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mcnさんのレビュー一覧

投稿者:mcn

9 件中 1 件~ 9 件を表示

紙の本書物

2001/12/09 23:11

論語読みの論語知らず

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 近世史家両碩学による書物を巡る随筆集。っても平易な文章で核心を撃つ名著、けどホン読みがてんからキライな方にはお薦めしません。ホン読むのがもー好きでスキで、読み過ぎて、時折は「可愛さあまって憎さも憎し」というかもーウンザリな域までイっちゃったホン好きにPowerPush!な一冊。オノレな読書の有り様を顧みつつやっぱホンはエエなあ、と。処で尾籠なハナシなるかもしれませんが、本書に曰くホン「読む場所」に「三上」あり、と。「厠上」「馬上」「枕上」うち「ウマ」はねーだろけど「車中」と考えればコレもアリですな。爆睡愛好活字中毒者としては「蒲団から出して本をささえた指先にしみ込む」寒さってのが今の季節特に実感、ってちゃんと机向かってホン読めよタマには自分(笑)。

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あくび猫

2001/07/24 23:09

akubi-neko

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本邦近代不屈の俳味諧謔小説「吾輩は猫である」を題材にモノした作物とゆえばミステリから前衛まで玉石混交、星の数ですが、ワタクシ好みは原典の「類は友を呼ぶ」で、「なんとなくよりあつまった一癖もふたくせもある御仁がしょーもないヨタ話を漫然とくりひろげる」処でございます。「ペーソス」とか「畜類の視点を借りた社会批評」とかそーゆう意義を求めよーとは露ほども思っておりません。そんなヘタレなワタクシが読んだ限られた範囲でなBestは「贋作吾輩は猫である」by内田百間。よーやくコレに匹敵するお気に入りにぶち当りました。英文学士鰡野阿苦毘(とどの・あくび)先生と飼い猫チビの回りに寄り集まる奇人変人(「満漢全席」面子も登場、美食小説としても読ませてくれます。)の破天荒にして愉しい日々雑記。原典寒月な恋愛事件とか金満家との対立とかドラスティックなエピソードはなあんもナイ本作ですが、それがまた愉しいったらもう。「無為な愉しみ」とゆう読書家喜びを再認識させてくれるホンです。「私事」ですが、休日論文書き合間に読了して思わず新幹線のって東京中華料理屋行きそーになりました。必死に思いとどまったワタクシを誰か褒めてください(笑)。くうっ。余談ながら「アビシニア」の秘術ネコニオン、「ネクロノミコン」HPLが御愛嬌。

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樒/榁

2002/07/09 23:10

BonusTrack

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ノヴェルス企画「袋とじ密室本」シリーズなかの一冊。
「かの名探偵」による「どまん中の密室トリック」2本立て。
「(袋とじホンの性質上)薄くて世界構築が甘い」とか
前作「鏡…」繋がりなオマケとか、既出おいおいトリックとか、
マニアな方々御意見をば拝察しつつおそるおそる読みましたが。
…愉しい。
「鬼」とか「筋金」とか覚悟ねえヘタレ本読み意見なんで
マジメに怒らんでちょー。
いや、「名探偵**写真集」激爆だったけど、そーゆう小ネタなしで
時間変遷下世話なやるせなさとか、口語叙述方言考とか、
モノローグとダイアローグ相違とか。
なかでも「絵空事のお話」巡る登場人物シニカル独白。
「キャラ萌え」者とかは指さして大笑いな(失礼か)ワタクシですが
ちょいとキました。
っても、先頃終了なWCとかホンやらオトやら実在御贔屓鑑みるに
実在でも遠いヒトいるし、実生活すぐソコいても理解不能なヤツもいるもんな。
って、自分勝手に納得しすぎでしょうが。
ファン期待背負い投げなトコ承知で好きなんで、
ヒキな『荊棘島』含め次どんなシカケ読ましてくれるんか、勝手に期待。

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Dream

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観てますよねWorldCup、生粋文系なワタクシでさえ関連ブンショー読むよかヤラれてますよ美しい試合数々。今さら、ゆうよりWorldCup開催なイマやっとかい!な本作待望文庫化。
「ワアルドカップ? なにソレ…美味しい?」
ってなヒトはまあ今どきねえでしょーが、「オフサイドトラップ」すら最近までよー分かんねかったワタクシがゆうのもナンですが(笑)、今さらながらコレはお薦めな逸品。

もはや15年前なる本作連載当時、「勝負」主体少年漫画と異質な少女漫画誌に『プロサッカー』題材作品な革新性とかそんなお題目抜きでハマりましたよ。「谷岡」な変人ジョゼとか天真爛漫アマゾン野獣少年アドルとか、脂な好青年アンドレとか影主役「人間噴火山」マルロとかもー。ベタなギャクがイマ読んでもツボ。
スポーツって勝負な基準以外にも愉しい部分あるんだな、と作者の熱情に導かれ、「スポーツ嫌いだけどサッカー好き」なってる好編。

んで当今再読しみじみ今さらな痛感ですが、コレは「Dream Team」だな、と。作者嗜好たまたま「アズーリ」/「セレソン」ですが、ベストな面々が雑音一切なしで一同に会してくれたらどんだけ面白いモン観れるか、勝手にわくわくさせる本作、PowerPush!だ。

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紙の本アイヌ人物誌

2002/03/05 00:42

こんな「ヒト」がいたことを忘れない

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 アイヌの方々の昔話、ウエペエケレとかユカラとか(っても「翻訳」だけどな)好きですガキ時分から。モトかたちの「語るおはなし」として炉端で間の手入れながら聴けたら更に愉しいだろーに、とか思ってます。ガキ時分、そんな嬉しいおはなしを伝えてきた人たちがどんな目にあってきたか朧げながらに知った時はすげえ悲しかった、チャペック兄弟の行く末知った時と同じくらい、ヨノナカってどーしてこんな残酷で理不尽なんだとコドモ心にイタかった。けど今も昔も社会意識の欠落したワタクシはだからとゆって何ら具体的行動を取るワケでもなくこーしてホンを読み続けてるだけですけどね。情けないかある意味。さて本書は江戸時代末期な冒険家による蝦夷孝子傑物噺、なんだけど。なんかもーワシ等ご先祖かもしんねえ「シャモ/日本人」の極悪非道ぶりが、ココまでやるかアンタ! って具合で辛い。多分クニに帰ったらそれなりにイイおとーちゃんなんだろな、ってヤツ等がまあ搾取暴虐の限りを尽しやがんの。働き手は強制連行してタダ働きさせるわ残された老人コドモはほっとくわ若い衆が恋愛したからって半殺しにするわ未婚既婚おかまいなしで女性は無理強いに囲うわビョーキはうつすわ、幕末から明治まで発禁書だったのが情けなくもうなづける赤裸々具合。識意識/無意識のジェノサイド。貧しい階層による更に弱い種族への搾取、って実行してるヤローたちは今も昔も罪の意識カケラもねーんだろ。とか正論はいてるワタクシがナニ出来るかってばやっぱホン読むだけなんだけどな。せめてもの救いは、そんな時代にも松浦武四郎みてーなヒトがいたこと、更にそんな状況でも誇りと愛情を持ち続けたアイヌの人たちがいたこと、だと思う。「こんな日本人がいたことを忘れない」というのが本書惹句ですが、どちらかといえば「こんなアイヌ=人間/ヒトがいたことを忘れない」と云いたい。

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朱漆の壁に血がしたたる

2002/01/13 12:09

光文社さんありがとー!

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 斯界認定、けど入手困難続いた「謎と論理のエンタティンメント」物部太郎三部作新版最終巻、待望の一冊遂に発刊やあ、光文社さんありがとー! って手前勝手に舞い上がってますが(笑)。さて本作、作者分身「紬志津夫」登場も嬉しいお遊びトリック横溢な本格推理。自ら「ものぐさ太郎の末裔」をもって任ずるへだら高等遊民にして推理達人「物部太郎」とハードボイルドな特技と行動のヒト「片岡直次郎」が、ひょんなコトから立ち上げた「心霊探偵事務所」に持ち込まれる怪事件をば不本意ながらきっちり論理的に解決してしまうとゆーシリーズ最終巻は、読者公募な「両端通行不能な橋上の轢死体」とゆーサム・ホーソーンが舌舐めずりしそーな本格ナゾをメインテーマに据えた山間旧家連続殺人事件。本筋は些か過去因果因縁でうーむ、ですが「不可能犯罪ネタ」を巡るトリック論、推理小説論が骨太で流石。三部作新版解説者が一同に(?)会する新保解説もお遊び心横溢で愉しい。それにしても「北斎当年二百余歳」ネタ、読みたいなあ。

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紙の本しゃばけ

2001/12/24 23:42

Hit!

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 かの「日本ファンタジーノベル」本年度優秀賞受賞作、ってえより「江戸」「モノノケ」「推理」って三題噺に惹かれて購入。茶枳尼天様の御加護も篤い廻船問屋のヒヨワな若旦那と、暖かくもうっとーしーホドに見守る「あやかし」を襲うナゾの連続殺人事件だっせアンタ! 
 主人公若旦那がまーアンタしっかりせんかあい! とどやしつけたくなるほどに病弱躯ながら、ココロ根すわってなかなかに見どころある若い衆、ってのがまず佳い。あやかし達も、強いんだか情けないんだか解らない愛らしさが堪らない。白沢(はくたく)なんか、上級お化けクセにヒトに木乃伊で殴られて昏倒してるし(笑)。まあコレが通力無限大、ってんじゃオハナシが面白くないわな。無力可憐な鈴彦姫とか若旦那膝のっかって甘えるチビ鬼な鳴家(やなり)なんか、おばかだけど可愛いったらもー。
 さらに妖物絡みの犯罪ながら、ファンタジー部分頼り過ぎず、理詰めに謎ときしてるトコがまた愉しい。更に江戸な細々基礎部分がきっちりしてて快感。コレは当たりだあ! ちょいと検索したら作者都筑御大文芸スクール生徒さんだそーで、なんか嬉しい納得。腹違い兄貴とかまだまだオハナシ広がりそーで、是非ともな続編期待。

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紙の本ほんの本棚

2001/12/09 22:49

書評の愉しさ横溢

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 かの名著『ほんの一冊』増補改訂リニューアルにいろいろオマケつきも嬉しい文庫版。一冊のホンをばいしい4コマとヒロオカ・タブチ・藤原3先生の講評とで御紹介とゆう企画が書評形式としては目からウロコな愉しさ。瀬戸内なヒネクレ具合が堪らないワタクシ偏愛作家いしい氏公汎しかも趣味一貫な読書傾向に畏れ入るとともに、日々書評だか感想文だか判然としねえ手前勝手な駄文を書き連ねるジブン顧みて反省することしきり。自分がおよそ読みそーにナイ本もこーゆーカタチなら愉しめるよな。それにしても世の中に数多溢れる出版物の洪水なかで「本読み」が一生に読める数の少なさにしみじみ。「山高きが故に貴からず」とはよく云ったモノで。自戒含めて「本読み」量の多寡や主旨貫徹してねえ守備範囲雑多具合を競っても虚しいよな。それよか「好きなホンに巡り会う喜び」を大事にしたい読書家に嬉しい一冊。

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京劇と中国人

2001/11/02 21:26

場違いな感想

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 「京劇」と云えば、あのけたたましーBGMとキッカイな隈取り、脳天割りな裏声と曲技団な立ち回りを連想する方も多かろー…ワタシもですが。本書はそんな「京劇」にふとしたハズミでのめり込んだ「戯迷」の作者がアツく語る京劇の成り立ちと中国近代史。本邦「歌舞伎」を連想する部分も多い「京劇」っすが、政治経済主義主張官民を問わず「中国人」の熱烈な支持を得る「国民劇」としての栄光と悲劇が近代史を舞台に切々と。特に「文化大革命」時代ハナシには涙すること能わず。なんでこーなっちゃうんだよう、ってイタいわ他人事ながら。と云うより、この愚行の轍を踏む「更なる大愚」をこれから演じないよう、きちんと「ナンでそーなっちゃのか」を考えるよーなニンゲンを作るんが「歴史」とゆー学問の意義では。考えてもやっぱ同じよーなコトしでかすかもしんねーけど年号だけ覚えてあとナンも考えねーよかよっぽどマシだ。とかゆーワタクシはさしたる思想主義主張もねくナンも考えてませんが。って、ヒト任せかい! そんな無責任若い衆にも、理不尽な「社会」ゆうモンのせいで好きなモンが壊れてく哀しみが伝わってくる名著、です。
 演じ手と観客のCall&Response「好!」とかLive闇ダヴィングしたテープ大音響で鳴り響かせつつ辿る家路とか今風音楽愛好者な無責任若い衆にもうなづける部分も嬉しい。

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