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ふーにゃさんのレビュー一覧

投稿者:ふーにゃ

NATURAL 11

2002/06/01 21:13

生きていく上で大切なコト

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

人は盾と剣(矛)を持っている。何かを守るための盾(防御)、その何かに危険をもたらす存在を倒す剣(攻撃)、相反するものを持つ矛盾だらけの存在なのである。
だが、その人間の中にこう思う人もいるかもしれない。「守るために他者を傷つけても良いのだろうか」と。それがこの物語の主人公、ミカエルなのだ。
ペルー人のミカエルは山王丸家の養子となり来日、大切に育てられる。だが、ペルーで犯した罪がいつまでも彼の心を捕らえて離さない。大切なものに危険が及びそうな時、彼の中の「スイッチ」がキレて攻撃的になってしまう。それ故、ペルーで事件を起こしてしまったのだが、そんな攻撃的な自分が人を傷つけはしないか、また、そんな自分を見た大切な人たちが自分を拒否しないかと恐れ続ける。そして、自分の意思でコントロールできない「スイッチ」の存在を恐れるために彼の行動は制約される。
社会で問題となった「キレる」若者・ミカエルがどうその「キレる」ことを克服していくか、これがこの物語の重要なテーマとなっている。
そんな彼にそれまでとは違う交流が持てる友人たちができる。彼らは全く違う境遇で育った友人のことを理解するためにお互いのことを話した。彼は自分のことを「話す」ことで自分の内面を見つめるようになる。そして、自分の中で不満を溜め込み、それから逃れるために「キレ」てしまっていたことに気付いた彼は、そんな弱い自分のことも友人に話す。友人は彼のことを理解してくれた。
自分を分かろうとしてくれる存在、罪を犯してしまった自分を受け止めてくれる存在を得たこと、それがミカエルの救いとなる、そして、「話す」ことで、自分に危険を及ぼそうとする存在と向き合い、お互いの考えを伝え、理解することで問題を解決できるようになる。つまり、彼は「キレ」て相手を傷つけてしまわずに済むようになったのだ。
世界では今現在も戦いが絶えない。異なる環境で育ち、異なる感情を育んできた人たち、彼らは自分の大切な物を守るため、自分とは違う考えを持つ他国の人間に剣を向ける。
ミカエルの抱える問題は、世界の問題と同じだ。ミカエルが問題を解決した方法、それは作者にとって最も良いと思える解決方法なのだろう。
「話す」ことでお互いのことを知り、その存在を認め、赦し、受け止める。人間として好きになっていく、という人間間の問題の解決方法。
これはきれい事かもしれない。簡単そうで実に難しい、理想論でしかないかもしれない。だが、「心がけしだいで手相はどんどん変わる」と作中にあるように、手相が示している未来も心がけ次第で変えていくことができるのではないか。そんな小さな希望を胸に、今は進んでいくしかないのかもしれない。

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フルーツバスケット 9

2002/06/21 09:32

よりシリアスに、だけどお笑いも忘れない必読の一冊

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今巻も新たな人物が登場するなど見所満載です。
まず、由希が新会長となることが決まっている生徒会のメンバーの登場。
そして、うおちゃんが「ちょっといいかなぁとか思う男」も登場。謎多き彼は一体何者なのでしょう?
また、夾の未来に影響を与えそうな人物やリンの再登場に、物語もいよいよ新しい展開を迎えそうです。それに加え、由希と夾の透への気持ちにも変化が。ますます目が離せません。
これ以外にも、はなちゃんの暗い過去や透と出会った頃の話、春がまたまた笑わせてくれたショートストーリー「恐怖の雨宿り」も収録。本当にお得な、そして、必読の一冊です。

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紙の本最後の息子

2002/06/19 20:31

プールの中と外の青春

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表題作「最後の息子」もサイコーだが、「water」もとてもとても良い。
主人公凌雲は水泳部の部長。だが、えらぶったところがなく、後輩に愛されおちょくられる彼は、高校最後の大会を目前とし、がむしゃらに泳ぐ日々を送っている。
そんな彼や彼と組んでメドレーリレーに参加する仲間たちにはそれぞれ悩みがある。凌雲には水泳でも目標とする兄がいたが、バイクで急死した。それから母が精神的に不安定になり、凌雲も辛い立場に立たされることとなる。
だが、彼や仲間たちはそんな中でも泳ぎ続ける。何かを得て、現在の辛い現在を乗り越え、未来に進むために。もう素晴らしい宝=チームワークは得ているのだが、それだけでは満足せず、勝利を手に入れるために。
その若さに感動を覚えずにはいられない。そこまで夢中になれることは大人になればなるほどなくなっていく。だが、彼らの熱さを感じるうちに、自分の中の何かも熱くなっていく。自分も何かを見つけようと熱くなれる一冊だ。

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紙の本東京タワー

2002/06/18 21:35

二つの恋の行方

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透と耕二、全く性格の違う親友がいる。高校の同級生だった彼らの共通点は夫のいる年上の恋人がいることである。
ただ、二人の性格が正反対なのと同様、相手への想い方も正反対だ。相手の内面を愛する透、相手とのセックスに溺れる耕二、この正反対の二人が恋人とどういう結末を迎えるのかがこの物語の重要なポイントだ。
また、登場人物の考え方も現在の日本人の考え方をよく表していて興味深い。どのタイプの考え方を持つ人間が最終的に勝者となるのか、見物である。

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紙の本哀しい予感

2002/06/18 21:22

自分探しの旅

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 この物語は主人公弥生の自分探しの旅である。
 弥生は家の建替えで仮住まいした家で不思議な映像を観る。そして、自分の内に眠っていた過去の片鱗に触れることになる。
 弥生は父、母、そして弟の哲生に囲まれた幸せな家庭で育った。だが、彼女はよく家を空けた。そして、変わり者の叔母のゆきの家に泊まりこんだ。
 この叔母が魅力的である。陰の魅力、というのだろうか、生命力を感じさせないゆきのの家は、弥生の住む家とは正反対な存在だった。育った家が発する健全すぎるエネルギーが身体の内側を満たすのを、彼女の心の底にある何かが拒否し、ゆきのの家に向かわせたのだ。
 弥生はゆきのとの生活で自分の記憶の底に眠っていた過去を取り戻す。
 弥生が過去を取り戻した時、叔母が失踪する。ゆきのもまた、自分探しの旅にでかけたのだ。
 過去を取り戻した弥生、そして、弥生が過去を取り戻したことで現在の自分の行き方を見直すようになったゆきの、二人はどう進んでいくかの岐路に立ったのだ。
 二人にとって重要な人間、哲生とゆきののかつての恋人・正彦の健全さをどう受け止めるかが、この物語のポイントである。弥生とゆきのはどんな生き方を選択するのかは、読んでのお楽しみ。

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紙の本工学部・水柿助教授の日常

2002/06/16 19:24

ミステリアス・エリアそれは大学だ!!

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この物語の語り手・水柿君はN大の助教授である。後にミステリー作家になる彼の日常が語られるこの物語、フィクションである。M大助手からN大助教授となる〔おまけに助手になってすぐに結婚した〕水柿君の経歴が、また、その専門分野が作者・森博嗣にそっくりであっても、水柿君が物語の中でフィクションだと力説している限り、そうなのであろう。
その水柿くんもなかなかのキャラだか、彼の周囲にいる大学の教員や学生たちもユニークである。例えば水柿君の上司の教授、非常にお酒が好きで、M大にいた頃に通い詰めていた飲み屋は「俺の飲み代でこの店はもっている」と豪語していたが、教授が転勤でN大に行った後、本当にその店は潰れてしまったとか。
そんな彼らの日常にはいろいろとミステリアスな出来事が起こる。ホテルのフロントホールに散らばる梅干の種の怪、海に鉄筋を突き刺す謎の集団、大学敷地内に現れたミステリーサークル、大学の試験会場に現れる変な人たち…。人が死にはしないけれど、ミステリーである。
 人が死なない話はミステリーではないと思われる方は、この物語を変わった人たちが右往左往する大学の内情を描いた「動物のお医者さん」森博嗣版だと思って読まれた方が良いだろう。これプラス夫婦生活の大変さも描かれた森ワールド、ファン必読!!

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紙の本キッチン

2002/06/13 21:00

絶望の淵からの脱出のために

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両親を亡くした後育ててくれた祖母を亡くしたみかげ。不安定な状態になった彼女に眠りを与えたもの、それが「キッチン」である。
 「キッチン」、それは人間が生きていく上で重要な食を生み出す場所である。生命力の元とも言えるだろう。死にふれることで生命力が衰えていた彼女にパワーを与える場所だったのだ。そこにたたずむ、中に食材がたっぷり詰まった冷蔵庫、音と振動を立てるそれは母体を表している。彼女は弱った自分を再生する場所として、みかげには「キッチン」が必要だったのだろう。
 そして、「キッチン」と共に彼女の再生に力を貸したのが田辺雄一とその母〔実は戸籍上では父なのだが〕えり子である。彼らはみかげに彼女の寝るところとしてソファを貸し、共に生活を送り始める。共に生活する人間がいること、また、太陽のようにみかげを照らすえり子の強いエナジーは、彼女に身体と心の栄養を与えた。そして、彼女は再び歩き始めるようになる。
 人は生きていく上で、何度も絶望的な出来事に遭うだろう。そして、その絶望の淵の底からは自分の力で這い出て来なくてはならない。
 自分にそんな出来事が訪れた時、傷を癒すために、大きな力を蓄えるために、みかげが得た田辺家のような心の「キッチン」があれば、と願う。

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フルーツバスケット 8

2002/06/12 23:38

「存在理由」を探して

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面白・感動ネタ満載です。
まず、この巻で初お目見えの草摩利律。3巻で登場した女将の子供なのですが、母にそっくりな激しい思い込みと行動、また、利律の秘密、大ウケです。
そんな利律の抱く「自分の存在理由は何か」という悩みが、この巻の重要なテーマの一つです。
自分がこの世に生きている意味、それを見つけ出せずに悩むのは、利律だけではありません。透も同様なのです。そして、読者の中にもそれを問い続けている人はいるのではないでしょうか? この悩みに透はどう向き合うのでしょうか。
また、これ以外にも高校卒業後の進路を考える時期を迎えた透や夾、由希。彼女たちは将来に大きな不安を抱きます。いつもポジティブな透でも弱気になることがあるのです。
そんな透の悩みを聞く夾。透の悩みを聞いてあげるのは何故かいつも夾ですよね。このことは今後の2人の関係に大きく影響するのでしょうか?
そして、今回落ち込む透の心に栄養剤を与えるのは紫呉の名言です。この紫呉の考え方には全く同感です。大きな問題に直面してどうしていいかわからない時は、紫呉の言う方法で進むしかないんですよね。
こんな感動的な話の後に再び面白ネタが。「フルバ」の中で1、2を争うお笑いネタではないでしょうか? 春がやってくれます。「お前はミノか?」とツッコミを入れてやってください。

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紙の本フルーツバスケット 7

2002/06/12 23:33

癒し系透の母、大活躍の巻

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またまた新たな十二支登場です。
透の元に通い詰める杞紗の姿に見た草摩燈路が透の元を訪れます。「いじめ」に苦しんだ杞紗を助けられなかった燈路は、自分の不甲斐なさに対する憤りを透にぶつけます。そんな燈路に透は…?
燈路登場以外にも見所満載。
夏休みが近づき、スクール水着しか持っていない透に新しい水着を買うために、透、由希、夾、そして透の親友・はなちゃん、うおちゃんでお出かけします。そこでうおちゃんと透、透の母が出会った頃の思い出話に花が咲きます。うおちゃんと透に大きな影響を与えている透の母の姿が今ここに蘇る!!

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いよいよ猫憑き・夾の秘められた謎が明らかに…

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いよいよ夾の秘められた謎が明かされます。
猫憑きである夾のもう一つの面、そして、それにまつわる暗い過去。それ故に人とうまく付き合えない夾の元に、彼が師匠と慕う藉真が現れます。猫憑きである自分の境遇に向き合わず逃げ腰な夾に、藉真は強硬手段を使います。その結果は…。
そして、5巻で勇気を出して前進しはじめた由希、この巻でも努力は続いています。苦手な存在である綾女のことを理解し、受け止めようと試みるのです。
ここで今まで謎だった綾女のお店の全貌が明かされます。「男のロマンを売る店」とは…。由希はこんな店の経営者である兄を本当に理解することができるのか?
兄弟の関係がどうなるのかも気になるところですが、いやいや、それ以上に注目なのは、由希の強引さも感じられる王子様的発言でしょう。透だけでなく、女性読者もくらくらすること間違いなしです。

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紙の本フルーツバスケット 5

2002/06/11 22:52

変化する由希に注目!

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湖の側の別荘ライフを「マブダチトリオ」と楽しんだ透たちの前に、春と共に虎に変身した杞紗が現れます。
「いじめ」を受けた彼女は心を閉ざし、口も効けなくなっていました。そんな彼女と似た経験を持つ透と由希。彼女たちは杞紗の心をどう開いていくのでしょうか。
そして、この杞紗の問題は由希の心に大きな変化をもたらします。透の言葉に勇気が出た由希は、今まで目を逸らしていた自分の弱さに向かい合い、それを克服するために行動を起こすようになるのです。今後の彼に注目です。
そんな由希に勇気を与える天使のような存在の透もやっぱり人の子、風邪をひいてしまいます。試験で赤点を取り、更に風邪をひいてしまうような自分に透は情けなさを感じます。そんな彼女に向けられた夾の言葉。透が一方的に周囲に勇気を与えるのではなく、透もやはり周囲から力をもらってるんだなぁと感じさせられたエピソードです。

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紙の本フルーツバスケット 4

2002/06/11 21:35

心に傷との向き合い方

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4巻もいろいろな出来事が起こり、読者を飽きさせることがありません。
紅葉と春が透の通う高校に入学し、ますます学校生活はにぎやかになります。早速問題を起こしてくれますしね〔良くない…〕。
そして、この巻での一番の事件は、この物語の大きな鍵を握る草摩家の当主・慊人が透や由希に接触してきたことでしょう。自分の心に大きな傷を付けた慊人が目の前に登場することで、心乱される由希。
そんな中、由希の兄・綾女が透たちの暮らす家を訪れます。由希とは正反対な性格の持ち主・綾女と、そんな兄を嫌う由希との間に壮絶なバトルが繰り広げられます。普段冷静な王子様・由希が動揺する姿、新鮮です。
また、幼い容姿に似合わず精神面では大人な紅葉の抱く大きな傷もこの巻で明かされます。
由希や紅葉、そして、透も心に深い傷を負っています。その傷は彼らを苦しめ続けています。彼らはその傷にどう対処していこうとするのでしょうか。その答えは…、読んでのお楽しみです。

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紙の本フルーツバスケット 3

2002/06/10 22:08

自分に問いかけて見つける答え

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 ホント、見所満載です。
 マラソン大会の日、2巻にも少し登場した「爆裂かっこいい」容姿でママチャリを乗り回す草摩潑春が由希や夾に会いにきます。潑春の意外な面や、彼と夾のバトル、見ものです。
 また、この巻には、バレンタインデーやホワイトデーという、高校生にとってとても重要なイベントでの彼らの様子も盛り込まれています。夾激ラブな楽羅、やってくれます。
 この巻での私イチオシの見所は、紅葉の語るストーリーと問いかけです。
 社会の常識、というものが存在します。それに沿わずに蔑まれる存在、というものも悲しいですが存在します。だけど、それは本当に正しいものなのでしょうか?
 信じられる正しいこと、尊い存在とは何かは、自分の内に見つけていかなくてはいけないのでしょう。

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紙の本フルーツバスケット 2

2002/06/10 21:06

コンプレックスを抱く人へ

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 1巻で、主人公透、王子様キャラの草摩由希、不器用な、でも優しい草摩夾、着物姿の似合うお笑いセンスたっぷりな話術の持ち主・草摩紫呉、夾に激ラブのキュートな容姿の内に凶暴さを秘めた〔秘めてない?〕草摩楽羅…と、多くの個性的な人物が登場します。
 しかし、まだまだ。2巻でも次々と登場です。
 ドイツの血を引く草摩紅葉と影のある医者・草摩はとりが透たちの高校の文化祭に訪れます。文化祭では、多くの読者〔特に女性の〕が喜ぶか大笑いをするかしたであろう、由希の女装姿が披露されます。重要な見所です〔笑い〕。
 ですが、これ以上の見所は、コンプレックスを抱く夾への透のセリフです。それは…、興味のある方、確かめてくださいね。
 人は誰しもが何らかのコンプレックスを持っています。そのコンプレックスのせいで自信を失い、萎縮してしまっていることが多々あるのではないでしょうか。そんな凍りついた心、透の暖かな言葉で溶かされてみませんか?

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紙の本フルーツバスケット 1

2002/06/10 20:37

心の栄養剤を欲している人に

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 「フルーツバスケット」の魅力、いろいろとありますが、一番にあげられるのはキャラクターの良さでしょう。
 主人公の本田透。彼女は父を幼い頃に亡くし、母も交通事故で亡くします。その後、父方の祖父に引き取られますが、家の改築することとなり、その間テント暮らしを余儀なくされます。学費などを自分で稼ぐ、けなげな少女です。普通の女子高生とはかけ離れた不幸な境遇にいるはずの彼女ですが、純真で常にポジティブ。彼女を見ていると「いい人になりたい」と思えたり、元気が出たりします。まるで心の栄養剤です。
 そんな彼女が級友の草摩由希の家に居候することとなります。その草摩家には大きな秘密が。草摩家の中には「異性に抱きつかれたり体調を崩すと十二支に変身する」という呪いがかけられた者がいるのです。彼らはその呪いからくるいろいろな悩みを抱いています。ですが、その悩みは世の思春期の若者が、いや、大人たちも抱いている悩みなのです。いろいろな悩みを抱いる登場人物がいるので、自分に似た悩みを抱くキャラがいるはずです。そんな彼らが自分の問題を解決しようとする姿から、自分の悩みを解決するヒントがみつかるかもしれません。
 1巻から私が学んだコト、それは、「人はどんなに優れて見える人でもそれぞれいろんな悩みを抱いていて、萎縮しまっている。その悩みの解決への一歩は、人のことを知り、相手にも自分の内を見せ、そんな自分を人に受け容れられて初めて踏み出せる」、ということでしょうか。

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