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石井光太さんのレビュー一覧

投稿者:石井光太

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紙の本物乞う仏陀

2005/10/17 10:35

著者コメント

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 発展途上国を訪れると、障害者の物乞いが多いことに気づく。
 松葉杖をつきながら手を差し伸べる老人、アスファルトに座り込んで楽器を奏でる男、車椅子にすわりながら宝くじを売る女性……
 富める人々は彼らに眼を向けようとしない。
 ある者たちは「彼らは一般庶民より稼いでいる」とうわさし合い、ある者たちは「彼らは自分の子を売って生きながらえている」とささやく。
 物乞いをとりまく話は無数にある。
 だが、何が本当で、何がウソなのか誰も知らない。
 私は真実を知りたかった。
 皮膚病をあらわにして路上で眠る老人、手足のない物乞い、泥だらけの少年、彼らの人生の背後にどのような現実があるのかを、この眼で見てみたかったのだ。
 ともに生活をし、肌を触れ合わせ、同じ飯を食らえば、それがわかるはずだった。
 物乞う人々を巡る旅は、2002夏にカンボジアから始まり、ラオス、タイ、ベトナム、ミャンマー、スリランカ、ネパール、インドといった国々を訪れた。
 ともに笑い、泣き、驚いた。マフィアによって手足を切断された子供に出会い、世界の現実に打ちのめされたこともあった。
 それでも私は書いた。難しい理屈や統計を排除し、すべてをあるがままに描写した。
 その記録が、『物乞う仏陀』という小さな一冊の本である。

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