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先月(2017年6月)

ひかりさんのレビュー一覧

投稿者:ひかり

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本センセイの鞄

2002/03/12 23:16

川上ワールドは心地よい

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ツキコさんは三十七歳の独身女性。駅前の一杯飲み屋のカウンターで、偶然にセンセイと隣り合わせになる。「まぐろ納豆、蓮根のきんぴら、塩らっきょう」と頼んだ。隣のご老体も同様に頼み、趣味の似た人だと眺めると、驚いたことに高校の国語の先生(センセイその人)だった。
 センセイとのつき合いは、飲み屋のカウンターに隣り合わせて割り勘で飲むのが大半で、その合間にまわりの人もまじえて、キノコ狩や花見をする。そして、いつしか、二人に恋心が芽生えていく。
 「肴の好みだけでない、人との間のとりかたも、似ているのにちがいない。歳は三十と少し離れているが、同じ歳の友人よりもいっそのこと近く感じるのである」とツキコさん。
 行間には、言葉にならない、心の機微を感じる。川上作品にしては幻想的な世界ではないものの、独特の雰囲気をもつ。また、珍しく長編の作品だが、それも二人のつつましく、いい距離が時間をかけてようやく縮まっていくことを考えると、当然のことだろう。

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