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青木 春重さんのレビュー一覧

投稿者:青木 春重

9 件中 1 件~ 9 件を表示

紙の本1ねん1くみ1ばんワル

2002/02/23 14:46

切捨てられない物語

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 くろさわくんは、たしかに「問題児」だ。クラスにこんな子がいたら、先生も子供達も毎日、振り回されて大変だろう。こじまくんが、「こんなやつ てんこうさせてよ」と、怒るのもちょっと無理はないかな、って思う。
 けれど、そういうこじまくんだって、くろさわくんに対して、醒めてはいない。こじまくんって、意地悪でいばりん坊で、相当いやな奴だけど、いつだって、まっすぐにくろさわくんに向かっていく。そのへんは、アッパレだ。そのうえ、シリーズがすすむうちに、英語塾をサボって、くろさわくんとしんくんの<ひみつ基地>作りに首をつっこんできたり、お化け屋敷作りに熱中したり…と、“くろさわ化”する場面も出てきてユカイだ。
 主人公の「ぼく」こと、しんくんも、いつもくろさわくんにやられて、「もう、あんなやつ ぜっこうだ」と、何度も思う。けれど、プールでもぐれるようになったり、豆まきの鬼になって、校庭を思っいきり逃げ回ったり、<ひみつ基地>を作ったり…と、くろさわくんとの係わりのなかで、自分の世界をぐんと広げていく。
 くろさわくんは、たしかに世間一般でいう「問題児」だ。でも、ほんの少し、視点を変えてみれば、いいところが、たくさん見えてくる。わがままで、やりたい放題に見える行動も、ひとつひとつちゃんと見ていけば、彼なりの理由があったことがわかる。
 しらかわ先生は、そのことをわかっている。表面上のドタバタに振り回されながらも、くろさわくんの心の言葉に耳を澄ましている。他のクラスの先生にペコペコあやまりながらも、いつだって、くろさわくんの味方だ。
 どんなハチャメチャな事件を起こしても、くろさわくんは、切捨てられない。その安心感が、子供達の人気の大きな理由なのだろう。

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ないしょ!

2002/02/09 13:15

背中をポンとたたいてくれる本

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 はじめてこの本を読んだ時には正直いってギョッとした。ガムの万引きの話とか、ありんこをふみつぶしちゃう話とか、友達に嫉妬して嫌いって怒ってる話とか…「こんなの子供に読ませちゃっていいの…?」と、本棚に眠ったままになってました。ところが、子供達の年齢が上がると共に、この本の本当の意味が見えてきたんです。
 いい子、やさしい子、はたまたヒーロー的ないたずっらっ子…etc,のお話はたくさんあります。子供達は、それぞれに感動したり、憧れたりするだろう。でも、子供の心の奥底のポッカリあいた暗い穴に光を射し込んでやれるのは、こんな本なんじゃないかな。家庭でも学校でも、「清く、正しく、美しく」と教えられるけど、ついつい悪いこともしちゃえば、思いやりなんて持てない時もある。嫉妬もすれば、イライラしたり、無気力になる時もある。「ほんとに私って、どうなっちゃてるの…?」と、自分で自分をもてあましてしまうこともあるだろう。
 「ないしょ」にしておきたいそんな自分の姿に、この本は、光をあててくれる。「大丈夫だよ。自分を嫌いにならなくていいよ。」と、ポンと背中をたたいてくれる。
 後藤竜二さんの文に負けず、長谷川知子さんの絵も表情たっぷり、ユーモアたっぷりに描かれていて楽しめます。
 子供達に、ぜひ手渡してあげたい本です。

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紙の本トゥインクル

2002/04/26 11:18

「キラキラ」輝く六つの短編

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「夏の鼓動」で長崎夏海さんを知った。でも、正直なところ、作品の世界に入ってはいけなかった。作品がつまらなかった、というのではなく、自分との接点を見つけることができなかったからだ。学生時代、“不良”が大嫌いだったし、「春」のごとくゆるゆると鈍感に過ごしてしまった身には、「夏」はあまりにもあつくて眩しすぎた。
 でも、心の底ではひっかかり続けていたのだと思う。書店で、本書「トィンクル」を見つけた時、私は、迷わず手に取りレジに向かっていた。

 良かった。六つの短編のどれもが、タイトル通り「キラキラ」輝いていた。                  どの作品も、いろんな状況の子どもたちをベタベタとこねくりまわしたりせず、さらりと書いている。光のあたる角度によってガラスのかけらがひかる一瞬があるように、子どもたちの見せる一瞬の「表情」を乾いた、それでいて印象的な文章で描いている。その、どの「表情」も愛しい。私の立っているこの地上の延長には、こんな風なことを思って、こんな表情をみせる少年少女たちがいるんだなあ…と、遠い空を見上げぼんやりと考えてしまう。

「私って、なんてカラッポなんだろう」と泣きたくなった時、この本を手に取る。そうして、ゆっくりと読み進めていくうちに、ちょっとだけ元気になっている。

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少年たち

2002/02/23 08:24

オバさんからひとこと…!

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 30過ぎたオバさんが、この本の書評を書くなんて、かなり気がひけるー。
 けどね、若人たちに言いたい。「この本読んでみろよ」って。ものすごく長いわけでも、むずかしい言葉を使っているわけでもないこの本。でも、きっと、サラッとは読めないだろう。あちこちで、ギクッギクッと立ち止まってしまうだろう。そんなにオレを追いつめるなよ…って、途中で投げ出したくもなるかもしれない。でも、最後まで読んでくれよ。悠と一緒に考えてくれよ。逃げるなよ。
 この本は、多分、読んだ者の心にずっとずっと、ひっかかり続けるだろう。そして、何度も何度も、読み返すだろう。そのたびに、自分の心の中に新しい発見をするだろう。
 ジドウブンガクの世界のエライ賞をとった作品だからって、ススメてるんじゃない。私が私として、この作品を伝えたいんだ。
 そんな本なんだよ。この本は。

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紙の本1ねん1くみ1ばんこわ~い

2002/02/18 17:21

1ねん1くみのなかまたちがおばけになっちゃった…!?

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 私の周辺では、このシリーズいちばんの人気作品。校長先生を説得して学校のおまつりで、こんな本格的なお化け屋敷をやっちゃうなんて、やっぱりあこがれちゃいますよね!
 おなじみの登場人物がいろいろなお化けに扮するのも見どころ。しんくんはひとつめこぞうだし、みずのさんはのっぺらぼう、そして、くろさわくんは…迫力満点の口さけ女! 「あたし、きれい〜?」と、ロープでさかさにぶらさがります。
 はじめは強がっていた4年生のはまだくんたちも悲鳴をあげて逃げてしまいます。おばけ屋敷の大成功に、みずのさんはうれし泣き。くろさわくんはいつまでもおばけ気分で、とうとう、しらかわ先生にくっついて、おんぶおばけになっちゃった。
 長谷川知子さんのお化け屋敷の迷路の地図がまた、子ども達の人気の的。楽しい楽し〜い1冊です。

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くろさわくんは有名人!

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 シリーズ16巻目にあたるこの本の「くろさわZ1ごう」では、くろさわくんの日々の生活を想像することができて、つい頬がゆるんでしまいました。
 工作で使う材料を忘れたことから、外へとびだしてしまったくろさわくん。探しに出たしらかわ先生とぼくとたかやまくん。驚いたことにくろさわくんは有名人だった。土手では、くろさわくんとのらねこともだちだというおじいさんに会った。商店街でも、みんなくろさわくんのことを知っていた。商店街といえば、そう、「1ねん1くみ1ばんこわ〜い」にも登場する例のやおやのおじさん。今回もくろさわくんと派手にやってくれます。
 くろさわくんは、いろんな人に見守られながら、生活してるんだ! そのこと知って、本当にうれしかった。商店街では、値切ったり、おまけしてもらったり、冗談いったり、時にはお説教されたりしてるんだろうな。のらねこともだちのおじいさんとは、どんな話をしてるのかな?
 さて、お話の方はといえば、学校に戻ってきたくろさわくんたちは、やおやのおじさんからもらってきたダンボール箱で、ロボットをつくることに。おとなしくて、めだたないたかやまくんだけど、ロボットの設計図のうまさに、くろさわくんも、「おまえ けっこうやるじゃん」と見直します。堂々<くろさわZ1ごう>は完成し、3人は大暴れします。そうして、ロボットはぼろぼろになったけれど、「おれたち がんばったよな」「おう!」と、大満足。思いを確認しあえるって、本当にうれしいことですよね。
 この本には、もう1編、「へんじは?」というお話もはいっています。こちらも、と〜っても面白いですよ!


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紙の本12歳たちの伝説 2

2002/02/16 16:47

人と人とがつながっていく物語って、やっぱりいいなあ!

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 ああ、みんないろんなこと感じながら、考えながら一生懸命生きてるんだ…! カオルもパンダもテラもカンちゃんも、みんなみんな、たまらなく愛しくなりました。
 人と人とがつながっていく物語ってやっぱりいいなあ! 大好きな場面はたくさんあって、数え切れない。どの場面もパンダはムチャクチャ可愛いいし、「人類誕生」の章のカンちゃんのセリフには鳥肌がたつし、「人物画」の章のテラには泣かされる。カオル母子、テラ父子、テラを説得するゴリちゃん、屋上のシーン、学級会のシーン…etc、ドキドキしながら一気に読みました。
 読み終わったとき、自分のことが好きになれる作品です。人にちゃんとぶつかっていく勇気がわいてくる作品です。

 実は、先に前作の書評(私のは単なる感想だけど)を書いていたのですが、どうもすすまない。私なんかが、うかつに書いちゃイケナイ気がして。読めば私の言っていること、わかるとおもいます。ぜひぜひ、ご一読を。

 機会あって、このシリーズを6年生の子ども達100人ほどに紹介したのですが、後日、その反響のすごさに驚きました。本は子ども達の手から手へと渡っていました。普段はマンガしか読まないけど一気に読んだ、という子もたくさんいました。このシリーズは、確実に子ども達の心に届きます! 子ども達の力になります! パート3が待たれます。

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ぼくのじんせいでさいこうのうんちです…!

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 子どもって、うんちやオシッコが大好きですよね。大人にとっては、ただの排泄物だけど、子どもにとって、特にうんちは自分の<作品>みたい。
 まさしく、<くろさわくん>も大きなうんちが出て大得意!! 「ぼくのじんせいで さいこうのうんちです!」と、流すのを拒んだことから大騒動に! しらかわ先生の苦肉の策で、1ねん1くみのみんなでうんちの行方を追うことにします。
 当時5歳だった下の子は、すっかりこの本にハマってしまい、うんちのたびに
 「くろさわくんみたいなうんち でるかなー」
 「うんち ずっとずっといって うみにいくんだよねー」
 「ぼくのうんちも うみにいくんだねー」
 …etcと、うんち談義がはじまりました。トイレでつきあわされる私。くさいくさーい思い出です。
 長谷川知子さんの下水処理場の図解が見事です。思わず、子どもそっちのけで「ほほー なるほど」と見入ってしまいます。
 今年から本格的に始まる総合的学習。先生方もぜひ参考になさってはいかがですか?

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天使で大地はいっぱいだ

2002/02/12 01:01

あたりまえにそばにいて、そして大切な大切な1冊

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 この作品に出会ったのは今から26年前。小学校6年生の時です。子ども心に、「この本はすごい! 今まで読んだ本とはぜんぜん違う!」と思いました。「天使で大地はいっぱいだ」は、それほど強烈でした。何度も何度もくり返し読みました。
 当時の私は、何か困ったことや悩みごとがあると、「サブだったらどうするかな?」って真っ先に考えていたように思います。そんなだったから、今、思い返すとサブが私のクラスにいたような、あるいは私がサブのクラスにいたような、そんな気持になってしまいます。

 ところで、「天使でー」には、「大地の冬のなかまたち」という続編があります。グッと泣けちゃういい作品です。その「大地のー」のあとがきに、サブからのメッセージで「またあえる日を楽しみにしてるよ」とあります。でも、物語は2巻で終わっています。どうしてもどうしても、続きが読みたかった私は、作者の後藤竜二さんに「続きを書いてください!」と、手紙を書いたのを覚えています。かなわぬ夢でしたが…。あー今でもやっぱり続きが読みたいなあ…!

 「天使で大地はいっぱいだ」は、あたりまえにそばにいて、そして、大切な大切な私の1冊なのです。

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