サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. kyokoさんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年3月)

投稿数順ランキング
先月(2017年3月)

  1. 1

    UP

  2. 2

    UP

  3. 3

    UP

    3月のライオン(1)

    3月のライオン(1)

    羽海野 チカ(著),先崎 学 (将棋監修)

    5つ星のうち 4.5 レビュー詳細を見る

  4. 4

    UP

  5. 5

    UP

    はらぺこあおむし 改訂

    はらぺこあおむし 改訂

    エリック=カール (さく),もり ひさし (やく)

    5つ星のうち 4.5 レビュー詳細を見る

kyokoさんのレビュー一覧

投稿者:kyoko

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本一九三四年冬−乱歩

2002/01/04 20:56

読者のためだけに上演された舞台『乱歩』と『梔子姫』

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

読み始めた瞬間から、目の前に登場人物からその情景、湿度や香りに至るまで緻密に浮かび上がってくる話は、そうそうお目にかかれない。本書『一九三四年—乱歩』は、まさに、読者のためだけに上演される舞台を見ているような錯覚に陥る。

 四十歳を迎えた乱歩が味わう『己』に対しての逡巡、人間的愛らしさや悲哀がきめ細かく描写され、乱歩ファンにとっては、稀代の小説家に、より一層の愛着が増すことだろう。また、乱歩ファンではない人間にとっても、人生の岐路に立った一個人としての思索を味わうことが出来る。

 特に、内容と並行し、作中の『乱歩』が執筆する『梔子姫』は、作者である久世氏に、ただひたすらに感謝したい。現実の『乱歩』の死後、待ち望んでももう味わうことが出来ないだろうと諦めた新作が、申し分のない形で描かれている上に、この『乱歩』の物語を補完する上でも、最も重要な『物語』でもある。


 読み終わる頃には、白日の陽光と共に、夢とうつつの舞台の幕が降りていた————そんな印象を与える一冊である。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示