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    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

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    中野 ジェームズ修一 (講師),日本放送協会 (編集),NHK出版 (編集)

    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

やまたのおろちさんのレビュー一覧

投稿者:やまたのおろち

24 件中 1 件~ 15 件を表示

空と風と星と詩 尹東柱全詩集

2002/07/14 19:53

ユンドンジュって知ってますか?

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

尹東柱(ユンドンジュ)は韓国の詩人である。第二次大戦中日本に留学していたが、ハングルで詩を書きつづっていたために、ある日、独立運動の嫌疑がかけられ、特高に連行。その後、福岡刑務所に送致され、わけのわからぬ薬を何本も注射された挙げ句、獄死。
「死ぬ日まで天を仰ぎ/一点の恥辱(はじ)なきことを/……」(序詩)に始まるこの詩集からは、若さゆえの清純な感性がほとばしり出る。
朝鮮人弾圧のさなかにあって、決然とハングルで詩を書き、故郷や星々や弟たちを歌ったこの詩人の強さとやさしさが思われる。
彼の抱いていた哀しみ、彼の詩に流れる寂しいトーン。私たちはもう一度、そこに立ちもどらなければならないのかもしれない。

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紙の本1984年

2002/07/24 00:25

情報化社会

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この小説は近未来のSF小説であるが、現代の情報化社会の中に潜む恐ろしさを内包している。情報という得体の知れない物をだれかが一元管理したときに、小説にあるように過去の改ざんによって、現在が輝かしいものであると人々に思いこませたり、存在すら不確かな仮想敵国を信じ込ませたりというような、不気味さに背筋が寒くなる。この小説の出来事はある意味でこれから起こりうることなのではないだろうか。

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氷山の一角

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 私たちはついつい目に見える学力で子供たちを判断しがちである。具体的にはテストの点数とか、何かをやりとげた成果とか。もちろんそれはそれで大切ではあるが、人間の能力にはそういう方法だけでは測れないものがたくさんある。私たちはそのことを忘れているのではないか? 大人も子供も。教師も親も、そして子供自身も。「見えない学力を大切に」という言葉は、そのような私たちにとても大きな示唆を与えてくれる。
 山の高さを支えるためには豊かな裾野の広がりが必要だし、海面に出ている氷山を支えるためには海の下の見えない氷山が必要である。
 そんなことに気づかせてくれる良書である。

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和泉式部日記 上

2002/07/03 23:29

和泉式部

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

平安時代の代表的歌人、和泉式部の一つの恋を描いた名作である。
情熱的で心のこもった歌を数多く残している和泉式部は、他方恋多き女としても有名である。それを非難する人もあるけれど、彼女の求めていた「恋」の奥にある純粋なせつなさは、萩原朔太郎が「千古の名吟」と評した「つれづれと空ぞ見らるる思ふ人天下りこむものならなくに」という歌からもうかがい知ることができる。彼女は自分に対してとても純粋であった。自己の感情に対して、とても誠実であったのだ。
この物語は1年ほど前に亡くなった恋人、為尊(ためたか)親王の思い出に浸っていた式部のところへ、その弟である敦道(あつみち)親王から手紙が届けられるというところからはじまる。二人は恋に落ちるのだが、平安時代と言う身分社会の中で、受領の娘(中流階級)と皇族(雲の上の人)との間の決定的な身分差はいかんともしがたい。
男が女の許に通う「通い婚」が普通であった当時において、窮屈な身分である親王の訪れは途絶えがちになる。そのような状況のなかで、親王は「召人」として式部を自邸に招くことを申し出る。召人というのは、主人に仕える「女房」のなかで特に主人と情交関係にあった者のことを言い、比較的恋愛が自由だった平安時代にあっても、社会的に軽蔑の対象となった存在である。そういう申し出を受け、式部は思い惑い、出家を考えたりもするのだが、結局、親王の申し出を受け入れる事になる。
そうした展開のなかで、思い惑う一人の女の心理が見事に、そしてかなしく表現されている。現代語訳はもちろん原文(古文)でも読み味わいたい作品である。

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紙の本文章読本 改版

2002/06/17 21:02

文章修業

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上手な文章を書きたいと願う人には必読の書。「名文を読む」ことの大切さ、「ちょっと気取って」というスタンス、「達意」ということの基本、などなど、とても参考になることが多い。さらに、引用されている文章の多彩さ、引用文を読むだけで、その本が読みたくなる。文章読本は数あるけれど、面白く、ためになるという点ではこの本が随一である。

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紙の本檸檬 改版

2002/05/28 21:28

これは古典的名作

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とても、とても、美しい散文詩的作品です。見たこともない当時の京都の町ががあざやかに浮かびます。しつこい憂鬱がたった1個の檸檬によって紛らわされる逆説。檸檬と出会う前と後の作者の心情の対照。深く深く心にしみ入ります。あるいは人生は逆説(パラドックス)に満ちているのかもしれません。

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子どもたちが語る登校拒否 402人のメッセージ

2002/07/25 22:04

子どもたちの声を聞いて!

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いろんな子どもたちのいろんな感情が込められている。
乱暴な言い方をすると、登校拒否になる子は、きわめて感受性が豊かで、繊細で、物事をまじめに考えている子が多い。これですべてをくくることはできないが、そんな印象を受けた。
学校へ行けない自分に対する自責の念、学校に行っていないことに対する罪悪感。そんな文章や詩をまのあたりにすると、むしろこういう子どもたちの感性こそが正常で、彼らや彼女らを問題視する現代という時代に安穏と生きている我々の方が異常なのではないかという思いが去来する。

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不登校(学びの多様性について)

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不登校の問題は現在深刻である(厳密にいえば深刻なケースが多い)。しかし、その深刻さについて「何が、あるいは、なぜ、深刻なのか」という基本的な事柄が案外あいまいなままになっているのではないだろうか。
たとえば、不登校は「学校不適応」という言葉で言い換えられる。でも、「学校」に「適応」できないことは悪いことなのだろうか? 学びの場、あるいは学力を獲得する場は「学校」だけではない。「学校」は近代が生み出したいわば効率的に学びを獲得する場の一形態にすぎないと考えれば、「学校」に行かないことは効率的に、そして(国の補助があるので)安価に、学ぶという権利を放棄しているにすぎない。
したがって、そのこと自体はそんなにたいしたことではない。問題なのは、このことを「問題」だと深刻に考えてしまう点である。人間の心は常に不安定であり、「学校へいかない自分」を親たちが、先生が、そして自分自身が否定してしまう点である。そうした状況のなかで助長される自己否定がトラウマになってしまう点である。
多くの人に本書を読んでいただいて、不登校問題の「問題」になっている本質を考えてもらいたいと思う。

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現代の子どもたち

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学力低下や最近の子どもたちの学習時間の低下が叫ばれて久しい。それを受けて学習時間の確保とか、いかに学ばせるかという視点でのみものをいう風潮の中にあって、本書はなぜ子どもたちが学ばなくなったのかということを、子どもたちが置かれている現代日本の社会環境を鋭く分析している。
高度経済成長ははるか昔に終焉を迎え、したがって、それを背景にした、いままでの教育スタイル(ヨーロッパの近代文明に早急に追いつくことを至上命題としたいわゆる詰め込み教育<氏は東アジア型>という)の行き詰まりを指摘し、その抜本的改正とともに、学ぶことの本質にまで言及している点は氏の学識の深さを感じさせる。
氏の主張がどの程度教育の現場で受け入れられ、それが子どもたちの「学び」に反映させるにはどうしたらよいか方法論においてはやや抽象的ではあるが、「勉強」という日本独特の「学び」を表す熟語に象徴されるような、つらくて、厳しくて、耐えて、というような学習ではなく、豊かで、楽しくて、充実した『学び』の獲得こそが、これからの教育の基本となるべきだろう。

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天の夕顔 改版

2002/07/24 00:36

純粋な恋

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かくまでも純粋な恋愛がこの世にあるだろうか。これほどまでに一途な恋の物語がこの世にあっただろうか。「若きウェルテルの悩み」も「ロミオとジュリエット」もこの小説の純粋さには及ばない。奥飛騨の山の村にこもる主人公、花火とともに打ち上げる夕顔の花。源氏物語の夕顔の巻をもかすかに連想させつつ、主人公の哀しい恋は終わる。

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逆説的

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タイトルからして逆説的です。学校はどうしてこんなに子どもたちにとって「いやな場所」になってしまったのだろう、と考えさせられます。アフガニスタンのみならず、世界中には「学校に行きたくても行けない子」があふれています。
物事を本質から考えてみましょう。基本から考えるべきです。「なぜ」という問いを大切にしたいです。大人である私ももう一回、今の生活に「なぜ」と問いかけて見ようと思います。

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清兵衛と瓢簞・網走まで

2002/07/24 00:05

網走まで

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汽車の中で知り合った女性。乳飲み子を抱いた彼女は遠く網走まで行くという。その彼女に関して主人公はいろいろと思いを巡らし、彼女の運命を想像し、心を痛める。文章の完成度に関してはいわずもがなだが、翻って、現代の汽車の旅を思うとそうした邂逅がすべて遮断されてしまっているように思う。出会い系のサイトの氾濫は、そうしたさりげない邂逅の欠如からくる欠乏感によるものなのかもしれない。

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紙の本りゅうりぇんれんの物語

2002/06/24 00:27

強制連行

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 旧日本軍にはこんな歴史もあったのです。
 ここに描かれている事実は、もちろん日本軍の特殊な事情という訳ではなく、人類すべてにあてはまる。有史以来の歴史は戦争の歴史であるし、その間、征服者は被征服者に対してずいぶんとひどいことをしてきている。
 これは個人の物語である。大戦中に中国から強制連行され、北海道の炭坑で働かされていた一人の「人間」が、北海道と大陸は陸続きだと思い込み、脱走する。そして、彼は終戦も知らずに逃げ続ける。
 そうした個人的悲哀の、奥から沸き起こる「戦争」というものの本質的な理不尽さへの怒り。これほどまでに「個人」のかけがえのない人生を容赦なく踏みにじる権力者のおごり。そして自分ははたしてそれに与しないだけの、理性や強さを身につけているのかと言う内省。自分がうまれる前だけれど、「原罪」という言葉の持つ意味。

 さまざまに考えさせられる本でした。

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紙の本おもしろくても理科

2002/06/19 21:46

おもしろくても

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まず、「おもしろくても」というタイトルの意味に当惑させられた。「おもしろくても理科」とはどういうことなのか? 少し読むとその意味が理解できた。「文系人間」を自負している人には「理科=おもしろくない」、つまり理科はおもしろくないもの、わけのわからないものの代名詞として定着しているのだ。ニュートンの運動方程式、アインシュタインの相対性理論、化学式、数式などなど、頭が爆発しそうになった人も多いと思われる。かくいう私もその一人。高校時代「加速度」「自由落下」なんていう物理学の用語を聞いたとたんに、すべてが思考停止に陥った事を思い出す。
清水氏のこのタイトルは、「そうじゃないんだよ。理科だってちょっとかじればおもしろいんだよ」という意味だったのだ。
「時間」の問題、「宇宙」の問題からはじめて、あの「理科」をおもしろおかしく、冗談をまじえながら、素朴な疑問とわかりやすい(むずかしいところはええい省いちゃえみたいなスタンスの)解説で、読者を飽きさせる事なく、「ふうんそうなのか」という満足感に導いてくれる良書である。
とりわけ私が気に入ったのは、現在二酸化炭素が増加して、人類はいろいろと四苦八苦しているが、そもそも地球は二酸化炭素の星だったし、そのなかで栄えた生命もあった。ところが、「光合成」なんてとんでもないことをする奴が出現して、それまで二酸化炭素の中で生きてきた生物の生存がおびやかされ、結局「酸素」大好き生物が勝って、「二酸化炭素」大好き生物は絶滅か、それに近い状態に追いやられた云々という話。
地球は人間だけのためのものじゃないんだと実感しました。

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紙の本谷川俊太郎詩集 新版

2002/06/19 21:26

空の青さを見つめていると

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空の青さを見つめていると/私に帰るところがような気がする/「62のソネット」の中のこのフレーズを私をどきっとさせた。こんなふうに明快に、こんなふうに単純に、本質を突く事ができるのは、言葉の不思議な力だ。改めて、詩人の才能に思い至る。

詩というものは不思議なものだ。人間の心というものも不思議なものだ。「みんなの中に遍在したい私の愛、しかしあっけなく捨てられる私の愛」、「くりかえす日々の中で、探し求める明日、遠い明日、切なさ」、「生長するとは、過去を獲得する事、過去を獲得するにつれて存在の不可思議さを感じ、途方に暮れる青春時代」、「二十億光年(あるいは百五十億年の宇宙の歴史)、の中での孤独の実感と、それを止揚しようという悲しい試み」。谷川俊太郎の詩集は、人生のやさしさとあたたかさ、そして切なさを感じさせてくれる作品です。

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