トーチカさんのレビュー一覧
投稿者:トーチカ
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紙の本黄泉に還る
2001/11/23 04:24
還るのです。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
今までこのシリーズを読んできた方は、タイトルを見て、「もしや…」と思った方も多いはず。
この『霊感探偵倶楽部』シリーズは、古代の姫神(サスラヒメ)を宿した霊能者の息子、大道寺竜憲と、その友人で同じく古代の男神(スサノオ)を宿した、姉崎大輔の周りで起こる不思議な出来事を、2人を取り巻く人、霊能者、陰陽師、神々たちと協力したり、敵対したりしながら解き明かしてゆく話です。
『霊感探偵倶楽部』シリーズ12冊、『新・霊感探偵倶楽部』シリーズ12冊、そして今回の『黄泉に還る』は『真・霊感探偵倶楽部』シリーズの12冊目であります。
大神(おおみわ)は月夜見として復活して以来、過去に翔吾が日の戦士として復活した時と同じように、周囲の人々から忘れ去られていく。ただ1人大輔の兄、修一だけは覚えている。
そしてとうとう竜憲の中の姫神が目覚めた。姫が復活すれば竜憲も忘れ去られるのではないかと焦る大輔だか、竜憲はそんな大輔をよそに1人覚悟を決めている。「大輔は連れて行かない」と…。大輔の中のスサノオだけをつれて行くつもりだったが、大輔も覚悟を決めていたのだ…。
残された人々は…。
修一はやはり覚えていたようだ。彼にもなにか特別な力があるのだろうか。謎はまだまだ山積みです。
この2人の話は、新シリーズとしてまだ続くようだ。そう聞いて、とりあえず一安心しています。
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