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先月(2017年8月)

佐藤 直曉さんのレビュー一覧

投稿者:佐藤 直曉

2 件中 1 件~ 2 件を表示

著者コメント

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

危機的状況にあるとき、リーダーは、(1)メンバーの動揺を抑える当座の手段をとり、(2)事態を好転させるための長期的対策をつくり、(3)この対策が絶対うまくいくと、メンバーに心服させる必要があります。
本書は、特に(3)の部分——心理効果を考慮に入れながら、経営戦略を策定・実施する方法論を提唱しています。そのために、用いているのが、「プロセス暗示」という暗示手法です。
プロセス暗示とは、ゴールまでの道程を予告し、そのプロセスを通過していくたびに、メンバーの自信がどんどん深まっていくように設計された暗示です。
実は、日常生活で、多くの人が、プロセス暗示を知らないうちに使っております。特に、スポーツの監督はよく使っています。長嶋監督はこのあたりの心理効果を十分考慮して作戦をたてていますが、そのあたりの事例も本書ではいろいろ紹介しております。

本書は、プロセス暗示を経営戦略に組み込んだ「暗示型戦略」の立案方法について、説明しております。暗示型戦略には、いくつかの原則がありますので、小泉首相の構造改革を例にとりながら、本書のアプローチの一端をご紹介しましょう。
第一は、「最も動きやすいところから着手する」ということです。小泉首相の構造改革は、抵抗勢力に対抗して国民に訴えかけを行うところから始まりました。この点においては、納得できます。一般国民の方が改革の受容度が高いからです。
第二の原則は、「ゴールまでのプロセスが見えるようにする」ということです。この点については、小泉首相のやり方には賛成できません。どのように改革を進めていくのか、そのプロセスとゴールが庶民にとってわかりにくいのではないでしょうか。
第三の原則は、「課題の選択を誤るな」です。小泉首相の構造改革においては、当初、健康保険料の自己負担比率アップなど、庶民に痛みを求める政策ばかりが目につきました。改革の実績があがらないうちは、痛みを伴う政策は控えるべきだというのが、私の戦略論の中核にあります。これは、モラールの観点からそう思うわけです。
第四の原則は、「初期段階で完璧な成功を得る」ということです。とにかく、物事は、はじめに大きな弾みをつける必要があります。だからと言って、大きな仕事や成功は必要ありません。小さな成功で構いませんので、百パーセントの成功をおさめるこが肝要です。小泉首相のやり方は、いろいろな問題に手をつけてはいるものの、どれも中途半端で、成功したという実感がわきませんでした。これが構造改革の最も大きな問題だと、私は考えております。
第五の原則は、「リーダー自身がゴールとプロセスのステップを設計する」ということです。丸投げは、リーダーの責任を果たしたていることにはなりません。リーダーの信頼性にかかわる問題です。
本書では、ビジネスの事例として、日本ビクターのVHS普及戦略を詳細に取り上げております。これは、ソニーを軸とするベータ陣営との業界標準を争う競争です。ここでも戦略的な暗示の活用が見られます。

目次
第一部 プロセス暗示
第一章 プロセス暗示とは何か
第二章 人はなぜプロセスを信じるのか
第三章プロセス暗示の基本概念
第二部 暗示型戦略のプロセス構築論
第四章 暗示型戦略の概要(日本ビクターのVHS事業普及戦略)
第五章 第一原則——最も動きやすいところから着手せよ
第六章 第二原則——プロセスが「見える」ようにせよ
第七章 第三原則——課題の選択を誤るな
第八章 第四原則——第一ステップで完璧な成功を得よ
第九章 第五原則——リーダー自身がゴールとステップを設計せよ

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著者コメント

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 本書は、相手(部下)にかける暗示技術の解説です。最終的には、リーダーの指導力強化が目的ですので、自己暗示はメイン・テーマではありません。
 本書を読めば、悩んでいる部下の心をリードして、部下の意欲を高め、生き生きと仕事に向かわせることができます。また、部下に対して効果的な指導ができ、円滑な人間関係をもたらすことができます。
 本書の暗示技術は、人を意のままにあやつることを目的としてはいません。本書は、部下やメンバーのやる気を引き出し、能力を十分に発揮させる——そういう真のリーダー、志あるリーダーに読んでいただきたいと思っております。

 本書の暗示技術の基本は、相手の空想をコントロールする技術です。空想とは、ある物事に対して自然に浮かぶイメージのことです。
 たとえば、「コレは面白いな」、「いやだな」とか「やりたくないな」といった、漠然としたイメージのことです。この潜在意識的なイメージが、実は人間行動の大本になっているわけです。
そこで、相手の空想を変えることができれば、相手の行動が変わってしまうことになります。そして、それこそが、リーダーの腕の見せ所なのです。
言い換えますと、本書の暗示技術というのは、「言葉や映像などによって、相手の空想に変化を与える」技術です。
本書は暗示技術を、具体例を示しながら説明しています。ただし、本書はハウツウものではありません。私は暗示を用いるためには、背景にある人間心理や行動要因といった人間の理解が重要であると考えておりますので、それについてかなり詳しく説明しております。

 本書は、一応ビジネスのリーダーを念頭においておりますが、教師や地域団体、NPOなどの非営利団体の指導者にも有効です。また、将来リーダーになる方にも役に立つと思います。
なお、本書の詳細な内容は、「佐藤直曉リーダー研究所」のホームページをご覧下さい。

 目次
第一章 暗示学の基礎知識
(暗示の基本を解説しています)
第二章 暗示と観念
(空想やイメージとはどのようなものか解説しています)
第三章 観念と人間行動
(観念が人間行動にいかに影響しているか解説しています)
第四章 相手の観念を理解する
(暗示をかける前提としての、相手の観念をいかに理解するかについての解説です)
第五章 暗示の分類
(暗示のタイプの分類方法)
第六章 基本型別の暗示事例
(13の基本型ごとに暗示事例を示しています)
第七章 暗示をより有効に働かせるために
(暗示が働くための環境づくり。心理的バリア、タイミング、説得の作法などの説明)

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