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    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

    中野 ジェームズ修一 (講師),日本放送協会 (編集),NHK出版 (編集)

    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

シロヤマさんのレビュー一覧

投稿者:シロヤマ

3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本生きて行く私

2001/10/13 02:16

生きて行く私

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この本が出版されたとき、宇野氏はお元気で、毎日を快活に生きておられた。そして何より、素敵な着物を楽しみ、周りの人を楽しませておられたのだと思う。
 死ぬ気がしない、とおっしゃられていた宇野氏が亡くなられて幾年もたってしまったが、この本によって、宇野氏の生き様を少しでも垣間見れるのが、何より楽しくさせてくれる。
 恋多き女性として有名な彼女だが、その実、それは一途な思いであったことが著書によってわかる。
 「生きていく私」
 彼女は本当に人生を生きてこられたのだと思う。私達はどうだろう。安穏な人生を過ごしてはいないだろうか、と思い、悔しくて涙が出そうになる。私自身安定した生活の為に日々働いている訳で、社会からはみ出す、後ろ指を指されることに極端に怯えているのが現状だ。
 時代が彼女をそうさせたわけではなく、彼女が時代を利用してそうなったんだろうなぁ、としみじみ感じてしまうに違いない。パワフルな女性はいつの時代でも、歴史に名を残すものなのだ。また、そのような宇野氏でも老いについて語る場面は切ない。
 過去に恋仲だった人物が先立つのも忍びない。その語りを読むと、これから先に確実にやってくる老いが漠然とした不安になって心に焼き付けられる。どのようにして生きていくのがいいのか。私にとっては「生けて行けるのか私」の心境になってしまう。皆さんもそうではないだろうか。
 人生の喜びや悲しみを、そしてこれからやってくる老いを考える材料として著書を読むことはとても有意義な時間を過ごすことができると思われる。

 宇野氏の大好きだった桜の花(彼女は桜が好きで年がら年中桜の花がモチーフになった着物をお召しになってたそうだ)をあしらった装丁も切なく愛らしくてとても素敵である。
 生きてく為に手元に一冊置いておくのを私はお勧めします。

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チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 私がこの著書を手にしたのは大学生の頃である。その頃澁澤龍彦に陶酔し、ヨーロッパへの興味をかきたてられたのが始まりである。始めは塩野氏が男性だとばっかり思っていて、冊子の写真を拝見したときには大変驚いたのを覚えている。
 さて、私達はこの著書で、先人の生活ぶりを目の前に見るような感覚を得ることができる。塩野氏の他の著作全般を通して、人々の生活が事細かに記載されている。
 例えば、その頃の思想とは如何や。時代はルネッサンス。老いも若きも暗い中世を忘れ、この世の春を満喫していた。ミケランジェロやレオナルド・ダビンチが活躍し、著書の主人公であるチェーザレ・ボルジアが父であるローマ法王アレッサンドロ6世共に活躍する(カンタレラという味の良い毒薬を用いて!)。その妹であり、娘でもあるルクレッツアがこの三角関係の輪の中に嫌がおうにも巻き込まれる。父と息子が娘であり妹に恋焦がれるなど近親相姦も甚だしいが、この時代はルネッサンスである!ミケランジェロやレオナルド・ダビンチも美少年同好会なるものに参加していたことをご存知か。美しい者程賞賛の的になる。人間の心は賞賛には値しないのがこの時代である。また、著書の中でレオナルド・ダビンチがチェーザレ・ボルジアの軍事顧問をしていたことにも驚かされる! 学生時代にモナリザを見て、何が美しいのかと思っていた皆さんもこの著書によってレオナルド・ダビンチを新たに発見されるに違いない。
 チェーザレ・ボルジアは悲願であるイタリア統一を果たす事ができず、非業の最期を迎えるが、神を信じていなかった彼の魂は唯一のよりどころであるルクレッツアの元への帰っていく。
 これは、単なる野心に燃えたイタリア・ルネッサンスの一貴族の話ではなく、稀有な時代を代表する為に生まれた最高の男性の話といっても過言でないと思う。
 ちなみにサガンもチェーザレ・ボルジアを題材にした著書がある。彼に興味を持たれたら、こちらも読んでみると視点が異なりより楽しいと思う。

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紙の本高丘親王航海記

2001/10/13 01:54

高丘親王航海記

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「ほぅら、天竺まで飛んでいけ」
 著書の中にある一文句である。何が天竺まで飛んでいくのかは読んでからのお楽しみだが、天竺なんて三蔵法師でしか知らない私にとっては、なんだか甘い響きのある言葉で、この一行が忘れられない。
 高丘親王は一応実在した人物だそうだが、著書の中に出てくる旅の途中に会う、怪しくも愛しい人々(人間であるかは全く保証できないが……)は、澁澤氏の創作である。
 ただ、創作と言っても、彼の著書を読んだことがある人がいれば、彼のこれまでの知識が随所にちりばめられているのがお分かりになると思う。読みながら、宝探しをしているような気分になるのではないか。
 彼の作品を初めて読む方にとっても、奇々怪々な話の流れは、そこからいきなり異次元へと放り出された気持ちを味わえると思う。
 なんにせよ、サド公爵を日本に広めた張本人の小説であるから、色っぽい展開も数ある。しかし、それはワイセツとはかけ離れた耽美な香りのするものである。あなたは、美しい羽根を持った女性に気持ちは揺らされないか。若くして子供を生んだことにより、ミイラとして後世に保存される事を喜ぶ美しい女性に、どんな気持ちを抱くか。そして、何より幼少の頃の初体験をもった女性が絶世の美女であれば!
 「ほぅら、天竺まで飛んでいけ」
 高丘親王が天竺で見るもの……。それはあくまでも内緒だけれども。
 夢の様な冒険活劇が、摩訶不思議な色合いをつけて目の前に広がっていくのが、あなたには手に取るようにわかるはずだ。
 この著書によって私達も天竺に一緒に連れて行ってもらえる!

 澁澤氏の最後の著書となったこの作品から、澁澤氏の書籍の探求の道に進むのもいいかもしれません。それこそ、天竺につながる道かもしれない………。

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