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斎藤環さんのレビュー一覧

投稿者:斎藤環

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著者コメント

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家族を語ることはひとを裸にします。どれほど客観的なふりをして、あるいは学術的な装いのもとで家族を語ろうとも、そこににじみ出す家族観には、そのひとそのものがどうしたって出てしまう。なんたって家族は、あらゆる人間関係のプロトタイプをはらんでおりますからね、いたしかたありません。でも、だからこそ家族は語りにくいし、家族論は恥ずかしい。その恥知らずぶりが評判を呼んだせいでしょうか、今まででいちばん反響があった連載でもありました。くわえて家族を語ることは、意外なところで自分自身と出会うことでもある。私はこの本を書いてみて、なんと自分が徹底した家族主義者であることを発見してしまいました。まさに想定外です。これほど自分を晒した本ははじめてですが、さらしがいがあったというものです。「共同体」も「中景」も無効化しつつある今、グローバリズムに対抗する処方箋は家族主義しかない。いや、そういうことを主張したい本ではありませんけれど。

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