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うろパパさんのレビュー一覧

投稿者:うろパパ

2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本不眠症

2008/05/09 22:22

版画家早川純子さんのとてもシュールな本

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

絵本や挿絵で活躍する早川純子さん。絵本は子供を意識したカワイイ絵のものが多いが、この『不眠症』は彼女のシュールな味が最も発揮されている。さすがはシュール系のパロル社。単行本の表紙ではシュールな版画家の腕前を発揮したものがあるが(例えば『憑かれた旅人』バリー・ユアグロー著 柴田元幸訳 2004年新潮社)、絵本では2008年5月現在これしかない。内容は物語というより作品集という感じ。彼女のホームページを探してちょっと覗いていただいて「これはいい」と思った方は、この本が買い。目玉がグルグルのシュールなウサギが、ぎりぎりで不快にならず可愛さをかもし出しているところが早川純子の魅力だ。最近の彼女はカワイイ絵本の出版が続いているので、シュールな木版のファンとしては、またこの手の絵本を出してくれるといいなあと思い、あらためてこの『不眠症』を取り上げてみた。

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たむら氏の絵本の中で最も幻想的な一冊

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 ガラスの海、跳躍するクジラ。歌うウォーターピープルに、夢の中のビル人間。
 時に見開きで、時にコマを割り、たむら氏の得意の手法により、幻想的な世界が効果的に映像化されている。もちろん絵本だから“映像”ではなく“絵”なのだが、映像作品に浸るような感覚におちいる。時間を題材にした作品だからだろう(アニメーション化されており、そちらもオススメ)。
 とにかくすべてのページの絵がすばらしい。色の美しさがたむら氏の魅力だが、ガラスの海をグリーンで表現したセンスが卓越しており、この絵本全体のイメージカラーにもなっている。
 たむら氏の幻想的な部分が最も強くでた一冊であり、氏の絵を見た時に、引きこまれるようなファンタジーを感じたことのある方には、何とかして手に入れていただきたい一冊である。
 個人的には、氏の作品の中で一番好きな絵本であり、自分が今まで出会った絵本の中でも、最もお気に入りのうちの一冊である。

 以下、具体的な感想(内容に触れるので、いつか読みたいと思っている方は、ここで読むのをやめて下さい)。

 船の上から海を見る少年と、ガラスで出来た海を歩く老人。
 少年が見る海は、波間をトビウオが飛び跳ねる普通の海。
 老人が歩く海は、ゆっくり動き続けるガラスの海だ。人々が海の上を歩いてまわり、クジラの跳躍が一日がかりという不思議な世界。
 少年と老人は別の世界を生きているが、同じ海でつながっている。同じクジラの跳躍を、別々の世界で見たのだ。しかし老人の記憶は少年とシンクロしており、現実的な時間の流れと思われた海の世界が、老人の遠い記憶のようでもある。
 二つの世界に思いをめぐらせていると、深い幻想の世界へと入りこんでいく。

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