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先月(2017年6月)

〜あの丘をこえて病院〜さんのレビュー一覧

投稿者:〜あの丘をこえて病院〜

9 件中 1 件~ 9 件を表示

やっぱり、私って、変わってる?

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

一体どう解釈したらいいのか。普通に社会生活を送っている身からすれば、立ち止まって前後左右を確認したくなるような事件が、風化するまもなく新たな事件が報道される。そうした事件報道でしばしば容疑者に対して精神鑑別が行われ「人格障害」という言葉が使われる。が、私たちは「人格障害」を適切に理解できているだろうか。

人格障害は精神科における診断名のひとつである。著者は精神科医。

人格障害には、妄想性人格障害、境界性人格障害、依存性人格障害他、10の病型が定義されている。それぞれに、行動様式、考え方、対人関係の特徴により診断基準が設けられている。
「しばしば他人に嫉妬する」
「自分への関心を引くために絶えず身体的が意見(おしゃれや化粧)を用いる」
「衝動性または将来の計画をたてられないこと」
「自分または他人の安全を考えない向こう見ずさ」
などなど。

これらの診断基準のすべてを「私にはあてはまらない」と言下に否定できる人はむしろ少ないだろう。私たちは、人格障害的要素を内にもちながら社会生活を送っているのであり、こうした要素を重ねて持ちその程度が強くなると、社会生活に適応するのが困難となる場合が出てくるのである。

一方で著者が強調したいのは、人格障害には「光の部分」もあるということ。尾崎豊、太宰治、三島由紀夫は対人関係に悩みながらすばらしい作品を世に残した。

私たちは、人格障害の要素を内に秘めながら、凶悪事件に心を痛め、社会に適応できなかった芸術家の残した作品に感動する。人格障害と社会との関係、成り立ちを解説する。

ひょっとして、「人格障害かも知れない」私たちに興味深い一冊。

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紙の本アスペルガー症候群

2013/03/03 18:51

超納得、の1冊

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

新しい職場で1年が過ぎました。何名か新しいスタッフも面接してやといました。

その中で、どうしても理解不能な行動バターンのスタッフが。。。

本書を読んで、私の頭の中のたくさんのクエスチョンマークが氷解していきました。

「報連相ができてない。ちゃんと報告するように」と何度言っても実行されない。それは、「わからないことを質問するのは、とても苦手で、わからないと思っているうちに物思いにふけってしまう」のだと。。

その通りの様子なんです。

本書には、こうした人との対処の仕方が書いてあります。

今後、なんとか、やってみようと思います。

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紙の本生きかた上手

2003/02/17 00:12

習慣に早くから配慮した者は、恐らく人生の実りも大きい。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

90歳を超えて、現役臨床医として、また様々な医療・保健関連の会合の委員をつとめておられる日野原重明先生のベストセラーです。

本書では、60年を超える医師としての生活の中での様々な患者さんとの出会い、アメリカでの臨床経験から受けた衝撃、日本の医療を良くするための提言、生きることとは、死ぬこととは、病とは、それぞれに大切なテーマが平易な言葉で語られています。それらの中で、日野原先生が特に強調されたかったのは、「人生とは習慣である」ということでは、と書評子は思いました。

少し長くなりますが、引用させていただきます。

「アリストテレスは『習慣とは繰り返された運動』であり、習慣が人間の性格や品性をつくると言っています。習慣に早くから配慮したものは恐らく人生の実りも大きい。(中略)習慣は日々の積み重ねですから、それが習い性になってしまえば、その後はそれがつらいとも面倒だとも感じなくなります。よい習慣をからだに覚え込ませればよいのです」。

かつては「成人病」と呼ばれた疾病群を、「生活習慣病」という呼称に改めようと提案された、日野原先生の原点と思いました。
臨床医として、様々な検査、薬物、あるいは外科的な処置を選択して来られながらも、患者さんが真に治癒にいたる課程には、『患者さんが治ろうとする気持ち、習慣を変えようという意志』が不可欠なのだと感じてこられたのだ、とも思いました。

本書は、50歳代以上を対象にした雑誌に連載されたエッセイをまとめたものですが、良い習慣を身につけるのに遅すぎることも、早すぎることもありません。健康な人も、病んでいる人も、読んでみてください。

蛇足ですが、書評子は50歳にはまだしばらく間がありますが、ちょっとした病気をかかえています。
「あの丘をこえて病院」というニックネームは、病をなおすということは、良い方向へ向かうためのちょっとした目標(丘)をさだめて、その丘の頂へ歩いて登って行き、そこから見えるまた違った光景から、新たな目標(丘)に向かって歩いていく、ということかな、という思いを込めてつけたものです。日野原先生の言葉を得て、また一歩一歩、良い習慣を身につけながら、あの丘をこえて行きたい、と思っています。

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紙の本外科医のセレナーデ

2003/06/01 12:50

外科医は今宵、何を想う。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

著者は働き盛りの第一線外科医。

患者を見つめ、先輩医師の手元を見つめ、勉強を続け、一人前の外科医へと成長をとげた日々をつづる。本書か書かれたのは今から約10年前だが、医療過誤報道、裁判はなざかりの今にあっては「こんなこと言っちゃっていいの」というようなことも語られている。

医者で物書きは多いが、外科医もしくは一時外科医をしていた人が多いと思うのは書評子の勘違いか。外科医の多くはガンを扱い、普通の人は恐らく一生直接目にすることはない「人間の皮の内側」と日夜格闘し、傷を縫合した後には患者が元気に目を覚ますことを夢見る。いつしか、書かずにいられないドラマが堆積した人生になってゆくのだろう。

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腰痛持ちよ、希望を抱け。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「私は1993年1月から約3年間、原因不明の激しい腰痛とそれに伴う奇怪とさえ感じられるほどの異様な症状に悩まされた」。流行推理小説作家、夏樹静子の腰痛をめぐる記録は、このまえがきで始まる。

腰痛は、働き盛りの人々が最も多く経験する健康障害のひとつであり、また経験したことのない人にとってはその深刻さを最も理解しがたい病状のひとつでもある。

著者は、多くの「腰痛持ち」がそうしたであろう、数々の治療遍歴を重ねたその末に、自身では最後まで否定した「心因性」による腰痛という診断に基づく治療を受け入れて、健康を取り戻していく。

世にあまたいる腰痛持ちの苦渋を代弁してくれる、著者の筆力は、さすが、である。
そして、これだけ知的水準の高い、エネルギーに満ちた人でも、「心身症による腰痛」になりうる、という人間の身体と心の不思議に、自然に対する謙虚さを持ち続けよ、と言われているような気もする。

著者が腰痛に見舞われて、はや10年。心身医学のアプローチ、使える薬物も、また幅が広がっているようである。

「自分の痛みはこれ以上、良くも悪くもならないだろう。この調子で一生つきあっていこう」
と「達観」している人にも、新たな治療法ができているかもしれない。
より楽な人生が、可能かもしれない。

「身体の痛みのない人生」は、「身体の痛みのある人生」よりもよいものである。
「痛みを経験する」ことは、価値のあることと思うが。

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ペアでダンスするのは、とりあえず、楽しい。爽快だ。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

映画「シャル ウィ ダンス」がヒットし、テレビ番組の「芸能人社交ダンスクラブ」も健在。すっかり社交ダンスブームも定着しました。あなたの町にもきっとダンス教室、サークルがあることでしょう。

マイルドな手段での健康増進をめざして、〜あの丘をこえて病院〜は近所のダンスサークルを訪ねました。熟年層(男女、半々でした!)を中心に、若い方もちらほら。社交ダンスは初心者の〜あの丘をこえて病院〜も先生に手をとっていただいて、すっかり楽しくなってしまいました。

以前少し、他のダンスの経験が〜あの丘をこえて病院〜はありますが、ペアで踊るのは違う! とにかく違う! パートナーとの調和の中での美しさをめざす。これは、う〜ん、他のダンスにはなかなかありません(バレエのパ・ドゥ・ドゥくらいでしょうか。しかし、これは大人になってからでは目指せない)。

入門を決心し、さっそく帰りに書店で「ダンス入門書」をさがしました。類書多数の中で、本書を選びました。

ダンスにはいろいろお約束(ステップ)がありますが、そんなもの写真を見てなかなか理解できるものじゃありません。でも、本書は写真がカラーでながめるだけで美しく、篠田先生がコラムで触れられているダンスの楽しさ、マナー、効用がすてきです。

次のダンスのお稽古まで、ダンスの楽しさを忘れずにいるには、お手軽ですてきな本です。

胸をはってさっそうと歩きたいな、と思っているあなた。町のダンス教室を訪ねてみませんか。きっと笑顔のすてきな先生が歓迎してくださいますよ。なんせ、『社交』ダンスなんですもの。

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スポーツだけじゃないよ。毎日の暮らしを楽しくできるかもしれないよ。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書は一応、『スポーツマンが身体各部を鍛えるときどんな点を注意したらよいか』に重点を置いて解説をしていますが…。

いえいえ、スポーツマンにだけなんてもったいない。日々腰痛などの不調に悩んでいる人に理解していただきたい『身体のしくみ』が、豊富なわかりやすいイラストとともに解説されています。

「膝痛、腰痛を治す」「肩こりを治す」といった書物はどこの書店でも書棚の一角を占領していますが、そうした書籍に紹介されている「体操」の多くは、残念ながらごく表面的な身体の動かし方を指示するのみで、筋肉の走行や、生理、他の筋肉との関連にまで言及して解説しているものは、そう無いようです。

書評子も経験していますが、こうした慢性の痛みは、そう簡単に体操で治るものではないのですが、ある種の体操が必要なのは確かでしょう。本書では、どの筋肉を傷めるとどういう障害がおこるか、またその障害を予防するにはどういうストレッチや筋力トレーニングが有効かが、ひとつの筋肉について複数の方法が紹介されています。

イラストに描かれているのは、スポーツウェアを身につけた体操姿ですが、やさしく解説されている筋肉の走行、はたらきを理解すれば、日常の生活に取り込める体操もきっとみつけられるでしょう。

バランスよく動かせる身体状態であることは、生活のすべての基盤です。
「もうちょっと元気に、身体を動かせたら」と思っている方、ちょっと、お勉強してみませんか。

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現代の最高の職人教育

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 日本で医師として臨床キャリアをつんだ後、同じく医師である夫とともに渡米した著者は、アメリカで臨床をめざす。

「ノックしてごらんなさい。ドアが開くかもしれませんよ。ハーバードは、そういうところです」。

 いくつかのドアをノックし、開かれたドアに迎えられ、その先にあったのはマサチューセッツ総合病院のクリニカル・クラークシップのコースだった。マサチューセッツ総合病院はハーバード医学部の提携教育病院であり、そこで医学生の3・4年生(日本の医学部5・6年生)は、臨床実習(クリニカル・クラークシップ)を行う。

 そこでは、患者に対して最高の医療を提供するという目的のもと、最高の臨床知識・技術と熱意をもって学生の指導にあたる教官と、競い合って知識を身につけようと努力する学生たちの真摯な交流だった。そして全般を流れるのは、患者・人間に対する敬意である。また、「誰が、どのように負担して、病院・医療を支えていくのか」についても、日本とは違った考え方が紹介されている。

 本書で報告されているのは、世界中の人材が集まって繰り広げられる「医師づくり」の現場だが、知識・技術を後進へと伝えることで進歩することを課題とされているすべての業界で、参考とするところがあるだろう。

 医療費財政の逼迫、医療過誤の頻発など、日本の医療を取り巻く状況は厳しさを増すばかりだが、本書は、日本より先にこれらの問題に直面したアメリカの医療現場からのレポートである。医療の将来を考えるすべての人に、おすすめする。

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紙の本医学生

2003/04/26 21:43

あなたの中にもいませんか。医学生たち。

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 著者は、開設間もない秋田大学医学部を卒業し、後に『ダイヤモンドダスト』で芥川賞を受賞した南木佳士。

 物語はそれぞれの思いを抱えて、校舎もまともにない秋田大学医学部に入学した4人の医学生の青春模様である。

 文系科目が得意だが、東京の開業医を親に持ちなんとなく医者になるのが当たり前と育ち、しかし東京の医学部には合格せず「都落ち」してきた和丸。
 貧しい無医村に育ち村の奨学金を得てやってきた、もとは弁護士志望の優等生、京子。
 父は女にだらしないが、しっかり者の母が切り盛りする日本海沿いの旅館の次男坊、雄二。
 妻子ある高校の物理教師だが、相次いだ教え子の急死に何ら関わることができなかった体験から医者を目指した修三。

 医学生たちは、皆がみな高い志に燃えてやってきた訳ではない。一定の学力を持ち、医学部に行こうという一定の理由と意志を持った多くは18,19歳の若者たちである。

 彼らがほろ苦い青春の出来事とともに、解剖実習、臨床科目の授業、病院実習と、医学部教育を経て段々と医者の卵になっていく。性格はさまざまだが、彼らに共通しているのは「医者という職業につくのだ」という不安の混ざった感情だ。

医者になるのは、特別な人間ではない。
本書の中にも、きっとあなたの青春の分身が息づいている。

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