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琴音さんのレビュー一覧

投稿者:琴音

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著者コメント&編集者コメント

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発売前から出版界にセンセーションを巻き起こした、幻の文学賞辞退作が遂に待望の刊行!
自殺した元恋人の部屋で、「私」は地図の描かれたメモを見つける。地図を頼りに辿り着いたのは、スラム街にある一軒のアパート。住人たちが職業としているのは、個室で客の「告白を聞く」という商売だった。聞き屋となった私は、住人のひとり「イップ」との恋に落ちる。しかし甘い生活は長く続かない。街には葬列、追いかけてくる過去、恋人の秘密。数々の謎はある夜に起きた爆弾テロに収束し、物語はクライマックスを迎える。「私」が辿り着いた究極の愛の姿とは。

■著者紹介
1976年 北海道函館市生まれ。東京大学法学部第?類卒。ライター兼翻訳業を経て、処女長編『愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ』で、第17回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞辞退。現在、北海道後志管内倶知安町在住。

■著者からのコメント
組み立てては壊れる。何年も自分の中で引っかかっていた物語が、偶然、宝塚の轟悠さんのポートレートを見た時、完成しました。信仰を背景にしたフーガ形式をプロットに用いたのは、もう会えない生涯の親友への贖罪だったのかもしれません。誰も書いたことのないほど、深い愛を。そして、終わりのない物語を。私の喪失感が祈りのポリフォニー小説を作りました。世界中の人々が力を貸してくれた小説です。ありがとう。感謝しています。

■担当編集者からのコメント
この個性的な小説の繊細さとスケール感を表現してくれる装幀家として、中島英樹氏に全てを委ねた。出来上がってきた仕様は日本初の物で、以後、三週間、私は不眠不休で実験を重ねることとなった。両面印刷の透過紙で表紙をくるみ、カバーも作る。四つの図像が一つの図版を結ぶという仕掛けだ。フーガがポリフォニーであることの視覚化。特殊紙のため、表紙は手作業で作られている。写真には映らない美を、お手にとって御覧ください。

■冒頭抜粋
恋しさを癒すために言葉は発明されたのだ。
ミシンと海亀は、そう言って、私に物語を書くことを勧めた。
物語の中で、私はもう一度、恋を味わうだろう。いや、何度も、何十度も。
私の指はキーを打つことをやめはしない。やめた瞬間、砂の城は脆く崩れ去る。私は、永遠に言葉というレンガで祈りの塔を築き続けなければならない。
これは、私の恋の物語である。愛を初めて知った、子供の物語である。同時に、死と暴力が支配するこの不思議な街で起こった、夕暮れから夜明けまでの、愛をめぐる奇妙な告白の物語である。
私は告白を聞くことを生業としているのに、自分の告白をすることに慣れてはいない。
だから、私は、私の客たちと同じように始めようと思う。
では、最初からお話しします、と。

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