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レビューアーランキング
先月(2017年8月)

comaさんのレビュー一覧

投稿者:coma

6 件中 1 件~ 6 件を表示

アメリカの民事賠償訴訟がビジネスとしてこんなに面白いとは思わなかった。

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 60年代後半、ボストン近郊の町で立て続けに発生し、5人の子供の命を奪った急性リンパ性白血病と、その町の水道から検出された微量のトリクロロエチレン、水道の水源近くの土地にトリクロロエチレンを捨てていた大企業。この3者の関連性を巡って争われたウォーバーン事件のノンフィクション。ノンフィクションながら、時系列にそった物語的構成と、登場人物の内側に入り込んだ描写の多様で、ほとんど小説のような読み味になっている。冒頭の導入部から19ページ「ウォーバーン 一九六六年夏」の2までは、ちょっとたるい流れだったが、25ページ目から下巻の最終ページまで、ほとんど一気に読まされてしまった。

 ウォーバーン訴訟について事前の知識が無く、この裁判いったいどうなるんだろう? という興味が持続したのも大きいと思うが、個人的に何より面白かったのは、ウォーバーン事件を訴訟に持ち込んだ弁護士シュリクトマンの人物像だった。
 莫大な賠償金を見込んで、湯水のごとく資金を投入(自宅を抵当に入れてまで。)し証拠を集めていく様子は、正に金もうけが正義の実現に直結しているのだ! といわんばかりの熱気で、もうかっこよさすら感じた。

 こういう面白い弁護士が出てくるなら、日本も訴訟社会になるのも悪くないかな なんて思ってしまった。

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小柄な投手の完全試合を見るようなすごさ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 漫画がここまでの深みと娯楽性を両立しうるということにショックを受けた。しかもこんなシンプルな絵で、こんな短いページ数で。
 一作目の「美しき町」から、画力、構成、テーマ、娯楽性のどれをとってもアラの見当たらない完成度。もうカットの一つ一つに圧倒された。どうしてこんな少ない線でこんなに動いてる絵が描けるのか、どうしてこんな少ない線でこんな生きてる表情が描けるのか、どうやったらこんな普通なのにかっこいい構図を描けるのか、ただただため息。
 ある事柄を表現するのに、百万言の言葉を費やして文芸大作を作る道と、たかだか17文字の俳句を読む道があるとして、実は天才にしか出来ないのが後者の道だと考えるが、漫画でそれをしているのが高野文子だと思う。

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紙の本眼が人を変える

2001/12/01 01:32

文字通り「目の訓練で性格改造」ができることを示唆した本

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 これはすごい。ひょっとしたら2〜3年後あたりには女性週刊誌なんかで「視力型性格診断」が普及してるかも。とか読んでいて思ったほど説得力を感じた。「内の眼」「外の眼」の話など、言語化していなかった事を明確に言ってくれた感じで、読んでいてうなずくことしきり。

 「視力」が単に数値的な目の良さや、動体視力などの反応性の良さだけでは無いのだ、ということを、プロスポーツ選手(イチロー他)などを例に、豊富な実例を挙げて解説しているのも「目のプロ」って感じで面白いが(特に、本番で打てない4番バッターの原因が心理面ではなく目の使い方に問題があった、という話など定説を覆していて面白い)本題の新説、視力のタイプと性格に関連性が見られること、視力の補正訓練で性格も変わり得ることについての話は、あまりにも手軽で笑ってしまった。

 この知見の真偽はともかく、手軽に出来る視力型診断テストや視力訓練を紹介したページなどもあって、ちょっとためしてみようかという気にはすごくなる。この理論を推し進めたワークブック的なものが欲しくなった。

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紙の本GANTZ 1

2001/11/03 14:54

連載中マンガ最注目株

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 前作『ゼロワン』の商業的失敗(not作品的失敗)を、「やっぱ引きが弱いマンガは連載じゃダメだ」と反省したか奥先生さすが! と、思わず勘繰ってしまうほど、見事に前作の弱さが修正された内容で、もう第1話からとんでます。

 容赦の無い展開、不穏な空気、巨乳、全てがよりストレートに、より強烈に、よりわかりやすく描写されていて絶対当てたる!という気概が感じられて正直ほだされた。

 唐突に流れるラジオ体操の歌とか、露骨なロボコンネタとか、丁度いい古さのガジェットもツボです。

 青年誌ストーリーマンガとしては、現在連載中のなかで、最も目が離せない作品の一つ。

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紙の本クリムゾン・リバー

2001/11/03 14:46

ぐいぐい読める

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 この年になると普通のミステリ程度だとつい、章の区切りが読書の区切りになりがちなんだけど、それをさせないプロット構成は見事。
 この章で止めよう、次の章で止めようと思って、気が付いたら半分。
 うーん、もうここまで読んだんだから最後まで読んじゃおう、て感じで、結局最後まで一気に読んでしまった。

 主人公二人のあっさりすぎる絡みとか、あっけなさすぎて思わず読み返えしてしまうラストとか、不満点は上げればある本だけど、この勢いは買い。
 秋の夜長の暇つぶしには最適ではないでしょうか。

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戦争学

2001/08/23 03:24

集団戦闘について基礎的な知識が得られる

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 実はタイトルからもっと大局的な内容を扱ったものを想像していたのだが、案に相違して、徹底的に戦闘現場の論理について解説したものだった。
 紀元前のアレクサンダー大王から第二次大戦のロンメル将軍まで、戦史上の主な陸戦と海戦を簡単に解説しながら、時代時代の戦闘教義(バトル・ドクトリン)の変遷を概説している。解説された戦例の中では、カンネーの戦い(ハンニバルVSローマ軍)の解説が特に詳しく、力が入っていた。個人的に今までいまいちよくわからなかった当時の戦闘が、はじめて、実際にはどのように行われていたのかイメージ出来たのと、何故この戦いでハンニバルが圧倒的な勝利をおさめたのかも理解出来たのでこれはなかなか良かった。
 戦闘教義という言葉は、この本を読むまで聞いたこともなかったのだが、通して読んでみると、戦争の歴史とは、まさにこの戦闘教義の歴史であると言って良いほどのものなのだということがわかる。詳しい解説は本書を読めばわかるのでしないが、これを読んで目から鱗が二三枚落ちた。
 軍事・戦争関係に興味があるが、何から読めばよいかわからない人に最適の入門書と思う。

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