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先月(2017年1月)

いずみんさんのレビュー一覧

投稿者:いずみん

1 件中 1 件~ 1 件を表示

全ては「心」から

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

今さらですがエンデの作品はやっぱり「大人が読む本」。
大人だからこそ読むべき本だなァとつくづく思いました(苦笑)
この本もコドモの頃たしかに読んだハズなのに
恐らく当時は実感が伴わなかったのではないかと思うのデス?
時間の感覚や概念を多少なりとも理解していながら
現実にはついついそれを節約してしまう「大人」が
自らの戒めのために読むべき本なのかも。

個人的にはモモと仲良しだったジジの変わりようが切なくて(遠い目)
気持ちが変化したワケではなく、むしろ周囲の環境の変化に
気持ちだけが置いていかれたジジの心根が分かるだけに切ないというか。
私くらいの年代の人間にとってジジというのは在る意味うつし身のような存在で
モモほどコドモではないしベッポほど穏やかな大人でもない。
前半の彼の夢みがちな無責任さも、
後半の夢みることが終わってその後に残るものが見えたからこそ
その状況を変えられない立ち位置も、
イヤという程よく分かるだけに腹立たしくもあったり(笑)
ただやっぱり救いはモモの存在で、モモは特別なコドモではなかったけれど
友達が大好きで、その友達に時間を取り返してあげたくて、
一生懸命ちいさな身体でがんばってくれた。それだけで充分。

結果的に「私たち」の時間も取り戻してくれた彼女に感謝するとともに、
本当はこの本それ自体が「モモ」で、この本を手にした時間こそがこの物語の本質で、
時間を取り戻してくれた「モモ」であるこの本は
だからこそタイトルもそのまんま「モモ」なのかなァなどと
ツラツラ考えてみたり? 現在過去未来、いつ起きたのかも起きなかったのかも分からない物語「モモ」。
読み手が「モモ」と友達になって、それぞれの「モモ」がその友達の時間を取り戻してくれるのは、
読み進めているその瞬間なのかもしれません。

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