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先月(2017年6月)

クリムゾンさんのレビュー一覧

投稿者:クリムゾン

1 件中 1 件~ 1 件を表示

未来のアトム

2001/07/21 12:08

切り口としてはSF的なんだな

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ロボット本って多いですね〜。鉄腕アトムは実現できるかって本かと思いきや、ちょっと違うんだなこの本の場合。アトムを超えるアトムという感じですか。でもそれって何なのというのはあるのだけれど、要するに今のサイエンスや技術の延長では、心を持ったロボットなんて無理よって言ってるのねこの本では。そんで、もしそのようなロボットが実現できるとしたら、機械生物というか生物機械というか、生命が生まれた謎に踏み込んで、それをサイエンスとして確立した上で技術化しないと無理だってことかな。だから、セックスもしなきゃならんし、成長もしなくちゃならんし、当然、死ななきゃならん。そんなロボット像が見えてくる。その意味で、これはノンフィクションでありながら、切り口としてはSF的なんだな。ただ、荒唐無稽なことを言っているのではなくて、サイエンスの最前線をしっかり取材し、今どこらへんまでサイエンスが心とか生命とかを解明しつつあるのかがつずられている。その意味で、これは良質なノンフィクション。私、こういうの好きなんだな。技術者にしろ研究者にしろ、ぶっとんだビジョンが示せない人はつまらん。そもそも、サイエンスは怪しい夢想がなくちゃ。ここらへん、うまく捕まえてあると思うよ、この本。ロボット技術が日本の産業を活性化するとか、共通基盤としてロボット研究を整備しなきゃとかいうのは、もう聞き飽きた。まあ、それはそれで大切とは思うけど、ロボットって産業とか夢とかいうより、まず怪しいじゃん。ようは人間みたいな生物を作ろうって話だから、そうとう怪しい。綺麗なねえちゃんロボットつくって、思うままにしたって思いますもん。そんなところがありゃしないかと。科学者も物書きもそういう欲望みたいのを意識しないとね。この人どこまでそれを意識してるのか知らないけど、うまく一般書の許容範囲でやってる感じがするな。というか、分かってるのだけど、まあ、このくらいにしときましょうって感じかな。私としてはもっと、怪しい本が読みたいぞ。それもフィクションじゃなくて現実のロボット研究に裏打ちされたもので。心っていっても、麗しきものじゃなくて、もっとどろどろしてるところをね、捕まえて欲しい。でも予想に反して良い本だったよ。

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