。

男として最悪で、最高の男、有堂。
英彦は、そのかつて捨てたはずの男に、旅先でばったり出会ってしまう。
最悪・最低な男ぶりが、たっぷり書かれたあと、豪雨の中で、有堂の最高の男っぷりを見せられ、英彦の心が揺れるシーンがいいです。
最悪男のくせに、どうして自分が捨てられたのか、わかっていない「かわいさ」。
英彦も、一見クールなエリートビジネスマンだけど、意外に情に厚くて、それが自分で表現できないジレンマがあり、っていうあたりが実にかわいい。キスマークを後輩に見咎められて、ムチャクチャすごい言い訳を語ってしまうところとか、あまりのかわいさに、笑ってしまいました。
「かわいい」っていう表現が合うかどうか? だけど、男の人のこういう人間くさいキュートな部分が、すごくうまく書かれていて、やっぱり読んでいてほほえましくなってしまいます。
英彦の一人称で語られる文章のタッチが実におかしくて、ツボにはまります。
楽しませてもらえる一冊です。

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紙の本センターコート 3

2002/06/24 23:58

最高のファイナル!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

おまえから目を離せないのは、おまえを愛しているからだ。

ついに完結編。舞台はいよいよウィンブルドン。
死んだ恋人ジョナサンに今も心を残している自分が、智之を愛することはできないと、智之の気持ちに応えることができないブライアン。ブライアンを理解し、それでも好きだという智之。
そんな二人を襲う思いもかけぬゴシップ!
智之を守るために、ダブルスを解消し、別れる決意をするブライアンに対して、智之は…。
非常に厳しい現実が、ちゃんと描かれていて、周りの状況とか、その困難をどう二人が乗り越えていくのかというところが、すごく読み応えがありました。
もちろんテニスのゲームのシーンもとても臨場感があって、二人の気持ちと、試合の運びがクライマックスに向かって一気に重なっていくあたりは、読んでいて思わず胸が熱くなりました。
そして、これから先、二人には決して甘くない現実が待ちうけているのだろうけど、この二人だったら、きっと大丈夫と思わせてくれるラストに、また感動でした。
須賀邦彦さんのイラストもすごくきれいで、特に3の口絵イラストのほほえましいツーショットは、文中にも登場する素敵なショットなので、何度も眺めてうっとりしてしまうくらいです。
ぜひ、全3巻一気読みをお勧めします。

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紙の本センターコート 2

2002/06/24 23:51

あんたのパートナーは俺だ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

全仏オープン開幕直前。ブライアンとの距離も近づいてきた智之の前に、親友ルークが現れた。智之に想いを寄せるルークは、恋とテニスのライバルとして、ブライアンに、激しい敵愾心を燃やす。一方ブライアンも、智之が自分よりルークを気遣うのが、なぜか妙に不愉快で…。パートナーと親友との板ばさみで悩む智之に、ブライアンは、どちらの手をとるのかと迫るが…。

智之は、ルークと自分とのどちらかを選べというブライアンに、迷いを振り切るように、答える。
「あんたのパートナーは俺だ」
その答えは、智之にとっては、すべてを捨てて、パートナーとして彼を選ぶと同時に、ブライアンを愛するという選択だったが、ブライアンにとっては、ダブルスのパートナー以上の関係を意味するものではなかった。
応えてもらえることのない気持ちに苦しみながらも、けなげにブライアンについていく智之の姿が、とても切ない。
そしてさまざまな障害を受け止めながら、智之が精神的にも強くなっていく様子が、すごくいい。世間知らずで、脆そうに見えるのに、意外に強情で、困難に対しても決して逃げないという智之の心の強さが、だんだんはっきり出てきて、読んでいて智之にすごく魅力を感じた。

「お前から目を逸らすことはできない」

ますますおもしろくなった「2」でした。

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紙の本センターコート 1

2002/06/24 23:47

プロテニスの華麗な世界

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

今日から君がパートナーだ--一流テニスプレーヤー・ブライアンのコーチから、突然ダブルスの相手に氏名された智之。けれど喜びもつかの間、密かに憧れていたブライアンは、新人の智之にひどく冷たい。コートでは実力の差を思い知らされ、落ち込む智之に、ブライアンは、さらに嫌がらせのようなキスを仕掛けてきて…。

松岡さんは、異国ものとか、日常的になかなか体験できない夢のような世界を書かれるのがとてもうまい作家さんだけど、今回はテニス! もちろんご本人もお好きなんだろうけど、こういうスポーツを小説にするのって難しいだろうなあと思う。だけど、さすがというか、全然違和感なくプロテニスの世界に引き込まれてしまった。
トッププロと無名の新人がいきなりダブルスを組むことになり…というシチュエーションだけで、読み応えありなのに、ブライアンは、恋人でもあった前のパートナーを自殺に追い込んだという自責があり、スランプに陥っていて、そんな事情を知らぬまま新しいパートナーとなった智之は、無邪気にブライアンに憧れるが、テニスプレーヤーとしての実力の違いを見せ付けられ、ブライアンの態度にも戸惑い混乱する。
1巻は、二人が出会いって、初めてダブルスの試合に出るまでが描かれている。素直で純粋で、パートナーとして認められたいと懸命に努力する智之のけなげさが、すごくいい。ブライアンも今までこんな相手に出会ったことがなく、うっとうしいだけの存在だと思っていたのに、智之と組んだダブスルの試合で、思いがけず「久々に楽しいテニスだった」と感じる。二人はベストパートナーとなれるのか?

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紙の本優・等・生

2002/06/10 00:32

自分の存在が罪に思えるとき…

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明るく快活で誰からも可愛がられている国木田良。だが彼は先輩・新田に対する密かな恋心と、ルームメイト・結城との出口のない確執に悩んでいた。

せっかく愛している先輩とも両想いになれたのに、その愛さえも信じ切れないで、負の部分を重ね合わせたような結城の感情に引きづられてしまう良。
執拗に良を追い詰める結城の弱さ・醜さにいつか自分を重ねてしまっていく良の危うさが、つらくてせつない。
ビターな内容だけど、金ひかるさんのイラストの良が、とても少年らしくてよかった。すごくそそられるカバーイラストです。

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紙の本リムレスの空

2002/05/21 02:46

ずっと続いていく物語

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魚住くんシリーズ完結編。
ようやく久留米と恋人同士の関係になった魚住に、アメリカ留学の話が持ち上がる。いまだにさちのの死の影響からのPTSDが、彼を襲う。不安に苦しむ魚住と、なにも出来ない自分の存在に苦しむ久留米。
淡々と書かれているけど、心に深く残る文が、ちりばめられていて、涙が何度もあふれた。
避けられない「死」と、人が生きていくこと。生きることは辛いけど、一人で生きていく、でも決して孤独じゃない。歩いていくのは自分の足だけど、誰かにすがってひっぱってもらって歩くわけじゃない…。
「おまえがいなければ、この世界は存在しないのよ」という言葉を読んだとき、生きてていいんだって自分も救われる思いがした。
この物語は、魚住が人として自分自身を獲得して、生きていけるようになるまでの話だけど、同時に読み手の心も再生していくような物語だった。
魚住や、久留米、マリやサリーム、ほかの多くの登場人物たちが、どこかで今日も生きてるなんだなあって思うと嬉しくなる。

BL系のジャンルに入る小説だけど、ジャンルなんて関係なくおすすめしたい小説。

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紙の本熱砂の記憶

2002/08/01 01:24

やっとお前を抱けるな・・。さらに期待以上の2作目

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

前作キスどまりの二人。今回こそは!って読者の期待も盛り上がるシリーズ第2弾。さすがに期待は裏切られませんでした。しかし、ただのハッピーな恋の成就に終わらないところが、すごい。ようやく那月の想いを受け止めてくれて、体を重ねあった二人。甘やかな余韻に浸れるはずだったが、那月に向けられた神崎の冷徹な言葉は・・。
それはもちろん神崎なりの「愛」だから、那月も覚悟をもって受け止めるんだけど、読んでいて結構辛いものがありました。こういう覚悟がいる愛もあるんだなあ。このあたりの甘甘じゃない大人のハードなやりとりが綺月さんのうまさでしょうか。
もちろん今回も話が面白くて読ませてくれます。前回、那月への報われぬ愛のために連続殺人を犯したマスターが脱獄してきて・・、という1話は、マスターの想いと、同じように那月の神崎に対する報われぬ想いとが重なって、すごくせつない話。クライマックスでの神崎と那月のキスシーンは、本当に泣きそうになるくらいよかったです。
読者が、こういう展開で、こういうシーンが読みたい!と思うことを、本当にはずさない作家さんで、ツボにはまりまくりの小説です。
最後の話は、二人が墓参りもかねて温泉旅行へ行くという話ですが、神崎さんの意外な一面がたくさん見れて、那月でなくても驚きの連続でした。いい男だなあ!やっぱり。
本当にオススメのシリーズです。

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紙の本ふぶきのあした

2002/07/12 01:53

いのちをかけて守りたいひと

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

シリーズあらしのよるに・完結編

ユーモアたっぷりに始まった第1作のガブとメイの出会いから、回を追うにつれ、二人の友情は深まり、とうとう仲間に二人のことが知られてしまい…と、シリアスな展開になっていく。
裏切り者のガブとメイを追って、オオカミたちがやってくる。
深い雪山を逃げるガブとメイが、逃亡の旅の果てに見るものは?

「いのちだって いつかはおわりがくる。でも、わたしたちが であえて、友達だったことが きえるわけじゃない…」

ほんとに泣けました。でも、いのちをかけて守りたいと思えるひとにであえるしあわせを十分感じさせてくれるお話でした。子供も大人も同じように感動できるお話です。ぜひ全巻通して読んでいただきたいと思いました。

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紙の本Flesh & blood 1

2002/07/11 23:36

かっこいい海賊に囲まれて!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

16世紀のイギリスにタイムスリップしてしまった現代っ子海斗。
時は大航海時代、海賊船の船長、ジェフリーに助けられ…。

海洋冒険小説仕立てのBL小説?と言う感じ。
さすが松岡さんで、こういう時代考証がたっぷり必要な難しい設定を、実にうまく、楽しんで書かれている。
シリーズものの第1巻とあって、導入部分としてはかなり読み応えあり!
恵まれた環境で、なに不自由なく生活しながらも、家族と気持ちが通じ合えず、親友の気持ちさえ信じることが出来ずにいる海斗。そんな彼が、突然放り込まれた16世紀は、海賊が跋扈し、異端者は容赦なく殺される途方もない時代…。
とんでもない時代の中で、自分の知識と知恵を振り絞って、必死で身を守ろうとする海斗が、けなげ。
海斗を取り巻くキャラも、颯爽とした伊達男の船長ジェフリー、厳しいが、男前の航海長ナイジェル、スペインの海軍士官ビンセンテと、クラクラするほどのいい男が揃って、おもしろくならないはずがない、第1巻。続巻がぜひ読みたくなる本です。

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紙の本ただいま同居中!

2002/07/07 01:56

年下攻めのスイートな恋

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

就職内定先の会社が倒産。グラフィック・デザイナー志望の嗣実は、生活費に困り、ルームメイトを募集する。
やってきたのは、ハンサムだけど、やたらずうずうしい年下の高校生、椎葉。
あれよあれよという間に、椎葉のペースに巻き込まれ、まるで新婚生活のような同居生活に…。セクハラにあったり、就職活動が思うように進まなかったりで、落ち込む嗣実は、かまってくる椎葉に、大人気なく苛立ちをぶつけてしまい…。

結局のところ甘甘のラブストーリーなんだけど、テンポのいい会話でサクサク読めて、確実に幸せな気持ちになれる。
椎葉の、初対面の嗣実への態度の唐突さ(初対面とは思えない強烈なアプローチぶり!)が、ちょっと気にかかることと、あっけなく話が進みすぎるのが気になるけど、年下のくせにオシの強い椎葉に、いいように引きづられる嗣実のとまどいやいらだちに、読んでいて素直に共感できて、ストーリーにはまってしまう。
嗣実の友人の五十井が、すごく普通の感覚の男で、妙に気に入ってしまった。この甘甘カップルに現実を教えてやってくれ!とか、つい思ってしまうほど…(笑)
友達以上に嗣実を好きなんだろうに、絶対に厚い友情だと信じている「普通の男」五十井と、愛情にストレートな椎葉とのバトルが結構楽しかったです。

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