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レビューアーランキング
先月(2017年2月)

オウインさんのレビュー一覧

投稿者:オウイン

15 件中 1 件~ 15 件を表示

日本の誇るべき「プロジェクトX」

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 1938年、航研機は周回航続距離11651kmを達成し、FIA公認の世界記録を手中に収めた。日本が持つ航空世界記録(条件つきの国際記録とは異なり、無制限の記録)は後にも先にもこれだけだ。航空技術に出遅れていた日本がいかにして世界のトップに立ったのかを、当時の東大航空研究所員であった富塚氏が綴る。また、世界の航空技術勃興の歴史やそのなかでの日本の航空技術史の位置づけも明らかにしている。
 著者自身が述べていることだが、成功美談としてではなく、欠陥や計画の不合理性なども含めた史話となっている。そして、特記すべき新しい技術は無かったと著者自身は言っている。しかし、空気抵抗の低減、エンジンのリーンバーン化やそれに伴う問題の対策、徹底的な軽量化などが図られており、これらが当時すでに知られた技術であるとは言え、当時の日本では先駆的技術であり、賞賛に値する。そして、これらの技術をトータルとしてマネジメントする組織力による記録達成であったのだ。
 さらに航研機の技術も一部流用して実用機としてA−26が試作され、1944年、周回航続距離16435km(FIA未公認)と言う記録をたたき出した。これは後に日本を震撼させたB−29を上回る長距離性能であり、プロペラ機の記録として現在でもこれを上回るものは無い。日本はこの時期、間違いなく航空技術の金字塔を打ち立てたのである。
 が、航研機そして日本の航空技術の末路はあまりにも悲しい。敗戦により航空機はほとんど破壊され(航研機も例外ではなかった)、GHQにより開発自体も禁止されたため、結果として航空産業は絶滅してしまった。しかし、航研機開発に使われた風洞実験設備を用いてYS−11や新幹線が開発されるなど、航研機開発の技術的意義は戦後も受け継がれ、技術立国日本の礎となったに違いない。技術立国日本は、戦前からの技術蓄積によって成り立っていることを忘れてはならないだろう。
 文体や表現の古さは否めないが、技術立国日本の原点を見つめるための好著であり、「プロジェクトX」の原点でもあろう。

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マネジメント思想の座右の銘

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 本書は従来のマネジメント理論を超越するマネジメント思想である。従来の理論を古典と呼びたくなるほどの変革が秘められている。
 分野は全く異なるが、物理学はニュートン力学を根源とする古典力学とハイゼンベルグの不確定性原理を根源とする量子力学に大別される。量子力学では、客観的観測、完全な予測、完全な分析の不可能性が証明されている。つまり、総体を細部分析することで真実が崩され、未来は予測できないということである。
 田坂氏は工学系出身であるので、このようなことも念頭において独自のマネジメント思想を組み立てているのではないだろうか。つまり、マネジメントにおいても分析的手法よりも総体の受容を、未来を予測するよりも創造することを説いているのである。
 1999年に購入して以来、座右の銘として何度となく読み返しているが、何度読み返しても新鮮で示唆に富む。マネジメントを真剣に考え、悩み抜いてる方にお勧めの一冊である。

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ブラック・ジャックはここにいた

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 親類が大和成和病院に入院し、見舞いに行った際に院内の売店で購入したのが本書であった。
 著者は心臓外科医であり、心臓を止めずにバイパス手術をする、オフポンプ手術の第一人者である。その南淵氏の主張は、ビジネスとしての医療の確立である。それはビジネスライクで合理的であることを指すのではなく、顧客満足を得ることで生業を立てるというビジネスの基本を指す。逆に言えば、現状の医療制度の下では、顧客満足も無く、経営的にも成り立たないような病院が数多くあり、それが更に患者不在の医療に輪をかけるという悪循環に陥っているということだ。
 このような事態に陥っているニッポンの医療について、医師、厚生行政が重大な責任を負っていることはもちろんだが、そこにメスを入れるのは医者ではなく、厳しい顧客、つまり患者であることも指摘している。
 リスクの最小化やリスク分散、フェールセーフ、顧客満足、ガバナンス、VA/VE、ディスクロージャーなどなど競争の熾烈なビジネス界では当たり前のことであるが、ぬるま湯体質の医療界ではまだまだ道半ばのようだ。しかし、氏の明確な意思とミッションに賛同する医療人(医師だけではなく、医療にかかわる全ての人)、そして患者が増えてくれば自然淘汰によって、よりよい医療環境となっていくことであろう。
 ところで、見舞った親類は5時間に及ぶ心臓の大手術を受けたが、翌日には自力歩行し、10日後には退院した。執刀医はもちろん南淵氏であった。

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紙の本バブルの復讐 精神の瓦礫

2004/01/21 21:33

こんな日本に誰がした!

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 日本は後戻りのできないところまで来てしまったのか?
 表現が悲観的であったり、悲壮感漂う言い回しであることは否めない。しかしこれを割り引いてもルポの内容は十分に信憑性があり、読み進むにつれて悲観的になることを禁じ得ない。日本を破壊しつくしたバブルの爪あともさることながら、その後10年以上にわたって無策であった、というだけでなく傷跡を更に広げるとしか思えない数々のできごとに更に驚かされる。特に、阪神大震災の被災者を見捨てる一方で、地域振興券をばら撒くという異常な政策には改めて情けなさを感じるとともに、いったいこの国に政治はあるのかとの訴えには深く共感できる。不快な気分になるための読書というものもお勧めしがたいが、現実を直視するにはそれも避けて通れまい。

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暗黙知についての書籍講演

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 内容的には従来の田坂氏のマネージメント思想とほぼ軌を一にしており新味はない。しかし、「書籍講演」というコンセプト(本書、謝辞より)で再編集された本書は平易な言葉を用いた講演のオーラル原稿のような記述となっていて、大変読みやすい。また、伝えようとしている内容は大変高度であり、マネージメントの真髄をついた内容であるにもかかわらず、非常にわかりやすいし、伝えようとしている内容も十分に伝わってくる。「書籍講演」の狙いは成功していると言えよう。
 田坂氏のマネージメント思想について、暗黙知の経営やなぜ、働くのかを読めば更に深い理解を得ることが出来る。

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アメリカの対アラブ政策の本音

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 われわれ日本人はイスラムvsアメリカについてあまりにも無知であった。しかし、湾岸戦争での経済支援に続きさらにアフガニスタン戦争に自衛隊を派遣した現在、無知なままでは済まされない。日本が今後イスラムおよびアメリカとどのようにつき合っていくのかを考えるために、アメリカの中東政策(あるいは対アラブ政策)について裏の事情(つまり本音)を理解する必要があるが、本書はその重要なガイドとなろう。
 本書は、9月のテロ事件以降、雨後の竹の子のように出版されている「テロ事件解説書」とは一線を画す。発刊は2001年11月であるが、多くの内容は著者田中宇氏が発行しているメールマガジンの記事を再編集したものであり、テロ事件以前の記事がほとんどである。にもかかわらず、テロ事件の背景を鮮やかにあぶり出しているのは、テロ事件以前からイスラムvsアメリカの構図を頭に描いて世界情勢を読み解いてきた田中氏の洞察力によるものであろう。
 その気になれば本書をあえて購入しなくても、 ウェブサイトでバックナンバーとして閲覧可能である。しかし、イスラムvsアメリカという軸で再編集された本書は、いちいちパソコンを立ち上げる必要がないという以上に一読の価値あり。

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紙の本ホンダ神話 教祖のなき後で

2002/01/12 08:56

企業の存続とは何なのか…

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 本書は、ホンダファンのための神話本ではない。本田宗一郎と藤沢武夫の偉大さを伝える本でもない。本書はホンダ成長の記録であり、それは企業の成長に伴う社会との関わりや様々な組織上の問題に焦点を当てたノンフィクションである。そして、成長した企業はその後なにを目標に存続していくのかを問う。
 戦後、ホンダは一貫して成長を続け、今やトヨタと並んで「2強」の時代を謳歌している。しかし、成長し勝ち続けた企業はこれからも成長し勝ち続けなければならないのだろうか? それは日本という国の戦後史でもあり、これからの日本を考えたときのテーマでもあろう。
 本書は1995年に単行本として発刊されたが、文庫本の本書は2000年発刊であり、その間の出来事を「エピローグ」として追補している。この間はまさにホンダ快進撃の5年間でもあるが、逆にホンダの苦悩がいっそう深くなっていることを伝えている。
 700ページ弱というかなり分厚い本であるが、佐藤正明氏の卓越した取材と克明な記述により、まさにその場に居合わせているような臨場感があり、一気に読めた。

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企業の精神論:真に強い企業とは

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 「常に生き残る企業には経営の合理性を超えた強い文化がある」。
 これはつまり、企業の生き残りの条件は企業の精神論である、という内容である。強い企業文化に裏打ちされたセルフマネジメントによる自律的活動こそが企業の創造性を高め、イノベーティブな組織となり、真に強い企業となるとしている。この強い文化をマネージメントするのがシンボリック・マネジャーである。日本企業を含め、規模の経済を追求するという「合理性」により、合従連衡が繰り返されているが、これによって真に強い企業が生まれるのか? 本書を読めば答えは「ノー」といわざるを得ない。
 訳本であるため、少々読みづらい点はあるものの、近代組織である企業であっても、活力の源はやはり精神であることを再認識させられる。

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紙の本企業のパラダイム変革

2002/01/12 00:42

イノベーションをマネジメントする理論と実践

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 本書は1988年第1刷となっているが、現在読んでみても非常に示唆に富む。内容はパラダイム変革(=イノベーションと考えてよい)について、事例研究と理論的アプローチそしてマネジメントの技法までを述べている。
 研究事例は当然のことながらそれなりに古いが、理論およびマネジメント技法は現在でも十分に通用するし、大変示唆に富む内容である。とくにパラダイムと企業文化の関連を指摘し、既存の企業文化に過剰適応していると変革が非常に困難となることから、イノベーションは常に異端者がもたらすものとしている。したがって、既存の企業文化のなかでマネジメントしたのではイノベーションをマネジメントする事はできず、それなりの技法があることを事例研究から引き出している。

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人を測る科学の現状

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 サラリーマンにとって、人事評価は評価者の胸先三寸で決まるものとされている。しかしここに科学的データに基づいたアセスメントの現状を突きつけられると、そのような先入観をもって評価される、あるいは評価に望むことがいかに時代遅れかを感じさせられる。内容は、様々な測定ツールの概要と特徴、それらツールの妥当性について、データを基に述べられている。特に妥当性研究は評価後の追跡調査などもあり、あまり目にする機会のないデータもあって、興味深い。

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紙の本ヤクザに学ぶ交渉術

2003/05/18 12:48

実践的交渉のノウハウ書

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 「交渉術」を掲げたノウハウ書は結構いろいろある。基本的な内容は似たり寄ったりだが、その中でも本書はなかなか参考になる。実例を元に構成されているのでリアルであるということ以上に、「ヤクザ」を題材としていることが大きい。彼らの交渉は当然ながら法的裏づけが無いので、交渉の持つ意味やウエイトが非常に大きいのだ。交渉の「術」に新味は無いが、交渉に当たっての心構えというべきものを学べる。また、裏稼業に対する興味も、読書意欲を掻き立ててくれる。

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図解「儲け」のカラクリ

2002/09/16 19:37

「値段」の見方が変わる

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 本屋で平積みになっていたので買ってみた。63業種にわたるいろいろな商売の原価構成を分析して見せ、どのような収益構造で商売が成り立っているかをわかりやすく解説している。直接費や間接費、減価償却は…といった難しい話は抜きにして、原価率を円グラフでズバッと表現しているので大変わかりやすい。価格破壊のなかで、いったいどうやって儲けているのだろうかと思ってしまう、格安航空チケットやハンバーガー、牛丼などから、儲けのことなど聞くのも野暮といわれそうなキャバクラやアダルトグッズまで、目から鱗である。雑誌感覚で読むとおもしろい。

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日本人サラリーマンへの人生の対案

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 大前研一氏の半生を綴ったエッセイ集。標準的な日本人サラリーマンの人生は、現役時代に資産形成し、リタイアしたらその資産で悠々自適に過ごすというのが標準的モデルであった。しかし、標準的な日本人サラリーマンではない大前氏はそれとは違った人生を歩み、楽しく有意義な人生であったという対案を示している。
 バブル崩壊以降、ストック経営からキャッシュフロー経営になりつつあるように、個人の生き方も身軽にその瞬間瞬間を有意義に生きることが結果的に「人生楽しかった」となると説く。底なしの不況と、展望の見えない将来を憂う今のミドルに気持ちだけでも転換するためにおすすめする。
 それにしても、「大前さんは才能も行動力もあっていいな〜」と思ってしまうのは凡人のひがみか?

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思考停止はご多分に漏れず

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 日本において「戦争」というと、多くの場合、大東亜戦争(あるいは太平洋戦争)が議論の対象となる。事例研究の対象としては絶好の素材であり、失敗事例として学ぶべき点は多々ある。しかし、教科書問題に象徴されるように、「戦争論」=「歴史認識」であり続けた日本は、「歴史認識」の論争でこの半世紀以上の時間を浪費し、戦争に対して思考停止に陥ってきた。現代日本における武力の位置づけを真剣に議論しないままに放置してきたのである。「戦争論」と銘打った本書も、ご多分に漏れずその轍を踏んでいる。
 戦争を論じる上で不可欠なのは、守るべき日本の国家像であろう。近代国家としての日本は明治新政府から始まったが、これは欧米から輸入された極めて人工的な統治システムである。封建国家のイメージを引きずる小林氏の言うところの「クニ」とは全く異質なシステムだ。にもかかわらず、封建国家における地域共同体の防衛と近代国家における国家防衛とを混同した、ムチャクチャな論理展開となっている。国家防衛は地域防衛の延長ではないし、そうであってはならないことは、しっかりと認識すべきである。
 その他にも論理の破綻は随所に見られるが、漫画という表現手法を用いることにより、論理ではなくエモーショナルに読者に対して訴えかける。戦争を含めた外交戦略を論じるには、徹底的に冷徹かつ論理的に国家の利害を検証する必要があるにもかかわらず、である。
 現代における国家像は大東亜戦争当時からは大きく変貌している。また、日本という国の国際的位置づけや、諸外国から期待される日本の役割も大きく変わっている。このような中で、日本国家のグランドデザイン(とどのつまりは日本国家のアイデンティティ)を思い描きつつ、この国をどのようなシステム構成で再設計するのか?その際に国家間の問題解決において武力をどのように位置づけるのかを論じることが現代における真の「戦争論」である。このような思考に本書は全く参考にならないばかりか、いたずらにナショナリズムを煽り立てる悪書であると断定する。

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羊頭狗肉

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 以下の理由により★とする。
羊頭:題名「ザエクセレントカンパニー」
    日本経済再生の応援歌
    日本型経営がアメリカ合衆国を征す
狗肉:漫画的サラリーマン向け娯楽小説
    サラリーマンのサクセスストーリー
 何しろ能書きに対して内容がついていっていない。高杉氏の考える「エクセレントカンパニー」が浮き彫りになっていないばかりか、何が日本経済再生の処方箋で、日本型経営のどのような点が優れているのか、これらが文脈やストーリーから全く読み取れない。おそらくは企業文化や企業風土が生死を制すとの考えだろうが、これも伝わってこない。
 小説としての出来もよろしくない。実在企業をモデルとしているにもかかわらずリアリティが無い。かといって、デフォルメが効いて躍動感あふれる展開になっているとも言いがたい。結局どっち付かずなのだ。また、ライバル企業は実名ではないとはいえ、簡単に連想できてしまうだけに、これをこき下ろすような表現もいかがなものか。企業にはそれぞれの戦略があるのだ。また、「濡れ場」が一箇所あるが、これも全く脈略が無いので読み手に大いに混乱を来たす。
 連載小説であったということの限界もあるだろうが、これだけ羊頭を掲げたのだからエクスキューズにはならないだろう。サラリーマン向け娯楽ものとしては「サラリーマン金太郎」(漫画)がお勧めだし、リアルで躍動感あふれる企業ものとしては佐藤正明氏のノンフィクションをお勧めする。

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