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  3. 〜花巻温泉〜さんのレビュー一覧

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    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

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    中野 ジェームズ修一 (講師),日本放送協会 (編集),NHK出版 (編集)

    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

〜花巻温泉〜さんのレビュー一覧

投稿者:〜花巻温泉〜

18 件中 1 件~ 15 件を表示

「時間ですよ」も、「寺内貫太郎一家」も見たことはないけれど。

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

著者である久世光彦さんに興味を持ったのは、川上弘美さんが日経新聞によせた追悼記事(2006年3月4日付け)を読んだ時。「時間ですよ」も、「寺内貫太郎一家」も、見た記憶はない。だけど、川上弘美さんの文章から想像する久世さんは、久世さんの文章は、心にすっと沈み込んでいきそうで、著書を探した。
辿りついた本書。久世さんが向田邦子さんに想いをよせて綴った文章だという。向田さんといえば、表紙のモノクロームの写真の中でお気に入りのコーディネートで魅力的に微笑む「向田邦子の恋文」で、実らなかった恋に一所懸命だった姿を知った。その邦子さんに、指一本「触れもせで」、だが、久世さんが深い感情をもっていたという。
向田邦子さんが、仕事をしながら、仕事の間に、ふと見せる女らしさ、可愛らしさ、愛おしさを、多くの人が指摘している「艶っぽい」文章で綴られている。
二十年も「触れもせで」、だけど、これだけ大切に想われて。向田さんは天国で「やぁね、そんなに言いふらすことないじゃないの」とニコニコと言っているのか。久世さんは、「しばらくしたら、そっちに行くから。文句はそのとき聞くよ」と思っておられたのか。
報道から想像すると、久世さんの最期は比較的苦しみの少ないものであったろうかと思う。向田さんの最期も一瞬だった。おふたりが今頃どんな会話をかわしておられるのか、もはや知るすべはない。
私の机の上では、「マイ・ラスト・ソング」、「思いでトランプ」、「あ、うん」、がページを繰られるのを待っている。川上弘美さんの追悼記事は本書にはさまれて永久保存される。

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紙の本包帯クラブ

2006/03/18 22:08

傷、痛い、不安。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

天童荒太の著書を読むのは、「永遠の仔」以来。
物語は、中学生時代にクラブを一緒に立ち上げた「親友」たちが高校生になって、微妙に距離感に変化が生じ。それぞれに悩み、不安があり。物語はあくまでも高校生を中心に語られる。大人の存在は薄い。
『人が受けた深い傷に、わたしたちができることはほとんどないように思う。でも、相手の沈む心を想いながら包帯を巻くことで、<それは傷だと思うよ>と名前をつけ、<その傷は痛いでしょ>と、いたわりを伝えることは出来るかもしれない。』
そんな思いから、高校生になった彼女たちがたちあげたのが、「包帯クラブ」。傷の舐めあい、失態の暴露ごっこか、と読み進んだ。クラブの運営にも曲折があり。そして彼らは大人になり。
自分は今まで、どんな傷を、いくつ、つくってきたかな。忘れてきたかな。その傷を、誰かと分かち合うことができたかな。誰かの傷を「ここに、傷があるね」と手を当ててあげたことがあったかな。
そんなことに、思いがおよぶ。

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関西弁講義

2004/10/03 12:48

逆らえない関西弁DNA

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

書評子は東北地方ゆかりのニックネームを名乗っているものの、実は京都生まれの京都育ちである。学生時代と会社員時代を通じて標準語のトレーニングを重ね、「私の標準語能力って、けっこうイケテル」と信じていたのだが、どうも最近それが怪しく思えてきた。

プライベートでも仕事でも、インターネット、メールで用件を伝えることが多くなり電話をかける機会は気がつけばめっきり減っている。たまに東京方面へ電話をかけると「私ってなまってる!」。親戚の集まりへ行くと、以前は「年寄りくさくて使わない」と思っていた純京都弁が口をついて出る。

具合が悪いのが、普段メールで連絡を取り合っている関東人と、電話なり実際に会って話をすると「どうも、調子がくるう…」と感じることだ。考えてみると、どうもメールの文面は私の頭の中では関西弁イントネーションで響いていて、実際の発話を聞くと「なんか、違う」となるわけのようだ。

本書は京都生まれの言語学者による、言語としての関西弁の教科書である。言語学の素人には文法、イントネーションの解説は若干とっつきにくい部分があるが、「関西弁のボキャブラリー」の講は「関東の人にはこんな言い方が珍しいんや」と妙に納得して楽しい。

関西人には、生まれもった関西弁DNAのアイデンテティを確立させてくれる1冊。関西圏以外の方には…本書を片手にトレーニングを重ねていただけば関西人とのコミュニケーションがより楽しくなる、とお薦めする1冊である。

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紙の本ラッキーマン

2003/07/22 00:26

ドジな中年男のマイケルが見たい

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

マイケルの出世作「バック・トゥー・ザ・フューチャー」を初めてみたのは大学1年生の時だった。ガルウィングドアのステンレス製スポーツカー「デロリアン」にびっくりし、原っぱが住宅街になり、黒人ウェイターが市長になり、売れない映画俳優が大統領になる、「健康なアメリカ」を舞台に繰り広げられるドジな高校生のドラマに、アメリカへの憧れを強くした。

そのドジな高校生を軽やかに演じていたマイケルが、パーキンソン病になっていた。

タイトル「ラッキーマン」を知ったときは、反語的な意味に受け取ったが、読んでみて思った。やはり彼は「ラッキーマン」だ。

パーキンソン病は進行性の神経系の疾患で、決め手となる治療法はない。主な症状は安静にしているときに生じる「ふるえ」で、通常の発症年齢は50歳代から60歳代である。

マイケルは30歳、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」でハリウッドスターと認められたときにパーキンソン病と診断された。常に注目される存在である彼は、症状を隠すために非常な努力をし心身ともに疲れ果て、自暴自棄な行動にもはしる。が、彼には、彼の本質を見失わずに支えてくれる家族、仕事仲間、そしてぎりぎりのところで踏み外させない彼の精神があった。

マイケルは今は俳優業を引退し、パーキンソン病治療法の研究推進を早めるべく活動を続けている。パーキンソン病の根本的治療法は未だ開発されていないが、パーキンソン病患者の余命は、患者でない人と変わらない。

本書中にある通り、十年以内に治療法が開発されて、ドジな中年男のマイケルがスクリーンに戻ってきて、スーパーラッキーマンになることを祈る。

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紙の本斜陽 改版

2003/03/02 00:07

不確かさを増す今の時代、もう一度、読みたい。

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

太宰治の代表作のひとつである本書「斜陽」が発表されたのは昭和22年、戦後の混乱期です。戦前の価値観、階級が意味をなさなくなり、人々の魂は生きる意味、理由、居場所を求めてさまよいます。

主人公かず子と、「最後の貴婦人」である母、戦争から帰ってきた兄、そして中年の流行作家上原。四人四様の旅路が、太宰の、一流の日本語でつづられています。

変化の局面にどうあれば、あることが、可能なのでしょうか。
対応を拒否して、退場する。自らが変化して新しい時代の構成員になる。いずれにも、苦悩が伴うでしょう。

21世紀になった今、一応の物質的な豊かさは相変わらず日本を覆っていますが、高度経済成長からバブルの時代を通じて信じられてきた価値観の揺らぎは、もはや否定しようがありません。

本書でえがかれる登場人物に、朝日の明るさはありません。が、不確かさを増す今の時代に、共感を得、こころ癒される人も多いのではないでしょうか。

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向田邦子の恋文

2003/01/19 20:58

20年後に明かされた、お姉さんのもうひとつの顔

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 1981年夏の飛行機事故で、突然逝ってしまった脚本家向田邦子さん。邦子さんの遺品として、本書の著者である妹、和子さんのもとにダンボール箱が残された。箱の中身が姉の恋の記録であることを、妹は薄々感づいていた。

 和子さんがその箱をあけるには、姉の写真を整理し、思い出を文章にして『向田邦子の青春』をまとめる作業が必要だった。20年近い年月がたっていた。

 本書を構成するのは、30代の向田邦子さんと、映像関係の仕事を通じて知り合った年上の恋人が交わした手紙と彼の日記。売れっ子脚本家として活躍する邦子さんと、病床からラジオやテレビで作品をチェックしてコメントをする彼。邦子さんと彼の間には、確かな信頼が見えます。毎日台本を生み出しながら、彼を愛し、健康を願う、そんな日々はあっけなく終わりを迎えます。

 『向田邦子の青春』で披露された、第一線で活躍しながら家族への気配りを欠かさない、軽やかで聡明な姿に対して、本書では、その聡明な邦子さんがもう一方で必要とした、愛のかたちがみえます。

 昭和を駆け抜けたお姉さんの、もうひとつの真実です。

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おしゃれで、いつも一所懸命だった、私たちのお姉さん

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1000本以上のテレビドラマ脚本や、エッセイ、小説を残して向田邦子さんが突然の飛行機事故で逝ってしまったのは、1981年の夏でした。

「向田ドラマ」の生の息づかいや、雑誌記事などで見せるおしゃれな姿を、若い世代はもう知らないのでしょうが…

本書「向田邦子の青春」を開いてみてください。『女性にとって、「家庭」も「仕事」も、という選択枝はなく、どちらか一方しか選べなかった』時代に、まず仕事を選び、同時に父、母、妹たちの幸せを願って、いつも一所懸命だった邦子さんの姿がここにはあります。

お手製や、誂えの服でおしゃれした邦子さんの姿は、いま見てもとても素敵なものばかりです。家庭や学校での出来事を通して、家族に対して示される気配りにも、邦子さんの愛情があふれています。

仕事も、恋も、すてきな洋服も、とりあえず、いっぺんに手に入る世の中になってしまったけど、でも、一所懸命さがあって、周囲への気配りがあって、大きな充実感は得られるんだよ、ということを本書は思い出させてくれる気がします。

本書を開いて、私たちのお姉さん、邦子さんに会ってください。

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紙の本ジョゼと虎と魚たち

2005/01/14 18:57

ゴージャスな1冊です。

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田辺聖子さんによる、「若いだけの季節」を過ぎた女たちの恋を描いた短編9編を集めたものです。表題作「ジョゼと虎と魚たち」は2004年に映画化されました。

それぞれの短編で、「別れた元ダンナと」「近所の大学生と」「引先の営業マンと」、etc.,,, 微妙な距離感を楽しむ女たちの、さまざまな恋心を、お聖さんが贅沢に描きます。

私のお気に入りの1編は、「恋の棺」。主人公はバツイチのインテリアコーディネーター、29歳。「恋」のお相手は10年下の甥っ子、大学生。「おばさん vs. 甥っ子」だったり、「イイ女 vs. 大人の男への出航間近の青年」だったり。甥っ子との距離を主人公は自在に操ります。

女って、こんなにも恋を楽しむことができる、でも、恋を楽しむには、知恵がないと、観察力がないとだめなのよ、とお聖さんは言っているような気がします。とても美味しい1冊です。

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紙の本英語+α ヨコ文字信仰タテ社会

2004/12/11 01:05

英語を学ぶ、道しるべ。

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毎朝の「α−モーニング京都」(FM京都アルファステーション)のOne point English のコーナーが活字になりました。期待以上の1冊でした。

著者は大使館勤務経験のある現役外国語大学講師というだけあって「英文法は強い味方」「英語はせっかち、日本語は鷹揚」など実際に英語を学ぶ、使う場面で心がければ役立ちそうなことが記されている一方で、外交場面での体験から想起されたであろう記述にも力が入っています。

「身をもって語る」より抜粋します。「言葉は両刃の剣です。言葉には、人の痛みを和らげて苦悩から救い出す力もあれば、簡単に人を傷つけ、あるときは致命的な傷を負わせることがあります。(中略)ある不用心な言葉遣いが思いもかけない重大事をまねいてのっぴきならない事態になったとき『そんなつもりじゃなかった』という言い訳が通じないのが、異文化コミュニケーションであるということも覚えておきましょう」

また、「何を目的に英語を学ぼうとするのか」と、英語教育者としての視点から問いかけておられます。書評子もかつては「アメリカ」に憧れ、人並み以上の努力で英語を勉強した時期がありました。憧れていた気持ちもいつのまにか色あせてしまいましたが、「自分が目指す英語のかたち」をあらためて確認できたように思います。

英語は一通り勉強したけど、どうしたらもう一段階ステップアップできるか、とお考えの方。英会話学校に通っているけど、自分の英語はこれでいいのかな、という方に、お薦めです。

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紙の本屁タレどもよ!

2004/12/03 00:00

オモロカッタァ。

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ちょちょい、と読んでしまいました。オモロカッタァ。

うさぎねえさんが、週刊誌をめくりながらワイドショーを見ながら「何言ってんのよぉ」とつけたイチャモンの数々。もとは夕刊フジの連載です。

冒頭で述べられているとおり、人って悪口の好きなもんです。だから、売れっ子文筆家の書いた人の悪口はとうぜん面白いわけです。でも「そ、そこを、突くぅ?」と自分自身にグサグサくるところもあります。

何はともあれ日々の雑事から、ふぅっと一息ついたときに、楽しめます。しかしながら、この本には賞味期限がありますのでご注意を。書かれたのは多分2000年くらい。俎上にのせられてる有名人の中にはうさぎねえさんの予言通りすでに「え? いずこに消えてしまわれたの?」という方もおられます。 早く読まないと、ワイドショーネタとなった出来事の数々を忘れてしまいます! というわけで、師走のひとときにいかがですか、という1冊でした。

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読むドラッグ

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詩、短歌を残し、演劇実験室「天井桟敷」を主催した寺山修司が亡くなって20年たち、修司が名言集になった。

装丁がいい。懐かしさを感じさせる少女のイラストと、手のひらでくるくると弄ばれることをこばむ、硬めの表紙。この本は、座って身体の真ん前に持ち両手で開かなければならない。

この本を開くと、中では言葉が踊っている。言葉が自由に翼をひろげる。脳の中で言葉がスパークする。「名言」は、青春を語る、愛を語る、人生を語る、世界を語る。でも、説教じゃない。ドラッグだ。説教じゃないけど、また明日もがんばろー、善きものを生み出せるようがんばろー、という気分を残す。

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紙の本書を捨てよ、町へ出よう

2003/05/06 00:17

青春。青春。青春。

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詩、短歌を残し、演劇実験室「天井桟敷」を主催した寺山修司の作。
昨日で、寺山修司が亡くなってちょうど20年たった。
改めて思う。修司が早死にしなければ、どんな表現を見せてくれただろう。

本書は、『書を捨てよ、町へ出よう』、『きみもヤクザになれる』、『ハイティーン詩集』、『不良少年入門』をおさめる。

青森県三沢から、東京へ出る。町へ出る。
青春のにおいが充満する。
修司の少年時代も見えてくる。

『ハイティーン詩集』も楽しい。そこからの一節。

「穴があったら、出てみたい」

嗚呼、青春。

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紙の本寂聴仏教塾 新装版

2003/04/19 23:31

葬式仏教ではありません。今をよりよく生きるための仏教です。

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「なぜ人は愛に苦しみ、愛に苦しむのか?」
この問いに対する答えが、釈迦の生涯、仏教の教え、般若心経を通して語られています。

著者はご存じの通り、流行作家として名をあげ、財産もなし、そうした「傍目からみれば何不自由ない」生活の中で、「人生は努力や才能だけじゃないな。別の物があるんだな」と感じるようになり、52歳の時に出家します。

そして厳しい修行を経て、京都嵯峨野に寂庵を結び、また岩手県天台寺の住職ともなり、精力的に作家活動を続けながら、今、現世に生きる人のために仏教を説き続けています。

本書では、流行作家としての筆者の筆力を十分に生かして、仏教の教えを生活に生かしてよりよく生きる法を説いています。書評子が本書を読んであらためて思ったのは、仏教とは宗教というよりも哲学、論理学に近いものだな、ということです。仏教とは、必ずしも信仰する必要のないものだな、ということです。しかし、その論理を納得し自然に生活に取り入れることができれば、必ずや人生をよりよくするものであろうと。

世俗を存分に生きた著者の語るものだけに、説得力も増します。
「自分はなぜこの世に生をうけ、何のために生きるのか」という問いにつきあたってしまったあなた、ご一読を。

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読むなら冬!寒いうちが旬です。

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 村上春樹が、『6月といえどひどく寒い』アイラ島とアイルランドを訪れ、2週間かけて愛するシングルモルトウィスキーとアイリッシュウィスキーを堪能し、ウィスキーの故郷のパブや作り手をめぐるエッセイと妻の撮った写真をまとめて本にしたのだ。楽しめない本でないわけがない。

 問題は、この本をさらに楽しむ方法…などと思ってしまったのですが。

 私はこの文庫本を、旅先の山間のとある町の書店で購入し、海へとむかうバスの中で読みました。今年は少し雪が少な目とは言え、寒さに耐える山の光景、そうしてたどりついたリアス式の海岸。村上春樹が旅したアイラ島の荒涼とした海岸線に思いを馳せるには、一日本国民としては十分なシチュエーションでした。

 そのリアス式海岸沿いの小さな町には、シングルモルトを出すバーはありませんでしたが、帰った街で、本書で覚えたシングルモルトをオーダーしたのは言うまでもありません。

 本書に酔い、シングルモルトを味わうなら、寒いうちが旬です。
 旅のご予定があれば、ぜひポケットに入れて行ってください。
 購入したけど、暖かくなってしまっていたら、寒くなるまで待って読んでください。
 寒さを待って、熟成させるだけの値打ちは、あると思いますよ。

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紙の本センセイの鞄

2003/01/19 19:46

映画化決定!しないかな?(という願望)

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 むかし少女と、その元国語教師の恋を描いた物語です。

 いきつけの居酒屋で、ひとりカウンターで酒を飲む者同士は、20年ほど前の高校生と国語教師でした。お互い、それぞれのスタイルを背負いながら、でも少しずつ惹かれあいながら、少しずつはじきあいながら、そうしてついに愛を確かめ合うシーンは、感動を約束します(フィットネスクラブでエアロバイクを漕ぎながら読んでいた私の脈拍数は90から120に急上昇しました)。

 淡々と、でも主人公とセンセイのまわりの空気がふんわりと匂ってくるような、お伽話のような、ファンタジーのような…。

 映画化したら、見に行きたいな。主人公のむかし少女は、強そうに見えて寂しさが透けてみえるような、財前直美さん、そしてセンセイは、一体だれでしょう…。すみません。思いつきませんでした!

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