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先月(2017年5月)

やまねこさんのレビュー一覧

投稿者:やまねこ

4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本地球温暖化論への挑戦

2002/12/05 00:29

温暖化への挑戦じゃないよ、温暖化「論」への挑戦だよ

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 私は省エネマニアである。暑かったことしの夏もエアコンのコンセントを抜き、冬ともなれば暖房用石油ストーブで煮炊きもたいがい済ませている。要するにケチなだけなのだが、温暖化防止にもちょっぴり貢献してるはず…という自己満足もそこにはあった。
 しかし、いまや常識となった感のあるこの「人為的地球温暖化論」の科学的根拠については、うかつにもほとんど考えたことがなかった。こういうぼんやりした態度にガツンと一撃くれたのが本書である。

 夏の猛暑は温室効果とは関係なくて、暖冬が問題なんだって知ってました? その他、温室効果ガスは種々あるのにCO2だけが目のかたきにされるのはナゼ? 過去1世紀に気温が約0.5度上がったというけど、100年前の全球平均気温がどうしてわかるの? 南極で気温が上がると降雪量が増えるから氷はむしろ増大するはずなのに、なんで海面が上昇するの? などなど…。

 社会学者である著者は自然科学の専門家ではないが、ひとりの人間として、親として、地球環境の将来を知りたいと思い、本や論文をいろいろ読んで勉強した。しかし、温暖化論の「科学的に基本的な部分がどうしても納得できなかった」。しかし、マスコミはじめ一般の人々にも、人為的地球温暖化はあたかも自明のことのように定着している。そこで、温暖化論の権威スティーブン・シュナイダー氏の論文を中心とした厖大な資料を分析して、本書が誕生した。

 20年前は、地球は氷河期に向かっていると心配されていた。それが一転、温暖化防止に挙国一致の現在。要するに先進国で寒いと氷河期説が、暑いと温暖化説が流行しているそうだ。そして温暖化説が大流行のいま、CO2を出さない、「地球にやさしい」ライフスタイルが最高にファッショナブル!になってしまうのだ。

 CO2削減のための原発推進、排出権取引、海面上昇に備えた巨大堤防建設計画… 温暖化対策には何かとうさん臭さもつきまとう。「地球環境」ということばを錦の御旗として。
 マスメディアでも「専門家」でも、権威者の言うことをうのみにするとろくなことがないよ。わからないことは素直に、わからないと言おう!

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やればできる、エコロジストのユートピア

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 今年は日本・キューバ友好100周年だというが、つきあいが長いわりにはその実情はあまり知られていない。
 首都の真ん中で、地元でとれた新鮮な有機野菜が家庭や学校給食に供給され、オフィスの庭でも野菜をつくって昼食に。通勤通学は自転車で、遠距離の場合は自転車ごとバスに乗り込む。エネルギーはバイオマスや水力、風力、ソーラーでまかない、学校でも徹底した環境教育。医療においては薬草や鍼麻酔などの伝統技術が大活躍…。こんなエコロジストのユートピアを、本気で、国家規模で、ここ10年ばかりのあっという間にうちたててしまった国が、ほかならぬこのキューバであるという。
 80年代までのキューバは日本と同じく食糧自給率わずか40%そこそこ(カロリーベース)で、エネルギーも輸入石油に依存した火力発電が主流、ソ連の援助で核開発も進められていた。それが、ソ連の崩壊とアメリカによる苛烈な経済封鎖によってキューバ経済は壊滅寸前となった。日本の不況などメじゃない、ほんものの食糧危機、エネルギー危機だ。そこからの起死回生の試みが、「環境と調和した社会への変身」だった。
 輸入の食糧も石油も途絶し、国内農産物の輸送も麻痺するなかで、首都ハバナの住民は空地やゴミ捨て場を耕し、ベランダや屋上、空き缶まで使って、野菜を育てはじめた。農薬も化学肥料も手に入らないのだから、もちろん完全有機栽培である。農地や種苗・資材の提供や技術指導を国が全面的にサポートし、今や農民は大臣よりも高収入だそうだ。そうして自給への努力と公平な分配によって、壮絶な食糧難をなんと、ひとりの餓死者も出さずに乗り越えた。経済封鎖は医薬品にも及んだので、これも有機栽培のハーブで代替しているという。
 無料の教育や医療などの手厚い福祉政策を死守しつつ、キューバ社会がここまで劇的な転換を遂げることができた背景には、公正な社会をめざす高邁な理想主義、さらに小国ながら人類全体に貢献しようという自負がある。そのトーンは決して悲壮なものではなく、ユーモアと陽気なサルサのリズムに彩られている。「キューバはソ連の援助を受けてそれに頼りきりでした。そういう経験をしたおかげで今がある。だからよかったと、むしろ経済危機に感謝しているくらいなんです」と言い放ち、かつてアメリカがハリケーンの被害に見舞われた折には援助を申し出たというキューバ人。Cooooooool!!

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紙の本たっちんのヤダッ!

2002/11/06 02:39

これってまるでウチのこと!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

これ、図書館へ行ったとき、2歳の息子がじぶんでどこかから見つけて「よんで〜」と持ってきたんです。じぶんで選んで、大のお気に入りになった初めての本。

「おふろにはいりなさい!」「ヤダッ!」の応酬が、まるでウチのことみたい! おふろぎらいの子は、たっちんに深〜いシンパシーを感じるのではないでしょうか。どこまでも逃げてゆくたっちんの疾走感もたまりません。うちでは最近、「たっちんごっこ」をしてからおふろに入るんですよ。

しかけ絵本ですが、ごくシンプルながら大胆なしかけで、しかけが主役になってしまわずに絵の魅力をひきだしていて秀逸です。

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「声に出して読みたい」絵本

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「声に出して読みたい日本語」が大ブレイク、今年の流行語にも選ばれましたが、何をいまさら。日々「これ読んで〜」と幼児にせがまれる母親としては、その絵本が「音読して気持ちイイかどうか」は大問題なんですよね。そこをポイントに探して出会った昔話絵本がこれでした。

昔話独特の方言口調でリズミカルに語られるこの絵本は、読み聞かせていてつい、自分が「まんが日本むかしばなし」のナレーターになったような、はたまたいろりばたのおばあさんになったような気分になってしまいます。

私はあまりに感情移入しすぎて、ラストのいじわるじいさんが「にゃお〜ん」と猫の声を出し、とたんにまっ暗になって鼠たちが消えてしまうシーンでは、2歳の息子を泣かせてしまいました…いかんいかん。

ちょっととぼけた線とほのぼのとした色彩の絵も、なんともいえないぬくもりがあります。寒い日には親子でコタツに入ってこんな絵本をひろげれば…ホラ、子育てってシアワセ♪

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