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レビューアーランキング
先月(2017年1月)

クーパーさんのレビュー一覧

投稿者:クーパー

7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本バースデイ・ストーリーズ

2003/01/08 15:29

ささやかな、自分への時期外れの誕生日プレゼント

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 この本が発売された十二月というと、街はクリスマスムード一色で、早い人はそろそろクリスマスプレゼントなどの準備を始める頃ではないかと思う。そんな時期に僕はたったひとり本屋に立ち寄り、この本をお手にとり、装丁に惹かれ、パラパラと捲っただけでも伝わってくる、なんというか奇妙な雰囲気が僕をレジへと急かした。ちょっと早い、ささやかな自分へのクリスマスプレゼントだ。
 「誕生日」と言っても、(少なくとも僕が)そこから連想するような心温まる話が詰まっている訳ではない。一言で言ってしまうと極端過ぎるし、いささかの語弊があるかもしれないが、やはりどれも「奇異」である。しかしそこにはリアリティーがあり、救いがある。救いがないものもある(かもしれない…)。
 読み進めていくうちに気付くのは、ひとつひとつの物語がうまくちりばめられていて、絶妙なバランスを保っているような、そんな印象を受けた。もちろん物語の順番などのせいもあるし、ひとつひとつ違う作家が書いたからかもしれないが、それにしてもそのバランスは見事なものだと感じられた。
 初めから「誕生日」の話だと分かるものがあり、読んでいくうちにさり気なく「誕生日」の話だと分かるものもある。壮絶な誕生日があり、悲哀に満ちた物静かな誕生日がある。中にはもちろん心温まる和やかな誕生日もある。そうやって様々な「誕生日」がこの本にひとつひとつ丁寧に詰め込まれている。
 そしてもちろん忘れてはならないのがこの本を締めくくる作品、村上春樹書き下ろし短編「バースデイガール」。僕はやっぱりこれが好きだ。すごく身近な話であるようで、途方もなく遠い世界を描いたような作品。何度も読み返すことが出来、その度に違った印象を受けるに違いない。これぞまさしく村上春樹の作品だ。
 更に最後には「訳者あとがき」あり、これを読み終えたところで全てが完結する。この本は、ささやかな、自分への時期外れの誕生日プレゼントとなった。

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虹の谷の五月

2002/05/12 21:20

船戸与一の作品を愛読されている方には申し訳ないのですが、僕はただの通りすがりです

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 船戸与一の作品を愛読されている方には申し訳ないのですが、僕はただの通りすがりです。何か面白い本を、と探しているうちにこの本に行き当たったのです。
 この本のタイトルと装丁から連想したのは、森に囲まれた日本の奥地で起こる連続殺人事件です。実際に読んでみるとそれは見事に裏切られました。しかしこれは「良い裏切り」です。
 この勘違いが「先入観」という厄介者を追い払ってくれたお陰でこの本に出会うことが出来ました。もし先にフィリピンという、僕が生きる世界とは掛け離れた国を舞台にした物語だと知っていたらきっと読んでいなかったと思います。この作品が僕に新しい分野を築いてくれました。
 
 

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紙の本青の炎

2002/05/12 20:41

人にはきっとこの物語の主人公、秀一のような部分があると思う

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 人にはきっとこの物語の主人公、秀一のような部分があると思う。ただそれは人が生きる環境によって左右され、場合によってはそれが全く必要とされず心の奥に眠ったまま、またある場合には目覚めようとするそれを必死で抑え、そしてまたある場合、目覚めてしまったそれを抑え切きれず、自分でもコントール不能な状態に陥ってしまうのだと思う。
 僕が秀一なら、またその友達なら何が出来ただろう。何もかも一人で背負い込む秀一を、孤独という暗闇から引っ張り出すことが出来ただろうか。

 自分がたまたま秀一のような家庭環境でなかったことを、そしてこの物語に出会えたことを幸いに思う。

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こんなに楽しませてくれる本はありませんでした

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 こんなに楽しませてくれる本はありませんでした。そしてこんなに人との別れを淋しいと気付かせてくれる本もありませんでした。初めてこの作品を読んだ14才の時から約10年経った今でもその気持ちは変わりません。
 そして、この物語で見られる様々な温かい出来事が原動力となって僕を動かしてくれています。何か大切な物を見失いかけた時、僕はこの本を1から読み直すのです。

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元気でね。

2002/11/03 14:18

秋の閉館間近の図書館で。

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 僕がこの本を初めて手にしたのは、秋の閉館間近の図書館だった。利用客はもうほとんどいなく静かな図書館が、この時はいつにも増して静かだった。陽はすでに落ち、外は闇に包まれ秋特有の物憂気な雰囲気が漂っていた。
 そしてそんな状況で読んだこの本が、ぽっかりと空いてしまった僕の心のスペースに見事にはまった。カチリと。音まで聞こえてきそうだ。

 分りやすいモノクロの絵、そしてそれに添えられた簡潔で分りやすい文。思わず先を急いでしまいそうだがゆっくりゆっくり読みたい。できればまた秋の閉館間近の図書館で。

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紙の本秘密

2002/05/12 20:01

出来ることなら今、頭の中にあるこの物語の内容をリセットしたい

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 僕は原作よりも先に映画を観てしまった。この物語の内容を知っている人なら分かると思うが、もうこの時点で僕はこの原作の感動を語る資格はない。
 出来ることなら今、頭の中にあるこの物語の内容をリセットし、再び今度は原作の方を先に読んでみたい。
 他人の気持ち、そして痛みが分かる人には衝撃的な作品だと思う。そしてまだこの物語を読んでいない方は、原作と映画どちらを先に観るかもう一度考えてほしい。

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紙の本ノルウェイの森 下

2002/04/28 00:19

この本を読み終えた時、しばらく何もする気になれなかった。

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この本を読み終えた時、しばらく何もする気になれなかった。
喪失感と言うか、寂寥感と言うかとにかく行くとこに行き着いた、そんな感じだった。
作者の「あとがき」まで読み終えもう一度上巻の1章を読み始めると初め読んだ時には分からなかったものが見えてくる。
そして、この再読の1章を読み終えたことで完結した。全てが繋がった。
僕はこういう本が好きなのだと初めて知った。

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