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先月(2017年2月)

ko1さんのレビュー一覧

投稿者:ko1

5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本ブギーポップは笑わない

2001/08/21 00:02

死者。否、亡霊との対話。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 明けない夜などない、けして覚めない夢などない。けれど、その夢を奪うことは誰にもできはしない。と、そんなよーなことをバシュラールってゆー夢見がちなおっさんはのたもうた、らしい。目覚めてホッと一息つける夢はホントに悪夢なのだろうか、目覚めた瞬間に愕然とすること、それこそホントの悪夢なのではないのか…。しかし、目覚めるためには、まず眠らなければならないのだよ。マスターヴァイン。そんな言葉を枕に、書評を斜め読みするだに、えらく酷評されてるごよーす。たしかにわたしも友人に薦めてはみたが、だーれも読んではくれん。ですが正直、73年生まれのわたしは楽しめました。
 一人称による群像多視点描写、いまだ明かされぬ(そして明かされるとは限らない)謎な設定。この作品の魅力、そして特徴とよばれているだろうソレは、週刊(隔週・季刊・月刊とそれぞれ技法は異なるけれど)マンガが練り上げてきたハイテンポな起承転・起承転…結、のメタでベタな文法とさほどの違いは感じられません。メタな視点で予定調和へと転がり落ちてゆく寓話。それは凡庸で月並みな作品だとゆーかもしれない。だとすれば、本作品は特異な作品だろう。青春群像寓話に突如挿入された、狂言回しである異星起源の知性体についての説明が明らかに不足と感じられるからだ。だが、この作品の魅力はそんなことで減じはしない。
 ここでやっと本題にはいるが、なぜならこれは時間軸、世界観のズレこそを題材にした試みだからだ。この試みは物語だけでは収束せずに鑑賞者を巻き込むことを意図しているように思われる。この設定が意図したものか、せざるものか。零れ落ちゆく、鑑賞者の所属する社会の記憶術、それとの一体化を掲げ、語られる作品はそれ自体の中だけで世界が完結しているので、鑑賞者にとっては寓話でしかなく、物語が実世界に影響を与えるように感じられることのない、安全な物語として消費される。しかしブギーポップは時間軸の脱臼・痙攣であり、現在への過去の襲撃そのもの、鑑賞者を観測者、読解者の地平へ打ち倒し、引き裂き、叩き潰す。過去とは事実そのものなどではなく、現時点で再構成されるものだから。人の近くは非常に曖昧だ。状況は認識次第でどのようにも変容する。観測者の死角、非認識という存在が理論上ありえるのだから。その事実に自覚的であるように映るが故に、わたしはこのシリーズに魅力を感じる。
 物語との接続は甘く、そして切断はイタイ経験だ。やんちゃな反抗期、じゃれつき、噛み付く敵を欲する移行期の日々。本来共有化などできはしない幻想をボケ、ツッコミによる強力な現実補完機構によってつなぎとめんと欲する人々。のっぺりとしたステロタイプとの人物描写に嫌悪感を表明はしても、しかし立脚点である・特異点である自分すら言葉によってでしか説明し得ない。言葉の呪いによってでしか時間を世界を歴史を空間に意味を与えること手に入れることのできない我ら人間にとって、そして言葉によって成立する世界にとって、それ以外の干渉術を持つ存在、同調装置は、世界の敵となるのだろう。
 ブギーポップの戦いはおわらない。揺らぎ、粗密のある、現環境への適応過程を記した方程式こそが生命現象なのだから。人が自身の存在を確かめようと欲するかぎり…。

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正直者がその正当な報酬を受けるのは、やっぱり死後なんだろうな。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 狂言回しは霧の中、答えは風に吹かれるのを待っている。とゆーわけで当座の登場人物紹介も終わり、謎なモノは謎のまま。さてこれからどーなることやら…、の期待をもたせる2巻目。ここで目を通しておかないと後についていけないぞっと。

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デイドリームビリーバー。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 SMクラブのバイト女王様と口寄せ屋とゆーいかがわしい二束のわらじをどーにも履きこなせないミサキさん(19歳)のお話。
 SMのSはスレイブのSってな感じでどーしても損な役割を押し付けられてしまうミサキさんと、彼女ををとりまくどーにも不器用でしかし愉快なお仲間たちとで繰り広げるハートフルコメディ。その裏側で、「どこでも誰とでもつながる、もしくはつながっている」と喧伝するネット社会、その建前をあっさりスルー、日常化したコミュニケーションの断絶、もしくは肉体言語(ノンバーバルコミュニケ)の交感の発展ぶりを題材におっきく謎な物語が裏で進行中。あとは読んでごろうじろ。

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刀にこだわるようじゃあ、剣の道とはいえねえ。あ、でも武士道かぁ。

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 前作「アルファゾーン」とは趣を変えたコメディ。ビミョーにはずしたノー天気時事ネタ系の日和あり。読む人間を選びます、ええ確実に選んでいるでしょう。掲載誌の対象年齢も不明瞭なトコロがありますが、七十年代生まれのおっきなお友達にこそおすすめ。扉にある作者のコメントのとおり、はっきりいって内容と描線がイマダ一致してません。その変化に注目してみるのも一興かも。

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あの夏、この夏。その夏の終わりに。

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 そう、ありえた未来をこの手にするために。綾波レイ、誰とて知る永遠の十四歳。「人形」でありながら、であるが故にこの掻き抱こうと欲する手からこぼれおちる少女的存在。今おもえば、TV版の結末はみてわかりやすいものだった。あの物語がどのような結末を迎えたのか、誰もが識る。状況は認識次第でどのようにも変容する。観測者の死角、非認識という存在が理論上ありえるのだから…。だからこそ、我々は欲する。「少女」の美を謳いあげることを。創話の偉大さが“少女”の美によって豊かになったのだということを。モニターの上での物語と少女の必然の出会いは、この世界そのものの美と一致するものだからだ。てな大仰な前書きは抜きにして、わたしのようなゲームをやるほどでもとゆー積極性がかけた人間でも、十分楽しめました。とゆーかそーゆー自覚がある人におすすめ…。

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