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先月(2017年6月)

巴かずみさんのレビュー一覧

投稿者:巴かずみ

6 件中 1 件~ 6 件を表示

ヒカルの碁 19

2002/12/15 12:13

囲碁の世界を描く、本格派少年漫画

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 珍しい、碁の漫画である。私は小さい頃、父に将棋を教わり、その後、独学で本を読んで麻雀を覚えたが、碁はまだ知らない。白と黒の石を使うことは知っているが、オセロとどう違うんだろう、といった程度の認識だ。おそらく、一般的な人びとも同じなのではないだろうか。一般人になじみが薄い碁の世界を紹介する漫画、というだけでも興味深いが、この作品がヒットしているのは他にも理由がある。
 まず、絵のうまさが特筆もの。週刊連載であるにもかかわらず、非常にていねいに心をこめて描かれていて魅力度が高い(コミックスのカバーデザインが白と黒を基調にしているのも印象的)。原作と作画を分業にすることによって、作画に時間をかけられるメリットは大きい。作家の技量のレベルも、連載当初から比べるとぐんぐん上がっているのがわかる。先日イラスト集が発売されたが、カラー原稿がものすごく美しい。
 次に、キャラクターが良い。絵的な魅力だけでなく、個性的な人物がたくさん出てきて、ぶつかりあうのがいい。霊である佐為(サイ)がヒカルにくっついて会話する設定が、この作品に新鮮なファンタジー要素を与えている。そして、碁にすでにどっぷりつかっているアキラという天才少年。アキラは普通の子供らしい生活を捨てて、碁ひとすじに生きている。
 普通の子供にとって違世界の住人である、佐為とアキラ。
 その他、存在感のあるキャラクターたち。
 彼らと渡りあうヒカル。
 この関係図が成功している。
 少年誌なのに女性キャラはあまり出てこない。それでも人気があるのは、キャラクターが魅力的なことと、漫画の面白さの基本を守った制作姿勢のおかげだろう。
 昨年、「佐為編」が終わり、短編を何本かはさんだ後、本編が再開している。現在、メインキャラクターであった佐為は登場しなくなった。緊張感あふれるリアルな碁の展開だけでも充分に面白いのだが、佐為の出てこない「ヒカルの碁」は、やっぱりちょっと物足りない。
 もうひとつ、最近気になりだしたのが、主人公ヒカルの描写だ。主人公として、共感しづらくなってきている。ヒカルが碁のド素人だった最初の頃は、読者との接点があった(読者もヒカルと同じく、碁を知らない者が多い)。しかし、ヒカルがプロの道に入りだしてからは、読者の視点から、やや離れた感がある。佐為とのほほえましい会話も今はなく、ギャグっぽい部分も少ない。プロの世界の厳しさは出ているものの、少々シリアスすぎる気がする(その点、肩の力を抜いた短編シリーズはちょうど良いバランスだった)。
 この作品は、週刊少年ジャンプで私が毎週楽しみにしている漫画のひとつ。碁がわからなくても楽しめる。おすすめである。

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あなたもホームページを持とう!

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「意外にかんたん!ホームページデビュー」
「この一冊で必ずデビューできる!」
 表紙にデカデカと、こう書かれている。「ふーん、挑戦してみようかな」という気にさせるような、断言口調である。自作ホームページを立ち上げて、すでに5年経過した私がこの書籍を購入したのは、ホームページ作成ソフト「ホームページビルダーVer.6」(IBM)の体験版(一部、機能制限あり)がついていたからだ。ホームページを長く続けていると、どうしても内容がマンネリになってくる。ここらでリニューアルの必要性を感じていた。私のホームページは、普通のワープロソフトで作ったため(HTML文をすべて手書きで入力)、デザイン的にとてもシンプルだ(私に美的センスがないことも影響しているが)。せめてトップページくらいは、見栄えよく作り直そうと思ったのである。
 体験版は、インストールしてから60日間使用できる。他のことで忙しかったりすると、1ヶ月なんてアッという間に過ぎる。その点、2ヶ月も使用できるのはありがたい。この本の主題は「ホームページ初心者でもホームページを完成できる」であるから、1ヶ月くらいではやはり短い。じゅうぶんな作成期間をとってくれているところが嬉しい。
 付属CD−ROMには、ホームページにそのまま使える、さまざまな素材データがたくさん入っている。イラスト画像、アイコンにボタン、背景の模様まで、12種類のテーマから選択できる。そうして作ってみたのが、以下のアドレスのページである。
http://permit13.at.infoseek.co.jp/
 あまり上手には作れなかったかもしれないが、自分ではなかなか気に入っている。
 インターネット上に自分のホームページを置いて、多くの人に見てもらいたいと思っても、それはなかなか時間と根気の要る、大変な作業だ。素材を選んで、好きなようにページデザインしていくこと自体は「意外とかんたん!」であっても、ひと通りのものを完成させた後、それらを維持し、いろんな人が来訪してくれるよう定期的に更新していく方が、もっと大変なのである。ともあれ、この書籍には、100人ものHP制作者インタビューが掲載されており、ホームページのアレコレについてもコツを紹介してくれている。デビューのお手伝い役には充分だと思う。すでにホームページを持っている人でも、最初の頃の情熱を思い出させてくれるヒントが見つかるかもしれない。980円でこの内容であれば、とってもお買い得だと言えるだろう。

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紙の本職人

2002/12/27 00:52

ものづくりをする人々の活きた声

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 職人の口から出たちょっとしたセリフ集・対談などが、平易な文章でつづられている本。書名を新聞の広告欄で見かけた時、「ぜひ読みたい」とピンとくるものがあった。読んでいて「う〜む」とうなってしまった、いくつかの言葉を挙げてみる。

※( )内は該当ページ

◎人間、ヒマになると悪口を言うようになります。悪口を言わない程度の忙しさは大事です(8P)
 著者いわく「いい台詞ですよね」。同感である。自分自身を振り返ってみても、ネガティブな気分になるのは「やりがいのある目標に向かって動いていない時」だった。逆にあまりに忙しすぎて余裕が全然ないのも、心がささくれだってきて他を不当に攻撃してしまいやすい。要は忙しかろうがヒマだろうが、日々、充足感をもって生きているかどうかだ。

◎掃除がきちんとできない奴は、ロクなもんじゃありません。ものをつくる人間は、まず掃除から修業すべきです(40P)
 うぎゃ〜〜耳がいたいー。でも、なかなか重要なポイントだと思う。私なんて、あるものを使おうとして見つからず、探すのに手間取って時間を無駄にすることがよくある。様々な物が、きちんと整理されていないからだ。

◎褒められたい、認められたい、そう思い始めたら、仕事がどこか嘘になります(60P)
 誰でもほめられたいし認められたい気持ちは少なからず持っている。しかし、そのことが第一目標になってしまうと何処か、ヘンになる。自戒の言葉だ。

◎名声とか金は、歩いたあとからついてくるものだった。名声と金が欲しくて歩いている奴が増えてますねェ(69P)
 これも、ひとつ上の言葉に通じるものがある。


 職人は、整った言葉でごたくを並べるよりも実践を重んじる。おそらく、普段余計なことは口にしない彼らの何気ないひとことが聞く者の心に深く響くのは、その言葉が口先だけでない、地道な行動力に裏打ちされているからだ。
 職人。この言葉から連想するイメージは、たとえば。

「てやんでぃ、べらんめぇ、こちとらチャキチャキの江戸ッ子でい!」

 −−なんてタンカをきってみせる、腕のいい大工さん。こういうステレオタイプな人物像以外にも、職人は存在する。目に見えるものをつくりだす人だけが職人なのではない。コンビニのアルバイトなら接客態度、袋づめの技術。主婦なら家事全般。会社の重役ならリーダーとしての自覚と広い視野にもとづいた行動。あらゆる仕事において、対象に向かう時の真摯な姿勢と鍛練された技術があれば皆、「職人」なのだ。「その職を究める人」−−職人という言葉を、私はそう解釈している。
 最近は職人の数が少なくなっており、また、世のなかの仕組みが職人にとって生きづらい風潮となっているらしい。著者は本書のなかで、こう言っている。

「職人の仕事を支えるのは、それを評価して買う人たちです」(151P)

 ゲーム業界の場合だと、いいソフトは中古で安くなるまで待たずに新品で買う。市場を育てるとは、そういうことだ。しかし、良質のソフトは発売日に新品で買うのが理想だとはわかっていても、こうまでソフトの数が多いと、現実問題としてそうも言っていられなくなる。一番いいのは「ソフトの発売ペースはゆっくり」で「粒ぞろいのソフト」を「じっくりと遊ぶ」。さらに、「ソフトの定価は作品の質に見合った値段」で、「メーカーは安心して一本の作品に時間をかけることができ、利益も上がる」というパターン。こんな好循環が実現したら、どんなに素敵だろう。そのためにはユーザーひとりひとりが、限られた情報から良いものを選択する力を養っていかなければならない。

「良い観客になるためには、良い役者になるのと同じくらいの勉強が必要だ」(175P)

 最後に、この言葉を胸にきざんで−−本をとじた。

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「幽々白書」の冨樫義博が描きだす、“ハンター”ワールド

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 冨樫さんの漫画を最初に読んだのは、たぶん(あの有名な)「幽☆遊☆白書」。コミックスを10巻近く一気に買って、夢中で読んだ。面白い。面白さの秘密はキャラクターにあると思う。いわゆる「キャラが立っている」というやつだ。絵柄の魅力はもちろん、どのキャラも個性が際立っている。独特のアイデアが光り、展開やページ構成もうまく、読者を引きつける力がある。物語において一番重要なのは、何よりもキャラクターの魅力だ。脇役も大切だが、特に主人公。読者が共感できる(応援したくなる)キャラでなくてはならない(あえて共感できないキャラにする逆の手法もあるが、その場合でも、魅力がなくてはいけない)。
 「HUNTER×HUNTER」の連載が始まってから数年経過した。私は、「幽☆遊☆白書」の連載が終わり、最終巻コミックスを読んだ後、もうこの人は、漫画家として復活しないのではないかと思っていた。それほど、絵が荒れていたし、「作者がしんどそう」だったからだ。週刊連載のハードさが、うかがわれるような終盤だった。

 しかし、予想外にも、ハンター×ハンターは面白かった。実を言うと、私が今一番楽しみにしている漫画がこれなのだ。「続きを楽しみにしている漫画」は、昔で言えば、佐々木淳子の「那由他」(傑作! 本当に面白かった)などがあったが、今は(私には)あまりない。その前に少しやってた「レベルE」という作品とは違って(あれは、ちょっと……一般受けはしないだろうね)、少年漫画らしい、元気いっぱいの絵柄を取り戻していた(たまに劇画調の絵になることもあるが、許容範囲)。
 やはりキャラクターが良く、ゴン、キルア、レオリオ、クラピカ、ジョーカーなど、見事に描き分けられ、それぞれが魅力的。悪役陣も、本当に悪者なのだが、彼らなりの団結心とポリシーがあって魅力たっぷり。彼らとゴンたちがどうやって戦うのかが見ものである。「正義が勝つ」のが少年漫画誌の王道“避けられない結末”だが、ただ「正義である」というだけでは勝てないほど、悪役に実力がある(キルアを正義と呼んでいいのかわからないけど(笑)、やっぱりまだ子供だし、味方側ってことで)。少年読者は、「世間の厳しさ」(きれいごとだけでは渡っていけない実力の世界)に、ゴンたちとともに立ち向かう気持ちで、この漫画を読んでいるかもしれない。

 残念なのは、休載が多いこと。時々、載ってないことがあってガッカリする。それと、絵が荒れていること。特に最近は調子が良くなさそうで、背景など、投げやりな感じがする。ネームだけはしっかり練ってあるけれど、絵が雑なのが悲しい。調子のいい時はとても良い絵を描く人なので、何とか回復してほしいものである。
(週刊ジャンプでリアルタイムに読んでいるのでコミックスの方は見ていないが、あの荒れた絵のままなのだろうか? それとも描きなおしているから時間がかかって、連載の原稿が遅れるんだろうか☆)
 ハンター×ハンターはアニメやゲームにもなっている。私は、アニメ版はTVでやってるのを少ししか見たことがない。そのうち、ビデオを借りようと思っている。ゲームは何作か出ているが、アクションゲームくらいにしかできない「幽☆遊☆白書」に比べると、いろんなジャンルのゲーム化に向いている内容だろう(本編にも、ゲームネタが出てくるし)。

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ゲーム画面写真を多数盛り込んだ、FF15周年記念アルバム

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1987年12月18日。ファミコン版『ファイナルファンタジー』が発売された。
それから15年。
そうか、もう15年も経過したのだ。言われて気づく。15年の間に、スクウェアのFFシリーズは第11作まで発売された。ファミコンからスーパーファミコン、プレイステーション、プレイステーション2。携帯機・ワンダースワンへの移植。そして、ネット対応オンラインバージョンの発売。
コンピュータRPGの頂点に立つFFシリーズは、美しいグラフィックと工夫されたシステムアイデアで、ユーザーの多大なる支持を得てきた。私も1から9までクリアし、それぞれを楽しんだ。好きなシリーズである。
この本は、FF15年の軌跡をつめこんだ、ファン必読の一冊。シリーズ各作品の内容を、ゲーム画面写真とキャラクター原画をまじえながら紹介している。ゲーム場面の数々を見ていると、プレイ当時の記憶が掘り起こされ、なつかしさがこみあげてくる。FFに一家言持つ人たちが寄稿しており、読みごたえも充分。「完全保存版」にふさわしい仕上がりになっている。
欲をいうと、(少し価格は上がるが)音楽CDつきにして、厳選した曲を収録してあると最高だった。音楽の良さも、FFを魅力あるものにしている大きな要素なのだから。FFシリーズをプレイしたことのない人も、曲を聴いたなら、その質の高さが伝わってくるはず。
(なお、この本には物語上のネタばれも含まれているので、未プレイの人はご注意)

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インターネット読書のガイドブック

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 ネットワーク通信ができる前、「読書」といえば、紙に印刷された本を読む「オフライン読書」だった。この本がおすすめする「オンライン読書」とは、インターネット上の文章を読んだり、絵(画像)を見たりすることをいう。
 世界規模で展開するインターネットには、さまざまなホームページが存在する。一般の人は、興味あるテーマのページや、知り合いの作った個人ページなど、自分にとって身近な情報へアクセスする。この本では、普段あまり目にしないであろう、日本や海外のオンライン図書館・美術館・博物館なども紹介している。他に、小説家のページ、古典のページ、出版社のページなど、幅広い分野からリストアップしたアドレスを100ヶ所以上、ページ画像つきで解説している。ほとんどのページが無料で読めることを基本としているため、無料公開しても問題ない、古い情報が中心だが、インターネットにはやはり、自分の知らない巨大な世界が広がっているのだなあと感じさせる。
 発行が2000年なので、2年経過した現在とは内容がそぐわない箇所もあると思われるが(インターネットの世界は変化が速いのだ)、インターネット&読書好きな方には、読みごたえのある一冊であるはずだ。

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