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    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

海月 繭さんのレビュー一覧

投稿者:海月 繭

14 件中 1 件~ 14 件を表示

世紀末の女神たち

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ミュシャは、19世紀末のフランスで活躍した、イラストレーターです。ミシャは卓越したデッサン力を持ち、また色彩感覚、造形感覚も卓抜です。
 ミュシャの描く女性たちは、長い髪をなびかせ、花を身に纏い、長いドレスを体にまつらわせて、そして神秘的な瞳で鑑賞者を見返します。彼の描く女性たちは、生身の女性の持つであろう肉体性を持たず、まるで天女のように軽やかです。
 またタッシェンは印刷レベルが高いのにもかかわらず、値段がとても安価です。とりあえず、ミュシャの画集を一冊買おうと思った時に、最適ではないでしょうか。

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夢見る人形

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 『観用少女』の2巻です。作者の筆は、ますます冴え渡っています。
 6つの短編が収録されており、どれも珠玉の出来ですが、わたしはミッシング・ブルーという作品がとても心に迫りました。愛情を持って大切に大切に育てられた観用少女には、奇跡が起きるのです。でも奇跡はいつでも、楽しいばかりではなくて、どうしようもなく切ないこともあるのです。詳しいことは、ネタばれになるので言えませんが、ぜひ読んでいただきたい逸品です。
 もう一つのお勧めは「宝石姫」。母親が姉を亡くしたショックで、精神錯乱になってしまい、男の子である弟を姉だと信じてしまいます。それで、この短編の語り手である僕は、女の子のかっこうをして姉のふりをして過ごすのですが。ある日、母親は姉にそっくりな観用少女を購入するのです。母は、姉ばかりを愛していたので、僕は姉のふりをして愛されるのであっても、良かったのに、母親の愛情は人形に奪われて行くようで....。そんな少年の複雑な気持ちが観用少女との触れ合いで解けて行く過程がとても素敵です。

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桜の花弁のように煌めく物語り

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 降りしきる桜の花弁のように、きらめく美しい物語です。この作品を読むと、少女の頃の胸の痛みを思い出して、切なくなります。吉野氏の感受性の鋭さと無垢さには、感嘆します。
 主人公の真央子は、ごく普通の高校1年生。一人っ子で、体が弱かったので、両親に溺愛されて育った。そんな真央子は、高校の入学式で、これまで見たことがなかったような、美少女と出会う。少女の名前は、立花(りっか)。立花は、母親がナイフを投げ付けたせいで、小指に傷がある。指がほんの少しだけれど、うまく動かなくなって、音大を目指していたのだけれど、諦めたのだ。そんな立花が好きなピアニストがグールドだと知った立花は、お小遣いでグールドのCDを買い、その音楽に浸る日々。つまり、真央子は、立花に夢中だった。でも立花は、真央子にそっけない。真央子は、切なくてしょうがないのだけれど…。そんなある日、立花は……。
 続きは作品でどうぞ。
 思春期の少女の、揺れ動く恋心が切なく美しい物語です。

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美しき秘め事

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波津淋子氏は、長篇よりも短編作品を膨大に描いて来たのですが、短編ゆえにどの単行本にも収録されず埋もれてしまった作品が多く存在します。
 波津氏の長篇作品は『雨柳堂夢話』や『異国の花守』などが有名です。
 それらの作品もとても素晴しいのですがでも、この短編を読んで、しみじみと感動しました。
 彼女の作品は、まず趣きがあって、感情表現が繊細です。絵柄も、その作品世界に相応しく、繊細で、表情が豊かです。色彩感覚に優れているので、カラーが素晴しいです。
 タイトル通り、一冊に9つもの短編が入っています。どれも素晴しいのですが、私は特に、「花の家」が印象に残りました。これは、日本画家の妻の回想(設定が素敵ですよね)によるストーリです。彼女の夫である画伯は「あなたのために描けるだけの花を描きましょう」と言ってプロポーズしました。でも、桜だけは描かなかったのです。その謎の答えを、画家の妻が語るという形式でストーりーは展開します。
 人は誰しもその人だけの秘密を持っているはずです。その中の、美しい秘め事だけを、そっと語ってくれる。そんな夜話を、そっと聞き入ってみて下さいませ。

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月にひらく襟

2002/05/31 23:01

月と碧色ソーダ水

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 作者鳩山郁子は、ガロ出身の鬼才の一人である.
 彼女の繊細なタッチが創出する世界は、これまで幾度眠ろうとも見ることの出来なかった、最上の美しい夢のようである.ほっそりとした手足を持つ、ユニセックスな少年たちは、夢の世界の住人に相応しい.
 ストーリーらしいストーリーは展開されない.束の間の夢のような物語りたちである.鳩山郁子氏は、長野まゆみ氏の装丁を手掛けていたこともあり、お互いに親密な親交が当時あったと思われる.初期の長野まゆみの世界観と類似した面がある.また、長野まゆみの初期作品のファンだった者は大抵、鳩山氏のファンでもある.
 さて彼女の描く絵柄について、文章で具体的に説明するのは困難だが、私の感想としては、銅版画を連想する.一頁上で目に入る白黒のバランスが計算つくされているので、たぶん額縁に入れて飾ったしても様になるだろう.
 

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もう一つの地上楽園「きたのじゅんこ」の世界

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 きたのじゅんこ氏の描く世界は、どこまでの無垢でまっさらな処女雪のようである.
 きたの氏の描く少年少女の瞳は、透明で清らかで見ていると吸い込まれてしまいそうになる.まるで、誰も足を踏み込んだことのない、遠い山奥の森の中にある湖のように、静かで静寂で穢れを知らない.
 一体、こんなにも純潔な存在を描きえるきたのじゅんこ氏はどんな人なのだろうと驚嘆さへ感じる.だがしかし、作者がどのような人かは、実際に知り合う機会を持たない一読者の私には伺い知りようがない.
 ただ、彼女の描く世界の清らかさに、痛んで疲れた心を癒される大人が一人居るということ.そして、同じく浮き世に疲れてしまった人に、きたの氏の描く無垢な地上楽園に、お誘いしたいということをのみをここで述べておこうと思う.

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紙の本震える眼蓋 恋月姫人形作品集

2002/05/30 21:23

羽化することなき魂のために

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 なぜ人形は私にとって魅力的なのだろうか? やはり、究極の美しい魂だからからではなかろうか。人形は、からっぽで、そして美しい器なのだ。だから、我々観者は、そこに夢を託し得るのだ。
 恋月姫の生み出す人形は、儚く繊細で一時の夢のようだ。極上の美をたたえた少女のようだ。
 しかし、彼女の人形が現実の少女と異なるのは、永遠のその姿を変えないことである。だから、かつて少女だった女性は、その美に自己の失ってしまった過去を想起させる、恋月姫の人形を愛さずにはいられない。
 少女だった頃の自分を失いたくないあらゆる女性に、この作品集をお勧めしたい。

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紙の本天国狂

2002/06/06 16:23

異形のものの住まう場所

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 金と黒から構成された表紙が美しい。19世紀末イギリスで活躍した挿図画家ビアズリーを思わせる。内容は美しい表紙に違わず、密度の濃い耽美な世界が展開されている。高屋氏の描く世界は、単に美しいのではなく、毒を含んで濃密なので、単純に好ましいと思える人ばかりではないと思われる。斯く言う私も、狂気じみた才能を感じつつも、単純に好きだとは思っていない。だが、人は常に清浄で整った世界ばかりに満足していられるものではない。だから、時に恐ろしいもの、醜いもの、異形のもを覗き込みたくなるのだと思う。高屋氏の世界は、私たちの住む日常を一歩離れた所にあるという意味で天国なのである。

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青い花冠

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 『観用少女』も、4巻となりました。作者の筆致の冴え方は、これまでの中でも最高に乗っていると思います。全部で4話が掲載されていますが、「青い花冠」は、これまでの全ての作品の中で最高傑作だと、わたしは思っています。
 観用少女の頭に特殊な種を植え付け、最高の環境で最高の愛情によって育てると、美しい寄生植物を咲かせることが出来るのです。主人公の青年は、便利屋を営んでいるのですが、ある金持ちの道楽人に、観用少女の頭に「青い花冠」が咲くのが見たい、それを見ることができれば高額の報奨金を払うと以来されるのです。でも、花冠をは観用少女の身体を栄養として、咲くため、花冠が咲いてしまうと、少女は死んでしまうのです。観用少女を愛してしまった、便利屋の青年は悩み抜くのですが...。
 メランコリックな傑作作品です。ぜひお手に取ってみて下さいね!

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世紀末の夢

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 『観用少女』3巻目です。一話完結形式ですので、1巻2巻を読んでいなくても、大丈夫です。
 6話の短編が収録されています。どれも、素晴しいのですが、わたしは木になる難病にかかった男の話がとても好きです。体調が悪いため、医者にかかったら、木になってしまう病気だと言い、田舎で療養生活をさせられてしまうのです。男は、ばかばかしいと、都会に帰ろうとするのですが、その療養所には、美しい観用少女たちが一緒に住んでいて、帰り難くなるのです。
 観用少女のほんわり笑顔と、仙人みたいな療養する老人たちのほのぼのとした物語なので、読んでいて、癒されます。
 ぜひぜひお勧めします!

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極上の夢をどうぞ

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 著者の川原由美子氏は、『前略 ミルクハウス』で小学館漫画賞を受賞した作家です。それだけに、作画力、ストーりー展開などなど、あらゆる点で申し分ありません。ですが、この物語りは、波乱万丈のストーリー展開であるとか、激的な展開とかを求める方には向かないと思います。うっとりと夢想をしてしまうような多感な方、幻想文学を愛する人など、お昼間に属性があるより夜の月の下で羽を伸ばし夢想する、詩人気質な方々にこそ、処方したい「夢物語」なのです。
 では、本書はどのような物語りなのかと言えば...。とある世界の、とある時代の、とある国で、とても高価な観用少女(プランツドール)を売買しています。観用少女とは、人間の少女にそっくりで、でも極上の美を備えた人形です。でもただの人形ではありません。食事の代わりに、ミルクと砂糖がしだけを食べ、一日の大半を眠って過ごします。そして、観用少女自身が、愛せると思える人間が、お店を訪れると、彼女ははじめて目を覚まし、そしてそのお客は彼女を買うことが出来るのです。どんなにお金を持っていても、観用少女自身が、お客と相性が悪ければ買うことが出来ません。そして、人間との間の愛情が高まれば、微笑んだり、しゃべったり、人間の女の子のように、コミュニケーションを取ることも出来るのです。
 さて、そんな観用少女をめぐる、悲喜劇が収録されています。全て、短編で、基本的に続き物ではありませんので、まずは1巻だけを御覧になって見ては如何でしょうか?
 人形の笑顔が人に与える夢の数々に、浸ってみませんか。

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紙の本英詩を愉しむ 光と風と夢

2002/07/05 23:12

世紀末の夢

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 本書は、19世紀末の英国の詩人たちの詩を、アンソロジー形式で収録したものです。
 キーツ、シェリー、D・G・ロせッティー、クリスティナ・ロセッティー、イェイツ。彼等の詩はとても美しく、ひそやかな夢のようです。また、D・G・ロセッティーは画家としては日本でも良く知られ、多数の画集が出版されていますが、大変著名な詩人でもあります。そうであるにも関わらず、日本ではあまり翻訳本が出ていないようにように思います。本書は、ロセッティーの詩の翻訳が収録されているので、絵画に劣らず美しいロセッティーの詩の世界を知ることが出来ます。また、編訳者の松浦氏が、詩のイメージに沿って選んだ、世紀末の絵画が挿図として多数収録されています。表紙のサンディーズの<少女の肖像>が装丁されていますが、おそらく知る人ぞ知るというような画家ではないのでしょうか? まぶたを閉じた少女がとても雰囲気があります。世紀末の英詩の世界を知りたい方に、お勧めします。

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壊れやすさと危うい美しさ

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 藤原薫氏、その繊細な描線が織り成す美しい絵柄によって、マニアックな人気を持っている。藤原氏は都立の美術高校の出身である。所謂従来的な少女漫画と異なる、独自性のある絵柄を描けるのは、美術教育の素地があるからかと納得した。『昔の話』は藤原薫の短編作品集で、7つの作品が収録されている。ストーリーは、思春期の少女の見るメランコリックな夢のような物語りたちである。現実に疲れたら、しばし、藤原氏の描く、触れれば壊れてしまいそうな危うい美しい世界に誘われてみることをお勧めする。

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高畠華宵・美少年図鑑

2002/06/02 00:23

華麗なる大正ロマンの世界

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 高畠華宵は、大正期に絶大な人気を誇ったイラストレターです。
 彼は、少年雑誌や少女雑誌で、美少年や美少女を描きました。華宵の描く、少年は長い睫毛に縁取られた大きな瞳から強い輝きを放ち、しなやかに身をこなし、凛々しくありながらも同時に妖艶な美しさを備えています。未だ華宵の少年たちと邂逅されたことのない方は、ぜひ本書によって華宵の描く豊饒な浪漫世界を覗いていただきたく思います。
 

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