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レビューアーランキング
先月(2017年8月)

R4DIOHE4DZさんのレビュー一覧

投稿者:R4DIOHE4DZ

13 件中 1 件~ 13 件を表示

紙の本ボヴァリー夫人 改版

2001/08/24 01:47

戦慄をもたらす自意識描写

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 敬愛する福田恒存が,評論においてしばしば触れていたフローベールの本作品.古い作品を読む習慣は私にはなかったが,ふと読んでみる事にした.ところが,ものすごい体験をする羽目に.

 初めの数ページを読み始めて,私はその描写力にただただ圧倒されていた.フローベールの筆致が,こともなげに登場人物らの心理を言葉のメスで暴きだす.そのさまは「暴力性」すら感じさせるほどで,ひたすら震撼させられる.
 私はかつて,花村萬月の『ゲルマニウムの夜』において出てくる「意識操作」の描写のリアリティに強く動かされたクチであるが,フローベールの圧倒的なリアリズム的手法を体験してしまった後では,はっきり言って霞んでみえる.それほどまでに,本書の自意識描写のリアリティは凄まじいものがある.そうした生々しい描写を可能にした,物語の舞台設定も見事というほかない.

 訳文の方も,緩急を絶妙に使い分ける巧みな文体で,よくある訳文の固さは皆無の名訳.訳者による原著の評論も,福田恒存の評論と同じくらい内容の濃いもので,非常に興味深く読めるだろう.

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生まれて初めて、PC解説書に感動しました

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 筆者はWIN 98の上にWIN 2000を上書きインストールしたら、PCのCD-ROMが認識されなかったり、アプリケーションが動かなくなったりと、事実上まったく使えなくなってしまった。書店で途方にくれていたところ、そのものずばりのタイトルの本書を発見した。
 著者の前川氏の文体は、多くのPC解説本のそれと異なり、大変わかりやすい。それでいて読み手は、BIOSのアップデートやハードディスクのパーテーションなど、相当に高度なことでもいつのまにかできていたりする。一番初めから最後まで、ほぼ手順どおりに進めれば無事に「再インストール」はできる。この種の手引書ではしばしば、書に書かれているのとはまったく異なるハプニングが起きたりするものだが、本書はあらゆる事態を想定しており、「あれ?」と思った瞬間、次のページでその問題を解説していたりする。この行き届いた配慮には、素直に感服した。
 BIOSの仕組みなど、PCの詳しい仕組みなども方々でわかりやすく解説してくれており、勉強にもなる。

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写真と文章満載:最高です

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ピクチャーズ、とは言うけれども、写真とテキストが満載の書。しかも訳者が『くそったれ! 少年時代』などを訳した中川五郎氏だから、つまらないわけがない。
 ブコウスキーがどういう生き方をした人間だったのか、彼の1人称的な作品群からほとんどの人が「破天荒でやぶれかぶれな生き方を貫いた人」みたいなイメージを持っていると思う。しかしこの本を読むと、ブコウスキーという人物が老後を貧窮のうちにすごす事に多大な恐怖心を覚え、つねに貯蓄は欠かしていなかったという意外な側面が明らかになる。人によっては裏切られたと感じるのだろうか? 私自身は、ブコウスキーが私たちと同じように、生活を失う事に恐怖を抱きながら生きていたという事に、共感を覚え、また変な言い方だが勇気付けられた気がする。彼の作品がまた一層深みを増すことになったと感じる。
 生前のブコウスキーのエピソードが満載で、笑えるものも、素直に感じ入ってしまうものも盛り込まれている。また小説中のエピソードのどれが本当にあったものだったかも、しっかりとした取材に基づく種明かしがされており、読んでいて本当に楽しい。写真も「そこまで載せるか?」というくらい、ブコウスキー及び彼周辺の人・土地・作品などを網羅してあって、つらつら眺めるだけでもなんか楽しい。
 値段が3600円と、自分が通常購入する書籍よりも高めだったので店頭で迷ったが、表紙の写真が凄すぎたのと、しょうもない本を何冊も買うより一生手元における高い本を1冊買うほうがよかろう、と自分に言い聞かせたのとで、清水寺の舞台から飛び降りる気持ちで買った。この判断は正解だった。

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ファイヤーワークスってこんなに便利だったのか会議

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 ファイヤーワークスの中級者向け(?)書籍.

 単なる画像処理ソフトとして,ファイヤーワークスを正直もてあまし気味だった自分にとって,目からうろこが落ちる実践テクニックに溢れた書である.ボタン,アイコン,タイトルロゴなど,パーツ別のサンプルと作成手順はインスパイアされるものばかり.そして,ページレイアウトなどにおけるファイヤーワークスの効果的な使用法などは,ドリームウィ—バーばかりをページレイアウトに使っていた自分にとって,驚きだった.自分にとってのファイヤーワークスの価値が,数倍上がったといえる.

 ただ,ボタンの説明などは繰り返しが多くもう少し端折れたのではないかと思う.その分,たとえばバッチ処理などの説明を充実させて欲しい.使える機能拡張なども紹介すればよかったのではないかと思った.

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ホームページの原則を明快に説くバイブル

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 分かりにくいホームページ,迷子になってしまうホームページ,格好悪いホームページ,重すぎるホームページ.どうしてページによってこんな差がでてしまうのか?

 本書は,ウェブパブリッシングの旗手「ホットワイアード」の創始者たちが,ウェブ草創期から暗中模索と試行錯誤で掴み取った様々なノウハウを,分かりやすく解説する書である.

 本書で紹介されるノウハウのなかには,1995年に編み出されたようなものもある.それらのテクニックは今なお有効で,現在の最先端のホームページにも脈々と受け継がれている.と同時に,現在あるホームページの多くは,ホットワイアードが5年も前に掴み取ったノウハウに気づくことなく,運営されているという現実もあるわけだが…。

 初心者でも面白く読めるだろうが,ある程度のスキルを身に付けた(私のような)ウェブ作成者が読むと,あらゆる局面におけるインスピレーションに溢れた書であることに気づかされる.

 特に私が感心したくだりを紹介させていただく.ホームページのリンクボタン(BK1なら「買い物かご」とか「登録情報」とか)をTVのリモコンのボタンになぞらえ,「チャンネル(=ホームページ)ごとにリモコンのボタンが違ったり,機能が違ったりしたら大変だろ?」というような事が書かれているのだが,私はこれを読んで目からうろこが落ちる思いだった.こんな調子で本質的で分かりやすい解説が続く.

 やや値段が高めだが,何度も繰り返し読める「スルメ系」書籍だ.非常に内容の濃い本である.

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紙の本はじめての3分ハッキング

2001/08/04 13:26

ハッキングは良く分からないけど自衛の方法くらいはしっときたい,というあなたに

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 プログラミングやらネットワークやらは分からないけど,パソコンのセキュリティに関心はある,という一般人向けの書.
 今の世の中,ハッキングに関する情報が錯綜していて,我々素人にはどういう恐れがあってどうすればそれを防げるのか,というのがまるで分からない.本書は,悪質なハッカーの発想やノウハウを,誰にもわかるように書いている.したがって,ハッキングなんぞは興味ないが自分のパソコンの防衛は(たとえ完璧たりえないにせよ)ちゃんとやっておきたい,というレベルの一般人にうってつけの本だ.
 また簡単な説明つきのセキュリティ・ハック関連のサイト紹介も,読者にとってはありがたい.紹介されているサイトはソフトなものからハードなものまで抑えられているので,読み手は自分のレベルにあったところを選べる.
 本の装丁もお洒落だし,ふんだんに盛り込まれたブラックな(だけど笑える)イラストを追うだけでも楽しい.値段も類著に比べて良心的だ.
 繰り返し言われていることではあるが,常時接続が当たり前の世の中になってくると,こういう一般向けのセキュリティ本はもっと需要が増してくると思う.

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紙の本赤と黒 上

2001/06/28 23:57

陰鬱な激情をリアルに描ききる作品

2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 主人公ジュリアン・ソレルの、打算的で野望に満ち満ちたダークな側面と、宗教の儀式や恋にすぐに感動してしまうといった純粋な側面という二つの顔が印象深い。自意識過剰で陰鬱な彼のキャラクターは、今の若者・青年にとっても非常にリアルだ。複雑に転回していくストーリーを背景に、上述の如き二面性に引き裂かれるジュリアンが生きていく様は、読んでいて非常にスリリングである。悲しいくらいにすれ違いつづけるジュリアンと「他者」「世界」。後半の息を呑むような展開は、まさに本を置くことが出来ず、ひたすらページをめくり続けるしかなかった。
 名作と聞くと読む前から萎えてしまう事が多いが、本書は一気呵成に読み終えることができる。生島遼一氏の秀逸な訳・解説も必読。もし同じスタンダールの『パルムの僧院』と比べろといわれたら、主人公ジュリアンの陰鬱で分裂症的なキャラクターが気に入ったので本書をお薦めする、と答えよう。

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傑作揃いで詩もよい,なんだけど

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 まず一読して大きく戸惑ったのが,瀬戸口氏の訳文.「ハクい」,「駄弁る(だべる)」など,今ではほとんど巷で聞かれる事のない死語が多用される.また,「〜〜だよナ」「そうだナァ」などの安っぽいカタカナ表記が,各登場人物の台詞で必ずといっていいほどでてくるが,これも15年程前のヤンキー中学生の語り口のようで,みっともない.ブコウスキー小説のアウトローな雰囲気をかもし出そうとしてこうなったのだろうが,正直言って成功しているとは思えない.非常に恥ずかしくなるのみである.時代を超えるべき作品に,一過性の流行語(=将来の死語)を下手に取り入れる事は止めた方がいいと思う.
 とは言え,以上の点を除けば,訳文は悪くない.詩の方では,前述の恥ずかしい訳を行っておらず,繊細な感じがよくでていて,訳者本来の巧さを感じさせた.それぞれの物語も,他の短編集に比較しても粒揃いだと思う.

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他の本でCGIに挫折した人はこれで学ぶべし

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 初めて買った他の「初心者向け」CGI書籍は,説明が難しく基礎概念の理解が難しい.そのまま読み進めると,4章くらいから突然レベルが跳ね上がって,説明もおざなりになり,全くついていけなくなってしまった.

 本書は,初心者には何の書籍か理解できないであろうタイトルに反して,とてもわかりやすいCGIの入門書だ.前述のCGI入門書と異なり,基礎概念の理解を,親切に,噛んで含めるようにしてわかりやすく教えてくれる.各章の例は連続しているため,どこをどういじるとどういう風にプログラムが変わるのかという味噌の部分が簡単に把握できる.基礎概念の理解だけでなく,基礎テクニックの組み合わせで,どう応用ができるかという点に重点が置かれてもいる.

 私は書店店頭で何冊も「入門書」を手にとったが,初心者にとってもっとも分かりやすく丁寧な入門書だと思う.強いて不満をあげるならば,掲示板くらいは例として取り上げて欲しかった気もするが.

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デジタル時代の著作権契約のひとつの試案

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 本書は,著作物のデジタル化によって,従来の出版における契約ではカバーできなくなる「電子出版」「インターネット配信」などを睨んだ契約のあり方を提示する書である.

 第一線の実務に関わっている人たちが書いているらしく,非常に実践的.デジタル著作物については,普通の著作権の解説書だとあまり詳しく取り上げられない.「どのような契約をむすぶべきか?」「その契約によって何が可能となり,何が不可能なのか?」出版社がもっとも知りたいであろう疑問に答えてくれる.私が読んだ範囲では,デジタル時代の著作権問題を最も詳しく,かつ実践的に取り上げている本だ.

 わかりやすいQ&A形式のページや,契約書の雛型も付属し,各条項については詳しく解説している.配慮の行き届いた本である.とりわけコピーライト表示に関する解説は,著作権関連書籍のなかではもっとも詳しく,必読といえる.

 基本的には著作者側ではなく,出版社の側から書かれている為,従来の出版の立場からみると「こんなに強力に著作権を管理しちゃっていいのだろうか」といささか不安になるが(笑),もちろん相手によって使い分ければよいのであって,本書はあくまで,出版社にとって最も有利で隙のないものを提示したのだろう.(使い分けの方法についても,詳しく解説してある)

 唯一残念なのは,レイアウトが見づらい点だが,この本の場合はあまり短所にはならないだろう.

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玉石混淆

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 現代の「文学」およびその周辺を,分析した書.ただし,色々なライターが関わっているため,かかれた内容のレベルにばらつきがあるし,全体としても,なんとなく今の風潮に異議がある人たちが書いている,という程度の共通点しかなく,本書の目的があまりみえない.音楽評論の話は面白かったが,現状分析のみで終わってしまうのはいただけない.明らかに書き手は音楽評論がどうあるべきかわかっているはずなのに,皮肉で文章を終え,結論を書かないのはやや無責任と思えた.

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確かに「誰も書けていない」

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 内容としては,インターネットのホームページ作成およびその周辺の「裏」テクニック集といったもの.最近よくみられる企画ではあるが,「誰も書かなかった裏技」というのが売りらしい.筆者もこの文句に惹かれて購入した一人である.
 しかし本書を読み終えての感想は,「本当に『誰も書いていない』じゃないの!」であった.というのは著者自身が,やばい(と著者が判断したもの)は「やばいから本書では書きません」と自主規制しているのである!これでは,本書のタイトルは一体なんなのかと言いたくなる.少なくとも読み手は,「誰も書かなかったホントの裏技」というタイトルから,萎縮効果による自主規制が入り込んでいる書籍などは求めないはず.確かに「誰も書いてない」という看板に偽りはない事はないのだが,正直言ってちょっとだまされた気分になったのは事実である.
 最後にひとつ.本文中の誤字脱字・誤変換が余りにも多くて,読む気がうせる.多少の誤植なら目をつぶれるが,本書の誤りの数は類著に比べても非常に多く,なぜノーチェックのまま出版されたのか疑問.さすがにプログラム例部分の誤りはないと信じたいが,プログラミング素人である筆者にはその辺はわからない.

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紙の本コンセント

2001/06/30 00:01

「うまい」とは思うけれど。

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 ハードボイルドな物語かと思いきや、実際は一部の描写を除いてはそうではなく、やや軽薄、少し意地悪な言い方をすればおいしいとこ取りとの印象を受ける。刻薄な現実描写や生々しい性描写は、確かに村上龍や花村萬月を想起させるところがある。その一方で、主人公の女性が自由気ままに生きているにも関わらず男には不足しない点などは、少女漫画的なヒロイン願望がみえてとれ、やや気になる。もっとも、こうしたものが好きな読者には受けいれられやすいだろうが。物語後半の、この種の小説にしてはやや突飛過ぎるとすらいえる展開は、あまりにオカルト・ニューエイジ系に偏りすぎて、筆者には入り込めなかった。もっとも、こうしたものに興味のある読者には受け入れられやすいだろうが。
 筆者は、途中までは割とすらすら読み進めたものの、残念ながら上に挙げた要素や後半の展開には、どうしても肯くことはできなかったのである。

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