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先月(2017年8月)

アルテイシアさんのレビュー一覧

投稿者:アルテイシア

1 件中 1 件~ 1 件を表示

著者コメント

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

前作『59番目のプロポーズ』では出会いからお付き合い、セックスに至るまでを書きました。
”58人の男に言い寄られたキャリア女子が、彼女いない歴=年齢のオタク格闘家と出会い……”
というふれこみで、また電車男ブームも追い風になり(これによる余波は、巻末の「59番&アルテイシア対談」に載ってます)、多くの媒体にも紹介されました。
それにしても、「人の縁は大事にしたほうがいい」とブライト艦長もおっしゃってますが、本当に縁とは不思議なものです……。ガンダムの着メロがきっかけで出会った2人、そんな縁がめぐりめぐって(めぐりあい宇宙)、ついには結婚することに。
さんざん男いきまくってた私は無間地獄にはまり「わたしは愛の難破船……」と呟いておりました。ダンジョンオブラブ(直訳:愛の迷宮)に迷い込んでいた。そこから救い出してくれたのが59番です。
しかしドラスティックな変化というものは、たとえそれが幸せな変化であっても痛みを伴うもので、家族・トラウマ・鬱・セックス依存etc……今までたまってたものが一気に噴出し、自分自身も戸惑いました。2作目を書きながら、それらを消化していった感じです。
10年前、自分がなぜ「やらせはせんぞ!」という硬派な女子大生から一転マンコ姫に転落したのか、その記憶を紐解くことで忘れてきた大切な「鍵」を手に入れることができた。
そして59番も、読者の方から「59番さんは男の理想! 僕もそんなふうに強くなりたいです」といったメールを多くいただく現在ですが、10年前は一時的にヒキコモリで誰とも会話ができなかった。
そんなアバズレとヒキコモリが10年の年月をへてどう変っていったか……それをお涙頂戴の苦労話や美談としてではなく、「技術と訓練」という現実的なスタンスで書けたと思います。読者の方にとって実用的であればと願ってやみません。
私は母に結婚の報告もしておらず家族関係はいっこうに修復できていませんが、それでも今幸せです。昔の自分であれば「普通の家族であれば……」と卑屈になってたと思う。でもそこをようやく超えることができた。無理にではなく自然に。
その経緯が、最終回「結婚の現実」までに書かれています。

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