サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. いずみさんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年6月)

いずみさんのレビュー一覧

投稿者:いずみ

5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本平気で暴力をふるう脳

2004/01/07 11:15

危機感だけでは解決しない恐怖を、みんなで考えよう

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 悪い人とは付き合っちゃいけない、という大前提の前に、善良と思われる市民の中でさえ、恐怖に怯えなければいけない。そんな神経をすり減らす時代を生きています。学校の中でさえも安全ではない。子どもを狙う事件が増えています。
 法を犯しても悪いことだとは思わない、鈍感な人の脳は、やはり配線がおかしいらしいです。
 また、麻薬中毒者やアルコール中毒者、喫煙も脳のレセプターを変質させるほどの関係があります。正常の脳も壊してしまうからです。麻薬は「人間やめますか?」などというCMがかつてありましたが、幻覚は犯罪に結びつきやすい。「誰かに殺される」と言って銃を構え、襲われる前に撃っちゃえという短絡的な考えになるのです。本当に恐ろしい。
 攻撃的な子どもを作らないためには、親が脳を変質させないことが最大の予防であるようです。
それが単純に結びつかないにしても、虐待され育児放棄された子どもたちは後年暴力犯罪で逮捕されるリスクが高い。青少年非行で逮捕される率が二倍、成人後に逮捕される率が1.5倍だそうです。特に胎児の頃に影響を受けやすい。妊娠初・中期の妊婦は、喫煙や飲酒、薬物使用など、リスク要因を作らない事が大事なのだそうです。
 子どもが小さい2歳頃のうちに、ちゃんと座っていられないとか、金切り声で叫ぶ、とか手に負えない子どもとして表れます。2.3歳でもすでに手に負えない子どもの脳は、おかしいのだそうです。その小さいうちに、善悪の判断を教え、社会性を身につけさせるのが大事です。そんな子どもたちの更正施設(親も一緒の方が効果的でしょう)を増やして、教育していくことが、刑務所を増やすよりも費用はかからず、困ったさんに振り回される家族を解放することにつながります。
 無能な親でも、悪い子どもに育てないためには、社会の関与が大切になってくるのです。
暴力的になる人の行為自体はよくないけれど、脳が言うことを聞かないから、ある意味仕方のないことで、それならば脳を変えていく環境を作っていけばいいのでは?という気休め的な話ですが。
 子供を持つ親としては、無視できない問題でもあります。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本光ってみえるもの、あれは

2003/11/23 14:42

男ってバカね、女ってややこしい、とお互いにいいあう

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

川上弘美さんは本当に巧い人だ。ため息が出るくらい。
今どきの高校生は絶対使わないような「古風な言い回し」はあり得ない!
と思うのだけれど、翠くんなら言いそうなのがすごい。

大人たちの世間ズレを普通と思いながら、変なのではないかと疑っている。「普通」をよく知っている賢い翠くん。
それぞれが必死に生きているのに、いい加減に見えてしまう瞬間があるのは平均的日本人の意識と重なる。
大鳥さんは「男ってバカね」の代表で、愛子さんは「女って…」の代表。
他の登場人物も、それぞれ「男って…」「女って…」を持っていて、もがきながら進むのが面白い。
江戸家のみなさんも、大鳥さんも、キタガーくんも、みんないい味。
花田君も、平山さんも、青春している。みんないい人だし、みんなズレている。
江戸翠をはじめとする登場人物の人間模様は、平凡な日本人の断片図だと、発見させられる。

幸せってなに? と問いかける一冊。
早くも続編が読みたい、と期待している。
彼らが東京へ戻った後の成長を見たいし、家族がどうなるのか、架空ながら心配してしまう。愛子さんが大鳥さんと結婚しちゃうのか?

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

希望を持って生き続けるために

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 現代社会の歪みは、親子の幼児期からの関係に起因している(らしい)。
自分の事で精いっぱいで、子供を受け入れられない親、親に愛されたいのに、ひどく傷つけられて人間不信になる子供。
 親が外から(会社、家計の不満)もらってきたイライラを、無自覚に当たり散らす。
 親が自己実現せず、怒りと嫉妬に渦巻いている家庭。子供に連鎖反応を起こす。いじめ、不登校、心の病、性の暴走…

 自分らしく生きる。心の中と行動を出来るだけ同じにする。自分の醜いところを直視する。何が原因で“らしくない自分”になっていたのかが分かれば、幸せを自ら拒否するような事はないのかもしれない。
 
 この本を読んで、世の終わりを意識せざるを得なかった。
でも、希望へ向かうヒントが解説されている。あとは、大人の勇気だ。
自分を受け入れる勇気がなければ、人も受け入れられない。
私たち大人が、今こそ成熟した大人にならなければ、未来は絶望への道しか、選択肢はない。
 希望を持って生きるために、未来を明るいものにするために。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本透明な存在の不透明な悪意

2004/01/22 15:53

神戸の酒鬼薔薇と長崎の駿ちゃん事件の接点を知りたくて

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 駿ちゃん事件から半年が過ぎ、当時の生々しさが消えた頃、私はこの問題を真剣に考えてみる糸口として買いました。
 神戸の事件から6年もたち、時代背景が多少色あせていますが、心理的、社会的病巣はあまり変わっていないように思います。
 宮台さんが推奨するような社会に向かっているとは言い難いのです。
その6年の間、少年法改正をしたものの、それも塗り替えるほどの低年齢化に驚く大人たち。
 家族関係がどうとか、他人にはうかがい知れない事があり、何が原因と特定するのは神戸の事件同様、難しいです。
 お母さん同士の会話では、その子の性癖というのは一生変わらないと思うから、シャバに出てきてもらったら困るという感じの意見もあります。
 でも、「怖いわね〜」という世間話の範囲から外れて議論することはまずありません。
 恐怖だけで何の解決法も持たない親たち。
 それでも小学校のPTA主催の講演会は大盛況のようです。
 幻想が壊れた社会に未来を見いだすには、新しい目的が必要になってきますよね。資本主義社会としては、常に大衆が同じものを熱狂的に欲しがるものがないと経済が停滞してしまう。目的を失うと人間はどうしていいか分からなくなってしまう。宗教が機能しないならば、倫理観はもろい。
 この本を読んで、駿ちゃん事件のことを一日中考えて、どうしたら日本が良くなるかと思い巡らしています。
 私ごときが悩んでどうなるわけでもないけれど。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

ノアの方舟?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

センセーショナルなタイトルで「購買意欲」をそそられてしまったのですが、中身は日頃漫然と感じている事が活字になった、といった印象です。
ただ、焦りました。
昭和21年の「金融緊急統制令」を現実に体験していないのでどんなものか分かりませんが、岡野工業の岡野雅行氏の父上が汗水たらして働いたお金を国にふんだくられて怒っておられたとか。
「銀行も国も信用するな」
納得です。 
金融でも会計でも、グローバルなのがいいのか? アメリカの言う通りにすればそれが絶対善なのか? 日本国民の幸せになるのか? 
政治の世界もアメリカに鍵を握られている。9月の自民党総裁選挙も、なんだか予定どおりの事のようで、しらけた目をしてみていました。
年金や補助金、所得税の還付に関しても自分で申請(申告)しなければもらえませんよね。つまり、無知は損なのです。
官僚や政治家を信用しないで、自分で調べて権利を行使する。

金融関係はわりと明るい方の私でも危機感を強めました。
お金に囚われずに生きたいものですが、自分のお金が引き出せないというのは困りますよね。来るべき時のために準備をしようと思いました。
これは『ノアの方舟』に乗りたい人の為の本でしょうね。
わたしにも本当の事は分かりませんが…

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

5 件中 1 件~ 5 件を表示