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投稿者:アートデイズ
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紙の本松原泰道師法華経を説く
2005/07/21 17:53
「永遠のいのち」とは何かを教えてくれる壮大なドラマ-「法華経」
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本講座は、鳩摩羅什によって漢訳された「妙法連華経」の原文のうち、重要とされる巻七、巻八の原文、その書き下し文、さらに漢訳される前の梵語(サンスクリット)の原文「正しい教えの白蓮」を口語訳したものなどを読踊しながら、それぞれの意味を講師の松原泰道師が平易な言葉でわかりやすく解説されています。「法華経」入門に最適なCD講座です。
【松原泰道師からのメッセージ】
「法華経」(「妙法連華経」)は、「般若心経」と並んで昔から多くの日本人に信じられ親しまれた経典です。「法華経」は「般若心経」と違い、八巻二十八品(章)から成る大部の経典で、大乗仏教の思想の真髄を余すところなく説かれています。
「般若心経」は理論的で哲学性に富んでいますが、「法華経」は現実的で象徴的に説かれているのが特徴です。数多くの比喩や例話で、釈尊の思想が織りなされています。したがってこの経の学び方も、バイブルや論語のようにどのページにも教えが説かれていると思いこんで読むと、その思いは満たされずに失望するだけでなく、「法華経」を誤読して何も得られないでしょう。
仏教信者で、作家で歌人でもあった岡本かの子さんが、「法華経は象徴文学のドラマでも読むように味読なさい」と助言しますが、そのお心づもりでこのCDもお聞き願います。
私がかつて朝日カルチャーセンターの東京新宿教室で講義した「法華経」のカセットテープが、今回、アートデイズのおかげでCDに再録されて、みなさまのお耳に達するのは本当に有難いことです。
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