内田睦夫さんのレビュー一覧
投稿者:内田睦夫
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2005/09/16 17:17
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日本初の民間人校長として早5年目の年を迎えている。
企業人から突然教育界に飛び込み「校長とは動かざる事楽なごとし」「学校とは、まるで言葉文化だ!」
「学校経営はノコギリの歯型運営だ!」「教諭は、喰わず嫌いだ!」等々印象を強く持った。
校長が目指す学校像の指針も明文書化されず、その具現化への経営計画も展開が為されていない。
これでは、第一線の教諭達も目標すら出来ず、自ずとクラス経営に固執し、学校全体が全く見えない!
この事から「閉鎖的だ!」「社会性に乏しく非常識だ!」と云われる所以と捉えた。
要するに開示して見せる物も無かった! それが「学校は特別だ!」にすり替えられていた。
先ずリーダーである校長のビジョンを打ち出し、教諭とのコミュニケーションを最優先に考え、異見を交わし、腹を割り、膝を交えての意識改革を進め、「生徒が主役!」を基本に学習環境改善を展開してきた。
企業でも前述同様な事が多々観られる事がある。
与えられた部下の人材を如何に伸ばし、やり甲斐! 生き甲斐! を持たせるかがリーダーとしての責務と心得、常に前向きな考えを全面に出して来た4年間であった。
批判するのは簡単であるが冒頭述べた事項の是正と定着化させる事こそ民間人出身校長が付与された最大の仕事であると認識している。「批判」は後退こそすれど前進ナシ! だからである。
時間の経過が解決するもの、強引に展開して改善させたもの、教職員の自発的展開で生徒達に還元出来た事等、教育界のみならず企業での管理職の皆さんにも御参考になればと祈念している。
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