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先月(2017年1月)

三鷹市大学職員さんのレビュー一覧

投稿者:三鷹市大学職員

1 件中 1 件~ 1 件を表示

今年度のナンバーワン経済書!真打ち登場

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行動する経済学者という印象が強いスティグリッツ。巷には弁舌だけの経済学者が多いが、彼はまさに経済理論と現実の間をたくましく行き来している。本書の冒頭で彼は言う。
「私は世界を変えたかったのだと思う。だが、どうしたら世界を変えられるのかわからなかった。一介の学者だった私にとって、まずは世界をもっとよく知る必要があったのだ」
そうして彼はクリントン政権に入り、また世界銀行の副総裁となって、アメリカの狂騒の90年代という厳しい現実の波に洗われたのだった。

スティグリッツは、国家と市場、経営者と株主、ウォール街と産業界といった様々な「利害の衝突」に悩み翻弄されながら、経済再生のために苦闘する。
「本書は90年代の経済史を書き直そうとするものではない。そういう部分もあるにはあるが、これは過去についての話であると同時に、未来についての話でもあるのだ。アメリカをはじめとする先進諸国が現在どのような状況にあるのか、そして、この先どこへ進むべきかを示すのが私の意図だ」

スティグリッツの言うとおり、日本がバブル後長引くデフレ不況から脱却するためには、こうした90年代のアメリカ経済を検証することが必須であると思う。学問の世界から生々しい現実へと身を投じ、その凄まじい舞台裏を見たスティグリッツの、迫真の描写と訴えに感動した。単なる経済書の枠を超えた1冊。まちがいなく今年度のナンバーワン。

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