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jezebelさんのレビュー一覧

投稿者:jezebel

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定評のある軍事技術の通史

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 『ヴェネツィア:東西ヨーロッパのかなめ』のマクニールが一九八二年に書いた軍事技術の通史「ザ・パスート・オヴ・パワー」の翻訳が二〇年もたってやっと出た。原著は出版以来ずっと版を重ねている定評のある名著である。出版社の広告で見て楽しみにしていたので、早速読んだ。古代の二輪戦車、元朝水軍、スイス傭兵軍団、ボンバード砲、スペインのテルシオ軍団、教練、散兵戦術、地図、参謀本部、野砲、ニードル・ガン、アームストロング砲、巡洋戦艦、駆逐艦、速射砲、火器管制機器、第一次大戦時の戦時産業動員、核兵器、偵察衛星まで、単に軍事史的に、その出現によって戦争がどういうふうに変わったかが書かれているだけでなく、「技術と軍隊と社会」という副題の通り、それぞれの開発が社会にどのような技術的条件が整って可能になったか、さらに戦争の仕方が変化によって社会がどう変わったかが、すごい博識と圧縮度で書いてある「もうひとつの世界史」である。ボリュームもあり、正直、一度読んだだけでは全部吸収できないくらい情報量の多い本で、この値段は決して高くない。ぜひ一読を奨めたい。

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