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先月(2017年8月)

t-ashさんのレビュー一覧

投稿者:t-ash

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本石の猿

2003/06/05 14:36

ライム氏、異文化コミュニケーションに戸惑うの巻

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

シリーズが進むにつれ、リンカーン・ライム氏の行動が活発になっている。
「ボーン・コレクター」では“いやみでうるさい寝たっきり中年”だったのが、「エンプティー・チェア」では旅行までするようになり、今回は囲碁をしたり字まで書いている。このシリーズの愛読者は主人公のこうした場面にニヤッとしてしまう。
このシリーズの主軸は精密なまでの科学捜査の先に見える犯人探しであるが、その部分自体に全シリーズを通じて真新しい発展性はない。
今回の犯人は蛇頭で、舞台が中国人コミュニティという、米国白人になじみの薄い世界を題材にとっている点から考えて、少々「もうそろそろネタ切れ?」の感が否めない。猟奇的な犯罪やずる賢い犯人など日常にそうそう現われないもの。
ただ細密なる一物質が事件を解決していく様は今作も読者をひきつける。どの作品から読み始めても読者を圧倒することは間違いない。また日本人からすれば儒教、道教、背水の陣など中国の故事に比較的明るいだけに米国白人より読みやすいかもしれない。かくいう私も今回494P上下二段組のこの物語を一気に読みきってしまった。
しかしこのシリーズの大切なもう一つ大切な部分は登場人物たちの成長にある。孤独な死にたがりの主人公がどう変わり、周囲の人々をどう変えていったかを知ればこの作品はもっと楽しめるであろう。
「ボーン・コレクター」も文庫化した。未読の方はこれを読んでからこの作品を読むことをお勧めする。

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