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先月(2017年4月)

るなさんのレビュー一覧

投稿者:るな

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本4TEEN

2003/08/06 00:46

彼ともんじゃ焼とノスタルジーと

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この小説の良さをどんなふうに伝えればわかってもらえるんだろう?
「月島を舞台にした青春小説でね、主人公は14歳の少年4人のグループなの」
ふうん。イマドキの「キレる少年たち」とかそういうお話?
「ううん。全然そんなんじゃないの。主人公の少年たちはそれぞれ個性的なんだけど、皆まっすぐで、心にキラキラしたものを持ってて、いつもマウンテンバイクで一緒に走ったりしてるの」
そうなんだ。で、どういうところが面白いの?
「う〜ん。なんていえばいいのかなあ。読んでいるとわくわくしたり、どきどきしたり、胸がきゅんと痛くなったりするの。私は女だからホントのところはわからないけど、14才の男の子ってこういう感じだったよなあとか、思春期のもやもやした感じとか切ないやるせなさみたいなのが伝わってきて『わかる、わかる』って思うところもあるし。多分、大人の男の人だったら、誰もがこの本を読んで懐かしい気持ちになると思う」
ああ、少年期のノスタルジーを味わえる青春小説ってわけね。
「うん、まあ。簡単にいっちゃうとそうなんだけど、この小説の魅力はそんなひとことじゃ表せないんだってば! とにかく一度読んでみてよ!」
そういって私は、ふだんほとんど小説など読まない35才の彼に、この本を「強制貸し出し」した。

そして3日後、彼にしては異例の速さで本を返却してくれた。
「うん、よかったよ…。読み始めたら一気に読んじゃったよ」。
そういって、ちょっと照れくさそうに本を手渡す彼。
実は、これまで何冊かこうして「強制貸し出し」しているのだが、結局最後まで読めないらしくていまだに返却してこない本もあるなかで、この本は珍しく彼も気に入ったらしい。しめしめ。

数日後、私のリクエストで、小説の舞台となっている月島でデートした。西仲通り、通称「もんじゃロード」を訪れ、ふたりでもんじゃ焼きを食べた。
お店を出た後、商店街をぶらぶら歩いていたら、私たちふたりのわきを、マウンテンバイクに乗った少年4人が疾風のように走り抜けていった。
まるで『4TEEN』に登場する少年たちに出会えたような気がして、なんだかちょっと心が温かくなった。

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