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岡野義高さんのレビュー一覧

投稿者:岡野義高

紙の本孤独のグルメ

2002/06/11 01:11

オトナのグルメ!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

井ノ頭五郎は、個人で輸入雑貨の貿易商をやっている。
納品に、仕入れに、あちこちの街へいく。
そして、一仕事終えたあとに腹がへる……。

「グルメ」、とあるけど、ガイドブックに載ってるような店をめぐって歩いているわけではない。
昔ながらの洋食屋や、朝からやっている不思議な飲み屋などを、ぐうぜん見かけて、ふらり、とはいるのである。

それに、このマンガは、料理についてのウンチクを語るわけでもない。
じっさい、五郎の食事ぶりは、あまりスマートというわけでもないのだ。
まわりの雰囲気にあおられて、よけいな注文をしてしまったり、新幹線のなかで暖めるシューマイをやって、シューマイのにおいをまき散らしてしまったり。

それでも、ひとりで、ものを思いながら、昔を懐かしみながら、食べるというのは、ときに神聖な作業に思えてくる。
五郎がいうように、ものを食べる、というのは、自由で、孤独でなくてはならないのだ。

だれかと話をしながら食べるのも楽しいけれど、ひとりでしみじみと食すのも悪くない。
そんなことを教えてくれる、大人のマンガだ。

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紙の本「知」のソフトウェア

2002/04/30 21:04

情報オタクにならないために!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

第一人者のジャーナリストによる知的生産の本。
この手の本を書いている人は、クリエイティブな活躍をしているとは言いがたいような人が書いていることが多くて、本当にあてになるのか? と疑ってしまうのだが、本書は、「あの」立花隆氏によるものだけに、とても説得力がある。

そして容赦なくビシビシものを言ってくれてる。
速読法は役にたたない。
KJ法などの、カードの組み合わせによる知的生産、ブレインストーミングなどは、時間のムダ、と手厳しい。

もっとも教訓的なのは、「目的のない情報収集・整理はやめる」という主張。
ここで、ある情報収集・整理マニアのエピソードがでてくる。
生活に不自由せず、時間がありあまってるため、毎日、目的もなくひたすらスクラップなどの情報収集・整理をやり続けている男の話だ。
これは、情報オタクの陥りやすい落とし穴のようだ。
じっさい、いろんな知的生産本でこのエピソードは引用されている。

方法論にこだわるのは、ほどほどにして、クリエイティブな活動を心がけたいものである。
でも、とりあえず本書だけは読んでおこう!
ソンはない!

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紙の本知的生活の方法 続

2002/07/09 20:23

読書人への道!!!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本を読んだり文章を書いたりは好きだけど、それで、どういう人生を送ればいいのか、わからなかったときに、本書に出会った。

「知的生活」というと、反発を覚えたり、しり込みする人もいるかもしれない。
でも、「読書的生活」や「オタク的生活」の方法、と読みかえれば、そんなこともないのでは。
本書は、好きなことをやりながら静かに暮らしていくには、の指南書なのだ。

たとえば、自由に好きなことをやるためにはINDEPENDENT(独立)な生活を送るべき、ということ。
一日を、スポーツ・著作・社交の三分割で過ごすこと。
毎日機械的に文章を書き続けること。私設ライブラリーの効用。
などなど。
ためになるアドバイスが満載だ。

ネットの時代になっても、書かれていることは、まったく古びていない。
これは本書に書かれていることが、本当の智恵だからだ。

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カオスなにおいは見逃さない!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「……どうだ?
 この現実を知ってしまったら
 もうただのカンコー客ではいられないだろう……」

ほんとにあるのか? わら人形の通販。
意外と知らない、東京タワー。
名前だけは聞いたことがある、クーリングオフの実態。
最新のエッチソフト事情。
「カオスなもの」ハンターは健在だ!

今回のハイライトは、香港行き!
しかも、現地に着いてからホテルを決めるカオスぶり!

海賊版ソフト。
夜の香港。
そして、マカオ。
カオスらしいネタが続くが、作者は、清潔好きで、あまりアジアに向いていないのがおかしい。
パソコン嫌いなのに、パソコン雑誌で連載している作者らしいというか、なんというか(笑)。

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紙の本蟲師 1

2002/06/21 20:43

ひさびさの大型新人!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「『蟲』…… あるいは『みどりもの』と呼ぶ 生命の原生対に近いもの達だ」

妖かしか、それとも幽霊か。
昆虫でもなく、鳥でもない。
そして、見えない人も多い。
「蟲」を操る隻眼のギンコ。
「蟲」がひきおこす様々な事件を解決する!

独特の世界観を持った大型新人の登場だ。
物語の雰囲気は、民俗学っぽいというか、日本昔話っぽいというか。
南方熊楠の世界、とくに粘菌の世界に近いイメージだ。

絵は、カラフルな水墨画のようで、雨にぬれた緑のような、ふしぎな艶がある。
すこし、煙っているような、滲んでいるような。

この作者には、寡作でもいいから このままクオリティの高い作品を少しずつ書き続けていってほしい。

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紙の本るきさん

2002/06/19 21:36

名もなくフツーにのんびりと……。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「あたしなんか 今すっごい 贅沢な気分した」
「した 手持ちの宝石売りながら暮らす 没落貴族のハイミスの気分」


るきさんは在宅の仕事。
医者の保険の請求を代行している。
電卓をはじくのがとても早い。
だから、一ヶ月の仕事が一週間で終わる。
でも、もっと仕事をしよう、などとは考えない。
るきさんは、のんびりと暮らすライフスタイルを選んだのだ。
とくべつ給料がいいわけでもないので、シンプルで質素な生活となる。

世間の流行とは無縁だけれど、キャリア・ウーマンの親友、えっちゃんが、ときどき世間の風を吹きこんでくれるので、それでじゅうぶんなのだ。

最小限の金だけ稼いで、多少貧乏でも、のんびりと暮らす、というライフスタイルは憧れなんだけど、これを、るきさんがやると、21世紀版「風流」な暮らしになる。
金がなくても、おもしろおかしくすごせるのだ。


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この夏、ナマケモノになる!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

パソコンが身近なものになって、とても便利になったけど、日常生活は、ますますあわただしくなっている気がする。
効率よく仕事を終わらせて、のんびり過ごすはずだったのに……。

だれもがストレスを抱えていて、のんびりしたい、と思っているはずなのに、あいかわらず、週末は無理して出かけていく。
で、月曜の朝、職場では、「渋滞に巻きこまれてたいへんだったよ」と自慢気に言う。
「家でのんびりしてました」と言うと、「つまんねえやつ」などと言われてしまうし。
で、無理して出かけることになる。
デフレよりも深刻な悪循環だ。

本書は、ナマケモノになるための「理論武装」本だ。
たとえば、著名な哲学者である多田道太郎の「怠惰の思想」が紹介されていたり、ファースト・フードのカウンター・カルチャーとなるスロー・フードについて書かれていたり。

著者がいうように、この本は、どの章から読みはじめてもかまわない。
気ままにおもしろそうなところを拾い読みすればよい。
文章はエッセイのようで、気楽に読み進めることができる。

本書を読むと、ゆったりと生きることが、どんなに個人にとって、社会にとって、地球にとって、すばらしいことなのかを教えてくれるのだ。

ナマケモノになりたいけれど、人からどう思われるかが気になる。
本書は、そんな人たちのためにある。

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四角関係?五角関係??

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「しょうがないよ いつかは道が分かれるんだし 由起太だってなりたいものあるでしょ?」
「うん…… このみちゃんのだんなさん」
「分かれた道も元通りね!」

このみと幼なじみの由起太。

年下の由起太に、このみはつれないけれど、由起太はしょっちゅう、このみの家に遊びにいっている。
親公認なのだ(このみ本人は公認していないが……)。

というよりも、このみの母親は、由起太が大のお気に入り。
由起太にモーションをかけている同級生の女の子や、このみが大学で一目惚れしたルックスだけの変人先輩もからんで、四角関係、五角関係?! なのだ。

遠距離恋愛の難しさは、だれもが認めるところ。
逆にいえば、近距離恋愛が一番強い、ということになるだろうか。
けれども、幼なじみのように、あまりに近すぎる場合は……。

幼なじみどうしのカップルは、友だちの雰囲気のことが多いけれど、このマンガも、アットホームな感じの恋愛? で、楽しく読める。
ほのぼの恋愛モノが好きな人にオススメ!

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わたしたちのダメ男歴!

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「この人(倉田真由美)男運悪そうな顔してるわー」by飯島愛

恋愛は美男美女だけのものではない。
どうしようもないダメ男だと思っても、なぜか好きになっていまう女が存在するのだ!

ダメ男といっても、顔がよかったり、セックスが強かったり、というのを想像していたけれど、あんまり関係ないようだ。
女の人というのは、男が考えているほど、面食いはいないのかもしれない。

読んでると、ほんとうにしょうもない男ばかりで、しかも、それを好きになってしまう女がいる、ということに驚かされっぱなしだ。

デブ専の女あり。
SM好きの男あり。
ウソつき男なんて珍しくもない。
きわめつけは、彼氏とつきあったきっかけが、「ガストのハンバーガーがでっかかったから」、だ???

女には、人生をあやまらないような知識を!
男には、「俺でもモテるかもしれない」という希望を!
そして読者全員に、腹が痛くなるほどのお笑いを!

読んでソンはない。
カルチャーショックな一冊だ!

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バルセロナの光と影!

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「ジュジョールは、断じてガウディの付属物ではない。
 一人の建築家として たしかに存在しているのだ!!」

贋作専門のギャラリー・フェイク。
店主の藤田は、助手のサラとともにアートの裏世界を泳ぐが──。

今回の藤田はスペインのバルセロナへ。
オリンピックですっかり有名になったガウディ。
しかし、ガウディには、あまり知られていないパートナーがいた!
藤田と道連れになったゴースト・ライターは何を思うのか……。

幅広いアートな世界をのぞいて見せてくれる短編集は職人芸の一言!

「カラー・セラピー」。
今では、すっかりレトロとなった、「機械式」のオリジナル時計。
ナイフと日本刀。
絵画の脇役、「額縁」。
なぜか江戸時代に流行した「雪華文様」。
そして、「野外美術館のお家事情」まで。

粒ぞろいのラインナップだ!

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梅雨と水墨画とケータイと!

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「日本人がドライになることなど──
 きっとあるまいよ
 日本列島に湿度があるかぎり──
 人々に、等泊の絵が好まれ続けるかぎり──」

贋作専門のギャラリー・フェイク。
店主の藤田は、助手のサラとともにアートの裏世界を泳ぐが──。

梅雨時、けぶるような水墨画の展示をはじめたギャラリーフェイク。
中近東出身のサラには、地味すぎてピンとこないが……。

梅雨どきの湿度と、等泊の水墨画と、ケータイと。
まるで三題話のように、キレイにオチがついて、しかも、さりげなく、日本人論・文化論になっている。
カルチャーな一冊だ!

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新創!台湾茶藝!!

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「その真贋いずれにせよ──
 早く実物を見たいものですなぁ……!」

贋作専門のギャラリー・フェイク。
店主の藤田は、助手のサラとともにアートの裏世界を泳ぐが──。

今回、藤田は台湾へ。
ネットビジネスで成功した実業家の依頼を受けて、だ。

日本でいえば浮世絵にあたる「清明上河図」。
中国人が好む「玉」(美しい石)。
そして、茶藝。

さいきんは、台湾好きのタレントがテレビで紹介したりと、日本でも中国茶を、むこうの作法で楽しむ機会が増えてきた。
日本の茶道とは違った作法がめずらしく、楽しい。

この巻では、他にもさまざまなアートやアートにかかわるクセ者が登場。

スコットランドヤードの美術骨董課。
ニンベン師。
そして、バイオ。
ミニカーまで。

ロングシリーズなので、何度も出てくるレギュラー脇役も増えてきて、それがまた楽しい。
充実の一冊だ!

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黒白真珠の秘密!

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「オレたちはずっとここの海でつきあってきたんだ、じゃっちゃも兄っちゃも……! 
 オレ一人逃げるわけにはいかない!!」

贋作専門のギャラリー・フェイク。
店主の藤田は、助手のサラとともにアートの裏世界を泳ぐが──。

この作品に出てくるアートは、あいかわらず、さまざまなジャンルにわたっている。

乾山の陶器。
良寛の書。
パチンコの裏ロムまで。

そして、物語の舞台は、ゴーギャンが晩年を過ごしたことで有名なタヒチへ。
プファルツ真珠、すなわち黒白真珠の謎へとむかう藤田。
そこには、宗主国フランスと保護国タヒチの哀しい現実が……。

このシリーズは安心して読める。
決して失望することのない、職人芸の短編連作集だ!

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海皇紀 14

2002/07/02 21:30

刀を鞘におさめるのか?!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「どんな芝居でも役者が一流でないと名作にはならんな」
「脚本も……だろ」

海都近衛艦隊約二十隻を撃破して、ついに敵の旗艦に乗りこむファンたち。
勝利は目前だと思われた。

しかし、そこへ、末弟ソルが割って入る。
「この海戦 ソル・カプラ・セイリオスがあずかる」

仲裁を受け入れるか。
しかし、それでは、おいしいところを持っていかれてしまう。
便利に使われただけではないか?
断れば、ソルは敵にまわるだろう。
ファンのとった決断は──?

「心配するな 第二幕の脚本はオレが書く……
 だからしばらく休ませておけ」

海都鳴動編? もようやく一区切り。
次巻からは、海王継承をめぐっての新展開だ!

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紙の本海皇紀 13

2002/07/02 21:28

さあて見せてやるかよ八番艦の底力!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「一族相手に その海(にわ)で 罠をしかけるにゃまともじゃきかんのさ」
 
ついに海都を脱出したファンと影船。
しかし、追手をふりきった影船は、なぜか、回頭する──。

方向は海都。
敵は、海都近衛艦隊、約二十隻!
ふわふわと雲のようにとらえどころがなかったファンが、ついに本気になった!
ファンへ脱出を示唆した末弟ソルの動向も気になる。

こんどの海戦は、多対一! だ。
帆船の戦いがたっぷりと味わえる一冊!


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