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先月(2017年8月)

Oneさんのレビュー一覧

投稿者:One

2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本死神

2001/10/20 16:04

連作集という名の、一つの長編

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 篠田節子さんの、枠に捕らわれずに小説を書く姿勢が、大好きで、毎回はまってしまいます。「絹の変容」等のホラー、「カノン」等に見られる人間心理の深い描写、また全体に通してみられる広大な場面設定と早い展開が、読む者に飽きを感じさせず、読後に味わう底知れない不安感とかすかな安らぎを与えてくれます。
 ミステリー作家として有名である一方、本当に様々な小説をお書きになりますが、この「死神」は、他の本と比べても、一線を画するものと思われます。ケースワーカーを題材にしている点は、まあよくある話だな、と一瞬思うかもしれませんが、この人の書くケースワーカーは、普通の目線で書かれていません。本を閉じた後も、まだ物語の余韻が残り、再びページをめくり返し、随所読み返したのを覚えています。特に、「しだれ梅の下で」で始まり、「ファンタジア」で終わる構成は完璧としかいいようがないです。連作集といっても、これは一つの長編です。

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紙の本リセット

2001/10/17 19:36

三部作完結品にはピッタリ

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 『スキップ』『ターン』とも、それぞれの世界観があって、とても良かった。北村ワールドらしい、明るい女の子が主役となる物語は、読んでいて、退屈を感じさせないです。
 その完結編の『リセット』は、期待以上でした。戦争が舞台となった時代背景はあまりにも切なく、さらに、その頃の幸せが淡々と語られていく様が、悲しさを増幅させ、胸がつまれる想いがしました。『秋の花』で、人間の死に対する尊厳を、優しく、且つ厳しく説いた北村先生の想いが、この本で、さらに深みを増し、一冊全体に染み渡っていると思います。
 生と死の、嬉しさと儚さが、交互から押し寄せ、やがて本を閉じた時には、何かしら優しい気持ちになると思います。

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