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佐伯洋一さんのレビュー一覧

投稿者:佐伯洋一

6 件中 1 件~ 6 件を表示

韓国ってどうなの?そう思った全ての方、必見の書。

39人中、36人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

韓流などという造語に浮かれている日本人には「反日」の凄まじさがいまいち実感出来ていないのではないか?本書は、凄まじい反日と韓国の未来を憂う内容となっている。
韓国の小中華主義に基づく見栄っ張りがどの程度なのか、常人には想像も出来ないだろう。それはそうだ。韓国が、日本よりサッカーなどで先に入場できるように、「KOREA」を「COREA」に変えようなどと本気で検討しているのだから、もはや常人の想像の域を遥かに飛び越えてしまっている。
驚くべきことに、韓国の歴史にそのことを書き記してしまったというのだから、言葉を失う。すなわち「日本の陰謀でCをKにされた・・」これが、韓国の歴史学者の共通認識だというのだ(無論、ウソのなのは彼らが一番知っている)。
教科書にもウソだらけ。「天皇の起源は韓国」「日本海は韓国海だった」ウソもここまで来ると、怒りを越えて憐れに思えてくる。ちなみに、日本海の名称は坤輿萬國全図という由緒正しい地図に一転の曇りもなく書き記されている。韓国人でこれを知る者も多いが、国民全体で知らぬふりをしている。中国人よりも韓国人のほうが卑劣と言っているのは、実にここに根拠がある。中国人はほんとに知らないことも多いから、まだ理解も出来るが韓国はそうではない。
イギリスは、日本海を正式名称として周知徹底している。対するフランスは最近「東海」と書く厚顔無恥な地図会社が増えてきた。ただ、外務省の抗議でフランスの図書館で調べたところ、あまりに日本海が有力なので、遠慮気味にではあるが、併記していることも多い。
イギリスはいつも親日的だ。アメリカもイギリスも韓国の捏造史はおかしい、と大新聞が論評している。イギリスなどは、日本の常任理事国入りがなければ国連改革の意味なしとまで言っている。アメリカの新聞も「日本は近隣諸国の模範たるに恥ずかしくない行動をとってきた。」と論評した。日本は、何度も謝罪したし、莫大な金を払ってきた。中国には6兆、韓国には韓国破産時に800万ドル、韓国統治中に60兆も。
さらに、「武士道の起源は韓国」(ゆえに、剣道も韓国のものだからクムドでオリンピック申請し、世界中に剣道撲滅キャンペーンを今もやっている。詳しくは全日本剣道連盟のHP参照)。「茶も袴も韓国」「法隆寺の金堂壁画の作者は韓国人」「千利休は韓国人」「のり巻きは韓国は起源」・・要するに韓国は日本の文化を全て粉々に砕くことが国策なのである。
詳しくは本書を読めばさらに分かるが、このままでは韓国に未来はないだろう。北朝鮮にものが言えない体質については、非常に説得力があった。それは、北による工作が実ってきた成果なのだという。
著者の呉さんは、台湾の黄文雄さんとともに、大変な親日家であり、祖国を憂うからこそ、真実を書き続けて来られた方だ。最近韓国は、ロシアやジンバブエとともに、「人権抑圧国家」に指定された。また、韓国では中国での反日運動の高まりを受けて、すでに与党ウリ党議員の間で「反日アジア連帯」案が話し合われ「中国側とは接触済み」(韓中議員外交協議会)という(4月16日産経長官)。そして反米反日・・。呉さんの憂いも無理はない。
日本人が書かず、外国人が何もいえない日本人に代わって、書いてくれているのだ。せめて、日本人が読まねば、義理が立たない。ぜひ読んでいただきたいです。

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台湾を見捨て、中国と結ぶ不義の末路

18人中、16人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

著者のひとり、古森義久氏は、マスコミ関係者の中でも飛び抜けた「親日派」である。彼は、その著作や言動を見ても、日本に不利益になるようなことは絶対に言わないか、言わないように細心の注意を払う信頼できる人間である。

本書は全6章構成になっている。中でも目を引いたのが、第3章「反日の中国、親日の台湾」である。日本では、台湾が独立を宣言しても、北京五輪の影響を懸念して武力攻撃をしないのでは・・という意見がある。加藤紘一らチャイナスクールの一派である。しかし、著者は「中国は5輪を捨てる覚悟がある」と斬って捨てた。
知りながらとぼけている朝日や一部の政治家を除いて、中国は何があっても台湾の独立を許さないことくらい100も承知である。アメリカも既に覚悟をしている。
台湾が中国に吸収されて一番困るのは台湾ではない。日本である。台湾が吸収されれば、日本の沖縄はもはや目の前であり、台湾近くの海洋権益は全て中国の軍事力の傘下に入ってしまう。そうなれば、ASEAN諸国と日本との関係も冷え込むことは目に見えている。台湾はASEANへの通り道である。
もっと大事なことは、台湾が滅びれば、日本は東アジア唯一にして最後の親日国を失うことになる点だ。台湾は、中国に反日教育を施されたにもかかわらず、李登輝の武士道奨励・日本の真実の語り伝えにより、かつて一度も日本に反するような行為をしたことがない。
少し反日ムードがでるとすぐに李登輝や陳水扁などが出てきて、一瞬で沈静化する。李登輝は、EUと日本で争う新幹線を、ことごとく日本製を選ぶように尽力してくれた。結果、日本はEUに完勝した。
そして、台湾は1972年一方的に国交断絶した日本にはほとんど抗議せず、10年ほど前韓国が一方的に台湾との国交を断絶した時は、韓国旗を燃やし、国を挙げて韓国を憎悪した。日本と利害は完全に一致している。それを見捨てたとすれば、100年悔やんでも悔やみきれぬ一段失態となるだろう。台湾の親日について、さらに本書は詳しいのでぜひ読んでいただきたい。
2章も注目に値する。中国との経済関係を過信してはならない。日本財界は「靖国参拝はよせ。経済に支障が出る」などといっている。台湾独立派で台湾財界の重鎮・許文龍氏は、最近独立不支持を宣言させられた。なぜか。台湾の経済は既に中国なしではありえなくなってしまった。その状態にした後で、台湾が言うことを聞かないと関税措置や店舗破壊などをするぞ!と脅す。それゆえに、台湾は中国に逆らえない情況が既に生まれてしまったのだ。李登輝や黄文雄さんは常にそれを心配していた。
日本もそうなりかねない。中国との経済関係を信頼してはいけない。経済界は、自らの足を自らで噛み切ろうとしていることに気付くべきだ。また、一般投資家も、中国投資がいかに危険でしかもお得意の債務不履行がいかに横行しているか2章を見ればいやと言うほどわかる。

東アジアで未来永劫中国と対決しなければならない日本は、絶対に米英との関係を悪化させてはならない。今、アメリカは日本を英国並みの同等パートナーにしようとしている。アーミテージレポートを見るまでもなく、ブッシュやライスもそのつもりだ。 アメリカのマスコミも、ほとんどが日本を支持し、中韓を叩く論調だ。つい数日前の米国の世界的新聞は「日本はアジア各国に模範的な態度をとってきた・自信を持つべきだ」と論評し、中韓を批判した。
政治的にも、極東権益には絶対に日本が必要なのだ。チャンスである。詳しくは最終章を見ていただきたい。
それにしても、本当に自衛隊を派遣しておいたことは大正解だった。あれがなければ、もはや日本は外交的に四面楚歌だったことだろう。

本書は、対談形式で対中関係を深く理解できる大変有意義な本だと思う。さすが、古森さん。お勧めです。

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反日反米・媚中媚韓・・暗黒の遺伝子を著者が斬る

12人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

報道は、少なくとも真実を伝えなければならない。いかに思想に偏りがあろうとも、それだけで批判の対象にするのはお門違いと言える。日本は、韓国などとは異なり、高度に表現の自由が保障されている自由民主主義の国なのだ。
しかし、朝日新聞は、思想的に反米・媚中の遺伝子を持ち合わせているだけでなく、これまで数々の捏造インチキ報道を繰り返してきた。たとえば、阿倍晋三・中川昭一議員に対する完全捏造報道である。さらには、中韓の反日分子と野合して、女子挺身隊に関する従軍慰安婦のでっち上げ、南京虐殺などという有りもしない可能性の高い虚偽事件に30万人殺したから反省すべきと言う捏造…。数えたら切がない。
これが、報道か? 我々は、一般市民であるから、朝日が捏造報道しようが国家はともかく市民は痛くもない…と言う方がいるかもしれない。しかし、自分に問題が降りかかってから気付くのではあまりに想像力がなさ過ぎる。
たとえば、これまで一般市民であった拉致被害者家族の蓮池透さんは「朝日は、北朝鮮の走狗(使い走りだ)と思うようになった」と『「反日」日本人の正体 』という本の対談で回答している。これはつまり、問題が自分に直面すれば、いつでも朝日は敵に回るという証拠だろう。

さらに著者は指摘する。「朝日には反日嫌米遺伝子がある」と。朝日は、日米分断が夢である。そうして、日本の教科書について、中国韓国に通報したのも朝日である。産経新聞は社説で「なぜ、検定前で市民も知らない教科書の内容が韓国にもれているのか」と指摘していたが、これが朝日の仕業であることは、前回の検定の時と同じである。
さらに朝日は論説主幹が紙面で「竹島を韓国に譲れないものかと夢想する。しかし、売国奴と言われてしまう」(2005/03/27)などとほざいている。竹島を譲渡するためだけに、日本側に不利な偽造証拠を捏造し、宣伝することまでぬかりはない。そこまで日本が嫌いなのか? そう疑わざるを得ない。
さらに、著者の言う反米遺伝子は深刻だ。いま、中国暴動問題で世界は2つに割れた。英米は完全に日本支持。英紙は「日本が常任理事国にならねば改革の意味はない。中国の態度は功績ある日本と日本人を愚弄するものだ」と斬って捨てた。

独仏は中国支持。ただ、独仏はいまいちはっきりとしない面もあるが、中国への武器輸出解禁はこの2国が糸をひいており、日本との距離は隔たってきている。
日本は、英米と結ぶしかない。理想は、英米との3国軍事同盟であり、いついかなる時でも相談し、協力して行動するパートナーシップを結ぶことだ。これは、岡崎久彦氏が常に言っている。英米は今でも最高の友人関係であり、アーミテージの勧めるとおり、英米の中に日本も入るしかない。米の懐に飛び込めば、年次改革要望書の問題も解決する。英米関係を見れば分かるはずだ。
そうなれば、中韓にとっては大変な脅威となる。故に、朝日もそれは許さない。反米というのは、媚中媚韓の反射効と言えるだろう。日本の反米を煽り、祖国撲滅を宿願とすることこそ、朝日の呪いである。
こんなものではない。朝日の醜態は、本書にさらに詳しい。あるべきことを正直に書いているだけで、朝日の真実が浮かび上がるのだから、朝日も文句は言えまい。私は、毎日何社もの新聞を読み比べており、本書の内容にウソはないと断言できる。対朝日ドクトリンとも言うべき名著だと思う。
なお、「なぜ同じ日本人である朝日がここまで反日なの? 彼らも彼らなりに日本のことを…」というもっともな疑問もあるかもしれない。その点については、在日朝鮮人と朝鮮総連および朝日の不気味な連動から推測することができよう(詳しくは、『「反日」の構造』参照)。
これでも朝日を購読するかは、もちろん読者の自由である。

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筑紫哲也の18番反米反日偏向報道の真実

10人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

筑紫哲也という男を、一般人はどう見ているのだろうか。おそらく、「ニュースを読んでいる人のよさそうなお爺さん」と言うぐらいのものだろう。しかし、この男の正体を見誤るなかれ。本書のタイトルにもあるとおり、ニュース23は、偏向・捏造報道の温床である。
かつて、朱鎔基前首相を招いた「News 23」で、朱鎔基が日本は中国に謝罪をした事がないと嘘をついた。過去何度も何度も誤って、6兆円の金を貢いだことは世界の誰もが知っているのだから、嘘と言っても誤りではあるまい。
にもかかわらず、彼はひと言も反論をせず、「そのとおりだ」として彼の姿勢を容認する。
また、彼の思想は非常に偏向した「嫌米思想」で貫かれている。中国のやることにはいつも「日本が悪い。日本だけは冷静に」などといいながら、アメリカのやることにはことごとく反対する。また、従軍慰安婦問題でも、彼が番組を裏から操作してインチキ情報を垂れ流していたことは、もはや常識になっている(詳しくは(「反日」の構造』参照)。
阿倍氏の捏造報道の時も、彼は、阿倍氏が脅迫をしたという認識を視聴者に印象付けるため、番組に様々な工夫を凝らしていた。その周到さはもはや芸術である。番組中の対談では、正論を言う者を退け、阿倍氏を叩く恰好の連中ばかりをゲストとして呼んでいた。彼らの公平を装ったインチキ話に彼は、「そのとおり」といいながら頷くだけで、ひと言も反論しない。
それを見かねた阿倍晋三は翌週に番組に出て、筑紫にその件について問いただしていたが、ぶつぶつ言いながら逃げるだけだった。おそらく彼の中では、まず反米があって、その反射として親中が生まれているのだろう。
大体彼は、「政治家は潔白であるべき」などと多事騒論と称する小芝居の中で喧伝していた。そして、政治家の保険料未払いの時には、とくに中川大臣を攻撃し、「そういう人に果たして政治家の資格があるのでしょうか」などと偉そうに言っていた。
ところが、自分にも未払いがたっぷりあることが雑誌で暴露され、彼はほんの少しの期間番組を降板した。しかし、すぐに帰ってきた。無論、国民を騙すポーズに過ぎないことは言うまでもない。それ以降はどうだろう。彼の勇ましい保険料未払いの政治責任追及はまったくといっていいほどなくなってしまったではないか。
本書を読んだ時、おそらく読者は初めて彼の捏造報道を実感することになるだろう。こういう獅子身中の虫を抱え込んでは、いかに日本が大国でもそう長くはないだろうと、まったく無念の思いがしてならない。

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紙の本小説太平洋戦争 1

2005/04/18 19:31

大日本帝国の真の姿

11人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

著者山岡壮八さんは、何度も高熱にうなされ、耳鳴りに悩まされ、涙を拭いながら、この「小説太平洋戦争」を執筆なされた。くじけそうになっても、物言わぬ将兵の霊魂が執筆を支えていたのだと言う・・。
私も、日本将兵のあまりの清廉潔白なる忠烈さに、本を落とし、涙に暮れる日々を送ったものだ。いま、こうして思い出すだけでも、ある種後ろめたさがある。今自分がこうして読書に耽り、暖衣飽食の日々を送れることを感謝せずにはいられない。
とにかく、本書の内容は、嘘で有ってくれと思うほど壮絶であり、晴天のように晴れ渡った美しき日本精神で満ち溢れている。そして本書は、従軍記者であり、出陣直前の実際の将兵と生活を共にしつつ取材した山岡さんが著者であるが故に、忠実すぎるほど史実に沿っている。
この1巻では、いかに日本の首脳部が大東亜戦争を避けようとしていたか、実際の記録をふんだんに用いて描いている。東条英機を戦争の権化のように仕立て上げる悪辣な近隣諸国が多いが、実に東条こそ、戦争回避の道を必死で模索した第一人者だったのである。日本でも、このことは教科書では触れない。朝日新聞・中韓の圧力でそうなっているのである。
日本は、何度となく戦争回避の道を探り続けた。アメリカと何度も交渉した。しかし、アメリカは始めからいかなることがあっても、ここで日本を叩くつもりだった事が、明らかになってきている。アメリカではこのこともしっかり授業で教えている学校も多い。そこが彼らの偉いところだ。
米大統領ルーズベルトはじめ、白人は有色人種が植民地を持つことを快く思っていなかった。有色人種で白人に明確に勝ったのは、後にも先にも日本だけである。実際、日本は近代化して以降、日清日露、第一次大戦と勝ち続けた。そこが、白人の許せぬところだったようだ。1巻で山岡さんはそのように分析している。
軍神・山本五十六は日独伊三国同盟にさえ反対していた。山本長官は、戦艦長門を率いて、海戦で連戦連勝のまさに軍神のようなイメージがあるが、彼も戦争には反対だった。天皇陛下も反対であられた。つまり、政府関係者に戦争希望者などほとんどいなかったのである。
絶対に戦争を避けるため、粘り強くアメリカと交渉した日本だった。しかし、ハルノートに書かれた要求は、日本に死ねといっているのと同じだった。アメリカの真意を知った首脳らは呆然とし、彼らが待ちに待った先制攻撃をやってしまったのだ。ハルノートを実際本書で読んでほしい。飢えで苦しむ人に対し、さらに最後のパンまで取り上げようとする卑劣な意志が見えるはずだ。
1巻は、日本の戦争回避の様を克明に描くことに費やされる。中国や韓国では、日本を「鬼子」といい、戦争好きと教え込まれるが、それがいかに悪質な嘘か分かるはずだ。もし、近代史に有色人種としての日本の躍進がなければ、有色人種は劣等感にさいなまれ、白人は、歴史=白人と奢っていたことだろう。
1867年以降、奇跡続きだった日本。その清算としての太平洋戦争の犠牲はあまりに大きかった。マレー・フィリピン・ジャワの連戦連勝、サイパン玉砕、ガダルガナルの死闘(ここで著者は霊にうなされた)、硫黄島全滅、片道の燃料のみで特攻した現在でも世界最大の戦艦大和の最後、そして昭和天皇のご聖断・・・大日本帝国の物語は始まったばかりである・・。

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暗い中にもセンスが光る

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 有名なハリーポッターシリーズの第5巻。可愛らしい少年だったハリーが徐々に大人へと成長する過程を描いている。女の子のことについて悩んだり、周りのすべての大人たちが常に正しいわけではないということを学んでいったりと、かつての少年の明るさは少々なりを潜めた感がある。
 
 しかし、物語としてはやや暗い中にもやはり光るものがある。いつ襲ってくるかもしれないヴォルデモートの恐怖の影を、物語中随所に散りばめて読者に対するいい意味での緊張感を与え続ける。そして、多少大人向けのストーリーになってきた感もある。そこにはヒーローだったハリーはいない。「ハリーポッター」は成熟した物語への道を選んだといえるのかもしれない。
 
 後半に進むにつれ、内容は重くなっていき、おそらくは多くのファンを持つであろう人物が姿を消すことになる。しかし、「殺すな」と読者である私たちは思ったりするわけであるが、何が起こるかわからないからこそ物語は面白いのであって、反発するということはそれだけ物語に没頭している証拠なんだと思う。
 
 私は既に英語版を読んだのだが、和訳におかしなところは特に感じなかった。その点は安心して読むことが出来る。
 
 それにしても、何故「ハリーポッター」は日本でこれほどまで流行ったのだろう。思えば、「銀河英雄伝説」等歴史物語として世界に誇れる物語は日本にこそあるが、魔法世界を細部にわたるまで描ききった著作といったら、一体この「ハリーポッター」と真っ向対峙できる著作が果たしてどれほどあるか。殊に日本においては少ないといえるだろう。そういった新鮮で斬新なところが日本人の心を掴んだのかもしれない。

 いままでお堅い文学一辺倒だった方も決して読んで損はないと思います。また子供にとっても創造力を掻き立てる内容であり、良い影響があるだろうと思います。

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